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カリフラワーの育て方・栽培方法!種まきから収穫の時期までポイントをご紹介!

カリフラワーの上手な育て方をお探しですか?プランターでの栽培方法も可能なカリフラワーを種まきの適温から育苗・収穫時期や病気と順を追って解説していきます。自宅で美味しくてきれいなカリフラワーの育て方を知りたい方はぜひ育て方ヒントにしてください。
2020年8月28日
佐藤3
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はじめに

カリフラワー栽培方法!適温や気をつける病気は

カリフラワーは家で種まきをして育苗・植え付けして収穫までできる野菜です。きれいな色を出すのには少しコツが必要ですが、とても簡単なやり方がありますのでそれを使えば初心者の方にも美しい野菜を収穫して楽しむことができるでしょう。鮮度がよいほどカリフラワーの美味しさはアップします。家庭菜園で採れたて野菜を楽しんでみませんか。発芽や成長の適温から気になる虫や病気対策まで詳しく栽培方法をレクチャーいたします。

カリフラワーについて

基本情報

科・属:アブラナ科アブラナ属
原産地:地中海東部沿岸
英語名/学名:/Brassica oleracea

ブロッコリーとの比較

カリフラワーとよく似た野菜にブロッコリーがありますが、元々ブロッコリーが白く突然変異から生まれた作物がカリフラワーなのでとてもよく似た特徴・栄養を含んでいます。詳しく比較するとカリフラワーのビタミンCは茹でても水に溶けにくい性質を持っているのでたくさん体内に吸収することができます。また収穫方法もわき芽から小さな花蕾が発生しないので1度で株を処分して早く片付けることができます。

発芽と成長の適温

種まきから育苗して育てる場合適温はとても大切です。特に発芽の適温は合っていないとほとんどの種を無駄にしてしまうことも。カリフラワーの発芽適温は20-25度。生育のための適温は15-20度と寒い時期や寒地でも育てることができる野菜です。

カリフラワーの育て方1.栽培準備

カリフラワー栽培に必要なもの

Photo byScarlet_Letter

今回は種まきから育てるので育苗箱やポットを用意しましょう。その他には土・畑で栽培するなら土を耕すためのシャベルや鋤も必要。作物を大きくするために化成肥料も忘れずに準備してください。プランター栽培の場合は鉢底ネットや石・土は野菜培養土が良いです。

種や苗

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カリフラワーの種は種苗店やホームセンターなどで入手可能。種類によって収穫までの期間が異なる早生から晩生と3段階に分けられているので、好みに合わせて選んでください。種まきの失敗を補ったり時期を逃してしまった場合は苗を植え付けて育てることも可能。苗はできるだけ株がギュッとしまった徒長していないもので、病気や虫被害がない健康なものを買い求めましょう。

カリフラワーの育て方2.日当たり

カリフラワーの日当たり

カリフラワーは日当たりの良い場所で育てましょう。半日陰や日陰では十分な成長が見込めません。ただし結球させるには適温が低温でなくてはいけないため、あまり気温が高くなるような場所は不向き。暖地での栽培では日当たりと気温をクリアするために栽培時期などで調整してあげてください。

栽培のコツ置き場所のポイント

カリフラワーはブロッコリーに比べて草丈が低く葉が密集するため、病気の発生などを防ぐため風通しの良い場所が向いています。ただし小さな苗の状態ですと風に煽られ発根がなかなかできないということも。そのためにも置き場所とともに寒冷紗で風よけも必要になってくるでしょう。

カリフラワーの育て方3.種まき

種まきの時期


種まき時期は春と夏・秋の2回あります。はじめて育てる場合は生育温度が適温になりやすい夏・秋まきから試してみると良いでしょう。

苗のための種まき

種まきは苗を育てる目的でおこないますので、育苗箱かポリポットにして間引きをしながら健康で良い株を最終的に残すようにしてください。1列に溝を作っておこなうすじまきかひとつの箇所に2-3粒まく点まきがおすすめ。

