ベジコンテナ サラダホウレンソウ 栽培セット
ダイオ化成 寒冷紗 黒
ほうれん草 種 ミラージュ
住友化学園芸 アーリーセーフ 100ml
ベジタブルプランター 680
牛ふん堆肥 ペレット
ハイポネックスジャパン 野菜の培養土 14L
越路 ステンレス 収穫鋏 J-3
トーホク 万能小ネギ
はじめに
ほうれん草をプランターで
ほうれん草は種まきから2ヶ月ほどで収穫できますので、初心者が家庭菜園で栽培し始めるのにおすすめの野菜です。畑にする庭がなくてもプランターで必要なものを揃えれば手軽に挑戦できます。栄養豊富なほうれん草を自分で育ててみましょう!
種まきから収穫までコツを解説!
ほうれん草の育て方を種まきから収穫まで栽培のコツを解説します。「どんなものが必要なの?」という人や土作り・日常の管理方法など初心者がつまずきがちな育て方をわかりやすく紹介します。ほうれん草は栽培できる期間も長いため、季節ごとの育て方のコツを押さえて長期間ほうれん草栽培を楽しんでみましょう!
ほうれん草とは?
ヒユ科アカザ属
ほうれん草はヒユ科アカザ属に分類される植物です。緑黄色野菜として世界各地で栽培されており、日本は世界で3番目の生産量となっています。涼しい気候で元気に育つ特徴がありますが、栽培方法を工夫すれば真冬の寒い時期以外は春・夏・秋と種まきをして収穫することができます。
原産地
原産地はペルシャ地方という説があり、日本にはシルクロードを通って江戸時代に伝来したと言われています。ほうれん草は東洋種と西洋種があり、江戸時代に伝来した東洋種と明治時代に西洋種は違う特徴を持っています。
現在ではそれぞれのよさを引き出した交雑種が普及しており、アクの少ないほうれん草が一般的です。
ほうれん草は栄養豊富
ほうれん草はルテインやビタミンA、葉酸など体に必要な栄養を豊富に含んでおり調理法もお浸しや炒め物など様々です。種まきから収穫までの期間も短いので初心者が家庭菜園を始めるのにおすすめの野菜となっています。家庭菜園で自家製のほうれん草を栽培して調理してみましょう。
サラダほうれん草
ほうれん草はアクが強く、下茹でをすると美味しく食べることができる野菜として有名です。しかし品種改良された種を使って栽培したサラダほうれん草は下茹でしなくても食べられます。
栽培する道具を持っていない初心者の人はオールインワンで栽培を始められるキットも販売されています。まずは野菜を育てる楽しさを気軽に味わってみてはいかがでしょうか?
ベジコンテナ サラダホウレンソウ 栽培セット
ほうれん草プランター栽培に必要なもの
まずは揃えよう!
ほうれん草栽培に必要なものをまずは揃えましょう。ほうれん草の種、スコップ、培養土、じょうろ、化成肥料、プランターが必要です。
プランターサイズ・深さ
ベジタブルプランター 680
ほうれん草は真っ直ぐ下に根を伸ばしますので浅いプランターの場合は根が詰まりやすくなってしまいます。深さ20cm程度で長方形のプランターを準備しましょう。
夏・冬の栽培にあると便利
ほうれん草は幅広い時期に種まきをして栽培できます。しかし夏・冬には遮光したり、寒さからほうれん草を守るために寒冷紗を用意しておくと便利です。遮光・寒さ避け以外にも害虫が寄ってくるのを防いでくれます。
ダイオ化成 寒冷紗 黒
ほうれん草プランターでの育て方①土作り
土作りが重要
ほうれん草は酸性土壌では上手く栽培できません。新しい培養土の場合は弱酸性から弱アルカリ生の数値の物を選ぶようにしましょう。これまで他の植物や野菜を作っていた土を使う場合は苦土石灰を種まきする2週間前までに土に混ぜ込んで酸度を調整した土作りをしましょう。
土作りの目安
牛ふん堆肥 ペレット
ほうれん草を育てる土は堆肥や元肥となる化成肥料を混ぜ込んで土作りをしておきます。このときも種まきの2週間前に苦土石灰を混ぜ込んでおき、1週間前に堆肥や元肥を混ぜ込んで土作りを済ませておきましょう。
土作りしなくても
ハイポネックスジャパン 野菜の培養土 14L
初心者が初めてほうれん草の栽培に挑戦するときは一から土作りをするよりも野菜用培養土を使って栽培しましょう。酸度の目安はph6〜7の培養土を選んでください。
ほうれん草プランターでの育て方②栽培時期
ほうれん草は栽培時期が
ほうれん草は種まき・栽培時期が春・夏・秋と3回あります。冬でも種まきできますが、気温が低いと発芽が悪くなります。プランターを保温できる場所では発芽させることができます。発芽後は寒さに当てても育ちますし、冬の味覚である縮みほうれん草として楽しむことができます。
時期をずらして種まき!家庭菜園で長期収穫!
