ジャノメミシンボタンホール押さえR
アックスヤマザキ 子育てにちょうどいいミシン
Clover 家庭用ミシン針 11
FUJIX FK56-401
brother ブラザー 11.5mmボビン 10個セット
ブラザー EMM1901
JANOME JN508DX
トーヨーミシン ルビーロック 750D
ミシンの基本!準備からセット・縫い方の手順を解説
はじめてミシンを使うという人は心配なことも多いでしょう。手縫いと違って便利な道具である反面、糸やボビンのセットのやり方などが複雑なことも。そんな初心者の方がはじめてミシンを使うときの操作をまとめて最初からご紹介しましょう。
ミシンで縫うのに必要なもの
ミシン
アックスヤマザキ 子育てにちょうどいいミシン
上糸と下糸を絡ませて布を縫う機械です。種類はたくさんあり一般的な洋裁に使われているのは電子ミシンやコンピューターミシン。詳しいミシンの種類の説明は次の章で解説していますので参考にしてください。
ミシン針
Clover 家庭用ミシン針 11
ミシン針は縫う布厚みによって適切な太さがあって、それぞれ針に数字が付いてるのを目安として選んでください。小さな数字ほど薄い布用で番号が大きくなると厚みのある布や革用の針ということになります。一般的な綿の生地を縫う場合#11程度となるでしょう。
糸
FUJIX FK56-401
糸は必ずミシン用のものを使用しましょう。よりという糸のねじりの向きがミシン用と手縫い用で違っているためです。ミシン用糸でないものを使うと切れやすくなってしまいます。縫う布の色と合わせるのが一般的な選び方です。
ボビン
brother ブラザー 11.5mmボビン 10個セット
ミシンは手縫いと違って上糸と下糸という2本の糸を使います。その下糸となるものを巻きつけているパーツがボビン。本体の中に収納(針のすぐ下部分)されるボビンというパーツを用意し、はじめての場合はミシン糸をあらかじめ巻いてからセットして使うこととなるでしょう。
縫う布の色や材質によって下糸も変えることとなるので1個だけでなく数個は用意しておくのがおすすめ。
ミシンの基礎講座
①種類
足踏みミシン
今ではあまり使用している人も見かけなくなった足踏みでベルトを回しそれにより針を上下させ縫うことができるミシンです。足の踏む速さにより縫うスピードを自分で調整できますが、革製のベルトは切れやすく高価な消耗品というデメリットがあります。
電動ミシン
JANOME JN508DX
切れやすいベルトを無くし電気で機械を動かすようにしたミシンの形。スイッチひとつで動くタイプと昔ながらの足踏みミシンと同じようにペダルでオン・オフ、踏みこむ力で縫うスピードの速さを調整できるものもあります。
スイッチを入れても縫い始めはゆっくりと動くようになっており事故防止されているものも多いので怖がらず使ってください。
コンピューターミシン
電動ミシン・この次に紹介する刺繍ミシンなどはコンピューターで縫い目や模様を制御できるようになっているものも多いです。
直線縫いの他ジグザグ縫いやボタンホール・簡単な模様などあらかじめ登録されており縫い方選択を変えることで簡単な布端のほつれ止め処理やボタンホール縫い、スカラップ模様などを入れるなど多機能なだけに直線縫いオンリーのミシンよりも価格が高くなっているのが特徴。
刺繍ミシン
ブラザー EMM1901
布と布を縫い合わせるのではなく装飾目的で利用されるミシンです。模様はあらかじめコンピューターにデータが登録されているものが売られており対応したミシンにセットすることで糸や枠などをセットしスイッチを入れるだけで希望の場所に名前や模様をミシン刺繍することができるようになっています。
接着芯・ミシン刺繍枠・特殊な糸を使用するなど一般的なミシンとは使い勝手や下準備使い方も違い初期投資やラーニングコストがかかります。
ロックミシン
トーヨーミシン ルビーロック 750D
布端のほつれ止め処理などに使われる特殊なミシンです。3-5本など糸の本数で微妙に縫い目に違いがあるものの、目的は同じです。
布端を縫いながら不要な部分をカットすることができ、服や小物などのミシン作品を早く・美しく仕上げることが可能。その縫い目の特徴からニットなど伸縮性の高い布を縫うのにも向いています。
②各所の名称
ミシンには本当にたくさんの部品があります。それぞれに名前がついていて機能があるのですがよく使う部分は限られているので、ここでは主に使う部分にスポットをあてて各部分の名称とその使い方目的をご紹介しましょう。
細かい部分の名称は上の動画で詳しく説明されている他メーカーや種類によって変わるので各ミシンの説明書などを参考にしてください。
プーリーやスイッチ・ボタン類
