初心者におすすめのキャンプ用品を紹介
キャンプには様々な魅力があり、非常に楽しいものです。日常と切り離されて落ち着いた時間を過ごすことができます。しかし、キャンプ初心者の人の中にはキャンプに必要なグッズを把握していない人もいることでしょう。この記事ではビギナーやキャンプ入門者に対し、キャンプに必要なキャンプ用品についてレクチャーします。
キャンプ初心者におすすめのキャンプ用品①
テント
基本的なキャンプ用品の中にテントがあります。テント泊を行うキャンプにおいてテントは最低限必要なものの1つです。キャンプ中は家の代わりとなるので、キャンプでは必ずテントを用意しておきましょう。
テントの選び方
テントを選ぶ際には、種類、使用する人数、耐水圧、前室の有無など様々な点を考慮しながら選ぶ必要があります。それぞれの選び方についてレクチャーしていきます。
テントの種類
テントの種類はドーム型、ツールーム、ティピー、ワンタッチ・ホップアップ型などに分けられます。また、その他にも、特殊な形状のテントまであります。そんな豊富な種類から選ばなければなりません。使用する人数にもよりますが、初心者におすすめのテントはドーム型です。
使用する人数
テント選びはキャンプを行う人数によって選ぶ必要があります。基本的に家族などの複数人で行う、という人は4人から5人用のテントを選ぶ必要があります。また、基本的にソロキャンプしか行わない、という人は1人から2人用のテントで充分です。
耐水圧
耐水圧とは簡単に説明すると、防水性の高さを表した数値です。この数値が高ければ高いほど、雨に強くなるため、雨漏りしにくくなります。そのため、テントを選ぶ際にはこの耐水圧にも注目した選び方も重要となります。
前室の有無
テントには前室があるタイプと無いタイプがあります。前室とはテントの入り口にある部屋のことで、荷物置きやちょっとした調理などに使えて非常に便利です。しかし、前室があるタイプのテントはインナーテントとフライシートがセットであることが多く、収納サイズが重くて大きい、というデメリットもあります。
キャンプ初心者におすすめのキャンプ用品②
シュラフ
シュラフとは寝袋のことで、テントと同様に最低限必要なものの1つです。初心者の人は夏に寝袋なんかいらないのでは?と考える人もいるかと思います。しかし、夜になると急に気温が低くなることがあります。特に山の麓などにあるキャンプ場は標高が高いため、冷えやすいのです。そのため、夏場でも寝袋は用意しておくようにしましょう。
シュラフの選び方
シュラフの選び方を説明します。シュラフは中綿の素材と種類で選びます。基本的に中綿の素材はダウンと化繊に分けられます。また、シュラフの種類は非常に豊富ですが、基本的に使われている種類は封筒型とマミー型です。そんな中綿の素材と種類についてレクチャーします。
中綿の素材
シュラフの中綿の素材はダウン素材と化繊素材があります。ダウン素材のメリットは保温性が高く、布団のようなふわふわ感があり、コンパクトに収納できます。しかし、濡れると保温性が失われる上、洗濯には専用の洗剤を使用しなければなりません。化繊素材はコスパが良く、濡れても乾きやすいのですが、収納サイズがダウンよりも重く大きくなります。
シュラフの種類
主に使用されるシュラフの種類は基本的に封筒型とマミー型の2種類です。封筒型は様々な使い方ができる、というメリットがあります。例えば1人で使うことはもちろん、ジッパーを開けて一枚の布団として使うこともできます。マミー型は体を覆うため、保温性が高く気温が低い時期や登山等におすすめです。
キャンプ初心者におすすめのキャンプ用品③
マット
マットはキャンプで最低限必要なものの1つです。シュラフは掛布団、マットは敷布団となるためセットで準備しておきましょう。マットは地面からの冷気を遮断して保温性を高める上、地面の固さを軽減し寝心地が良くなる、という効果があります。必要なグッズの1つなので用意しておきましょう。
マットの選び方
マットの選び方は種類とR値で選びます。基本的にマットの種類は銀マット、ウレタンマット、エアマット、インフレーターマットに分けられます。それぞれの種類ごとの特徴とR値についてレクチャーします。
銀マット
銀マットは最もコスパが良く、初心者でも気軽に購入することができます。冬を除いた3シーズンで利用でき、厚みがあるタイプなら地面の凹凸を軽減してくれます。しかし、収納サイズが大きくなるためキャンプグッズの中でもかさばるタイプです。
ウレタンマット
