レタスを収穫してみよう
レタスはシャキシャキとした食感が魅力の野菜で、サラダなどによく活用されています。色合いは風味も良いので、食卓の彩りやお弁当の彩りなどにもレタスは欠かせません。そんなレタスは比較的自宅でも栽培しやすく、家庭菜園などで栽培しておくことで、必要な時に新鮮なレタスを楽しむことができるのです。今回はそんなレタスの種まきから収穫までの植え方について詳しく紹介して行きます。レタスの植え方は、間引きをして肥料や水やりのタイミングを見極めることが大切になってくるので、ポイントを抑えてレタス栽培を楽しんでみましょう。
レタスは種類も豊富
レタスはスーパーなどに行ってもさまざまな種類があります定番の球体なレタスから球体しないタイプのレタスなど見た目もさまざまなです。さらにレタスは種類によって食感が違うことから好みや調理方法によって使い分けることも可能です。自宅でレタスを栽培する際も、ホームセンターや園芸店で自分の好きな種類のレタス種や苗などを購入してみるのも良いでしょう。家庭菜園でさまざまな種類のレタスを栽培してみるのもおすすめです。レタスの種類によっては植え方なども少し異なってくるので、栽培する前にそれぞれのレタスの種類に合わせた植え方を見極めておくのも良いでしょう。
レタスの収穫時期をチェック
レタスは基本的に涼しい気候を好む野菜です。そして栽培時期のタイミングは春と秋の季節なっています。涼しい地域など温度が低い場所では夏の栽培も可能です。一般的には春栽培の球体のレタスの場合は、2月頃に種まきを開始して4月に定植させ6月頃を目安に収穫します。そして秋栽培の場合は、8月の終わりぐらいに種まきをして9月に定植させ11月頃に収穫をします。レタスの種類によっては栽培時期は異なるので、栽培を始める前に栽培時期などを見極めてから種まきを始めるのが良いでしょう。レタスな水分が大切な野菜でもあるので、収穫のタイミングなどは気候に合わせて見極めてみて下さい。
レタスの収穫までの道のり①:種まき
レタスの種はとても小さいので、いきなり家庭菜園などに撒くよりポットや箱などに種まきをして発芽まで管理をするのが良いでしょう。ポットまきの場合は1つのポットにだいたい4粒から5粒ほど種まきするようにしてみて下さい。また、箱などに種まきして発芽させる場合は、浅い溝を作りそこに種まきを行います。後は水やりをしっかりして、発芽を待ちましょう。ポットなどに4粒から5粒の種を撒くのは多いように感じる人もいるかと思いますが、後で間引きなどを行ってしっかり1つ1つの間隔を保って栽培をするので安心して種まきを行って下さい。
夏の種まき
夏に種まきを行う植え方をする場合は、芽だしまきと言う方法を行います。ガーゼにレタスの種を包み、水に一晩浸して冷蔵庫で2日から4日ほど寝かしてから種まきを行うのです。だいたい冷蔵庫に入れている間に発芽してくれるので、それからポットや箱に種まきを行ってみて下さい。発芽をしてからの植え付けになるので、間引きなどの心配もなくなりますが、しっかり本葉がでるまではポットなどで栽培してしっかり苗にしてからの定植がおすすめです。
レタスの収穫までの道のり②:間引き
ポットや箱巻きをしたレタスの種が発芽したら間引きを行います。レタスの本葉と本葉が重ならないように間引きするのが良いでしょう。間引きを行った苗が本葉5枚ぐらいになったのを目安にレタスの苗を家庭菜園などに定植させましょう。レタスが上手に発芽するには水やりが大切になって来ます。表面の土が乾いているようなら夕方に水やりをしてあげるのがおすすめです。また、間引きをすることで、1つの苗がしっかり太く成長するので大切な作業になります。間引きを行わず定植させてしまうと、葉が重なり合って成長を抑制してしまったり、病気になることもあるので、このタイミングでしっかり間引きを行ってみて下さい。
レタスの収穫までの道のり③:土作り
家庭菜園のレタスの苗を定植させる2収穫ぐらい前の期間に、土作りを行います。2週間前の時期に苦土石灰を家庭菜園の全体に散布して耕します。さらに1週間前の時期には堆肥や肥料を入れて全体をさらに耕します。こうすることで、土に栄養が行き届き、レタスの成長がよくなります。レタスは肥料が足りないとうまく球体サイズに成長しないので、最初の肥料はしっかり入れるようにしてみて下さい。土をしっかり作ってからの植え方を行う方がレタスがしっかり定植します。レタスの栽培には、最初の土作りも大切な要素になって来ます。しっかりとしたレタスに合う状態の土作りこそ綺麗なレタスの収穫へとつながるのです。
使う肥料の種類
レタスの土作りの際などに使う肥料の種類は、ボカシ肥やホームセンターや園芸店で販売している野菜作り用の肥料などがおすすめです。ボカシ肥とは、油カスや米ぬかと言った有機肥料に土などを混ぜて発酵させた肥料で、ホームセンターや園芸店で購入することが可能です。このボカシ肥は、発酵していることから微生物が含まれているので、植物などに効果があると言われています。他にもレタスが成長しやすいように肥料が配合されているものもあるので、初心者での使いやすい肥料なので使ってみてはいかがでしょうか?