ミシンには必ずついているのが向かって右側の丸いパーツ(プーリーやはずみ車と呼ばれる)と電源スイッチです。ミシンの駆動関係を制御しています。
その他場所はまちまちですが、スタートやストップ・糸切り・返し縫い(縫い始め)などのボタンがあり使い方はそれぞれの名称でわかりやすいですね。ミシンのランクによってはこれらの中には一部付いていないものもあります。
縫い方制御部分
直線縫い・ジグザグ縫い・簡単な模様縫い。またスピードの調整や針目の大小など縫い方を制御する部分もほとんどのミシンに付いているでしょう。とても簡単な安価な直線縫いだけのミシンであっても針目の調整くらいはできるものがほとんどです。
コンピューターミシンならボタンで、簡単な電子ミシンならつまみを移動させて変更するタイプもあります。
糸調子合わせ部分
最近は自動糸調子機能が付いているミシンも少なくありませんが、縫っているうちに縫い目が上糸と下糸でダブつくようになってきた場合自分で調整できる部分です。ほとんどがダイヤルタイプで糸調子を上糸の強弱で調整します。
古いタイプの垂直釜のボビンであると釜のネジを締めることで下糸を調整できるものもありますが最近の水平釜ではこの機能はありません。
③準備手順
準備手順1.ミシンの設置と使いやすい置き方
最近はミシンも本体と電源ケーブルのみでとてもコンパクトになっているので使う時だけ出してきてあとはしまっているという使い方をする方も多いでしょう。ダイニングテーブルの上や書斎の机など近くに電気コンセントとある程度の大きさのテーブルがあれば使えるのが利点です。
縫いながら布をさばくのに広いスペースがあった方が良いので大きめな机の上に設置してください。
準備手順2.下糸を巻いたボビンを用意する
ミシンを設置して電源ケーブルもつなげたらスイッチをオンにして下糸用にボビンに糸を巻いていきましょう。下糸の色も上糸と同じ色が基本です。すでに糸を巻いたボビンがある場合はそれを使用しますが、そうでない場合はミシン上部の糸巻き部品を使って巻きます。
この時必ず押さえは上げておき針が動かないようにすること。ボビン巻きは糸の掛け方が縫う場合と違うのも注意点です。
準備手順3.上糸の糸掛け
ミシンにはとてもたくさんの糸をかける部分があります。そのどれかひとつだけでも外れていると縫い目がガタガタになってしまうのでこの糸掛けは大切な準備となります。
ほとんどの家庭用ミシンには糸をかける順番が数字で明記されていますので、そのとおりに掛けていくだけです。ただ場所が多いので掛け忘れには気をつけてください。
準備手順4.試し縫い
糸掛けが終わったら下糸ボビンをセットしてミシンが縫えるようになりました。いきなり作品を縫い始めると縫い目がガタガタでほどいてやり直しということもありますので、準備として試し縫いを必ずおこなってください。
不要な小さな布(使う布と同じ厚みのものが良いです)で数センチ縫います。表裏と確認して糸がダブついていなければOKです。どちらかが強くなっているようであれば糸調子ダイヤルを動かしてきれいな縫い目になるように試し縫いを繰り返しましょう。
初心者必見!ミシンの基本の使い方・手順を解説
①布のセット
縫い方の基礎はセットの仕方から
ミシン縫いも手縫いと同様2枚(以上)の布を縫い合わせるのが目的です。洋裁などの場合は特に布をきちんと合わせて、必要であればまち針などで止めておくことも。
布がズレないように
ミシンは縫うスピードが早いですので、布がずれないようしっかり止めるのは大切。まち針が一般的ですが最近よく見かけるのが小さなクリップを使って止める方法。
縫いにくさはあるものの目立つことで無くしにくく留めたり外したりもやりやすいというメリットがあります。お好みのやり方で布のずれを防いでください。
②スタート
ミシン縫いの基礎は押さえチェックから
ミシン縫いに慣れている方なら考えるよりも先に手が動いて押さえを下ろすのですが、はじめてという初心者の方はこの押さえを下ろすという動作をうっかりしてしまうこともあるようです。縫い方の最初はまず押さえが降りているかをチェックしてからスタートしましょう。
スタートは落ち着いて
ミシンの使い方は簡単シンプルです。スタートボタンを押せば針が上下に動き出し縫い物をしてくれます。ただスピードが早すぎて一瞬パニックになってしまい危険なことも。
スロースタート機能が付いているものや、一貫してスローに縫うモードがあればそれを活用して落ち着いて操作できるようにすると良いですね。
③縫い方
縫い方基礎はミシンがやってくれる
ミシンには布送り機能がついていて、自然に縫い進めてくれるようになっていますが布の重みなどで意外とまっすぐに縫えないものです。必ず針にかからないよう布の安全な場所に両手を添えて希望するラインを縫えるよう補助してあげましょう。
