プランターでのさつまいもの育て方!土作りから収穫までコレさえ押さえればOK!のイメージ

プランターでのさつまいもの育て方!土作りから収穫までコレさえ押さえればOK!

家庭菜園初心者でも育てやすいと人気のあるさつまいもを、プランターで育てる方法をお伝えします。大きな畑がなくても、さつまいもはプランターで十分栽培可能です。さつまいも栽培における知識と道具などがあれば、おいしいさつまいもを作ることができます。

2020年05月29日更新

tabikome
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写真を撮りながら日本全国巡りました。山歩きが好き。
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目次

  1. はじめに
  2. さつまいも栽培においての基礎知識について
  3. プランターを使ったさつまいもの育て方:準備1
  4. プランターを使ったさつまいもの育て方:準備2
  5. プランターを使ったさつまいもの育て方:準備3
  6. プランターを使ったさつまいもの育て方:植え付け
  7. プランターを使ったさつまいもの育て方:水やり
  8. プランターを使ったさつまいもの育て方:追肥
  9. プランターを使ったさつまいもの育て方:つる返し
  10. プランターを使ったさつまいもの育て方:試し掘り
  11. プランターを使ったさつまいもの育て方:収穫
  12. さつまいもの病気の種類や対処法を知ろう
  13. プランターから収穫したさつまいもの保存方法
  14. プランターで収穫したさつまいもの保存期間
  15. まとめ

はじめに

家庭菜園はだれでもできる

Photo byjf-gabnor

近年は家庭菜園がブームになってきています。都会などで栽培スペースがなくても、プランターを利用すれば気軽に始めることができるからです。また、天候の変化により野菜が高騰することが増えてきており、家計の助けになるように家庭菜園を始めるという声も聞かれます。野菜を作るのは農家だけ、という時代ではなくなりました。【この記事は2020年5月28日現在の情報をもとに作成しています。】

家庭菜園初心者はさつまいも栽培がおすすめ

Photo byauntmasako

さつまいもは作り方を覚えれば、家庭菜園初心者でも成功しやすいです。さつまいもの作り方を覚えて、家庭菜園の楽しさを知ってください。慣れてきたらそのほかの野菜の作り方を覚えていき、色々とチャレンジしてみて下さい。

Photo by yto

ひとつの野菜の作り方を覚えていくと、だんだんと応用が効いてくるようになります。さつまいもの育て方や用土の作り方、収穫時期やプランターの深さはどれくらいがいいかなどをまとめました。

さつまいも栽培においての基礎知識について

さつまいもについて

Photo byBuntysmum

さつまいもはヒルガオ科サツマイモ属の植物です。原産地は南アメリカやペルー地方といわれています。名前の由来は琉球王国から薩摩藩に伝わったことからとっています。ねっとりとした甘みが特徴の安納芋や、石焼き芋に使用されることの多い紅あずまなどの品種があります。

痩せた土地でも栽培しやすく、過去の大飢饉では主食になり得るほどの食物になりました。家庭菜園の初心者でも育てやすいことから、まずは自分で野菜を栽培したい人におすすめです。

さつまいもの栽培・収穫時期について

Photo byAlbanyColley

5月中旬から6月の時期に苗の植え付けを行い、9月から11月の秋の時期に収穫をします。栽培日数は品種にもよりますが、110日~150日かかります。ねっとりとした触感が人気の安納芋は4月から7月頃に植え付け、収穫が9月から12月頃。紅芋は植え付けが5月から6月頃、収穫が10月から11月ごろが目安になります。梅雨の時期に入る前から、紅葉の時期がおおよその目安です。さつまいもの品種を決めたら、必ず植え付けと収穫時期を確認してください。

プランターを使ったさつまいもの育て方:準備1

家庭菜園用のプランターを準備する

Photo by iyoupapa

まずはプランターを準備しましょう。家庭菜園において、プランターは非常に役に立ちます。生育する場所がない住居に住んでいる人や、いくつもの種類を少しだけ育てたい人には使いやすいです。プランターは深さやサイズがあらかじめ決められているので、育てたい野菜が決まっているのなら、それに合ったプランターを選ぶことが重要です。

家庭菜園用の深さのあるプランターを選ぶ

Photo by iyoupapa

家庭菜園にてさつまいも栽培をするためには、さつまいもに合ったプランターを選んでください。なぜなら、このプランター選びで後の収穫の成果が大きく変わってしまう恐れがあるからです。サイズは中型以上のもので深さがあるものを選んでください。さつまいもは大きくなるので、深さは重要です。ひとつのプランターで何株育てたいかによっても変わりますが、まずはこのサイズが無難でしょう。