栽培のコツ種まきのポイント

発芽してからすぐにアオムシなどの害虫被害が心配されます。種まきしてからすぐに寒冷紗でトンネルにしてしまうとよいでしょう。小さな種なので種まきしてから水やりするよりも、土を十分濡らしてからまき仕上げの水やりは控えめに。

カリフラワーの育て方4.育苗

植え付けまでの育苗方法

発芽したら間引きを2回しつつ育苗していきましょう。すじまきの場合は株間を目安に間引いていきますが葉が密集しない程度を気をつければOKです。最終的な株間は植え付け時に調整できますので、良い株を残すという方をメインに考えれば問題ありません。

育苗に大切な株の選択

間引きの目安は1度めは発芽がそろってきたころ。大きくて健康そうなものを選んですじまきなら2センチ間隔程度、点まきなら2本残すようにしてください。2回めは本葉が展開してきたら。さらによい株を選んで半分ていどに。ポットは1本立てにしてしまいましょう。

栽培のコツ育苗のポイント

育苗箱ですじまきにしたものは、その後本葉が2枚しっかりと開いたらポットに1本ずつあげて苗として植え付けるまで管理してください。

カリフラワーの育て方5.土づくり

育苗しながら土を作っておく

Photo byPexels

育苗と平行して畑の土づくりをしておきましょう。植え付け2週間前にははじめると良いですね。1度目は酸性土を中和するために苦土石灰をすきこみます。それから1週間後に堆肥と元肥となる化成肥料を1㎡あたりひとにぎりを目安にばらまき土とよく混ぜ合わせてください。

プランター栽培なら培養土を

畑の土の再生には2週間前から準備が必要ですが、プランターなどを用いる場合は手間不要の野菜用培養土を用いるのがおすすめ。元肥入りのものを選べば買ってきてすぐに植え付けることができるでしょう。

栽培のコツ土づくりのポイント

畑や庭に地植えする場合はあらかじめ前もって土づくりをしておかなければいけないので、はじめての方はうっかり忘れてしまうこともあるでしょう。2週間も植え付けがずれると苗の肥料切れも心配されますので、そんなときは地植えをあきらめプランター栽培に市販の培養土の方法へとシフトしてしまうのもひとつの方法です。

カリフラワーの育て方6.畑づくり

カリフラワーの畝と元肥

カリフラワー用の畝は40センチ程度で1列に植え付けていきます。高さは15センチほど高くすることで水はけよく育てることができるでしょう。畝立てのときに元肥もすき込んでしまいましょう。

おすすめの肥料は

元肥として使用する肥料は8-8-8などと書かれたバランスのよい化成肥料がおすすめ。多くの野菜に流用でき余っても使い道が多くある他適量がわかりやすいという点もあります。


栽培のコツ畝づくりポイント

カリフラワーの最終的な株間は40センチくらいが適していますので、何本植えるのか計画を立てて必要な長さの畝を立ててください。

カリフラワーの育て方7.苗の植え付け

植え付け時期

植え付け時期は春・夏・秋の3回あります。多くは夏植え付けて秋冬に育て収穫するのが一般的なやり方です。初心者の方は特に生育気温が適している夏植えが育てやすいでしょう。

栽培のコツ植え付けのポイント

植えてすぐの細い茎の株は風によって根付きが悪くなるため、動画のように双葉は埋めてしまうくらい深く植え付けする方法があります。台風などが心配される地域での地植えなどにはこちらの方法も試してみてはいかがでしょう。

カリフラワーの育て方8.水やり

水やりの方法

Photo bymanfredrichter

水やり方法は地植えとプランター栽培で変わってきます。プランターの場合は土が乾いたらすぐに水やりするようにしてください。特に株が大きく成長してくると必要な水の量も増え株同士で水の取り合いになることも。数本を1つのプランターで育てている場合は水やりは要注意です。