栽培期間の幅が広く、種まきをしてから収穫まで2ヶ月弱となりますので、収穫時期を逆算しながら時期をずらして栽培することで長期間収穫できます。プランターを複数用意して時期をずらしながら栽培して家庭菜園で作ったほうれん草で常備菜を作ってみましょう。
ほうれん草プランターでの育て方③種まき方法
まずほうれん草の種袋を確認
ほうれん草は基本的に発芽率が悪い植物となっています。発芽促進処理をしていない種の場合は種まきする1日前に浸水させておくと発芽率を上げることができます。
発芽処理済み
種袋に「発芽処理済み」などの表記があるときは浸水させてはいけません。かえって発芽率を悪くしてしまいます。そのままプランターに種まきをしましょう。
種まきの方法
ほうれん草を種まきする方法はプランターに鉢底石を入れてから土をプランターの縁から2cmを目安に入れます。種まき溝を深さ1cm・間隔を10cm程度空けて2本作ります。種まき溝に1cm間隔で種まきしてから覆土して手で押さえます。
均等に土を被せるように注意してください。覆土したら水やりをして発芽まで乾燥させないように管理します。
ほうれん草プランターでの育て方④日常管理
水やり
ミニじょうろN
種まきしてからの水やりは土が乾燥したらプランターの底から水が流れ出るくらいたっぷりとあげてください。乾燥しないように1日に1回土の状態を観察してあげましょう。
間引き1回目
種まきから1週間ほどで発芽します。ある程度芽が出揃ったら1回目の間引きを行います。1回目の間引きは株間が3cmほどになるようにしましょう。曲がっていたり、生育状態の悪い新芽から抜いてしまいます。
栽培方法の中で初心者がつまずきやすいポイントですが、間引きをしっかりと行うことで元気なほうれん草を育てられます。
ほうれん草プランターでの育て方⑤肥料
肥料を切らさない
ほうれん草は肥料をたくさん必要とします。肥料が不足すると生育不良になりやすく、逆に多すぎると栄養バランスが崩れて病気になりやすい環境にしてしまいます。肥料の表記を確認して適正量を与えるように注意してください。
追肥:間引き2回目
ほうれん草の高さが8cm程になったら2回目の間引きを行います。間引きの方法は株間5cmを目安に生長の悪い株を間引きします。間引いたほうれん草は間引き菜として食べることができます。このときに化成肥料を列の間にばらまいて混ぜてから土寄せをします。
追肥:間引き3回目
ほうれん草の高さが15cm程になったら3回目の間引きを行います。間引きの方法は株が混んでいる場所を間引きし、風通しを良くします。2回目の間引きと同じく間引いたほうれん草は間引き菜として食べることができ、肥料も列の間にばらまいて混ぜてから土寄せをします。
ほうれん草プランターでの育て方⑥収穫
収穫目安
ほうれん草の収穫目安は高さが20cm以上になったら随時食べる分だけ収穫しましょう。ほうれん草は収穫した時から鮮度が落ちていきます。
収穫方法
越路 ステンレス 収穫鋏 J-3
ほうれん草の収穫方法は根から引き抜くよりもハサミやナイフで切り取るように収穫をしましょう。引き抜くと残った株を傷める原因になります。食べる分だけ収穫すると紹介しましたが、あまりにも長く植えているとトウ立ちして食味が落ちてしまいます。
栽培品種ごとにトウ立ちの目安がありますので収穫時期を確認して適切な時期に収穫しましょう。
ほうれん草プランターでの育て方季節ごとのコツ①夏
夏に弱い
ほうれん草は通年栽培できますが、夏の暑い時期に当たると株が充実する前にトウ立ちしてしまい大きく育てることができません。夏に栽培するコツやおすすめの栽培品種を紹介します。
ほうれん草栽培:夏のコツ
ほうれん草を夏に栽培するコツは上手に遮光して温度を管理することや夏の暑さに耐えられるように品種改良された栽培品種を選んで育てることです。夏に育てやすい栽培品種は「ミラージュ」などが挙げられます。初心者こそ季節に応じて種袋の表記をよく確認しましょう。
ほうれん草 種 ミラージュ
ほうれん草プランターでの育て方季節ごとのコツ②冬
冬に強い
ほうれん草は夏に生育不良のままトウ立ちしやすいのに対して耐寒性は強く発芽すれば雪の中でも縮みほうれん草として育てることができます。秋に種まきした場合は12月頃に収穫できますが、冬でも発芽まで温度管理することで家庭菜園でも冬の味覚としてほうれん草を育てられます。
ほうれん草栽培:冬のコツ
ほうれん草を冬に栽培方法のコツとしては「上手に発芽温度を保つか」が重要です。プランター栽培では置き場所や寒冷紗を使って発芽するまで温度を高く保つようにしましょう。
