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初めての刺繍講座!オシャレでキレイなお花を簡単に作る方法はコレ!

初めて刺繍に挑戦する方向けの、簡単なお花刺繍の刺し方を集めました。シンプルなマスクやハンカチの片隅に、自分のしるしとしてかわいいお花を刺繍してみませんか?手作りならではの温もりが、日用品をお気に入りに変えてくれます。人気のあるお花の刺繍から始めましょう。
更新: 2021年1月14日
森川 美月
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お花刺繍の魅力

刺繍の図案として、花は人気の高いモチーフです。ステッチの種類によってシンプルな花にも、絵画のように複雑な花にもなります。ここでは、さまざまなお花の簡単なステッチをご紹介していますので、手作り小物のワンポイントとして、美しい自然の花を取り入れてみませんか?

ワンポイント刺繍

初心者の方は、ワンポイント刺繍から始めることをおすすめします。ワンポイント刺繍とは、ハンカチやポーチなどの片隅に、一か所だけ刺繍を施すことです。短時間で完成するうえ、このワンポイントがあるだけで小物がぐっと引き立ちますよ。

お花刺繍:用意するもの

刺繍は、刺し方やステッチにさまざまな種類があり、どのステッチを使うかによっても図案の見え方が変わってきます。刺繍を始めるにあたり、初心者の方が用意するものは次の通りです。

①刺繍針

刺繍針には、先の尖ったフランス刺繍針と、先の丸いクロスステッチ針の二種類があります。針の太さには番号がついていますので、刺繍する布地の厚みに合わせて針の太さを決めましょう。

薄手の布地なら7~10番、厚手なら3・4番が適当です。初心者の方には、3~6番の針がセットになっている詰め合わせをおすすめします。

②刺繍糸

刺繍糸は、手芸屋さんで手に入ります。6本の細い糸が束ねられている「25番刺繍糸」を選びましょう。DMCやコスモといったメーカーのものが、光沢があり縫いやすくおすすめです。刺繍したい図案が決まっているなら、それに合わせた色を用意します。決まっていない場合は、色鉛筆のように基本的なカラーを購入しておくとよいでしょう。

③布

初心者の方におすすめの布は、次の4つの条件を満たす布です。

1つ、刺繍図案を写しやすい素材、2つ、中ぐらいの厚み、3つ、伸縮性のないもの、4つ、織りが均一で、凹凸がない。上級者になれば難しい布でも刺繍は可能ですが、初心者の方はこれらの条件に気をつけて布を選ぶようにしましょう。コットンやリネン、ガーゼやシーチングなどが安価でおすすめです。また、クロスステッチには専用の布があります。

④刺繍枠

刺繍枠という円形の道具を使えば、柔らかい布がピンと張るので、初心者の方でも簡単にデザイン通りステッチできます。お花刺繍の種類が多いフランス刺繍におすすめの刺繍枠は、直径10cm前後のものです。大きさは、図案に合わせて使い分けますが、小さめの方が持ちやすく、初心者の方向きといえます。

⑤刺繍図案

刺繍図案は、刺繍するモチーフの原寸大図案です。図案集は図書館で借りたり書店で購入しますが、ネットで紹介されているフリー図案を利用してもよいでしょう。

トレーシングペーパーに図案を写し取った後、布とトレーシングペーパーの間に複写紙をはさんでトレーサー(先の尖った道具)で線をなぞると、布に図案が写ります。薄い布なら、図案を下に敷いて窓ガラスなどで透かし見ながらチャコペンでなぞる、という写し方も可能です。

お花刺繍:桜の花の縫い方

まずは日本を代表する花、桜の花の簡単な刺し方をご紹介しましょう。①は特に図案を必要としない刺し方で、慣れてくればおおよその見当をつけて刺繍できるようになります。②は図案を使った、より繊細な桜の花の表現です。

簡単な刺し方①

とても簡単な「桜の花」の刺し方動画です。初心者の方はこのように刺繍布に濃い色を選ぶと、刺繍糸の色が目立ってわかりやすくなります。一枚の花びらの刺し方を覚えれば、花びらの数(5枚)だけ繰り返せば桜の完成です。花の色を変えてみたり、複数の桜を並べて柄にしてもいいですね。

簡単な刺し方②

まず図案を布に写します。絵心のある方ならフリーハンドでも描ける、シンプルな桜です。中心部に向かって放射状に刺繍していきます。きれいに見せるコツは、中心部に刺す穴を、いつも同じ穴ではなくわずかにずらすことです。

お花刺繍:マーガレットの縫い方

マーガレットの花は白い花弁と中心部の黄色が特徴で、デイジーの花とも似ています。濃い色の布をマーガレット柄にすると、白い花が目立つのでおすすめです。

簡単な刺し方①


刺繍枠を使った、初心者の方向けのマーガレットの刺し方です。真似しやすい簡単なステッチで、花のアウトラインを縫っていくイメージになります。マーガレットのようにシンプルな形の花は、図案なしのフリーハンドで刺繍できるのが魅力です。