栽培のコツ水やりのポイント

カリフラワーは過湿を嫌いますので、定植後の水やりは控えめがポイント。地植えの場合はよほど雨が振らない場合以外は不要でしょう。

カリフラワーの育て方9.肥料

カリフラワーの追肥

Photo by salchuiwt

追肥時期は定植後と1回目から20日たった頃の2回です。バランスのとれた化成肥料であれば心配ありませんが、リン酸不足・窒素過多は花蕾が成長せず葉ばかりが茂るので有機肥料等の場合の選び方は注意してください。

栽培のコツ肥料のポイント

寒冷紗などネットをかけて育てているのであまり開けしめして虫の侵入を増やしたくありません。肥料と雑草とり、土寄せなどはいっぺんに行うようにすると良いでしょう。

カリフラワーの育て方10.プランター栽培

プランター栽培方法や時期

動画はキャベツのプランター栽培となっていますがカリフラワーもブロッコリーも実はキャベツの仲間。性質が似ていますので育て方はほぼ一緒です。ポイントは害虫対策。アオムシが好んで食べに来るので虫除けの意味と適温キープのために寒冷紗は欠かせません。プランターならではのまとめて大きな寒冷紗を張った枠の中に入れるという方法は参考になるでしょう。

栽培のコツプランター栽培のポイント

畑や庭などで地植えで栽培する場合はマルチを敷いたりネットを広範囲で張るのでたくさん収穫は可能なものの時間のない方は最終的にお世話が大変でだんだんと手間になってきます。はじめは欲張らずに適温や害虫対策などの管理をしやすいプランターで少量の株をしっかりお世話した方がよい作物ができるのでおすすめ。

カリフラワーの育て方11.病害虫

カリフラワー栽培で気をつける害虫


前述のようにアオムシなど葉を食べに来る害虫が多い植物です。育苗の段階から虫除けネットを張ることで害虫はおおまか防ぐことができます。気をつける時期は畑に蝶が飛び回る季節。タマゴを産んでいくので確実にアオムシが発生することになります。しっかりネットで守ってあげてください。

カリフラワー栽培で気をつける病気

カリフラワーは軟腐病などが発生します。この病気になると株の中身が腐ってドロドロになりとても臭いにおいを発するのでわかりやすいです。見つけ次第すぐ取り除き処分してしまいましょう。軟腐病対策には清潔で感染していないきれいな土を使うこと。再生土の場合はマルチを敷いたり殺菌剤をあらかじめ散布しておくという方法もありますが、軟腐病は慣れた方でも対策が難しいのでかかったら処分というつもりでいましょう。

栽培のコツ病害虫対策のポイント

虫対策には寒冷紗、病気は清潔な土で対策してください。また成長適温が低いこともあり虫の発生が少ない秋からの涼しい時期の栽培も効果的でおすすめ。

カリフラワーの育て方12.収穫

収穫時期の目安

Photo byCouleur

収穫時期は作物の大きさを見て判断します。白く花蕾が出てきてニワトリのタマゴほどの大きさになったら、周りの葉でくるんで上部を麻ひもなどで結んで日陰にしてください。こうすることできれいな色のカリフラワーが収穫できます。

収穫方法

欲張って大きくしようと長くおいておくと、色が悪くなったり花と花の隙間が開いて食べ時を逃した状態に。大きさ目安は15センチほどで固くしまった球のうちに元の茎をナイフや包丁などで切り取って収穫してください。

栽培のコツ収穫のポイント

美味しいカリフラワーを確実に採るには早めかなと思うくらいの時期がおすすめです。早くても栄養的にはまったく問題がなく、逆に大きくなりすぎると味が激落ちするため注意しましょう。

まとめ

適温や病気に注意してきれいなカリフラワー栽培

カリフラワーは新鮮さが失われると見た目が悪くなるだけでなく味もガクンと落ちてしまうため、家庭菜園で採れたてを食べるのが美味しくておすすめ!育て方ポイントは害虫と適温に注意すること。はじめからずっと寒冷紗をかぶせて栽培することで両方の対策になりますので、意外と育て方は簡単です。

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