縫う姿勢が大切!落ち着いて操作すること
ミシン初心者の方は針が怖いという方も多いでしょう。安全な使用のためにもミシンを扱う姿勢は重要。できれば広々としたところで動きが制限されないようにすること、スピードは慣れないうちはゆっくりで布さばきのやりやすさを重点的なポイントとしてください。
④角
縫い方基礎は角の針止めが大切
初心者が意外とつまづきがちなのが角の縫い方でしょう。カーブはゆっくりと布を動かしながら直線縫いの延長で良いのですが、90度に曲がる縫い方は正しいやり方を知らないときれいに出来ない場合も。しっかり曲がる角には針を落としてそこでストップしてください。
押さえを上げて向きを変える
角で針を落とした状態でストップさせたら押さえを上げて布を回転させましょう。たったこれだけのことですが、角がきちんと縫えているきれいな作品に仕上がります。
⑤返し縫い
忘れてはいけない!終わりの返し縫い
すべて縫えたら最後は返し縫いをして終わりにしてください。返し縫いをしないで糸を切ってしまうと、そこから縫い目がほどけてきてしまいもう一度縫わなければいけないという場合も。
返し縫いは必要不可欠
ミシン縫いで返し縫いをしないということは、手縫いで玉止めをせずに糸を切るということと同じです。最初と最後に玉止めをするように、ミシン縫いでは基本の縫い方です。賢いミシンだと縫い終わりボタンで自動に返し縫いをしてくれるものもありますが、それが無ければ忘れずにやってください。
⑥糸切り
糸切りの方法1.自動糸切りの使い方
返し縫いまでできたらあとは糸切りをして縫い方は完成です。自動糸切りボタンが付いている方は便利ですので使ってみてください。ただしボタンを押してもきれいに来れない場合がままありますので、小さな糸切りハサミは用意しておくと便利。
糸切りの方法2.自分で切る方法
糸切りボタンが付いていない場合、ハサミを使ったりミシンについている糸切りパーツを使って糸を切ります。ミシン糸はとてもよりが強くて丈夫なので手でちぎろうとするのは怪我の元。きちんとハサミや糸切りパーツを使って糸を切るようにしてください。
その時布を少し引いて上糸・下糸ともに少し長めにだしてから切ることで次に縫いはじめやすくするのが切り方の基礎です。
初心者がマスターしたい!ミシンの使い方を解説
①ジグザグ縫い
多くの家庭用ミシンには直線だけでなくジグザグ縫い機能が付いているのではないでしょうか。あれば積極的に活用していきましょう。縫い目調整や幅調整で同じジグザグ縫いモードでも見た目がずいぶん変わります。
ジグザグ縫いの使い所
ロックミシンがない人はジグザグ縫いで簡単な布端の始末をすることができます。その他、模様のひとつとしておしゃれなジグザグ縫いの使い方もできるでしょう。後述のボタンホールもジグザグ縫いの応用です。
②模様入れ
ジグザグだけでなくスカラップ(半円が規則的に続く模様)や簡単なひらがなの文字入れなどもコンピューターミシンでは簡単に縫うことができるようになっています。
高価な刺繍専用ミシンを使わなくても模様入れができるのは嬉しいですね。ハンカチの縁取りやスカートの裾模様などに活用してはいかがでしょう。
模様縫いの糸始末
模様縫いの場合糸始末が少し変わってきます。返し縫いではなく糸を長めにとっておき下糸側を引っ張り上糸を裏側に出してそこで固結びをして仕上げてください。
模様ですので2枚の布を押さえるという目的は薄いのでそれで十分ほつれどめとなるでしょう。心配であればピケなどの薬剤で留めてしまうと良いですね。
③ボタンホール
コンピューターミシンなどにはボタンホール縫いデータも入っています。使いたいボタンをセットすればその大きさに合わせたサイズで縫ってくれるのでとても便利。ジグザグ縫いの応用でボタンホール縫い機能がなくても自分で縫うこともできますよ。
専用押さえの使い方
ジャノメミシンボタンホール押さえR
各メーカーのミシンでそれぞれ専用のボタンホール押さえという部品が売られています。押さえを使わずにジグザグ縫いだけで縫うよりもずっと簡単できれいに仕上がるので、余裕があればこれらの押さえも用意しておくのがおすすめ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。難しそう・怖いと思っていたミシンの操作も簡単だと感じたのではないでしょうか。基本は機械が全部やってくれるので使う人は落ち着いて補助をしてあげたりモードを選択するだけです。
ミシンの基礎をよく知りボビンなどの専用パーツの準備やセットをしていくことで、とてもスピーディーに丈夫な縫い物をすることができる素晴らしい機械を積極的に活用していきましょう。
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