COOLBOTANG ミシン押さえ 11点
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ジャノメ コンピュータミシン MP470MSE
トーヨーミシン ルビーロック 750D
はじめに
ズボンの裾上げのやり方は?ミシンの使い方紹介
ズボンの裾上げは買った店により無料・有料でやってくれたり、衣類のお直しの店を利用して有料でやってもらうこともできますが、あとから直したい・お金をかけずにお直ししたいという場合は、自分でミシンを使って簡単に上げ直すことも可能です。
裾上げする場合のミシンの使い方には、ちょっとしたコツとポイントがあります。裾上げの方法ごとに向いているミシンの種類と使い方をご紹介しましょう。自宅でミシンを使って裾上げをしたいという方必見です。
裾上げ・裾直しができるミシン
ミシンでのズボンの裾上げはいくつかやり方があります。目立たないやり方や逆にステッチを目立たせておしゃれに仕上げる方法などさまざま。しかしどれもひとつのミシンですべてできるというわけではないことも。裾上げの種類ごとに向いているミシンから見ていきましょう。
まつり縫いのような縫い目なら
一般的な家庭用ミシンには、ほとんどこのミシンでのまつり縫いステッチが登録されています。直線縫いしかできないような簡単な作りのミシンではない限り、ズボンの裾まつり縫いは可能でしょう。
カジュアルパンツのステッチ裾上げなら
薄手のチノパンや子ども用のコットンパンツなど、カジュアルなズボンならまつり縫いでなく、ステッチで仕上げるのが一般的なやり方です。できればフリーアーム(筒縫い)ができるミシンの方が断然縫いやすいですが、気をつけてゆっくり縫えば、フリーアームなしの安価な直線縫いミシンでも裾直しができます。
ジーンズなど厚手生地なら
針と糸に気をつければ、一般的な家庭用ミシンでも、ジーンズなどの厚手の生地の裾上げも可能ですが、できれば職業用ミシン・工業ミシンなどのハイパワーなものがおすすめ。ジーンズ用のステッチ糸を使うとき、必ずそれにあった針に交換しないと最悪の場合ミシンが壊れたり針が折れて危険です。
ミシンで裾上げ・裾直しの前準備1.切る
好みの長さに縫い代を付けてカット
はじめにすることはズボンの長さを決めてカットするということです。スラックスやチノパン・制服のズボンやジーパンなどズボンといってもさまざま。好みの長さは実際に履いてみて、鏡を見ながら、他の方にも手伝ってもらうとやりやすいでしょう。カットするときは必ず縫い代分も足した長さで切ってください。
ズボンの裾直しの縫い代幅は
それぞれの縫い代の長さは、ミシンの使い方やズボンの種類によって変わってきますが、ひとつの目安として4~5センチとする場合が一般的です。
成長期の子ども制服のズボンなら、あとから伸ばすために長めに上げたり、ジーンズだと幅が狭めなステッチの方が、かっこよくおしゃれに仕上がるので、縫い代も少なくなるなどのメリットがありますが、それ以外の場合はこの数値を目安とすればよいでしょう。
ミシンで裾上げ・裾直しの前準備2.ほつれ止め
ほつれ止めのミシンがけ
裾の丈を曲がらないようまっすぐカットすると、切り口のところのミシン縫いがほつれてきてしまうので、そのほつれ止めとして直線縫いミシンをかけましょう。縫い端は必ず返し縫いで、力がかかっても開いてこないようにするのがコツです。
裾が細くなっているズボンの場合
この時に気をつけたいのが、場合によっては一度ズボン丈の部分まで縫い目をほどいて、裾上げする必要があるということです。主に裾が先細りになっている場合に注意が必要で、そのまま折ってまつり縫いなどしようとすると、表側と裏側の布の尺が違うため、表にたわみができてしまうでしょう。
