初心者向け!家庭菜園の野菜をご紹介
家庭菜園入門者におすすめの野菜をピックアップ!
庭に畑を作ったり、自宅のベランダや屋上でプランターに野菜を育てる家庭菜園。主婦に、また家族みんなで参加できる趣味として人気です。育てた野菜を収穫するときの喜びはひとしお。ここでは自宅で簡単に育てられるおすすめ人気の野菜とその育て方や栽培の仕方のコツを解説いたします。庭にスペースがなくてもプランターで簡単に栽培できる人気の野菜や、家庭菜園の入門編として育てやすいおすすめの野菜をピックアップしました。
用土は市販のものを使用すると便利
家庭菜園で野菜を育てるのには、日当たりがよく水はけのよい場所で管理することが大切ですが、土も野菜を育てるのに重要です。家庭菜園の入門者でプランターで野菜を育てる場合は、市販の野菜用の培養土を用土として利用するのが便利です。市販の野菜用の培養土には元肥となる肥料も含まれているので、ある程度野菜が育つまでは元肥の心配もいりません。
野菜の栽培に揃えるもの
野菜の特徴によって揃えるものは様々
家庭菜園で野菜を栽培するのに揃えるものは、プランターで育てるならその野菜に必要な大きさのプランター、用土、追肥の肥料、そして庭に畑を作って育てるなら、土壌に元肥となる緩効性の肥料、そして土壌の状態をみて、水はけがよくない様なら腐葉土を混ぜ込んでおきます。ツル性のものなどは支柱になるものやネットの用意、葉物には虫や鳥などから野菜を守るため防虫ネット、イチゴなどには防鳥ネットもあれば便利です。
初心者向けの家庭菜園の野菜1:ミニトマト
元気な苗を選んで購入
最初にご紹介する家庭菜園入門で初心者でも育てやすいおすすめ人気の野菜はミニトマト。家庭菜園入門の初心者は、市販の苗を購入して栽培しましょう。苗選びは、濃い緑色の葉で、茎が太くてしっかりとしている苗を選んでください。プランターで育てる場合は、横長の標準のプランターなら苗2本、37cm×37cm×32cm程の正方形のプランターなら苗1本を植え付けます。
育て方のコツは脇芽を摘み取る!
育て方は、毎日たっぷりと水を施し、日当たりの良い場所で管理します。植え付けと同時に支柱を立てて茎を麻ひもで縛って誘引して育てるのが上手な育て方のコツです。リング支柱も便利です。苗が育ってくると、葉の付け根に脇芽が出てきますが、脇芽は全て摘み取ってしまいます。そうすることで栄養が実を育てることにまわり、実の付きがよくなります。肥料は週に1回液肥を追肥するか、固形肥料を月に1度施してあげましょう。
初心者向けの家庭菜園の野菜2:キュウリ
家庭菜園入門者は苗から栽培
キュウリも自宅でも育てやすい家庭菜園入門者におすすめ人気の野菜です。家庭菜園入門の初心者は、市販の苗を購入して育てるのがおすすめです。自宅の庭やプランターに植え付けるときには、根を傷つけないように、丁寧にビニールポットから外して植え付けましょう。またプランターで栽培する場合は、横長の標準サイズに1株です。キュウリは横に長く根を伸ばすからです。支柱を立てるときは、根を傷つけないように、株を植える前に支柱をたてます。
150cm程で摘心し脇芽を育てる
育て方のコツは、ツル性の野菜なので、ネットを張り、スクリーン仕立てにし、巻きひげが自然にネットに絡むように、もしくは上手に誘引してあげるのが育て方のコツです。株が成長してくると、葉の付け根の間に脇芽ができ、脇芽を生長させて収穫していきます。
下から5枚目の葉の脇芽を摘む!