ウレタンマットはウレタンマットはオールシーズン使えるマットで、厚みがあり、高い断熱性がある上、地面の凹凸も軽減してくれます。また、コスパも良く、購入しやすいタイプでもあります。重量も軽いのですが、銀マットと同様に収納サイズが大きめになるデメリットもあります。
エアマット
エアマットはマットの中に空気を入れて使用するタイプのマットです。寝心地がウレタンマットよりも良い、とされていますが、人によって感覚が異なるため、中にはエアマットよりもウレタンマットの方が寝心地が良い、という人もいます。空気を抜けばコンパクトになりますが、空気を抜いたり、入れたりしなければならない、という手間があります。
インフレーターマット
インフレーターマットはマットの中に厚みがあるスポンジが入っているタイプのマットで、地面の凹凸を軽減してくれる上、効率的に地面からの冷気も遮断してくれるため、非常に寝心地が良いマットです。空気を抜いて畳めば、コンパクトになるため、携帯性にも優れています。
R値について
R値とはマットの断熱性を示す数値で、この数値が高いほど断熱性が高くなり、保温性が上がります。基本的に3.3以上で冬用、2.0以上で3シーズン用となります。そのため、キャンプを行う季節や場所などの気温に合わせてマットを選ぶことも重要です。
キャンプ初心者におすすめのキャンプ用品④
タープ
タープもテントと同様にキャンプでは最低限必要なものの1つです。基本的に複数人でキャンプを行う際にタープを張ることが多いのですが、ソロキャンプで使用しても問題ありません。また、タープを使用する際にはメインポールと固定用のロープが必要です。
タープの選び方
タープを選ぶ際には、形やサイズ、耐水圧や遮光性などを最低限考慮して選ぶ必要があります。それぞれレクチャーしていきます。
タープの形
主に使われるタープの形状は長方形のレクタタープ、六角形のヘキサタープ、面積が大きいスクエアタープ、メッシュで囲まれているスクリーンタープなどがあります。最も一般的に使用されている種類は六角形のレクタタープで、メインのポール2本とロープを使用することで簡単に設営できるため、初心者には最もおすすめの種類です。
サイズ
タープのサイズも選び方では非常に重要です。タープはサイズが大きくなると、収納サイズが非常に大きくなります。また使用するポールの本数などでも荷物が多くなります。そのため、ソロキャンプでタープを使用する際にはそこまで大きいサイズは必要ありません。
耐水圧
タープを選ぶ際、耐水圧は最低限考慮しなければなりません。基本的に耐水圧が高いタープほど遮光性も高く日光を防いでくれるため、快適なキャンプができるとされています。そのため、耐水圧が高いタイプのタープを選ぶことをおすすめします。
キャンプ初心者におすすめのキャンプ用品⑤
ランタン
ランタンもキャンプでは最低限必要なものの1つです。特にテント内で一泊するキャンプでは必需品になります。そのため、初心者の人は必ずランタンを用意してキャンプを行いましょう。
ランタンの選び方
ランタンの選び方についてレクチャーします。ランタンを選ぶ際には種類と明るさに注目して選びましょう。それぞれ解説していきます。
ランタンの種類
ランタンは主にガスランタン、ガソリンランタン、LEDランタンに分けられます。初心者におすすめのランタンはコスパが良いLEDランタンです。他のランタンは火を使うため、テント内では使用できなかったり、ランタンの手入れが必要となったりします。しかし、気温が低い際に暖を取るのに使う場合は火を使うタイプのランタンがおすすめです。
ランタンの明るさ
キャンプ初心者の人の中には、ランタンは明るければ明るいほど良い、と思っている人もいることでしょう。しかし、明るすぎると、キャンプの雰囲気を壊すばかりか、灯りのせいで影ができ、テント外からでもテント内の様子が分かってしまいます。そのため、明るすぎず暗すぎず、といった明るさのランタンがキャンプには向いています。
キャンプ初心者におすすめのキャンプ用品⑥
アウトドアチェア・テーブル
キャンプに最低限必要なグッズの1つにアウトドアチェアとテーブルのセットがあります。チェアはソロキャンプでも複数人でのキャンプでもあれば便利に使うことができます。また、複数人でキャンプを行う際にはボードゲームなどを楽しむこともできるため、複数人でキャンプを行う際には特に持っていくことをおすすめします。
アウトドアチェア・テーブルの選び方