ミシンで裾上げ・裾直しの前準備3.縫い代
縫い代を開いてアイロンがけ
スチームアイロン コードレス IRN-CL30C
ジーパンなどの厚みのある生地を、ミシンでの裾上げをやりやすくするための、縫い代の処理の方法をご説明しましょう。一般的にジーパンは片側の縫い代が一緒に処理され片側に倒されており、反対側は縫い目を割って仕上げているので、その部分を一度ほどいて縫い代を開きます。
具体的なやり方
やり方はまず、出来上がり丈までのステッチ・縫い目・ロックミシンすべて解きます。縫い目はそのままだとほつれてくるので、ほつれ止めに返し縫いをしておいてください。ズボン丈のラインの縫い代を、ハサミで片側だけカットして開き、アイロンかけをして準備完了。
縫い代を開かないとどうなるのか
縫い代が片倒しになっていると、そのまま三つ折りにすると、ジーンズの厚い生地が6枚重ねになるでしょう。オンスによっては、職業ミシンならがんばれば縫えないこともありませんが、それでも不安になるほどの生地の重なり具合です。それを一般的な家庭用のミシンで縫うための処理がこの方法となります。
縫い目を開いてもゴロゴロする場合
縫い目を開いてもまだ厚みが気になる場合は、縫い代を半分くらいにさらにカットするやり方もあります。この縫い代カットも、出来上がり丈まで行ってください。こうすることで、いきなり厚みが出ずに段階を踏んで厚くなるので、家庭用ミシンのパワーでも布送りがしやすく、ステッチもきれいに仕上がるでしょう。
ミシンで裾上げ・裾直しの前準備4.布端処理
ロックミシンで布端の始末
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主に厚手の生地で三つ折りにすると、裾が重い・ボリュームがありすぎるなどという場合におこなう、ふたつ折りでの使い方に向いている布端処理です。折ってアイロンをかける手間もはぶけるので、より簡単に仕上がるでしょう。仕上がり後に、アイロンをかけたときにも厚みが減らせるので、目立たないという効果もあります。
薄い布は3つ折りでも可能
ロックミシンやジグザグ縫い機能のついていないミシンの場合は、手縫いでは薄手のものならば、はじめから三つ折りにすると決めてパスしてしまうという方法もあります。三つ折りでもまつり縫いミシンをかけられます。
厚い生地には得におすすめ
作業着やチノパンなど厚手のしっかりとした生地の場合は、特に裾がゴロゴロせずに軽く仕上がるので履いていても楽に仕上がるのでおすすめ。
ミシンでまつり縫いをする方法とコツ1.
さて、それでは実践的なミシンでの裾上げのやり方をいくつかご紹介しましょう。まずは目立たない裾上げ方法といえば、こちらのまつり縫いが一般的な方法です。ミシンにこの縫い方がついている方は、一度やり方を覚えてしまえば、後々お直しにかかる費用も減りミシンを活用できるでしょう。
ミシンのまつり縫いの独特な折り方
まずはまつり縫いミシンの使い方の特徴でもある、独特な折り方のご説明から。最終的にはZのような形に折ってから、ミシンをかけることになります。布端をロックミシンで縁かがりしたものでも、三つ折りでもおこなえます。
ミシンの裾上げはこの折り方がコツ
出来上がり寸法に折りアイロンをかけたら、三つ折りなら内側に1-1.5センチ折返し、さらにアイロンで押さえてください。三つ折りや縫い代端から、0.4-0.7cmあたりからズボン本体を折り返します。これで布がZのように折り畳めたでしょう。
ミシンでまつり縫いをする方法とコツ2.