簡単な刺し方②

こちらの刺し方は、マーガレットの花びらをアウトラインだけでなく、内側も埋めていくデザインです。刺繍枠なしで、写し取った図案通りに刺しています。埋める方法は、サテンステッチではなく一本だけのストレートステッチなので、初心者の方でも簡単です。

お花刺繍:たんぽぽの縫い方

野の花の代表、たんぽぽの刺繍です。誰からも愛される黄色い花柄が、手作り小物を明るく彩ります。

たんぽぽの花の刺し方

こちらの動画では縫い方の説明とともに、フリーの刺繍図案が配布されており、印刷して使えます。花びらの刺繍はサテンステッチです。綿毛やつぼみもデザインされているので、出来上がったらボタニカルアートのように額装して飾るときれいですよ。

たんぽぽの綿毛の刺し方

ふわふわしたたんぽぽの綿毛の刺繍です。生地は、よく透けるオーガンジーを選んでください。茎の部分はバックステッチ、葉は斜めのストレートステッチ、繊細な綿毛は一本どりで刺していきます。デザインが写実的なので、絵のようにきれいな刺繍作品が仕上がりますよ。

お花刺繍:立体的なお花の縫い方

刺繍は平面的なものと思われがちですが、実は立体的な表現もできます。ここでは、手作りならではの立体的なお花の刺繍を二種類、ご紹介しましょう。

ふんわりしたお花のステッチ

ループステッチとフレンチノットステッチを使って、立体的な花を表現します。ふんわりしたお花は優しい雰囲気で、手作りの温もりが伝わる愛らしい刺繍です。柄のように散りばめる刺繍より、ワンポイントに適しています。

バリオンローズステッチ

バラの刺繍として有名なバリオンローズステッチです。一見、上級者向けのように見えますが、刺した刺繍針にぐるぐると刺繍糸を巻きつけるだけの簡単な作業で花びらができます。立体的で豪華な、初心者の方向けのバラの花です。

お花刺繍:ミモザのお花の縫い方

ミモザのお花は人気の刺繍図案です。青みを帯びた葉と、明るいミモザイエローが多くの人に好まれています。手作りのクッションカバーやランチクロスなどにさり気なく一か所、刺繍を入れるところから始めてみませんか。

簡単な刺し方①

こちらのミモザの刺繍図案は、動画の概要欄のリンクからフリーダウンロードできます。フリー図案の写し方や、刺繍枠のはめ方、ステッチの種類までていねいに解説されており、初心者の方にもわかりやすいのでおすすめです。

簡単な刺し方②

こちらのミモザのデザインは、フリーハンドで手描きされていますが、真似しやすいシンプルな図案です。絵に自信のない方は、図案集などを参考にするとよいでしょう。初心者の方が挑戦しやすい単純なステッチを多用されています。

お花刺繍:パンジーの縫い方

パンジーの花にはさまざまな種類があり、どの花をとっても一色ということはなく、美しいグラデーションや多くの色の混在が見られます。これを刺繍でどのようにデザインするのか、見てまいりましょう。

簡単な刺し方①

ブローチやピアスを手作りするために、フエルトに刺繍されています。花のデザインをフエルトに写したら、花に使う刺繍糸の色を決めましょう。ステッチを入れていく方向や順番までていねいに解説されています。目を見張るほどきれいなパンジーができますよ。

簡単な刺し方②

こちらの方も、図案集を使わずフリーハンドで花びらをデザインされています。シャツの柄として刺繍をするため、シャツに直接刺繍枠をはめましょう。シャツに刺繍されたパンジーは、ネックレスのような美しさです。


お花刺繍:ラベンダーの縫い方

ハーブの刺繍は、清楚で人気の高い図案です。特に紫色が美しいラベンダーの縫い方をご紹介しましょう。ハンカチの柄や手作りマスクのワンポイントに、ぜひ取り入れてみてください。

簡単な刺し方①

ラベンダーは小さな花の集まりなので、刺繍図案にぴったりのモチーフです。茎の部分は簡単なストレートステッチ、花の部分は三回巻きのフレンチナットステッチを使っています。

簡単な刺し方②

シンプルな図案なので、ハンカチの四隅やシャツの襟に柄として刺繍すると素敵です。最初に茎を、次にリボンを、最後にラベンダーの部分を縫っていきます。お花の部分はレゼーデージーステッチという、お花表現によく使われるステッチです。

