初心者向けにベビーリーフの収穫を解説!
気軽に家庭菜園を楽しめる野菜!
近年人気の家庭菜園。庭に菜園を作ったり、プランターで家庭菜園を楽しむ方が増えています。ここでは初心者でも手軽に栽培を楽しめるベビーリーフの育て方から収穫までを解説いたします。植え付けてから収穫までの時期が短く、収穫の喜びを早く実感できると家庭菜園で人気のベビーリーフ。庭の隅っこでも、また小さなプランターでも手軽に栽培できるので、初心者でも気軽にそして簡単に家庭菜園で楽しむことができます。
ベビーリーフは葉菜類の野菜の幼葉
ベビーリーフとはその名の通り、葉菜類の野菜の幼葉のことです。いわゆる野菜の中でも葉を食べる葉菜類の葉の赤ちゃんです。ベビーリーフの種類はというと、レタスや、ホウレンソウ、水菜、ルッコラ、ケール、ビーツ、スイスチャード、チコリ、ターサイ、小松菜など。種から育てる場合はそれぞれの種を混ぜて植えるのでも構いまでんが、園芸店やホームセンターなどへ行くと、すでに種がミックスされたベビーリーフの市販の種が販売されているので、それを購入すると便利です。
ベビーリーフの収穫1:種からの育て方
植え付け時期は春と秋
ベビーリーフの植え付け時期は春と秋です。種から育てる場合、初心者におすすめは、園芸店やホームセンターで販売してしる市販のベビーリーフ用の種を購入すると便利です。ビニールポットやセルトレイに種をまき、苗を育ててから、庭の菜園やプランターなどに植え付けます。苗の植え付け時期は春と秋。種から育てる場合は、植え付けのタイミングを考えて種まきして、苗を育てておきます。
種まきは植え付け時期の1ヵ月前
苗を作るタイミングは植え付け時期の1ヵ月前です。ベビーリーフの種は、「ばらまき」に種まきします。用土の上にバラバラと種をまいて、発芽したら間引きながら苗を育てます。ベビーリーフの種は光を好む種なので、種を撒いたら覆土しないか、薄く土をかけ手で押さえておきます。発芽後は順次、間引きして2~3苗にします。発芽させ苗を育てる時期は、水やりをこまめにしてください。小さなプランターの場合はそのまま種をまいて、プランター内で苗を育てるのでも構いません。
ベビーリーフの収穫2:苗からの育て方
苗の植え付け時期は春の3月下旬~4月と、秋の9月下旬~10月中旬以降。この時期になると、園芸店やホームセンターなどでは、ベビーリーフの苗がたくさん出回わります。種から育てるのが心配の方は、最初は苗を購入して収穫する方法もあります。苗を購入する時は、葉の色が濃く、本葉4~6枚の傷んでいない葉を付けた、株元がぐらついていない苗を選びましょう。
コンテナを作る方法もおすすめ!
ベビーリーフは移植にも強く、プランターなどの容器栽培にも向いているので、色々な種類の葉菜類の苗を購入し、プランターで野菜のコンテナを作って収穫する方法も、初心者にはおすすめの育て方です。少量ずつですが、早く、そして簡単に収穫が楽しめます。
ベビーリーフの収穫3:土について
プランターの場合は市販の野菜培養土が便利!
プランターや小さな植木鉢などで収穫を望む場合、使用する土は、市販の野菜用の培養土を購入して使用すると便利です。ビニールポットやセルトレイで種を発芽させる用土も市販の野菜用の培養土を使うので構いません。
庭の菜園に地植えする場合
庭の菜園などに地植えする場合は、ベビーリーフは酸性度を小尾まないので石灰を混ぜます。日本のように雨の多い土地は、土壌が酸性土壌である場合が多いことと、同時にベビーリーフは水はけのよい土壌を好むので、酸度を整える石灰、そして水はけをよくするために腐葉土などを土壌に入れて耕しておきます。
土壌を耕す目安は植え付けの2週間前!
地植えの場合は、植え付けの約2週間前を目安に土壌を耕しておきましょう。ベビーリーフはほかの野菜のように、地植えする場合、元肥をそれほど必要とはしませんが、緩効性の化成肥料を石灰や腐葉土と一緒に入れて耕しておくと安心です。また地植えでの育て方の方法として、雨による泥の跳ね返りで葉が汚れたり、病気になるのを防ぐため、マルチを張るのがおすすめの方法です。より品質の高い葉を収穫することができます。
マルチ方法とは
マルチ方法というのは、ポリフィルムやビニール、藁、もみ殻などで土の表面を被覆する方法です。土作りを済ませた後、土を盛り上げ畝(うね)を作り、マルチで被覆し、マルチに苗を植える植え穴をあけます。ベビーリーフのような柔らかで幼い葉を、地植えで育てるにはおすすめの方法です。この方法は降雨による土の跳ね返りや、土の乾燥、雑草防止、地温を高める効果のある方法です。
ベビーリーフの収穫4:苗の植え方
プランターに植える場合の目安
プランターや庭の菜園に地植えするタイミングは、本葉が4~6枚でた時期が植え付けの時期の目安です。プランターでの育て方では、幅65cm×奥行20cm×深さ20cmで容量が15~20L程度のプランターに苗3株が目安です。この大きさを目安に、家庭菜園では、苗の数とプランターの大きさを考えて植え付けましょう。プランターは深さよりも、ある程度面積のあるものを選ぶようにしてください。
地植えする場合の目安
家庭菜園で、庭の菜園などに地植えする場合は、春に育てる場合は株はそれほど大きくなりません。株と株の間は15cm程の間隔を目安に植えます。秋に育てる場合は大きく育つので、株と株の間の間隔の目安は25cmくらい株間をあけて植えます。
ベビーリーフの収穫5:植えるときの注意点
植え付けるタイミングを逃さないように!