ミシンの合わせ方とまつり縫い押さえ
次におこなうのは、ミシンの縫い目をまつり縫いに合わせて、押さえをまつり縫い押さえに変更します。慣れてくると押さえがなくても縫うことは可能ですが、より目立たなく表側に同じ幅の縫い目がでるため、見た目もきれいに仕上がりやすい方法です。
裾上げできるミシンには押さえも用意しておこう
COOLBOTANG ミシン押さえ 11点
まつり縫い押さえは本体に付属している場合もありますが、オプションで買い求めることも可能です。まつり縫いの縫い方がついているミシンであれば、メーカーも作っている確率がかなり高くなります。お手持ちのメーカーホームページやマニュアルでチェックしてみてください。
製造していれば1個数百円で取り寄せられますので、ひとつ持っているとちょっと裾上げしたいというときに便利ですよ。
ミシンでまつり縫いをする方法とコツ3.
ミシンのまつり縫い裾上げの仕上げ
ジャノメ コンピュータミシン MP470MSE
あとは、まつり縫い押さえのガイドと布端をあわせて、1周ぐるりと縫うだけで、簡単にズボンでの目立たない裾上げが完成します。折り返した本体を元に戻して、表側から確認すると、ぽちぽちとホシのように、小さな縫い目が規則的に並んだ、きれいなまつり縫いができているのを確認してください。
目立たないミシン裾上げのコツはアイロンがけ
最後に、ズボン裾をきれいに縫い目や縫い代を目立たせず、裏技的にアイロンかけする方法をご紹介しましょう。特に三つ折りなどした厚みのある生地の場合は、アイロンで段が目立ったり縫い目が際立つということがあります。
裏側からスチームアイロンを軽くかけて仕上げることで、このどちらも目立たない仕上げができますのでお試しください。
ミシンでズボンの裾直し!簡単な裾上げの方法1.
裾すぼまりのズボンのミシン裾上げ方法
ズボンやジーパンやスラックスの中には、裾に向かってだんだんとすぼまっていく形になっているデザインも多いですね。自分で洋裁をする方は、縫い代もこの筒の長さの差分型紙の段階で調整するのが一般的ですが、すでにある既製服のズボンの場合、縫い代でこの差を調整しないと上手な縫い方ができません。
そのまま縫うと表にたわみができる
縫い目をほどかず縫うと、縫い代側と本体部分の長さの差で、表にたわみができ、きれいに仕上がりません。この縫い方のコツは。できあがり線よりも下の縫い代分の縫い目をほどいてしまうことです。
ロックミシンなどの縁かがりも2枚一緒に処理してあれば、ほどいてまたかがり直してください。裾の太さに余裕がある場合は、幅詰めをして、縫い代とズボン幅を合わせて縫ってもよいでしょう。
ミシンでズボンの裾直し!簡単な裾上げの方法2.
高級スラックスなどの丁寧な裾上げ
高級スーツなどのスラックスの裾には、補強布というものが付いていることも珍しくありません。裾上げを直す時は、この補強布も取り外して、位置を変更する必要がでてきます。裾が靴で擦り切れたりするのも防ぎますので、特に夏用の薄い生地などには付けておくことで、よりズボンを長持ちさせられるでしょう。
ミシンでの裾上げ時の補強布の縫い方
補強布の用途は、縫い代のみ出来上がり線ギリギリにミシンで縫い付け、痛みやすい裾の折り目を丈夫にすることです。これを知らずに長さだけ調節してしまうと、場所がずれて意味がなくなってしまいます。
付いていたものなら丁寧に取り外し、新しいできあがり線の縫い代側だけに、ミシンでぐるりとステッチで付けるだけ。その際に中心を合わせることがコツとなるでしょう。
ミシンでズボンの裾直し!簡単な裾上げの方法3.
あらたまった場所に履いていくズボンは、裾上げも目立たないように、丁寧にまつり縫いをする必要がありますが、コットン素材などでできているカジュアルな普段づかいのパンツの場合は、もっと簡単な裾上げをミシンでおこなえます。そのやり方も解説しましょう。
カジュアルパンツの裾上げ
まずは好みの長さプラス縫い代分に、ズボンをカットします。子ども用などで今後また伸ばす必要が考えられる場合は、縫い代を長めにとって、三つ折りにしておくとよいでしょう。
一般的には4-5cmの縫い代が目安です。布端をロックミシンやジグザグミシンで、ほつれ止めのかがり縫いをするか、三つ折りかはどちらでもお好みで結構です。あまり厚くなるようでしたら前者がおすすめ。
ステッチで押さえるだけなので簡単!