アウトドアチェアとテーブルの選び方について紹介します。アウトドアチェアとテーブルのセットはキャンプスタイルがハイスタイルなのか、ロースタイルなのかによって選ぶ必要があります。また、シートの上で座椅子を利用する座敷スタイルもありますが、荷物が非常に多くなるため、初心者向けではありません。
キャンプ初心者におすすめのキャンプ用品⑦
調理器具・食材
キャンプの最大の楽しみの1つである調理を行う際に必ず必要となるのが調理器具と食材のセットです。キャンプで作る料理の魅力は無限にあり、調理器具も非常に豊富です。ここではそんな調理器具の種類について紹介します。
バーベキュー器具
バーベキュー場を利用せずにバーベキューを行う際にはバーベキュー器具が必要となります。バーベキュー器具とはグリルや炭、鉄板や網などバーベキューに必要な器具の総称です。しかし、荷物が非常に多くなるためソロキャンプ向きの調理器具ではありません。
クッカー・バーナー
ソロキャンプ用の調理器具の中にクッカーやバーナーがあります。これらの器具はソロキャンプにおすすめの調理器具です。グリルなどと比較すると非常にコンパクトなので、ソロキャンプの際にはクッカーとバーナーのセットを用意しましょう。
食材について
キャンプでは基本的にどんな食材を持参してもおいしく食べることができます。しかし、足が速い生ものを持参する際には必ずクーラーボックス等に入れて保冷ができるようにした状態で持っていくようにしましょう。
キャンプ初心者におすすめのキャンプ用品⑧
懐中電灯・ヘッドライト
手持ちの懐中電灯やヘッドライトもキャンプで必要なものの1つです。キャンプ場の中には夜になると、灯りが消灯される場所もあります。そのため、足元を照らすライトが無ければ足元が見えないため、非常に危険です。そのため、キャンプの際にはランタンの他にも懐中電灯やヘッドライトを持参することをおすすめします。
明るいLEDライトがおすすめ
キャンプで懐中電灯やヘッドライトを持参する場合は明るいLEDライトがおすすめです。LEDライトは小型のタイプが多く、ポケットに入れておくことができるため、荷物がかさばることもありません。また、中にはコスパが良いものもあるため、キャンプでは用意しておきましょう。
キャンプ初心者におすすめのキャンプ用品⑨
日焼け止めグッズ
日差しが強い夏などの季節には日焼け止めクリームやサングラス、帽子などの日焼け止めグッズも必要なものの1つです。特に日焼けが気になる女性の方などは日焼け止めのグッズは最低限必要なものの1つなので必ず用意しておきましょう。そんな、キャンプで使えるおすすめの日焼け止めグッズや日焼け止めクリームの注意点などについてレクチャーします。
身につけるもので日焼け対策
洋服やサングラス、帽子などを利用すれば、効率よく日焼けを防止することができます。暑い夏の季節は難しいかと思いますが、長そで長ズボンを身につけることで、日焼けを抑えることができます。しかし、服の生地によっては非常に暑くなるため、熱中症や脱水症状には注意が必要です。
日焼け止めクリームの注意点
日焼け止めクリームは日焼け止め対策としては非常に優秀な上、肌に塗るだけで良いので、非常にお手軽です。しかし、日焼け止めクリームを使用する際には注意点があります。そんな日焼け止めクリームの注意点についてレクチャーします。
こまめに塗りなおしを行うこと
日焼け止めクリームは塗りなおしを行うことで、より高い効果を発揮します。そのため、基本的に3時間から4時間ごとに日焼け止めクリームを塗りなおしましょう。
虫よけとセットで使用する場合
日焼け止めクリームと虫よけをセットで使用したい場合は、日焼け止めクリーム、虫よけの順番で使用しましょう。順番が逆になると、日焼け止めクリームで虫よけの成分が失われてしまいます。
キャンプ初心者におすすめのキャンプ用品⑩
タオル・着替え
タオルや着替えもキャンプでは最低限必要なものです。特に夏場等気温が高い日にキャンプを行う際には必ず必要です。タオルは雨が降ってきた際や洗った食器を拭く際、汗などを拭うときなど、非常に多くのことに使えます。そのため、タオルと着替えはセットで用意しておきましょう。
おすすめの持参方法
着替えやタオルは非常にかさばりやすい荷物でもあります。そのため、できるだけ、コンパクトにまとめる必要があるのです。そんなおすすめの持参方法についてレクチャーしていきます。
洗濯ネットに入れて持参
着替えやタオル類は洗濯ネットに入れて持参すると、すでにまとまっているため比較的コンパクトに用意することができます。また、洗濯ネットを2セット用意し、使用した衣類やタオルをもう一組のネットに入れておくと、帰宅した後にすぐに洗濯できます。
