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カブトムシの簡単捕まえ方講座!活動時間や捕まえやすくなるトラップを徹底解説!

カブトムシは角がかっこいいオス・丸いフォルムがかわいいメスとどちらも魅力的ですね。その取り方捕まえ方は活動時間や時期や生息地を知ることで簡単に何匹もとれることも。捕まえやすい時間や餌を使ったトラップの作り方などカブトムシの取り方捕まえ方を解説します。
2020年8月28日
佐藤3
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はじめに

カブトムシの取り方は?活動時期を知り大量捕獲

カブトムシ採集は活動時期や時間・探す場所などコツを知ることで楽にとれるもの。何も知らずにやみくもに探しても運がよくても数匹、見つからないときは0匹ではありませんか?オスメス関わらずたくさんの数が欲しいときはバナナやメロン・りんごなど果物や蜜を使った餌トラップを正しい場所に仕掛ければもっと効率的です。夜に見つかることも多いカブトムシを夜出歩けない人でも捕まえるやり方もあります。自分にもできるカブトムシの取り方を見つけましょう。

取り方の前に!カブトムシの特徴を知ろう

カブトムシについて

コガネムシ科真性カブトムシ族に属する昆虫でオスの頭についた大きな角が目印で子どもに人気があります。名前の由来はその姿が日本の武将が付ける兜に似ているため。夏に成虫になることから夏休みはカブトムシ採集にはうってつけの季節です。

オスメス別カブトムシの特徴

体の大きさはオスの方が多少大きめ。メスには目印の角がなくころんと体つきをしています。幼虫の時期にオス・メスを見分けるには胴体の下から数えて2つめの線の上に-またはvのような印があるのがオス。何もないのがメスです。同時期に生まれて同じような餌を食べてきた個体なら大きいのがオス、小さめなのがメスという特徴もあります。

1年のうちのカブトムシがいる時期

カブトムシは約1年かけてタマゴから幼虫・さなぎと経て気温が23度以上になるころに成虫になります。それまでは土の中にいるので見かけることはほとんどありませんが、夏になると外に出て餌を食べまた子孫を増やすため活発に活動するので誰でも見つけやすいでしょう。

カブトムシの取り方は生息地を知ることから

時間帯によるカブトムシ生息地

土の外に出てきたカブトムシはその生態によって朝や夜といった時間帯での生息地を変えます。その生息地を知ることで夜しか見つからないと思っていたものも、見つけやすくなるでしょう。

朝の時間のカブトムシの生息地

実はカブトムシは大人になっても土の中に隠れていることもあります。また葉っぱの影や枯木の下など日陰になるところに隠れていることも多いです。

夜の時間のカブトムシの生息地

朝は日陰が生息地なこの虫も夜になるとあちらこちらへと移動して餌を食べたり繁殖するために相手を探すのです。そのため夜の生息地は食べるものがある木の周りや暗いところにポツンとつく明かりにも集まるようになるでしょう。これは夜に飛ぶときに月のあかりを頼りにして水平を保つ習性からきているといわれています。

カブトムシがいる木は餌があるところ

カブトムシの餌は樹液

カブトムシ探しには餌がある場所を知ることも大切です。この虫の食べ物は木から出る樹液。この樹液はカブトムシだけでなくいろいろな昆虫に人気があるので木さえわかれば樹液の場所は見つけやすいです。

クヌギ

樹液は広葉樹から出てその中でも特にどんぐりの木としても知られるクヌギはカブトムシの木としても有名です。幹はゴツゴツとしていてひび割れもたくさんあり、葉は長い楕円形。葉脈の先にはとげのような突起がたくさん出ている植物です。

コナラ

コナラも秋になるとどんぐりができる木。クヌギとにている幹や葉の形をしていますが葉のとげの部分が控えめかほとんどなく、その形もわずかではありますが先の方が広くなっているのが特徴。

柳の木もカブトムシの生息地

クヌギやコナラほどではありませんが柳の木も大きく古くなると樹液を出すものがあります。しかしなかなかカブトムシの生息地となる土がある場所でそのような柳を見つけることは難しいので、上記どちらかの木を目安にした方がよいでしょう。

簡単!カブトムシ捕まえ方1.餌トラップ


餌トラップの仕組み

カブトムシを捕まえるなら餌トラップが良いという意見をたくさん見かけますので、まずはその仕組と作り方から解説します。餌トラップは虫が好む甘酸っぱい香りで虫をおびき寄せる仕掛けです。昼仕掛けて夜に見に行くだけなので簡単にとれるでしょう。

材料と作り方

材料はよく熟したバナナがコスパもよく一般的ですが、腐りかけで人は食べられそうにないりんごやメロンなどでも代用できます。それに焼酎と砂糖をふりかけビニール袋などに入れてぐちゃぐちゃに混ぜ合わせるように潰していきます。半日-1日くらい放置すると虫が好む臭いを出すようになるでしょう。