縫い付けは直線のミシンステッチのみですので、どのようなミシンでも可能です。フリーアームになるものであれば、それを使うと筒ものが縫いやすく別のところを一緒に縫うことがなくなります。縫い始めはステッチが目立たない内側から。縫い始めと縫い終わりは、1-1.5cm重ねて返し縫いで仕上げて完成。
ミシンでズボンの裾直し!簡単な裾上げの方法4.
ジーパンの裾上げ
ジーパンは、裾上げステッチも糸の色を変える・チェーンステッチになっている・太い糸で縫うなど独特な縫い方がおしゃれ度をアップさせます。脇の縫い代のステッチは、色が黄色や赤にして、裾だけは紺になっている場合もありますので、色変えはお好みですが、糸の太さは太めで縫うのが一般的です。
チェーンステッチできるミシンは、お店で使うような専門の機械となるので、家での裾上げの場合は通常のステッチで仕上げてください。
特に厚い生地のズボン裾上げのやり方
ミシンの使い方としては通常の直線縫いと同じです。ただし縫い代が重なっている部分はかなり分厚くなりますので、一度ミシンを止めてひと針ずつすすめるか、手動で縫うのがおすすめ。
硬いので無理して引っ張ると針が折れやすくなります。布送りも効きにくくなりますので、布目の間隔にも注意してください。ミシンを止め針が上にある状態で、進行方向の布をひっぱり少しすすめて、ひと針落とすという感じになるでしょう。
ミシンの使い方は針と糸選びがコツ
太い糸のミシンでの使い方は、糸と一緒に針も交換するということが大切です。糸と針が合っていないと、糸に負担がかかって非常に切れやすくなってしまいます。
家庭用ミシンでの糸と針の限界は、糸#30と針#16です。もっと市販のジーパンの糸と合わせたいという場合は、職業用ミシン以上のハイパワーなもので、#20の糸と針は#16程度となります。
ミシン以外のズボンの裾上げのやり方
ミシンでのまつり縫いには、コツと慣れが必要です。失敗できない高級スーツのズボン裾上げや、どうしてもミシンではできなかったという方は手縫いがおすすめ。まつり縫いの方法はいくつかありますので、やりやすい方法でよいでしょう。仕上がりがきれいで目立たず、使っていても糸がひっかかりにくく、丈夫でおすすめな縫い方は、奥まつりです。
手縫いのまつり縫いは目立たない裾上げに
まつり縫いには、通常のやり方や千鳥掛け・奥まつりといくつか方法があります。一番表からも裏からも縫い目が目立たないのが奥まつり。上手に縫うコツは縫う間隔をできるだけ均等に、布は糸2本程度を針ですくうのを目安にすることでしょう。
簡単で目立たないズボンの裾上げ
時間がないときの裾上げにテープを使う方法があります。裾上げテープは100均でも売られています。よく張り付かない・取れてしまったというお悩みを目にしますが、それはアイロンの温度が低いか、かける時間が短いかのどちらかです。また水に濡らしてから使うタイプもありますので、パッケージや説明をよく読んでそのとおりに使ってください。
まとめ
ミシンでも目立たない裾上げができる
いかがでしたでしょうか。ミシンでも目立たない、まつり縫いができると、自宅での裾上げがグンと楽になります。またズボンの種類によっては、ステッチで縫うことの方が向いているものもありますので、ミシンでの裾上げは怖がらずに、ぜひ慣れていって自分でできるようチャレンジしてくださいね。
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