圧縮袋に入れて持参する
旅行などで使用する圧縮袋に入れて持参することで、非常にコンパクトな状態で持ってくることができるため、かさばりにくくなります。圧縮袋を持っていない、という人でも100均などでコスパが良く販売されているため、是非検討してみてください。
キャンプ初心者におすすめのキャンプ用品⑪
キャリーカート・キャリーワゴン
キャリーカートやキャリーワゴンは荷物の運搬が非常に楽になるグッズで、オートキャンプ場以外のキャンプ場で使うと非常に便利です。また、キャリーカートは荷物置きとしても使用することができ、使わない荷物を積んでおけばいつでも移動できるため、キャンプの際は用意しておくことをおすすめします。
キャリーカート・キャリーワゴンの選び方
キャリーカートやキャリーワゴンの選び方についてレクチャーします。基本的な選び方は、安定性、重さ、収納性などに注目して選ぶことをおすすめします。それぞれレクチャーしていきます。
安定性
安定性も選び方の重要な要素の1つです。安定性の高さで重要なことはタイヤの太さと幅です。基本的にタイヤが太いほど、感覚が広いほど安定性が高くなるため、たくさんの荷物を積むことができます。
収納性
収納性にも注目する必要があります。できるだけ小さく折りたためるようなタイプがおすすめです。折り畳みができると、持ち運びが楽になりますし、荷物がかさばることも少なくなります。
キャンプ初心者におすすめのキャンプ用品⑫
モバイルバッテリー
モバイルバッテリーもキャンプに最低限必要なものの1つです。キャンプ中に携帯電話を使っていると、あっという間にバッテリーが無くなってしまいます。携帯電話が使えないと、トラブルが発生した際に連絡を取ることができなくなります。中にはコスパが良いタイプもあるので用意しておきましょう。
ポータブル電源もおすすめですが
モバイルバッテリーと同様にポータブル電源を持参することでも携帯電話などの電源を確保できます。容量が大きく、1泊や2泊のキャンプでは電源が無くなることはありませんが、サイズと重量が大きい上、コスパが良くないタイプも多いため、初心者の人はモバイルバッテリーの方がおすすめです。
ソーラーチャージャーがあるとより便利
ソーラーチャージャーとは日光により発電できるソーラーパネルがついている便利グッズで、モバイルバッテリーとセットで使うと、充電を行えるため、携帯電話のバッテリー切れの心配がほぼなくなります。
キャンプ初心者におすすめのキャンプ用品⑬
小物類
キャンプでは持っていると非常に便利な小物があります。かさばるようなグッズでもないので、キャンプの際には必ず持っておくことをおすすめします。そんな、キャンプで便利に使える小物類について紹介します。
ゴミ袋
市販されているゴミ袋でもいいですし、買い物などで購入できるビニール袋でも構わないので、ゴミを入れておくことができる袋を数セット用意しておきましょう。キャンプでは何かとゴミが出るので、役に立つはずです。
ウェットティッシュ
キャンプ中に手や体が汚れた際、いちいち水道がある場所まで行き、洗うのは非常に面倒です。ウェットティッシュがあると、その場ですぐ汚れをふき取ることができる上、テーブルや食器などのちょっとした汚れをふき取れます。100均などでも販売されておりコスパも良いので用意しましょう。
ガムテープ
ガムテープは主に修復用のグッズとして使います。キャンプ中にテントが破れたり、ポールが折れてしまった際に応急処置としてガムテープが使えるのです。100均でも販売されており、コスパも良いので用意しておきましょう。
耳栓
キャンプに慣れていない初心者の人の中には、周りの音が気になって眠れない、という人もいるかと思います。そんな人におすすめのグッズが耳栓です。周りの音を遮断してくれるため快適に眠ることができます。コスパも良いのでキャンプに慣れていない人は用意しておきましょう。
キャンプの楽しさはキャンプ用品で決まる
キャンプに最低限必要なものや便利グッズなどについてレクチャーしました。キャンプをより楽しむためには、揃えるものを把握しておく必要があります。道具次第で、そのキャンプが楽しめるかが決まるといっても過言ではないのです。そのため、キャンプに行く際は、必要な道具やグッズを見極めて、万全の準備をしてキャンプ場へ向かいましょう。
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