ほうれん草は植え替えに向かないのでプランターに寒冷紗を直接掛けて保温するなど工夫をすると家庭菜園でも縮みほうれん草を育てられます。
収穫まで
収穫までは5度以上に保温してほうれん草を生長させます。収穫直前に寒さに当てることでストレスを感じたほうれん草はビタミンなどの栄養素を高めて食味をよくさせる働きがあります。
ほうれん草プランターでの育て方注意①病気
べと病
べと病はほうれん草が罹りやすい病気の1つです。べと病になると葉が黄色く変色してしまいます。1株感染すると同じプランター内に蔓延しますので、病変株を見つけたときは早く抜き取って感染を広げないようにします。
カビがべと病の原因となり、肥料過多や株が密集して風通しが悪くなったり雨で湿度が高い日が続くと発生しやすくなります。
萎凋病
萎凋病(いちょうびょう)もほうれん草が罹りやすい病気の一つです。本葉が4枚ほどになってきた小株の頃から発生し、先に生えた葉から黄色く軟化して最終的に枯れてしまいます。
特に暖かい時期に病原菌が活発になりますので春から夏に掛けて栽培するときには土作りや管理方法に注意しましょう。特に乾燥させすぎ、加湿状態など環境を偏らせないようにしてください。
炭そ病
炭そ病は高温多湿な環境で発生しやすい病気です。春過ぎに種まきをして梅雨に生長期間をまたぐときは間引きをして風通しをよくすると予防に効果的です。症状としては褐色の斑点が徐々に大きく広がってきます。
炭そ病は空気感染しますので兆候のある株を見つけたときは速やかに抜き取って処分しましょう。蔓延するとプランターの株が全滅してしまうおそれもあります。
ほうれん草プランターでの育て方注意②害虫
ハダニ
ハダニはとても小さく手で補殺する対策は取れません。ハダニが寄生すると葉の汁を吸う食害を引き起こし、細かく白い斑点が見られるようになります。ハダニの対策方法としては定期的に葉の裏表にスプレーボトルを使って葉水してあげるとよいでしょう。
葉水でも食害が減らないようであれば殺虫殺菌剤の散布を検討してください。
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ヨトウムシ
ヨトウムシは蛾の幼虫です。蛾が飛来して葉の裏に卵を生み付けて孵化すると食害を引き起こします。日中は土の中に潜み、夜間に地上に出てきて葉や茎をボロボロに食べてしまいます。
大きく食い後があっても害虫の姿が見えないときはヨトウムシの可能性が高いので株周りを掘って探すか、暗くなってから補殺しましょう。最大の予防方法は卵を生み付けさせないことです。そのためには寒冷紗を掛けて寄せ付けないようにしましょう。
ほうれん草プランターでの育て方注意③連作障害
ほうれん草を栽培した土で
初心者にわかりにくいことの1つとして「連作障害」が挙げられます。ほうれん草を作った土にまた同じ科の植物を植え付けると生育不良や病気の原因となります。これは土の栄養状態や土壌菌のバランスが傾いてしまうからです。
連作障害を防ぐにはコンパニオンプランツを寄せ植えして土の環境に多様性を持たせるなどで対策できます。
おすすめのコンパニオンプランツ
トーホク 万能小ネギ
ほうれん草と一緒に植えるのにおすすめのコンパニオンプランツはネギです。ネギの香りが害虫を遠ざけるだけでなく、必要とする栄養のバランスを整える効果がありますので病気の予防にも効果的です。
プランターでも輪作しよう
他にもプランターを複数用意して違う植物を年によって変える輪作なども有効です。輪作して他の植物を植えるときも一旦プランターから土を出して、根や残渣を取り除いてからプランターと土を消毒し、堆肥や再生材を混ぜて土作りをしましょう。
ほうれん草の次におすすめ
紅はるか 苗
ほうれん草栽培した後に輪作するのにおすすめの野菜はサツマイモです。サツマイモはより大きなプランターを必要としますが、ほうれん草栽培した土を消毒したあとにサツマイモの土作りをするときに使うことでよく育ってくれる土壌環境を整える効果があると言われています。
まとめ
ほうれん草を家庭菜園で栽培してみよう!
ほうれん草は種まきから収穫までの期間も短く、栽培できる季節も長いので初心者が家庭菜園で挑戦しやすい野菜です。土づくりや種まき、夏・冬季節ごとのコツを押さえれば長く収穫しながら育てることができます。栄養豊富なほうれん草を家庭菜園で栽培してみましょう!
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