デイトナ 16872
250ccバイク大きさ比較ランキング!はじめに
250ccバイクは通勤などの街乗りからツーリングまで楽しめる汎用性の高さが魅力です。経済性では125ccバイク、ツーリングでの余裕では400cc以上のバイクに劣るものの、身近な存在として乗りやすいのがメリット。
その反面、車種によって車体サイズに違いがあり、目的に合わない選び方をすると使いにくいのも事実です。ここでは250ccバイクの車体サイズにこだわり、ランキング形式で紹介します。
大きい&小さい250ccバイクをランキング
ここではスペックシートに記載されている全長、全幅、全高、シート高、この4つをかけ算した数値をもとに大きさランキングをします。また、通勤などの街乗りで重要なシート高、最小回転半径、車両重量、この3つをかけ算した数値も検証!
では早速本題、250ccバイクの大きさを比較していきましょう
250ccバイク大きさ比較ランキング!大きい6位
KLX230
比較大きい250ccバイクランキング6位はカワサキのKLX230です。KLX230はエンデューロレーサーKLX230Rをベースに公道仕様化されたオフロードバイク。ガレ場をアクセルワイドオープンで駆け上がる高い走破性がおすすめポイントです。
理論上の最高速度は低めに設定されており、カワサキのオフロードバイクとしてはフレンドリーなキャラクター。闘う必要はありません。
KLX230は通勤向け?ツーリング向け?
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KLX230は車体が大柄なものの、車両重量は軽いので、通勤バイクとしても活躍します。全長は長い(2105mm)ものの、最小回転半径は小さめです。気になるのは高いシート高(885mm)
長身のバイク乗りなら膝に窮屈さを感じなくていいものの、平均的な体格ならローシートへの換装も検討しましょう。また、リヤキャリアを追加して取り回ししやすいようにしたいですね。
250ccバイク大きさ比較ランキング!大きい5位
CRF250L
比較大きい250ccバイクランキング5位はホンダのCRF250Lです。CRF250Lはアスファルト路面でも快適なオフロードバイク。オフロードバイクとしては理論上の最高速度が速く(134.1km/h)、高速道路走行も難なくこなすのがおすすめポイント。
ハードな林道ツーリングにはスプリングが勝ち気味のリヤサスペンションをカスタムしたくなりますが、アスファルトでは問題ないレベルです。
CRF250Lは通勤向け?ツーリング向け?
CRF250Lは通勤からツーリングまでこなすマルチな才能を有したオフロードバイクだといえます。全長は長い(2195mm)ものの、最小回転半径は小さめですので、街乗りで苦難を強いられません。
アスファルトメインのツーリングならシート高が低い(830mm)タイプLDがおすすめ。タイプLDの最低地上高は210mmしかありませんが、フラットダートならクリアランスは十分です。
250ccバイク大きさ比較ランキング!大きい4位
XMAX
比較大きい250ccバイクランキング4位はヤマハのXMAXです。XMAXはスポーティな250ccスクーターとして人気があります。トップブリッジとステアリングステムでフレームに接続された剛性感の高いフロントサスペンションがおすすめポイント。
大柄で腰高なライディングポジションは長身ライダーでもゆったりしています。ちなみに、ライバル車であるホンダのフォルツァは大きい250ccバイクランキング7位でした。
XMAXは通勤向け?ツーリング向け?
XMAXはツーリング向けの250ccビッグスクーターです。250ccアメリカンクルーザー並みに全長が長く(2185mm)、車両重量も179kgと重いので、長距離ツーリングでの走行安定性に期待できます。
その反面、長い全長や重い車両重量は通勤などの街乗りで煩わしさを感じるかもです。また、シート高の数値は795mmと250ccバイクの平均値に近いものの、体格によっては足つき性に不安を感じる場合があります。
250ccバイク大きさ比較ランキング!大きい3位
Vストローム250
比較大きい250ccバイクランキング3位はスズキのVストローム250です。Vストローム250は積載番長の異名を持つ大柄なアドベンチャーツアラー。低中回転域のトルクが豊かなロングストロークエンジンを搭載しているのがおすすめポイントです。
オフロードバイクに近いライディングポジションはゆったりしていて、ツーリングでの疲労を軽減してくれます。
Vストローム250は通勤向け?ツーリング向け?
