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クフェアの育て方を徹底ガイド!しっかりお手入れをして年中彩らせよう!

クフェアは生垣に使われる丈夫な草花です。日当たりや水やりの栽培環境を整えてあげると元気に育ちます。クフェアの育て方を植え付けから普段の手入れ、増やし方まで解説します。また贈り物として素敵な意味がある花言葉も紹介しますので育て方を覚えて年中彩らせてみましょう!
2020年8月28日
さくらドッグ
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はじめに

クフェアの育て方を覚えよう!

クフェアは丈夫で生垣やガーデニングの土台として広く栽培されている植物です。栽培環境を整えてあげると比較的簡単な手入れでかわいらしい花を長期間咲かせ続けてくれます。唯一、寒さには弱いので葉が落ちる前に冬越しの準備をする必要があります。

植え付けから増やし方まで解説!

クフェアの土づくりや日当たりなどの栽培環境と植え付けのやり方から増やし方を解説します。注意すべき害虫や病気とその予防策を紹介しますので手入れの際はよく観察して元気にクフェアを育ててみましょう。クフェアの花言葉も紹介しますので花言葉の意味を添えて大事な人に贈り物にしてみましょう!

クフェアとは?

ミソハギ科の草花

クフェアはミソハギ科クフェア属に分類される多年草です。寒さに弱い以外の弱点がなく、ガーデニング用の草花として広く用いられています。派手さはありませんが、控えめなかわいらしい花を長期間咲かせ続けてくれますので手入れの際に適切な肥料を施すことで花付きをよくすることができます。

熱帯アメリカ原産

亜熱帯・熱帯アメリカが原産のクフェアは非常に多くの栽培品種が流通しており、日本で出回っている品種はクフェア・ヒッソピフォリアとなります。丈夫で通年葉を繁らせてくれますので生垣やガーデニングの土台として使いやすい植物として多くの人に栽培されています。

クフェアの栽培環境・育て方①土づくり

水捌けのよい土づくりを

Photo byPexels

クフェアを植え付けする土は水捌けのよさを意識しましょう。水捌けの悪い土に植え付けると根腐れの原因となってしましますので水やりのやり方が難しくなってしまいます。培養土の選び方と自分で配合する時の目安を解説します。

草木用培養土

草木用培養土を選ぶときは水捌けのよさと花付きをよくするためにリン酸が少し多めに含まれている培養土を選ぶようにしましょう。

自分で配合するときは

自分で植え付け用の土を配合するときは小粒の赤玉土:腐葉土を7:3を目安によく混ぜ込むようにしてください。腐葉土はあまりにも安すぎるものの場合ツンとくる匂いがします。良質な腐葉土選びをしましょう。

庭木がある人は

腐葉土はホームセンターなどで購入する以外にも自分で作ることができます。庭木があって落ち葉が手に入る人は庭に穴を掘って米糠と落ち葉を重ねて混ぜると3ヶ月ほどで発酵しますので自家製の腐葉土を調合して使うことができます。

クフェアの栽培環境・育て方②植え付け

植え付け場所

クフェアの植え付け場所は幅広く、日当たりから半日陰まで生長してくれます。日陰に入れてしまうと生長しませんので少なくとも半日は日当たりが採れる場所に植え付けることが上手に生長させるポイントとなります。

直植えする場合の植え付け

庭や生垣として直植えする場合は土づくりで準備した水捌けのよい土を植え付け場所に準備し、植え付け穴を開けてクフェアの苗を植え付け穴に入れてから覆土し、水やりをします。

鉢植えする場合の植え付け

鉢植えする場合の植え付け方法は苗よりひとまわり大きい植木鉢を用意し、鉢底に軽石を入れてから、ウォータースポット2cmを目安に土を入れます。植え付け穴を開けてクフェアの苗を植え付けてから覆土し、鉢底から水が流れ出るくらいの水をたっぷりとやります。