植え付けるタイミングを逃してしまうと、苗が老化してしまいます。本葉の出かたをよく観察してタイミングを逃さないようにしてください。苗をプランターの植えるにしても、庭の菜園に地植えするにしても、苗をポットから抜くときは割りばしなどをポットの端に差し込んで、土ごとすっぽりと取り出します。ミニチュアのシャベルなどがあれば、活用してください。
日当たりと風通しの良い場所で管理
苗を植え付けるときは、生長点を埋めてしまわないように注意してください。ほかの野菜類の育て方と同様に、地植えのものは、できるだけ日当たりと風通しの良い場所を選んで植えましょう。プランターのものは苗を植え付けた後は、日当たりと風通しの良い場所で管理します。大型のプランターにたくさん植えるのであれば、移動が大変なので、最初の置き場所選びは慎重にしてください。
ベビーリーフの収穫5:水やりについて
発芽するまではしっかり水やりしよう
ベビーリーフを種から育てるときは、発芽するまでは水を切らさないように、十分に水を与えましょう。ビニールポットやセルトレイに種まきして、苗を生育する場合や、プランターに直まきしたものなど、土の容量の小さなコンテナに種まきしたものは、想像以上に用土が乾いてしまいます。発芽するまではしっかりと水を施しましょう。
植え付けたら基本的には水やりは少量
プランターや庭の菜園に植え付けてしまった後の水やりは、基本的には葉が縮れない程度のタイミングで、水やりするので構いません。目安はプランターの表面の用土や土壌の表面が乾いたのを目安に、水やりします。プランターの場合は、底穴から水が流れるくらい水やりの時はしっかり水を与えます。また、いつも湿っているのは根腐れの原因になります。プランターで育てているものなどは、用土が乾く前のタイミングをみながら水やりし、やたらに水やりするのは避けましょう。
ベビーリーフの収穫6:間引きのタイミング
双葉が育ったら間引き作業をする
花などを始め、野菜など植物を育てるときに「間引き」という作業があります。作物が適切な生育密度になるように、余分な株を抜き取る作業のことです。ベビーリーフの育て方では、種からポットやセルトレイ、プランターにじかに種をまき、苗を作る際に、発芽後、双葉が十分に育ってきたら、程よい本数に間引きして苗を育てます。
間引きした葉も美味しい!
また苗を植え付けた後、ベリーリーフは植え付けた場所で葉を広げ、生長していきます。本葉が出てきたら、目安として1cm間隔にそれぞれの株が育つように、余分な株をハサミで地際をカットして間引きします。間引きした葉は、処分してしまわないでください。間引きした葉もサラダなどにして美味しく頂けます。
ベビーリーフの収穫7:追肥のタイミング
追肥のタイミングは生長が悪い時
栽培期間が短い葉菜類であるベビーリーフは、基本的には元肥だけで追肥する必要はありません。しかし生長が悪い場合は1週間に1回、速効性の液体肥料を水で薄めて施します。液体肥料は園芸店やホームセンターで販売している野菜用の市販の液体の化成肥料で構いません。
地植のものは粒状の肥料を追肥
地植えのものでマルチ方法でポリフィルムなどで被覆して栽培している場合で、葉の生長が悪いときは、植え穴に粒状の肥料を追肥してあげましょう。株の間にばらばらと軽く施し、株元に土を寄せておきます。マルチ方法で栽培している場合も液体肥料で追肥するのでも構いません。
ベビーリーフの収穫9:収穫のタイミング
間引きしながら収穫する方法
ベビーリーフの収穫するタイミングは、葉の大きさが10~15cmくらいに大きくなった葉が収穫の目安です。しかしベビーリーフは一度にそのくらいの大きさに葉が生長するわけではありません。ある程度このくらいの大きさに生長した株を収穫するすることもありますが、ベビーリーフの収穫は、タイミングを見ながら10~15cmくらいになった葉を間引きしながら収穫します。
ベビーリーフの収穫の適期に決まりまない
ベビーリーフの収穫の適期は特に決まりまありません。、葉の大きさに決まりはなく、お好みの段階で収穫して楽しめばよいのです。たとえば葉の小さいうちは柔らかく、大きい葉は種類にもよりますが、苦みがあったり、硬さがあったりします。大きさや味わいに決まりはないので、葉が出てきたら、好みのタイミングで収穫して、気楽に栽培を楽しめる野菜です。
ベビーリーフの収穫10:かき取り収穫
1株全部を収穫するのも可能
ベビーリーフの収穫では、間引きしながら収穫していくほかに、株ごと収穫することもできます。間引きを控えめにして、1苗を大きく生長させて、株ごと収穫するのも問題はありません。色々な料理やパーティーなどのお料理に1株を便利に使えます。
かき取り収穫は外葉から!