Vストローム250は紛れもなくツーリング向けの250ccバイクです。理論上の最高速度は低め(107.9km/h)ですので、高速道路走行での追い越し加速では長い距離が必要になるかもですが、大らかなハンドリングは長距離ツーリングを快適にしてくれます。
通勤では粘り強いエンジン特性がクラッチワークをイージーにしてくれるものの、大柄な車体サイズに煩わしさを感じるかもです。なお、兄弟車のGSX250Rは大きいバイクランキング15位でした。
250ccバイク大きさ比較ランキング!大きい2位
ヴェルシスX250ツアラー
比較大きい250ccバイクランキング2位はカワサキのヴェルシスX250ツアラーです。ヴェルシスX250ツアラーは旧型ニンジャのエンジンを搭載したハイスピード250ccアドベンチャーツアラー。
楽なライディングポジションで高速道路を走破できるのがおすすめポイント。大型バイクやオフロードバイクから乗り換えても高い満足感を得られます。全幅は940mmと、250ccバイクでもっとも幅広です。
ヴェルシスX250ツアラーは通勤向け?ツーリング向け?
ヴェルシスX250ツアラーは紛れもなくツーリング向けの250ccバイクです。速度域の高さ、大らかなハンドリング、疲れにくいライディングポジションなど、長距離ツーリングでは250ccバイク最強レベルだといっても過言ではありません。
その反面、通勤などの街乗りでは大柄な車体サイズや高回転型エンジン特有のシフト操作に煩わしさを感じるかもです。職場の駐輪場はもちろん、自宅の保管場所も考慮して購入を検討しましょう。
DCC330XL
250ccバイク大きさ比較ランキング!大きい1位
CRF250ラリー
比較大きい250ccバイクランキング1位はホンダのCRF250ラリーです。先述したCRF250Lをベースに長距離ツーリングでの快適さやオフロードでの走破性も高めた充実モデルなのがおすすめポイント。
CRF250Lよりもフロントサスペンションで30mm、リヤアクスルトラベルで25mm長く、シート高は250ccバイクでもっとも高い895mmです。道の駅や高速道路のサービスエリアの駐輪場でも圧倒的な存在感を示します。
CRF250ラリーは通勤向け?ツーリング向け?
CRF250ラリーは紛れもなくツーリング向けの250ccバイクです。高速道路でもやや余裕がありますし、ウインドプロテクション性も申し分ありません。通勤などの街乗りでCRF250ラリーに乗るには相当な体格が必要です。
しかし、最小回転半径は2.3mと小さいですし、シート高が低い(830mm)タイプLDもあります。アスファルトメインのツーリングならタイプLDがおすすめです。
大きい250ccバイクの街乗り性は?
250ccバイクの大きさを比較し、大きいランキング順に紹介すると、オフロードバイクやアドベンチャーツアラーのランキング入りが目立ちました。ツーリングに適した人気モデルが多いですね。
しかし、ツーリングでは市街地走行もしますので、総合的なバランスが大切。大きい250ccバイクとしてランキング入りした6台の街乗り性も確認しましょう。
大きいランキング6に入った250ccバイクの街乗り性
大きいバイクランキング6に入った250ccバイク(バリエーションモデルを除く26車種)の街乗り性をで比較すると、車両重量が軽量で最小回転半径が小さいオフロードバイクの健闘が目立ちます。KLX230は街乗り性で250ccバイクの平均値を上回りました。
その反面、車両重量が重く最小回転半径が大きいアドベンチャーツアラーは苦戦。ちなみに、大きさランキングと街乗り性ランキングの両方で平均値を示したのはスズキのバーグマン200です。
【大きいランキング6に入った250ccバイクの街乗り性】
大きいランキング | 街乗り性ランキング |
1位 CRF250ラリー | 14位 |
2位 ヴェルシスX250ツアラー | 21位 |
3位 Vストローム250 | 25位 |
4位 XMAX | 20位 |
5位 CRF250L | 10位 |
6位 KLX230 | 7位 |
ここからは小さいバイクランキングで250ccバイクを紹介します。
250ccバイク大きさ比較ランキング!小さい6位
CBR250RR
比較小さい250ccバイクランキング6位はホンダのCBR250RRです。CBR250RRは水冷DOHC4バルブの高回転型エンジンを搭載した250ccスーパースポーツバイクとして人気があります。
3つのライディングモードから加速レスポンスを選択できるのがおすすめポイント。小さいランキング6位ではありますが、ボリューム感満点のデザインには存在感があります。
CBR250RRは通勤向け?ツーリング向け?