お花刺繍:バラの縫い方

手作り小物のワンポイント柄として人気の高いバラの刺繍です。複雑に見えて意外と簡単なので、ぜひトライしてみてください。

スパイダーウェブローズステッチ

多弁のバラを表現するのにふさわしいステッチです。ふっくらと華やかなバラに仕上がります。花が完成したら、すこし針で糸を持ち上げて、花びらにふくらみや変化をもたせるとより本物らしくなりますよ。

バリオンローズステッチ

こちらは有名なバラの刺繍表現、バリオンローズステッチです。針に10回糸を巻きつけることで花びらを表現します。小さなバラ向きのステッチですが、糸の本数を増やしたり花びらの数を増やすことで大きなバラも表現可能です。

お花刺繍:アジサイの縫い方

小さな花が群れ集まって咲くアジサイは、一つの花の縫い方をマスターしてしまえば、あとは繰り返すデザインなので、初心者の方におすすめです。

簡単な刺し方①

グラデーションになった刺繍糸を使うことで、アジサイ独特のブルーから紫への変化が美しく表現できます。アジサイをきれいに刺繍するコツは、花のすき間をあけないことです。図案なしのフリーハンドで刺繍されています。

簡単な刺し方②

こちらのアジサイの図案は、動画の概要欄からフリーでダウンロードできます。図案に従って刺繍していくやり方です。接着芯を挟んで刺繍枠をはめることで、布がピンと張り、とても縫いやすくなります。

お花刺繍:チューリップの縫い方

チューリップ柄はかわいいイメージがありますが、こちらでご紹介するチューリップ刺繍はより写実的なデザインなので、大人向けの手作り小物にもピッタリです。

簡単な刺し方①

フリーハンドで描かれた図案を元にしています。きれいに仕上げるコツを説明しながらゆっくりとチューリップ柄を刺繍していくので、初心者の方にも分かりやすい動画です。

簡単な刺し方②

ふっくらと丸みのある花びらが愛らしいチューリップの刺繍図案です。チューリップのフリーハンドでの描き方が、ていねいに解説されています。花びらの色を変えて、数種類のチューリップを柄にしてもきれいですね。

お花刺繍:お花のブーケの縫い方

手作りのブーケ刺繍は、ポーチやスカーフのアクセントにぴったりです。お花刺繍に慣れてきた頃に、ぜひチャレンジしてみましょう。

ローズブーケの刺し方


バラの花は大人気の刺繍柄です。こちらのバラは、花の中心から放射状に延びた糸を、くぐらせるように円形に刺繍していくスパイダーウェブローズステッチです。ふんわりと立体的でゴージャスなバラに仕上がりますよ。

忘れな草ブーケの刺し方

複数の花と、茎を一か所に集めて結わえるデザインがブーケを表現しています。簡単なステッチだけでできますので、時間をかけてチャレンジしてみてください。忘れな草のブルーに変化をつけているので、より一層きれいです。

お花刺繍:フレンチナットステッチの花

お花の刺繍によく登場するフレンチナットステッチをご紹介します。花芯や小さな花の表現に便利ですので、ぜひ覚えておきましょう。手作りの布小物に刺繍するのに最適なステッチです。

フレンチナットステッチは簡単!

フレンチナットステッチの刺し方が、ていねいにゆっくりと解説されています。針にしっかりと糸を巻きつけてから刺し、ゆっくりと糸を引くのがきれいに仕上げるコツです。ラベンダーやミモザの花に応用できます。

フレンチナットステッチ:巻き数の違い

花芯、花びら、葉のすべてをフレンチナットステッチで表現されています。また、一回巻き、二回巻き、三回巻きのステッチの違いや、強く糸を引きすぎた時のステッチの仕上がりについても説明されており、とても分かりやすい動画です。

お花刺繍:クロスステッチの花

初心者に人気の高い、簡単なクロスステッチをご紹介します。専用の布にクロス(×の形)に刺していく刺繍です。手作りのクッションカバーやポーチに応用できます。

刺繍糸の準備

クロスステッチのための刺繍糸の準備動画です。用意する糸の長さや本数が説明されています。必要な本数を一度にとらず、一本ずつ抜いていくのがふくらみを出すコツです。

クロスステッチの刺し方

クロスステッチは、糸を引きすぎずふっくらと刺していきます。玉結びを作らないので、平面的な表現が可能です。初めての方は図案通りに刺繍しましょう。慣れてきたらフリーデザインを楽しむこともできます。

お花刺繍:まとめ

初めての刺繍講座、いかがでしたか?まずは一つの図案を何度も刺して、慣れることから始めましょう。「このアイテムをもっとかわいくしたい」「額に入れて飾りたい」と目標を持つことで、さらに楽しい刺繍の世界が拡がります。まずは裁縫箱をチェックし、足りないものを手芸屋さんで揃えてみてください。

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刺繍にご興味を持たれた方は、こちらの記事も併せてお読みください。フランス刺繍、紙刺繍、クロスステッチについて詳しく載っています。