クフェアの栽培環境・育て方③日当たり

日当たりがいい場所へ

クフェアは日当たりを好みます。日当たりのいい場所を選んで栽培環境を整えてあげると長期間花を咲かせてくれます。逆に日当たりの悪いところを選んで栽培してしまうと上手く育ちません。理想は1日中、日当たりを採れる場所ですが、最低でも半日は日当たりを採れる場所を選ぶように植え付けましょう。


夏の日当たり管理

夏の日当たりが強すぎる場合、鉢植えの場合は軒下へ場所を移しましょう。直植えの場合は遮光トンネルなどを使って日当たりの強さを調整しましょう。

室内では

室内の鉢植え栽培の場合は窓辺や縁側など日当たりがよいところに置くようにしてください。寒い時期には暖房が効いている部屋かビニールで覆って保温するように温度管理をして栽培しましょう。

クフェアの栽培環境・育て方④水やり

クフェアの水やり

Photo bycongerdesign

クフェアは生長期には水切れを起こさないように水やりをしましょう。庭に直植えしている場合は天気任せの水やりでかまいませんが、夏場で乾燥が続くときは適宜調整しながら水やりをしてください。鉢植えの場合は土の表面が乾燥したら鉢底から水が溢れるくらいたっぷりと水やりをしましょう。春〜夏と秋〜冬の水やりの注意点を解説します。

春〜夏の水やり

春〜夏の水やりは水切れを起こさないように土の表面をよく観察して水やりをしましょう。しかし梅雨や雨が続く時期には株元が蒸れてしまいますので水切れに注意しつつ、水分量を管理しましょう。

秋〜冬の水やり

秋〜冬になると気温が下がり、それに伴って生長が鈍くなりますのでやや乾燥気味になるように水分管理をしましょう。1日に1回土の状態を見て湿り気が残っている場合は水やりを控えるようにしてください。

クフェアの栽培環境・育て方⑤手入れ

手入れは水やり以外にも

Photo byJing

クフェアの手入れは普段水やり以外は放任でも大丈夫です。肥料も植え付けのときにしっかりと腐葉土を混ぜ込んでいる場合、1年目の追肥はそこまで必要ではありません。花付きをよくしたい場合の追肥と葉が込み入ってきたときの剪定の方法を解説します。

手入れ①肥料・追肥

肥料を施す場合は5月〜10月の生長期に2ヶ月に1回を目安に遅効性の肥料を追肥として与えるようにしましょう。このときに重要なのは花付きをよくするためにはリンが多く含まれている肥料を選ぶことが大切です。

手入れ②剪定

クフェアは水やりと肥料を施し、日当たりが十分だとどんどん生長します。生長期の5月〜10月の間であれば切り戻し剪定をしてもダメージを与えることなく、自分の思い通りのサイズに剪定することができます。クフェアが込み入ると蒸れてしまい害虫・病気の原因となりますので

剪定した枝

剪定する枝の中でも勢いのある元気な枝は挿し芽の挿し穂として栽培数を増やすことができます。挿し芽の方法は後述しますので参考にしてみてください。

クフェアの栽培環境・育て方⑥葉が落ちる時

葉が落ちる原因

クフェアの葉が落ちる原因は主に2つです。1つ目は寒さに当たってしまい、株が弱る兆候として葉が落ちます。2つ目は鉢植えの場合に根が詰まってしまい生長不良に陥ってしまうこととなります。それぞれ葉が落ちるときの対処法を紹介します。

葉が落ちるときの対処法①

葉が落ちるときの対処法①は寒さに当てないように気温が下がる前から温度管理をしましょう。地植えの場合は10月に鉢上げして室内へ、鉢植えの場合はそのまま室内に栽培場所を変えましょう。