CBR250RRはワインディングロードを巡るツーリングが楽しい250ccバイクです。全長とシート高は250ccバイクの平均値あたりなのですが、絞ったハンドル幅や低く構えた全高が原因で小さい250ccバイクとしてランキング入り。
通勤などの街乗りでは若干重い車両重量や大きい最小回転半径が気になります。車体サイズが小さいのは通勤のためではなく、ファンライドのためだと捉えましょう。
250ccバイク大きさ比較ランキング!小さい5位
マジェスティS
比較小さい250ccバイクランキング5位はヤマハのマジェスティSです。マジェスティSは150ccスクーターとしては大柄で、フラットなステップボードの使い勝手に人気があります。乗り心地は硬いものの、スポーティな乗り味がおすすめポイント。
アクセルを開けると最大トルクを発生させるエンジン回転数まで上昇し、プーリーで元気よく加速します。
マジェスティSは通勤向け?ツーリング向け?
マジェスティSは通勤向けの150ccスクーターではあるものの、楽しい走行性能はツーリングでも活躍します。
足元はやや窮屈なのですが、ホイールベースは長いですし(1405mm)、最高出力を発生させるエンジン回転数での理論上の速度は150ccスクーター最速(111.3km/h)ですので、高速道路走行でも幾分か余裕があります。
その反面、150ccスクーターとしては最小回転半径が大きいですし、車両重量も重めです。
250ccバイク大きさ比較ランキング!小さい4位
ニンジャ250
比較小さい250ccバイクランキング4位はカワサキのニンジャ250です。ニンジャ250は高回転型の水冷DOHC4バルブエンジンを搭載した250ccスーパースポーツ。最高出力を発生させるエンジン回転数での理論上の速度は175.6km/hと250ccバイクでは最速です。
戦闘的でボリューム感のあるシルエットには、小さい250ccバイクランキング4位とは思えないほどの存在感があります。
ニンジャ250は通勤向け?ツーリング向け?
ニンジャ250は小さいバイクランキング4位ではあるものの、ツーリングにおすすめの250ccバイクです。速度域の高いエンジンは高速道路走行で有利ですので、絶景ワインディングロードが多いエリアまでワープできます。
にもかかわらず、250ccスーパースポーツで最小回転半径がもっとも小さいのもニンジャ250のおすすめポイント。通勤バイクとしても活躍する一面を持ち合わせています。
250ccバイク大きさ比較ランキング!小さい3位
NMAX155
比較小さい250ccバイクランキング3位はヤマハのNMAX155です。NMAX155は6000回転で切り替わる可変バルブエンジンや軽快なハンドリングに人気がある150ccスクーター。前後ABS標準装備なのがおすすめポイント。
通勤途中でのパニックブレーキでも制動距離を縮める手助けをしてくれます。トルクウエイトレシオは150ccスクーターでもっとも軽量(91.429kg/kgf・m)です。
NMAX155は通勤向け?ツーリング向け?