生長の最初では、下から5枚目の葉のところにできた最初の脇芽は摘んでしまいます。下から5枚目以上の葉の付け根にできた脇芽を生長させます。また親株の丈が150cm程に達したら、先端の芽を摘んで(摘心という)、親株の伸びを止ます。そうすることで、脇芽が旺盛に伸び、脇芽の数も増えて、キュウリをたくさん収穫できます。
1番果は若どりする
1番果は感動もひとしおですが、1番果(最初にできた実)、2番果は10cm程の大きさに生長したら収穫してしまいます。そうすることで株の負担を軽減し、充実した養分をその先に向けることができます。苗を植え付けてから2週間おきに(液肥なら1週間に1度)追肥します。市販の野菜用の化成肥料で構いません。メーカーによって与える量が違いますので、購入した肥料の説明に従い適量を施してください。
置肥は株元から離して施す
粒状の肥料を置き肥する場合は株元から離した場所に置き肥しましょう。株元に近い場所に置くと肥料焼けして株が枯れてしまいます。キュウリの葉にはアブラムシやウリハムシなどの害虫が付きやすいので、水やりの時に葉の裏をチェックし、見つけたらすぐ取り除いてください。
初心者向けの家庭菜園の野菜3:イチゴ
株の植え付けは秋
家庭菜園で人気のイチゴ。家庭菜園入門者でも簡単に栽培できます。自宅で栽培する場合、初心者は市販の苗を購入してプランターで栽培するのがおすすめです。苗は本葉が4枚~5枚付いていて、付け根が太く、しっかりした苗を選びましょう。苗の植え付け時期は地域によりますが9月~11月が最適です。
収穫まではランナーは切り取る
冬場は株の周りに藁を敷いて保温してあげてください。暖かくなると株元からは子づるを作るランナーが伸びてきますが、養分を集中させるために収穫が終わるまでは、ランナーは付け根から切り取ります。5月になると花が咲きだしますが、花が咲いたら柔らかな筆などで花の中心をまんばんなく丁寧になでて受粉させてください。そうすることで綺麗な実がなります。
収穫までは鳥などから実を守ろう
イチゴの実は、カラスなどの鳥や、場所によってはタヌキやハクビシンなどの獣に狙われやすいです。鳥や獣も美味しくなる時期がわかるのか、赤く色づき食べ頃の時期になると、収穫する前に実を食べられてしまいます。せっかく実ったイチゴ!収穫間近になったら、防鳥ネットをかけて防ぐのも、おすすめの育て方のコツの1つです。収穫が終わっらた子づる(ランナー)を伸ばし、翌年の苗作りができます。苗を育て翌年は自宅で育った苗で栽培を楽しめます。
初心者向けの家庭菜園の野菜4:ラディシュ
家庭菜園入門者でも育て方は最も簡単!
ラディシュは二十日大根(ハツカダイコン)と呼ばれているように、収穫がとても早く家庭菜園入門者である初心者でも自宅で簡単に栽培することができ、早く収穫の喜びを楽しめる、まさに家庭菜園の優等生です。ラディシュは種から栽培して育てます。種蒔きしてから30日位で収穫できます。種蒔きに最適な季節は春か秋。春蒔きのものは害虫の被害にあいやすいので、防虫ネットをかけて育てるのがコツの1つです。
種蒔きはすじ蒔き!
栽培する最初の段階の種蒔きでは、「すじ蒔き」がおすすめです。たとえば幅60cmに30cmの間隔を取り、2本、細長い線状に溝を作ります。深さ1cmくらいに種を1粒ずつ1cm間隔にすじ蒔きにし、両側の土をかぶせて手のひらで軽く押さえます。
細長い植木鉢でも栽培可能!
自宅にこれほど場所がない場合は、種の数を減らして、深さ10cmくらいある細長い植木鉢でも栽培は可能です。同じようにすじ蒔きで、ラシュシュ1個分くらいの間隔を取って2本の細長い溝を作り、深さ1cmに1粒ずつ1cm間隔で種蒔きします。種を蒔いたら水をたっぷり施しましょう。
双葉がしっかりと出てきたら間引きする
種蒔きから1週間~10日くらいすると双葉がしっかりと生えそろいます。そうしたら3~4cm間隔に間引きします。間引いたら、株元がぐらつかないように土を寄せておくのがコツです。間引きした双葉も柔らかくて美味しいので、サラダやお吸い物、料理のトッピングに加えて召し上がってください。種蒔きから1ヵ月くらいしたら、直径2cm~3cmくらいのラデュシュが土の中にできています。とり遅れると割れてくるので収穫間近になったら注意して観察ください。
初心者向けの家庭菜園の野菜5:カブ
栽培日数がかからずに収穫できる
カブもラディッシュと同じように自宅でも簡単に栽培でき、栽培日数も短く、早く収穫を楽しめます。特に小カブは家庭菜園入門者にも簡単に育てられる人気の野菜です。カブも種蒔きして育てます。小カブならプランターでも育てることは可能です。プランターで育てる場合は65cm×20cm×20cm程の大きさのプランターを使い、すじ蒔きにします。2列で列間は10cmくらい空けます。溝の中に1cm間隔で種を蒔き、生長に合わせて間引きしながら育てます。
栽培のコツは土寄せをしっかりとすること!