レタスの収穫までの道のり④:畝作り
土作りが終わったら定植を行う前に畝作りをしておきましょう。畝は幅は80㎝程のサイズで上からマルチをかけます。マルチは春や秋は黒色で夏やシルバーや白黒ダブルマルチを使うのがおすすめです。マルチに開ける穴のサイズは30㎝×30㎝で穴を開けておくのがおすすめです。マルチを使うことで、レタスの葉の間に泥が入ったりするのを防ぐことができるので、レタスの葉の見た目が綺麗に出来たり、害虫の被害を防ぐことも出来ます。
レタスの収穫までの道のり⑤:定植
レタスは本葉が5枚ぐらいになったのを見極めてから定植を行います。土作りと畝作りをした家庭菜園などにレタスを定植させる際は、ポットをまず水につけるなどして菜ねにしっかり水を吸収させておくのもおすすめです。それか定植を行ってからレタスにしっかり水やりを行うのも良いでしょう。レタスの定植を行う際は、涼しいタイミングで行うのがおすすめなので、夏場など暑い期間は夕方などの涼しいタイミングを見計らって定植を行ってみて下さい。タイミングを間違って定植をさせると苗に負担がかかってしまうこともあるので、注意しましょう。
レタスの収穫までの道のり⑥:水やり
レタスの栽培には水やりは欠かせません。レタスは綺麗に収穫できるのも水やりが大切な要素になって来ます。レタスは水は不足してしまうと葉が固くなってしまい見た目も悪くなり、味や食感もよくありません。みずみずしく美味しいレタスを収穫したいのなら、水やりは欠かさないようにしてみて下さい。レタスの土を見極めて乾燥しているようならば、必ずミスやりを行う用にしましょう。水やりは基本的に暑すぎない朝や夕方などの時間に行うのがおすすめです。乾燥してくるとレタスの葉もしおれてきてしまうので、しおれる前に定期的な水やりを行うのと良いでしょう。
レタスの収穫までの道のり⑦:追肥
レタスの植え方で水やりが大切だと紹介しましたが、定植から2週間ぐらいの期間に1回目の追肥を行うのがおすすめです。追肥を行う場所は、レタスの苗と苗の間に肥料を撒くようにしましょう。さらにレタスの葉が巻き始めてきた期間を見極めて2回目の追肥を行ってみて下さい。この時も同じように苗と苗の間に肥料を撒くようにしてみて下さい。追肥を行うことで、レタスに栄養が行き届き、大きくみずみずしいレタスの成長を促してくれます。
追肥を行う際の注意点
レタスの植え方で注意したいのは、葉を傷つけないことです。レタスの葉はとても繊細で傷つきやすいので、追肥を行う際もレタスの葉を傷つけないように見極めて行うようにしてみて下さい。レタスの葉は傷がついてしまうとそこから病原菌などが侵入して綺麗なレタスが収穫できなくなってしまうことがあります。レタスの植え方では、葉の管理を大切に行いようにしてみて下さい。
レタスの収穫までの道のり⑧:病虫害
レタスの植え方で特に注意したいのが、病虫害です。せっかくレタスが大きいサイズになってきたのに、病虫害の被害にあるとショックも大きいです。レタスの場合は、株の根元や菜が茶色く腐ってくる軟腐病と言う病気があります。特に収穫が近いサイズになると発生することが多く、せっかくのレタスが腐敗してしまうのです。それを防ぐ為には、水はけを良くしたり湿度がないように間引きなどをしてしっかり間隔をあけて栽培することです。レタスの葉に傷がついた場所からも悪化するので、しっかり見極めてましょう。
アブラムシにも注意