NMAX155は通勤バイクで休日のツーリングを楽しみたいバイク乗りにおすすめの150ccスクーターです。
理論上の最高速度は106.8km/hと低めですので、高速道路走行での追い越し距離は長くなっていしまいますが、街中のツーリングスポットやグルメスポットを巡るツーリングを楽しくしてくれます。接地感の高い足回りは絶景ワインディングロードも楽しくしてくれますね。
250ccバイク大きさ比較ランキング!小さい2位
ジクサーSF250
比較小さい250ccバイクランキング2位はスズキのジクサーSF250です。ジクサーSF250は油冷DOHC4バルブ単気筒エンジンを搭載した250ccスーパースポーツバイク。シャープで洗練されたデザインはイチオシでおすすめです。
3位のNMAX155よりコンパクトなのはジクサーSF250のウインドスクリーンが低いため。体感的な大きさはNMAX155のほうがコンパクトだといえます。
ジクサーSF250は通勤向け?ツーリング向け?
ジクサーSF250は小さいバイクランキング2位ではあるものの、ツーリング向けのバイクだといっていいですね。しかし、250ccスーパースポーツとしてはハンドルの位置が高く、ライディングポジションもアップライトですので、通勤でも扱いやすいといえます。
街乗りでは兄弟車のジクサー250のほうがおすすめ。幅広のバーハンドルはボディアクションで舵を切りやすいですね。
250ccバイク大きさ比較ランキング!小さい1位
PCX150
比較小さい250ccバイクランキング1位はホンダのPCX150です。PCX150は豪華な装備や洗練されたシルエットが人気の150ccスクーター。セダンのような高い静粛性がおすすめポイントです。
こちらの型式KF30は2018年の4月にフルモデルチェンジでフレームの剛性が高められました。しかし、車体サイズは旧モデルのKF18(2014年5月~)やKF12(2012年6月~)とほぼ変わりありません。
PCX150は通勤向け?ツーリング向け?
PCX150は通勤バイクで休日のツーリングを楽しみたいバイク乗りにおすすめの150ccスクーターです。高い静粛性は早朝の出勤や深夜の帰宅でもご近所さんに迷惑をかけにくいといえます。
ツーリングがメインならフレーム剛性が高いこちらのモデルのKF30がおすすめですが、通勤がメインなら中古車価格が安いKF18やKF12も検討の価値があります。ちなみみ、派生車種のADV150は小さいランキング15位でした。
小さいバイクのツーリング性は?
250ccバイクの大きさを比較し、小さいランキング順で紹介すると、150ccスクーターと250ccスーパースポーツの活躍が目立ちました。150ccスクーターは全長や全幅が短く、シート高も低いためです。全高にはウインドスクリーンの高さが含まれるのでやや高め。
250ccスーパースポーツは短い全幅と低い全高が原因で小さい250ccバイクにランキングされました。
小さいランキング6に入った250ccバイクの街乗り性
「小さい=街乗りで有利」とはいえません。250ccスーパースポーツが小さい250ccバイクランキングにランキング入りしているからです。
650ccクラスや1000ccクラスのスーパースポーツバイクと比較すると圧倒的に街乗りで扱いやすいのですが、250ccスーパースポーツはスポーティな方向へ向かう傾向にあります。街乗り性を重視するならバーハンドル仕様のネイキッドモデルを検討するのもおすすめです。
【小さいランキング6に入った250ccバイクの街乗り性比較】
小さいランキング | 街乗り性ランキング |
1位 PCX150 | 1位 |
2位 ジクサーSF250 | 16位 |
3位 NMAX155 | 3位 |
4位 ニンジャ250 | 17位 |
5位 マジェスティS | 6位 |
6位 CBR250RR | 22位 |
250ccバイク大きさランキング!まとめ
250ccのバイクを大きさで比較し、大きいランキングと小さいランキングで紹介しました。「小さいから街乗りで扱いやすい」「大きいからツーリングが快適」とはいえません。それは、バイクの魅力は利便性だけではないからです。
スペックやデザインはもちろん、跨ったときの相性も確認してバイク選びをしたいですね。ちょうど平均値あたりのCB250Rやジクサー250、バーグマン200やレブル250も侮れません。
250ccバイクが気になる人はこちらをチェック!
250ccバイクはバイク選びが非常に楽しいですね。一般道で扱いやすいモデルと高速道路で快適なモデルが混在している排気量だからです。250ccバイクを最速ランキングで紹介した記事もチェックしてください。
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