仕掛ける場所

仕掛けるのはもちろんクヌギやコナラなど普段から樹液に虫が集まる場所。その周りに隠れていることが多いので、よりおびき出しやすくなるためです。ビニール袋から台所用ゴミネットなどに移し替えてビニール紐で幹にくくりつけておいてください。高い方が良いという説もありますが取るのが大変なので手が届くところでOKです。

簡単!カブトムシ捕まえ方2.光トラップ

光トラップの仕組み

カブトムシは月を頼りに並行を保って飛ぶので光がある方へと集まる習性があります。これを利用したのが光トラップ。もちろん他の夜行性の虫たちも同様に集まってきますが時期によっては大量のカブトムシを一気に短期間で集めることも可能でしょう。

材料と作り方

Photo by yto

使うのは大きな白いシーツと投光器。LEDライトでは光が弱いのであまり効果が出ないといわれるため、投光器がない場合はLEDではない大きめな懐中電灯をいくつか準備してください。

仕掛ける場所

仕掛けは森や林のようなクヌギコナラの木がたくさんある中の開けた場所が適しています。まずは地面に白いシーツを広げ、それを真ん中にするように投光器や懐中電灯で周りの木々を35-45度くらいの角度を付けて照らします。こうすることでその光を目指して虫が引き寄せられ白いシーツの上に落ちるというもの。

簡単!カブトムシ捕まえ方3.木を叩く

木を叩くとカブトムシが落ちてくる

これは何も道具がない人でもできる取り方で、カブトムシが活動する時期であり木の葉の影などに隠れて姿が見えない時間帯でもとれる可能性があります。もし夜には森や雑木林に入ることができないけれど何とかして手に入れたいと思うなら試してみる価値はあるでしょう。

叩き方はソフトに!強く蹴らない

昔の子どもたちはよくクヌギやコナラなどの木を蹴って落ちてくる虫を捕まえていました。これはこの虫の持っている防御反応を利用したやり方。本来は虫を食べる鳥に揺らされた枝に反応して下に落ちて逃げるので、ぐらぐらするまで揺らしたり強く蹴らなくてもソフトな振動でOK。木を傷めるような行為はしないでくださいね。

捕まえ方のコツは落ちる場所

昼は葉っぱの影などに隠れているため幹にはほとんどいません。ですので落ちるのは枝のある幹から少し離れたドーナツ型の範囲。ガサッという音を頼りに幹から少し離れたところをチェックして捕まえましょう。

簡単!カブトムシ捕まえ方4.生息地を見回る

見回るのは夜がおすすめ

夜の時間に出歩けるけれど道具を何も持っていないという方は、いそうな場所を回ってみるだけでも手に入ることもあります。できれば昼から樹液のある木や虫が集まる自動販売機・街灯の場所などに目星を付けておけると良いですね。

見回るだけなので簡単

この取り方はいそうな場所を探し見つけたら手や網などを使って捕獲するだけなので、とても簡単です。ただし集めるのは天然の樹液や人工の明かりです。他の人も気にして見てもしかしたら先に取られてしまうこともあるので、競争率は高く運に左右される方法となるでしょう。

虫あみも用意しておく

このやり方でより上手に取る方法は、他の人が届かない高所の虫を狙うこと。虫あみは持参するのがおすすめ。また虫が活発に活動する時間を把握しておくとより捕まえやすくなります。カブトムシの場合は夜20-22時が一番活動的になるといわれています。


簡単!カブトムシ捕まえ方5.雨の日の生息地

雨の日は生息地が変わる

トラップを仕掛ける場合もいそうな場所を歩き回る取り方でも知っておきたいことは、時間や生息期間だけではありません。雨や気温などでも虫はその日は活動をやめてしまいます。もし雨の日に虫探しをするなら餌や明かりは役に立たないでしょう。

雨の日の狙い目は葉っぱの影

人と同じように虫も雨の日は雨宿りをします。この天候だと虫は食事もせずにただじっとしているだけです。逆に見つけさえできれば捕まえやすい状態ともいえます。いる場所は葉っぱの影が狙い目。暗いので懐中電灯などで照らして探しますが白色だと虫を驚かせ逃げられてしまうので、カブトムシが反応しないよう赤いセロファンなどをかけた明かりで照らして余裕を持って捕まえましょう。

簡単!カブトムシ捕まえ方6.気温

カブトムシが活発になる気温

カブトムシを探すならその日の気温も大切です。動き回って餌をとったり繁殖をするには23度以上の気温の日といわれているからです。実は日本でも北海道には元々カブトムシがいなかったと聞くと、この気温も関係あるのかと思い納得してしまうのではないでしょうか。