レタスの栽培にはアブラムシやオオタバコガにも注意したいです。アブラムシは小さく集団でレタスの葉に住み着いてしまうので、定植後は特に注意が必要です。水やりは肥料を追肥するタイミングなどこまめにレタスの葉に虫がついていないか確認してあげて見極めるのも重要です。レタスはそのまま食べる野菜でもあるので、特に病虫害は気になるので、収穫までの期間はしっかり管理してあげましょう。
レタスの収穫までの道のり⑨:結球
レタスの葉が丸く巻いてくることを結球と言います。ある程度のサイズに成長するとレタスは内側から丸く葉が巻いてレタスらしい形になって来ます。特に玉レタスなど丸い形に成長するレタスの種類は結球しはじめたら、水やりを控えるようにしてみて下さい。レタスは水やりが大切だと紹介しましたが、結球してからの期間は水やりをしすぎるとレタスが傷んでしまうことがあるのです。丸いサイズに成長してきたら水やりの回数を減らしてみて下さい。
レタスの収穫までの道のり⑩:収穫
丸いサイズのレタスは球が締まって来たら収穫期間になります。レタスの収穫を行うタイミングは早朝が良いとされています。その理由は、朝だと水分をしっかり含んでいるからです。逆に夕方になってしまうと苦味が出ると言われているのです。丸いサイズのレタスは頭の部分をしっかり押さえて株元から包丁などを使って切って収穫する方法をします。そしてスタムレタスなど丸いサイズにならないレタスの種類は、葉を掻き採るような形で収穫して行きます。スタムレタスのようなタイプな必要に応じて少しずつ収穫していくのがおすすめです。
収穫までの期間
収穫は、見た目でも見極めることができますが、丸いサイズのレタスの場合は、だいたい25日から35日の期間に収穫時期を迎えます。レタスをいくら大きいサイズにしたいからと言って収穫の期間を遅らせてしまうと、傷んだり味が悪くなるので、適度な期間で収穫するのがおすすめです。レタスはしっかりと管理をすれば、1ヵ月ほどで収穫を迎えられるので、手軽に始められる野菜作りの品種の1つではないでしょうか?
収穫したレタスを上手に保存しよう
家庭菜園で収穫したレタスを上手に保存する方法を紹介します。せっかく栽培したレタスなので、新鮮に長持ちさせたいことでしょう。レタスは切り口に工夫をすることで新鮮に日持ちさせることができます。使うのは小麦粉で、レタスを切り落とした芯の部分に小麦粉をまぶして、ポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜しつで保存するだけです。切り口から水分が逃げないようにするのがレタスの上手な保存方法になるのです。
なぜ小麦粉なのか
小麦粉を切り口であるレタスの芯につけることで、レタスにとって重要な水分が抜けてしまうのを防ぐことができるからです。また、保存したレタスは外側から順番に使っていくことで新鮮な状態を長く楽しむことができます。ぜひ家庭菜園で栽培したレタスを保存する方法は、このやり方で新鮮さを長持ちさせてみてはいかがでしょうか?
まとめ
レタスは家庭菜園でも種まきから植え方まで手軽にチャレンジすることができる野菜です。レタスを栽培することで、ちょっとサラダにしたい時や彩りに使いたい時に重宝します。レタスは種類や品種も方法なので、さまざまなタイプのレタスの植え方を楽しんでみるのもおすすめです。レタスは種まきをしてから間引きをして間隔をとって栽培することで、上手に収穫まで育てることができるでしょう。レタスは収穫の見極めも大切なので、大きくさせすぎず新鮮なうちに収穫時期を見極めるのが大切です。ぜひ自宅でレタス栽培にチャレンジしてみましょう。
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