ベビーリーフの収穫は、基本的には間引きしながら収穫を楽しみます。その方法の1つに「かり取り収穫」という方法があります。これは株ごと収穫せず、間引きではなく、1つの株の外側の葉を1枚ずつかき取って収穫していく方法です。葉菜外側の葉の方が大きいため、その葉をハサミでカットするか、手で摘み取り収穫します。しばらくすると新芽が伸び数回収穫することができます。
ベビーリーフの収穫11:害虫について
害虫に狙われやすいベビーリーフ
ベビーリーフは害虫も大好物!美味しいものは虫もよく知っているようです。4月~10月くらいまでは特に害虫に狙われやすいので注意しなければなりません。ベビーリーフを狙う害虫は地上部を食害するアブラムシ、アオムシ、ヨトウムシ類、コガネムシ、ハムシ類、ガやチョウの幼虫などです。
どのような症状起こるか
ベビーリーフを狙う地上部を食害する害虫は、葉、茎などから汁を吸い、野菜を弱らせてしまいます。ダニ類のような小さなものが多く、多発するまで気づきにくいので、気付いた時には被害が大きくなりがちです。アブラムシなどはウイルスによる病気を引き起こす可能性があることも問題です。次の項目の「予防策」を実行して生育中のベビーリーフを害虫から守り、美味しい葉を収穫してください。
ベビーリーフの収穫12:害虫の予防策
植え付けたら防虫ネットは必須!
野菜の栽培ではできるだけ薬品を使わず、害虫を駆除したいものです。見つけたらすぐに駆除できるキュウリやナスの栽培と異なり、ベビーリーフを狙う害虫は小さい害虫が多いので見逃してしまう場合がたたあります。そのため、飛んでくる害虫を寄せ付けないために、苗を植え付けたら防虫ネットをプランターや畝に設置しましょう。この作業はベビーリーフの栽培では必須項目です。
防虫ネットのすそをしっかり締めること
防虫ネットの目的は、ネットの中に害虫を入れないことです。プランターのものは、防虫ネットをかぶせたら、すそをゴムなどでくくり、害虫が侵入しないようにしっかりとネットのすそを締めておきましょう。畝などに覆う場合は、アーチ型の支柱を立てて、ネットで覆い、ネットのすそに土をかぶせて、害虫が侵入しないようにしっかり締めておきます。
苗を育てているときも防虫ネットをかけよう!
ベビーリーフを種から育て苗を作っているときも、発芽して生長を始めた幼い葉に害虫が付く場合があります。ビニールポットやセルトレイ、またプランターに直まきした場合も、防虫ネットを張って害虫予防しておくことはおすすめです。
ベビーリーフの収穫13:繰り返し育てる
双葉を残し上部をカットする
ベビーリーフの収穫は、株ごと収穫してしまう方法と、葉を間引きながら収穫する方法がありますが、どちらもしても、茎元の双葉を残してカット(地面から3~5cm上)すると、また自然に再生して葉が生長してきます。すなわち繰り返して育てることができるのです。収穫する時にはカットの場所に気を付けて収穫しましょう。
繰り返し育てる場合の注意点
繰り返し育てる場合、土の栄養分が最初のベビーリーフの生長に使われて少なくなるので、2度目の収穫の葉の色が薄くなる場合もよくあります。そのような場合、プランターのものは土を入れ替えてください、地植えのものは肥料を施して土に栄養分を与えてください。
ベビーリーフを育ててみよう!
葉菜類の幼葉であるベビーリーフは、狭い場所や、プランターで手軽に栽培できる上に、短い期間で生長します。ですから家庭菜園初心者の方も収穫の感動を早く味わうことができ、家庭菜園の人気の野菜類です。ただし害虫が付きやすいので植え付け、または種から育てるときには、害虫を寄せ付けないようにすぐに防虫ネットをかけて害虫予防してください。種からでも簡単に育てることはできますが、色々な種類の葉菜類の苗を購入して、寄せ植えのようにコンテナを作って栽培し、本葉を間引きながら収穫するのも楽しいものです。植え付けは春と秋。ベビーリーフは手軽に楽しめる家庭菜園!ぜひ収穫にチャレンジしてみてください。
葉菜類の栽培についてもっと知りたい方はこちらもチェック!
当サイト「暮らしーの」では、家庭菜園で初心者向けの葉菜類の栽培や育て方についての情報を他にも紹介しています。ベビーリーフの他に葉菜類を家庭菜園で育ててみたい方は、こちらの情報もチェックしてみてください。

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