カブは根の張りが浅く、土からせり上げるようにして育ちます。根元がぐらついているとうまく育たなかったり、形が悪くなるので、株元に土を寄せ上げ(土寄せという)てください。間引いたあともしっかりと土寄せしましょう。ちなみにカブはもともと小松菜やチンゲン菜の仲間で、間引いた葉も柔らかく、栄養がたっぷりとあり、美味しく頂けます。
初心者向けの家庭菜園の野菜6:オクラ
実の生長が早い野菜!
暑さに強いオクラは、自宅でも簡単に栽培できる、初心者向けの家庭菜園で人気の野菜です。オクラは種からでも苗からでも自宅で簡単に育てることができます。種蒔きの最適な時期は4月の下旬。十分に気温が上がってから種蒔きや苗を植え付けます。開花すると約1週間ほどで実が成長して収穫を迎える、実の生長が早い野菜。収穫が遅れると、筋が張って堅くなるので、長さが7cm~8cmくらいになったら収穫するようにしましょう。
倒伏防止のために支柱を立てる!
種から栽培する場合は地植えもしくはプランターにそのまま蒔いても丈夫に育ちます。3粒くらいずつ蒔き、生長と共に間引きしていきます。たとえば標準の横長のプランター(70cm×30cm×30cmくらい)であるなら
最終的には2株まで。生長した株は1m~1.5mくらいの茎丈で、葉は60cmくらいに広がります。倒伏防止のために1株につき1本の支柱をたてて誘引してあげるもの上手に育てるコツです。実付きがよいので水切れや肥料切れに注意してください。追肥は2週間に1度、化成肥料を施してください。
初心者向けの家庭菜園の野菜7:ナス
収穫が長く楽しめる人気の野菜
自宅でも簡単に栽培できるナスは、高温多湿に強く、春に苗を植え付けると収穫期は半年近くにわたり、収穫を長く楽しめる人気の野菜です。ナスの育て方で大切なのは、水切れと肥料切れに気を付けることです。水は毎日たっぷりと施します。肥料を購入したら蒔き方の説明をよく読み、既定の分量を追肥してください。ナスもオクラと同様に支柱を立て倒伏防止するのがおすすめです。
一番果は若どりする
初心者は苗を購入して植え付けましょう。生長すると大きく葉を広げ、茎丈は80cm~1m、広げた葉の横幅は60cmくらいになるので、生長した姿を想定して苗を植え付けてください。ナスもキュウリと同じように、一番最初になった一番果と二番果は、株の生長を優先させるために、長さが7cm~8cmのうちに若どり(摘果という)してしまいます。そうすることでその後の実りを充実させることができます。
初心者向けの家庭菜園の野菜8:ピーマン
病害虫に強い育てやす人気の野菜
家庭菜園で初心者におすすめのピーマンは、他の野菜に比べて、病害虫に強い育てやすい、おすすめ人気の野菜です。種からでも育ちますが、初心者は苗を購入して植え付けて育てるのがおすすめです。植え付けの最適な時期は十分気温が上がった4月~5月。初夏から秋まで長く収穫できます。上手に栽培すると1株から50~60個も収穫でき家庭菜園の野菜の中でも優等生の野菜です。
生長すると70cmくらいの高さになる
生長したピーマンの株は高さ70cm~80cm、横に広がる葉の幅は40cm~60cmくらいです。このくらいの大きさになることを想定して、苗を植え付けてくさい。横長のプランターに2株植え付けるなら、株間は40cm~50cm程間隔をあけて植え付け、35cm四方の正方形のプランターなら1株を植え付けます。気温が低い時期も実の肥大がよく育てやすい野菜です。実がなる時期は、追肥を忘れないようにしましょう。
初心者向けの家庭菜園の野菜9:ロメインレタス
種からでも苗でも自宅で栽培できる!