プランターを使ったさつまいもの育て方:準備2

家庭菜園用の用土の作り方

プランターを選定したら、次は土作りを行いましょう。まずはプランターに入れる用土を準備します。使用するのは市販されている培養土と中粒赤玉土です。さつまいも用土の作り方は、はじめに培養土をプランターの6~7割程度入れ、その上に中粒赤玉土を3cmから5cmほど入れます。手作りをすることもできますが、その際は植え付けをする2週間ほど前には終わらせておいてください。このように作り方にこだわらなければ、とても簡単です。

プランターを使ったさつまいもの育て方:準備3

さつまいもの苗の選び方

プランターで育てるさつまいもの苗を選びます。家庭菜園ならホームセンターなどで売られている苗を購入して育てることが一般的です。苗は植え付け時期の5月から6月にかけてホームセンターなどで売っています。その際には、ウイルスフリー苗を購入するのがおすすめです。

Photo by flasksrw

ウイルスにかかると収穫量が減ってしまうためです。また、葉がたくさんついていて茎がしっかりと太いものを選んでください。良いさつまいもの苗を選ぶことが重要です。

植え付け前の準備

苗を購入したあとに行う準備があります。一週間弱を目安に日陰で苗を乾かします。もし苗がだめになりそうだと心配する人は、小さな桶などに水を深さ1cmほどためます。そこに苗を入れて下さい。そうすることによって発根しやすくなります。

プランターを使ったさつまいもの育て方:植え付け

苗の長さで植え付け方を変える

さつまいもをプランターで育てる準備ができたら、いよいよ植え付けです。購入した苗の長さによって植え付け方を変えます。あらかじめ用意したプランターの大きさや深さとの兼ね合いを見て決めるのがいいでしょう。さつまいもの植え付け方には様々な種類があり、水平植えや船底植え・直立植えなどがあります。プランターで育てるのには水平植えか斜め植えが適しています。以下ではそれぞれの植え付け方を解説していきます。

植え付けの種類:水平植え

水平植えは主に長い苗を植え付ける際に使います。水平に苗を寝かせて植え付けをする方法です。やり方はまずは深さ約5cmから6cmほどの穴をあけます。そこに苗を植えます。その際に根元を押さえて植えて下さい。最後に土をかぶせて完了です。なるべく葉の部分を埋めないように気を付けて下さい。

植え付けの種類:斜め植え

もう一つの植え方は斜め植えです。畝に対して45度の角度をつけて植える方法になります。植え付けの深さは苗の3~4節分を目安にしてください。今回のようにプランターに植える場合や、小規模の家庭菜園で栽培する際にはこちらの植え方が適しています。狭い場所に向いている植え方と言えるでしょう。植えられるさつまいもの数は少なくなるものの、大きいさつまいもを収穫できる可能性が高くなります。

プランターを使ったさつまいもの育て方:水やり

水やりの頻度と水の量

おいしいさつまいもの作り方に水はとても重要です。さつまいもはもともと南アメリカやペルー地方が原産といわれており、過酷な状況でも育つ野菜です。水の量はそこまで必要ありません。あげすぎてしまうと、さつまいもが腐ってしまいだめになってしまう可能性が高くなります。プランターの土の表面が乾いているときに、水やりをするくらいでいいです。根付くまでは毎日の水やりは行ってください。その後はやや乾燥している状態を保つといいでしょう。

プランターを使ったさつまいもの育て方:追肥

追肥はほとんど必要ない

さつまいもは基本的には元肥で十分栽培することができるので、一般的には追肥は行いません。しかし、プランターで育てる場合は追肥が必要な場合もあります。さつまいもの生育状況は葉を見ることが重要になりますが、この時に葉が黄色くなっていたら、追肥を考えるタイミングになります。追肥に使用するのは化成肥料です。化成肥料を選ぶ際には窒素成分が少ないものを探して下さい。窒素成分が少なければ、つるボケ予防になります。   

プランターを使ったさつまいもの育て方:つる返し

つる返しとは

つる返しとはつるの先から出てきた根を切る作業のことです。さつまいもは生育状況が悪い土地でも育つ野菜です。そのため、養分を吸収する力に優れており、つる返しをしなければ根がどんどん養分を吸収してしまい、肝心のさつまいもが大きくならなくなってしまいます。その状況を防ぐために行う作業です。ホームセンターなどで売られている最近のさつまいもはそこまでつるが伸びないため、つる返しの必要がない場合もあります。

つる返しのやり方

まずはつるを持ち上げて不定根を持ち上げて、土からはがします。そのまま反転させて葉の上に乗せておきます。プランターのように家庭菜園でスペースの問題がある場合は、つるを切ってしまっても問題ないです。状況に応じて対応してください。ひと手間架かかる作業ですが、芋をより大きくする作業なので行ってください。