涼しい日には見回っても見つけにくい

高度が高い場所であったり冷夏などにより動き回らない日も出てくる甲虫。そんなときにはいくら探してみても見つけにくいのであまりオススメできません。その日しか探せないならいざしらず、時間・時期に余裕があるのであればできるだけ活動する日に探した方がよいでしょう。

その地域にいる時期をチェック

日本全国に分布しているカブトムシですが、その地域によっている時期が変わってきます。夏休みなど田舎に帰省して虫取りをするのを楽しみにしている方は、その地域の長期天気予報もチェックしてみてくださいね。

簡単!カブトムシ捕まえ方7.土を掘る

カブトムシのいる木の根元なら幼虫がとれる場合も

時期によっては成虫だけでなく幼虫も採取できる取り方に土の中を掘って探すというやり方があります。まだ夏早い時期であったり、夏も終わりの時期であれば見つけることができるでしょう。カブトムシはタマゴが孵化して1ヶ月くらいでよく知っているあの大きさになります。

目安となる土

幼虫の餌となるのは枯れ葉が微生物により分解された腐葉土。土を食べて大きくなります。そんなふかふかの土を探すことでカブトムシを見つけることができるでしょう。またこのようなやわらかな土には成虫が隠れていることもありますので、どちらも見つけられる可能性が高い場所といえます。

掘ったらきちんと埋めておく

クヌギやコナラの木の根元はこのような幼虫目当ての人に掘られることも少なくありません。掘ったあとはきちんと土を戻しておかないと、毎日のように土ほりをされて根があらわになり枯れてしまうことも。虫を探す程度に土を掘るのは悪いことではないでしょうが、土をきちんと戻すことは心がけてください。

簡単!カブトムシ捕まえ方8.街灯など

街灯などに集まる虫

投光器などがなくても光に集まる甲虫をとることができます。それは街灯や自動販売機など強い光を出す機械に集まる虫を探しにいくことです。もちろん他の虫もたくさんいますが、周りの環境によっては毎日のようにカブトムシがやってくるところもあります。

満月の日は集まらない

Photo byflo222

しかしこの人工の明かりよりも虫たちにとって魅力的なのは月の光です。満月の夜はどんなに明るい光でも本物の月の方を虫が選ぶため、行くだけ無駄になってしまうことも。カブトムシの採取には時期や時間・取り方など決まりごとが意外とあるのがわかりますね。

カブトムシ採取のオススメ装備

装備がなくてとれないでは残念すぎる


取り方は以上ですがいざカブトムシに遭遇しても装備が足りずに取れなかったり、怪我をしてしまったりすることも。ここではそんな残念なことにならないよう装備についてもご紹介しましょう。

オススメの持ち物・服装

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まず服装ですが昼に行くのと夜に行くのでは少し変わってきます。暑い昼であれば熱中症対策も必要になりますし、夜ならば暗がりを歩くための明かりが必要といった具合です。その両方で必要なのは虫かご・捕虫網・歩きやすい運動靴・長いズボンがあります。

虫刺されや怪我の対策も

上半身の服装は半袖でも良いですが、虫よけスプレーはしておきましょう。平らな道ばかりとも限りませんので、運動靴も履き慣れたものがおすすめ。できれば虫かごは紐付きで斜めがけできるバッグタイプであると両手が自由に動かせるのですべって転びそうなときでも体を守ることができますよ。

カブトムシの捕まえ方で気をつけること

装備以外で気をつけることや、事前に連絡をしなければいけないことがあります。これを怠ると事故や事件・住民とのトラブルに発展することもあるからです。

夜は子どもだけで行動しない

もし何かあったときに大人がいないと困ることもたくさんあります。夜は決して子どもだけで虫がいるような林・森などには入らないでください。

木の根元を掘る時は持ち主に許可を取ってから

きちんと埋め直しておけば良いと思われるでしょうが、それが夏の間毎日となるとその土地の持ち主には迷惑がかかり近隣トラブルになることも。その場所の持ち主がわかるのであればひとこと、元に戻しておくので木の根元を掘らせてくださいとひとこと前もってお願いしてからにしてください。

光トラップは近隣迷惑にならないように

カブトムシを取るために投光器を設置する場合も近隣の迷惑がかからないかきちんと確認してください。明かりだけでなく発電機などのモーター音がうるさい場合もあります。場所を選んで近くの方への考慮も忘れずに。

蜂注意

昼なら特に、夜でも木を揺らしたりすると蜂が向かってくることがあります。蜂にさされるとアレルギーを起こして危ない場合も多いので、見かけたら刺激しないよう別の場所に移動した方がよいでしょう。

まとめ

生息地や餌トラップで簡単!カブトムシの捕まえ方

カブトムシの特徴や生態・オスメスの違いから生息地・採れる期間や時間やトラップの作り方や注意点まで解説してきましたがいかがでしたか?危険なことや他の方に迷惑をかけてしまうようなことは避けて、楽しくカブトムシ採集をしてくださいね。

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