バイク初心者にも楽しいツーリング:はじめに
先日、家族でキャンプへ行ってきました。久々のキャンプということもあり、妻も子どもも大はしゃぎ。久々ついでに新しいことをしてみようと思い、「海で釣りがしたい」という息子の要望に応え、サビキ釣りにチャレンジしました。どうも!暮らし~のでライターをしておりますhosokawa_takaです。
初心者にはサビキ釣りがおすすめとのこと
私は小学生時代に近所の川でなまず釣りをした経験くらいしかなく、海釣りは全くの初心者です。本サイトで釣りに詳しいNディレクターに聞いたところ「堤防ならサビキ釣りがおすすめです。初期投資も抑えられます。エサのにおいが気になるならアジングですね。」とのこと。サビキ釣りならあらかじめ作られた仕掛けでできるようです。
バイクツーリングは初心者に優しい?
では本題!ここではバイクと釣りの違いについて検証し、バイクはどんな趣味なのかについて考えます。ベテランライダーさんも一緒に考えてくださいね。なお、この記事は2020年6月24日現在の私の心境をもとに作成しますことをご了承ください。
バイク初心者にも楽しいツーリング:道具
道具がないと始まらないのはツーリングも釣りも同じです。小学生の息子が釣りを始めるにあたって必要な道具を揃えるために検索!すると、1.8~3mの万能竿、2~3号のラインを巻いたリール、サビキ釣りの仕掛け、この3点は必要最小限の道具とのこと。エサはチューブ入りが便利そう。セットで買えば2~3千円ほどです。
バイクは釣りよりも道具が高い
一方、バイクを買うにはお金がかかります。初心者にとっては敷居が高い趣味ですね。現行国内販売モデルの新車平均価格は125ccなら約30万、250ccなら50万。そこに諸費用が必要ですし、ヘルメットなどの装備も買わなければなりません。バイクや乗るための装備には、お試しセット的なものがないのです。
中古の原付バイクでツーリング
お試しツーリングをするなら原付バイクがおすすめです。原付といえどもバイクには変わりありませんし、アドベンチャー感は半端ありません。速度域が低いので安いヘルメットでも十分ですし、グローブは作業用手袋、ブーツはくるぶしを保護できるミドルカットのスニーカーで代用できます。
バイク初心者にも楽しいツーリング:お店
サビキ釣りに必要な道具を調べた後、息子を連れて自宅から一番近い釣具屋へ行きました。敷居の高さを感じながらも店員に話しかけると「安い竿は扱いにくい…アミエビ(エサ)をマキエカゴに入れるバケツは絶対必要!」とあれこれとおすすめ商品を紹介するのです。小学生1年生の釣りにそんな装備って必要?腹が立って「よその店で買う!」と言い捨て、その釣具屋を出ました。
ショップに良し悪しがあるのは釣りもバイクも同じ
「お父ちゃん、釣り道具買えへんかったなぁ」と残念がる息子をなだめ、再度必要な釣り道具を検索。知識を仕入れて自力で道具を選ぶしかありません。店員の釣りに対する情熱は伝わりましたが、釣りに対する敷居の高さを感じたのです。翌日、自宅から少し遠い釣具屋へ行くと…入り口に初心者セットがたくさん陳列されていたのです。
バイク屋の選び方
お店の第一印象が大切なのはバイク屋も同じです。私がいつもお世話になっているバイク屋は奈良県橿原市にあるレッドバロン奈良店。どんなバイクを求めているかを伝えると候補を挙げてくれますし、予算に合った中古車も探してくれます。バイク選びでお店選びは重要です。規模や値引きよりも相性の合うバイク屋を選びましょう。
バイク初心者にも楽しいツーリング:楽しみ方
キャンプ場で釣り場を教えてもらい、三重県紀北町の引本浦へ行きました。撤収しようとしていた家族連れに声をかけると「どうぞ!釣り始めてくださいね!」と気持ちいい返事が返ってきました。初めて訪れた釣具屋のせいで釣りをする人のイメージが悪くなっていたのですが、釣りをする人にもいろんな人がいるとわかりました。確かに、ツーリングをするバイク乗りにもいろんな人がいます。
釣りはスポーツ
初めて訪れた釣具屋の店員は「釣ってなんぼ!釣るために全身全霊を注ぐ!」そんな人でした。その気持ち、わからなくもありません。レースに参加したり、サーキットやモトクロスコースで練習走行をしたりするのも一つのバイクの楽しみ方。しかし、それだけがバイクの楽しみ方ではありません。景色を眺めながら心地いいペースで走ったり、休憩を楽しんだり…。ツーリングは楽しみ方の幅が広いですね。
ツーリングは楽しみ方の幅が広い
「釣りはスポーツ」「ツーリングはレジャー」というところが明らかに違います。堤防に集まってくる釣りの愛好家は黙々と竿を振り、魚を釣る動作を繰り返します。しかし、ツーリングで黙々とコーナーを攻めることはありません。グループで堤防に来ている人も言葉数は少なめ。遊びでキャッキャと釣りをしている私たち家族は隣で釣っているオジサマに睨まれました。すみません。