プランターを使ったさつまいもの育て方:試し掘り

試し掘りを行う

収穫予定時期の一か月前に試し掘りを行ってください。さつまいもがしっかりと育っているかを確認する作業になります。ひとつるだけ掘り起こして、生育状況を見ます。スコップを使う際は、入れる深さに注意して傷つけないようにしてください。もし順調に育っているようならそのまま収穫してもいいです。そのさつまいもを食べて味を確認します。収穫時期を遅らせれば遅らせるほど、甘みが増します。

プランターを使ったさつまいもの育て方:収穫

さつまいもの収穫のタイミング

Photo by kubowaku

生育期間として植え付けから3、4か月ころ経った時期が収穫のタイミングになります。葉の色が黄色くなってくるのでチェックしておいてください。収穫時の天候は数日晴れた日に行ってください。雨が降って土が湿っていると、さつまいもが吸湿してしまい痛むスピードが速くなってしまいます。

Photo byjplenio

試し掘りを行って早めに収穫できそうなら、その時にしても構いません。しかし、地域によっては霜がおりることもあるため、11月には収穫することをおすすめします。

さつまいもの収穫の方法

Photo by JIRCAS

さつまいもの収穫の際はまずはつるを切ってください。つるは長く伸びて絡まっている可能性があるので、あらかじめ切っておくとさつまいもを掘り起こしやすくなります。次にかぶさっている土を優しくどかします。そのあとは地中に入っているさつまいもを引っこ抜きます。抜きづらかったらスコップを使用してもいいですが、プランター栽培ではさつまいも同士の間隔が狭い場合があります。誤って傷をつけないように注意してください。

さつまいもの病気の種類や対処法を知ろう

問題なく育ってくれればいいのですが、病気になる可能性はあります。そこでさつまいもの病気にはどんなものがあるか、またその対処法を知ることによって、さつまいも栽培の成功率が上がるので、参考にしてください。

うどんこ病の症状と対処法は

まずはよく見られるうどんこ病です。うどんの粉がかけられたかのように葉が白くなる病気です。葉を注意深く観察していればすぐに気が付くことができるので、対処も早くできます。放置しておくとカビがさらに広がり、葉が枯れてしまいます。対処法はカビの生えた葉は切って、他の健康な葉に感染させないようにしましょう。また、密集を避けて風通しを良くすることが重要です。殺菌剤も売られており効果があります。

つる割れ病の症状と対処法は

葉が黄色に変色してきたり、株が裂けたような症状が出た場合はつる割れ病を疑ってください。このまま放置しておくと枯れてしまう病気です。発生した場合はプランターの土を新しいものと入れ替えることで、症状が改善します。つる割れ病の菌が土に残らないようにすることが重要です。また、つる割れ病が発生した土を触った場合は菌が付着している可能性があるので、しっかりと洗うようにしてください。

プランターから収穫したさつまいもの保存方法

天日干しを行う

すぐに掘り起こしたさつまいもは食べたくなりますが、甘いさつまいもを食べたい人は天日干しをすることをおすすめします。しっかりと乾燥するようにひとつずつ離した後に、泥が付いたまま2、3日ほど天日にさらします。ここで泥がついたまま、というところがポイントです。さつまいもは水気に弱いため、洗ってしまうと痛んでしまう恐れがあるからです。どうしても泥が気になる人は、手でさっと泥を払う程度にしておいてください。

新聞紙で包む

Photo by is_kyoto_jp

天日干しを行った後は日陰干しを行ってさらに乾燥させます。乾燥させたらひとつずつ新聞紙で包んで、深さのある段ボールに入れます。密閉するのではなく、空気の流れができるように空気穴を付けておくといいです。さつまいもは涼しい場所(9度以下)に保管するのは好ましくありません。なるべく温度変化の少ない場所に置くことと、通気性がいい場所を選んで保管することを心がけて下さい。冷蔵庫で保存するとさつまいもが痛んでしまうため、腐ってしまうからです。

プランターで収穫したさつまいもの保存期間

保存する状態によって大きく異なる

Photo by t-mizo

前述の通り、乾燥させて気温や湿度を適切な状態にして保存すれば3か月ほどもつものもあります。しかし、水洗いしてしまうと長くはもたないので、なるべく早めに調理してください。もし調理の際にさつまいもを切った際は、切り口をラップであてた後に、野菜室に入れます。また暖かくなってくるとさつまいもが発芽してしまうので、春になる前に食べてしまうほうがいいです。加熱した場合は冷凍庫に入れて下さい。霜が付くと痛むので、早めに食べて下さい。

まとめ

さつまいもの作り方を覚えて家庭菜園を楽しもう

Photo byMemoryloon

いかがでしたでしょうか。家庭菜園でのさつまいもの育て方をまとめました。さつまいもは厳しい環境での生育に適しており、多く水を上げすぎたりしてしまうと栽培に失敗してしまいます。しかし、ポイントを押さえた作り方を行えば成功しやすい野菜でもあります。収穫の時期にはこれまでの苦労が報われるので、ぜひあきらめないでチャレンジしてみて下さい。

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