ロメインレタスは家庭菜園初心者でも種から育てて楽しむことができます。種から栽培する場合は種蒔きケースやビニールポットに種を蒔き苗を作ります。種蒔きは3月、9月が最適の季節です。用土の上に種を蒔き、軽く土をかぶせておくと発芽します。苗ができるまでは水やりをしっかりとしましょう。苗ができたら植え付けます。市販の苗を購入して植え付けるのも簡単で便利です。
防虫ネットは必需品!
自宅でも簡単に育てやすい野菜ですが、柔らかな生長中の葉は、ナメクジやカタツムリなどの害虫被害にも合いやすい野菜です。地植えにしてもプランターで育てる場合も、防虫ネットで囲んで、害虫被害の防止をするのが大切です。プランターに苗を植え付けるときは、20cmほど間隔を取って植え付けましょう。間引きながら最終的には1つの苗にしていきます。苗を植え付けてから2週間後から、2週間に1度、追肥してください。液体肥料なら1週間に1度追肥します。草丈が20cm~30cmくらいが収穫適期です。
初心者向けの家庭菜園の野菜10:茎ブロッコリー
たくさん収穫できる楽しい野菜
茎ブロッコリーは葉の付け根から伸びる脇芽を収穫する小さなブロッコリーで、長い期間たくさん収穫が楽しめる育て方の簡単は人気の野菜です。アスパラに似た食感で、サラダや野菜炒めに利用できます。家庭菜園の初心者は苗を購入して栽培するのがおすすめです。プランターで育てる場合は、植え付けは35cm×35cm×30cm程の正方形のプランターに1苗が目安です。頂点にできる花蕾を小さいうちに収穫します。
防虫ネットで虫対策!
茎ブロッコリーは生長すると株の高さは70cm~80cm、横に40cm~50cmほどに葉を広げます。植え付け直後からアブラムシなどの害虫が付きやすいので、プランターで栽培する場合はプランター全体に、地植えする場合はドーム型の支柱を立て全体に防虫ネットをかけて育てるのがおすすめです。また植え付けの2週間後から収穫が続くまでは、2週間に1回、化成肥料を追肥しましょう。
初心者向けの家庭菜園の野菜11:三つ葉
土に直蒔きする時は水を切らさない!
セリ科の香味野菜である三つ葉は、種から育てます。三つ葉は細長のプランターや植木鉢に種を蒔いて育てるのがおすすめです。種蒔きはラディシュと同様にすじ蒔きで一粒ずつ蒔きます。鉢に入れる用土は市販の野菜用の培養土で構いません。半日陰で管理し、湿気を好むので水やりは絶やさないようにしてください。肥料は必要ありません。よく利用する香味野菜ですが、栽培はとても簡単です。
水栽培でも簡単に育てられる
湿気を好む三つ葉は、自宅の台所などで、水栽培にしても簡単に収穫できます。水を含ませたスポンジに種蒔きして、種蒔きしたスポンジごと水に浸けときます。例えばスポンジは家庭用の食器を洗うスポンジで粗目の穴が付いたスポンジなら、その穴に一粒ずつ適当な間隔を取り種を蒔きます。穴が開いていないスポンジは、2本、浅めに切り込みを入れてそこに種を1粒ずつ蒔きます。スポンジの浸かっている水は、毎日取り替えてください。
初心者向けの家庭菜園の野菜12:みょうが
日陰でもよく育つ!
薬味や酢漬けに利用されるみょうがは、地下茎を切った「根株(ねかぶ)」と呼ばれるもの、もしくはポット苗を購入して植え付けて育てます。ほとんどの野菜は、日当たりの良い場所を好みますが、みょうがは日陰気味の場所で管理してもよく育ちます。プランターでも地植えでも栽培できます。冬の時期は地上部は枯れていますが、地下では根が育っており、翌年も収穫を楽しめます。プランターで育てる場合は、2年に1度くらい株分けする必要があります。
株のつけ根の花蕾を収穫
根株を植え付けるときは、5cmくらいの長さの根株を、深さ2cm程の土の中に並べて植えます。植え付けの適期は2月~4月。2月に植え付けたものは春になると葉が出てきます。葉をつけた株は高さ50cm~60cm程に生長します。植え付けた時はたっぷりと水を施しますが、そのあとは地植えなら自然の降雨に任せておけば、特に水やりの必要はありません。植え付けの2か月後から月に1度、化成肥料を施す程度で大丈夫です。6月下旬~10月初旬まで収穫が楽しめます。収穫は株の付け根の地面に出てくる花蕾の部分です。
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