バイク初心者にも楽しいツーリング:マナー
「まずは父ちゃんがやってみるから見ててなぁ」といい、仕掛けを海に入れました。息子は堤防の高さや海の深さが怖いのか、私の服をつかんで離しません。すると、偶然にも小さいメバル?が1匹釣れたのです。釣れると思っていなかったので急いでバケツに海水を汲み、釣れた魚を入れました。バケツの中で泳ぐメバル?を見て「かわいい」とつぶやく息子。次は息子に竿を持たせました。
バイクに乗るには免許が必要
釣りをするのに免許は必要ありません。しかし、バイクに乗るには運転免許が必要です。もっともお手軽な原付バイクであっても、試験を受けなければ公道を走れないのです。その代わり、免許を取得する際にある程度の知識が身に付きます。ヘルメットは必ず着用、グローブやブーツも推奨です。釣りのように一から知識を学ばなくても、ツーリングをするための装備は簡単に思いつきます。
ルールやマナーは大切
釣りには免許が必要ない分、ルールやマナーを自分で学ばなければなりません。それに対し、バイク乗りは交通法規で理論武装し、決まり事以外のルールやマナーを疎かにしがちです。これらは経験をもとに自ら学ぶしかないので、初心者にとっては大きな課題。道路にはローカルルールも存在しますので、周りをよく見てツーリングを楽しみたいですね。
バイク初心者にも楽しいツーリング:練習
息子に竿を持たせ、私が竿を上下させます。いつになく息子は神妙な面持ち。「もうお魚食いついてるんやない?仕掛けを上げようよ」といいます。息子が竿を持つとなぜか竿に反応がなくなり、釣れなくなってしまったのです。息子は竿を持つのに飽きてしまい、私が釣った魚を触ったり観察したりし始めました。「父ちゃん、サバさんの元気がないねん」。
バイクの基本知識は免許があれば十分
ツーリングはバイク、免許、バイクに乗るための装備、これだけあれば完成形で始められます。その反面、釣りは道具があっても道具を駆使する知識と経験がないと釣れません。これはツーリングと釣りの大きな違い。しかし、練習がないのはツーリングも釣りも同じです。公道を走行している時点で練習ではありませんし、バイクに乗る練習は公道でないと意味が薄れます。
バイクの練習は交通の流れを読むためにする
よく「バイクに乗る練習ができる場所はどこ?」という話を聞きますが、運転免許を取得しているのですから練習する必要はありません。バイク初心者が練習するとするならば、近場でプチツーリングを楽しむのがおすすめです。市街地からワインディングロードまでをバランスよく織り交ぜたコースを作り、交通の流れを読むための知識を身に付けましょう。バイクを操る練習は二の次です。
バイク初心者にも楽しいツーリング:新鮮さ
kankanmamaさんによる写真ACからの写真
釣りは小学1年生の息子に難しかったものの、生きた魚を手でつかむ体験は楽しかったようです。バケツの中で元気に泳いでいたメバル、食べられないフグ、見た目がグロいカサゴは海へ逃がしました。息子がヌルヌルした感触を楽しんでいたサバは早々にご臨終。死んでしまったサバのみを持ち帰って塩焼きにすると、小さいながらも香りと味はサバそのものでした。
バイク初心者時代の新鮮さを失うな!
堤防を後にして「次はこうすれば釣れるかな?」「おかずになるほどの数を釣りたいなぁ」そんな余韻に浸りました。おや、この感覚は楽しかったツーリングで感じる余韻に似ています。ツーリング初心者時代の思い出がよみがえりました。長くツーリングをしていると、少しのできごとでは楽しさを感じなくなり、初心者時代の新鮮さを失うのです。
バイク初心者は実績を自身へとつなげよう
バイク初心者にはツーリングがおすすめです。バイクの操作に自信がなくても大丈夫!バイクでどこかへ行ったという実績が次のツーリングへの自信へとつながります。釣りに対する興味がゼロレベルの私、サビキ仕掛けを海へ入れるまで不安しかありませんでした。しかし、終わってみると楽しい思い出になったのです。チャレンジすることが重要ですね。
バイク初心者にも楽しいツーリング:まとめ
奈良へ帰って息子の釣竿を片付けていると…おや、このサイズ、どこかで見たような…。そう、私が愛用しているツーリング用テントの収納サイズに近いのです。これはキャンプツーリングで釣りをせよとのお告げ?そう言えば最近、海水浴のオフシーズンのみ無料で利用できるキャンプ場を新たに見つけたところ。他のジャンルの趣味と合わせられるのもツーリングのおすすめポイントです。
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毛並良好さんによる写真ACからの写真