葉が落ちるときの対処法②

葉が落ちるときの対処法②は根詰まりを解消するために植え替えをすることです。植え替え方法は後述する植え替え方法を参考にしてください。

クフェアの栽培環境・育て方⑦冬越し

冬越しの方法

Photo byPezibear

クフェアは暖かい地方が原産地となっていますので日本で栽培するときは暖かい場所へ栽培場所を変えて冬越しをしましょう。地植えのままでもマルチングしたりビニールを被せて保温することで冬越しできますが、寒い地方では確実な方法とは言えません。それぞれの方法を解説します。


地植えの場合

温暖な地域で冬越しをするときは5度以上に保つことができればマルチ・ビニールカバーなどでこと足ります。5度以下になってしまう地域であれば10月の終わりまでに鉢上げをして室内に栽培場所を変えて暖かくなる時期まで温度管理しながら栽培しましょう。

鉢植えの場合

鉢植えの場合の冬越しは鉢のまま栽培方法を室内に移すようにしてください。室内に栽培場所を変えた場合は室外と比べて水やりの頻度を減らさなければ根腐れの原因となりますので注意しましょう。

クフェアの栽培環境・育て方⑧増やし方

クフェアの増やし方

クフェアの増やし方でもっともやりやすいのは挿し木での増やし方です。実生(みしょう)といって採れた種からの増やし方もできますが、挿し木の方が手軽に増やせます。

増やし方:挿し木に適した時期

挿し木での増やし方に適した時期は生長期にあたる4月から6月の晴れた日がもっとも適しています。

増やし方:挿し木の方法

挿し木での増やし方の方法は成長に勢いのある枝を10cmほどハサミやナイフで切り取ります。切り口を乾燥させないように30分浸水させます。ネメデールなどの発根剤を使用すると発根する確率を上げられます。肥料を入れていない赤玉土やバーミキュライトに穴を開けて倒れないように土寄せをして乾燥させないように水やりをしましょう。風通しのよい日陰で1ヶ月程度管理すると根が張りますので植え付けましょう。

クフェアの栽培環境・育て方⑨植え替え

植え替えの目安は?

クフェアを地植えにした場合は植え替えをする必要はありません。株間を30cm程度あけて植え付けた場合は尚更です。株の大きさは剪定をして切り戻しながら管理しましょう。鉢植えの場合は定期的に植え替えをして長く栽培しましょう。植え替えの時期と方法を解説します。

植え替えに適した時期

植え替えに適した時期は生長期にあたる4月〜6月の間に行うと株へのダメージを最小にすることができます。

植え替えの方法

植え替えの方法はひとまわり大きな鉢に植え付けと同じ用土を鉢に満たして植え付け穴を開けます。根を傷めないように優しく鉢からクフェアを引き抜き、植え付け穴に入れて覆土します。根がしっかりと張るようにたっぷりと水やりします。

クフェアの栽培環境・育て方⑩害虫

害虫に注意!

クフェアは病気にも害虫にも強い植物ですが、株が繁りすぎて込み入ると害虫が発生しやすくなってしまいます。クフェアに発生しやすい害虫をカイガラムシとアブラムシに分けて紹介します。害虫の予防・対処法も併せて解説します。

害虫①カイガラムシ

カイガラムシは固いカラに覆われた害虫で薬剤が効きにくい害虫です。風通しが悪い場所や暗く込み入ったところを好みます。食害だけでなくスス病を媒介しますので発見次第駆除しましょう。

害虫②アブラムシ

アブラムシは葉の表裏や茎に密集して汁を吸う食害をもたらします。アブラムシはモザイク病の原因となるウィルスを媒介しますので蔓延しないうちに駆除しましょう。

害虫の予防・対処法

害虫の予防にはこまめな剪定をしましょう。繁りすぎると害虫が好む環境を作ってしまいます。アブラムシは薬剤散布が効きますが、カイガラムシは薬剤が効きにくいため、爪楊枝や先の細いピンセットで剥がすように地道に取り除いていきましょう。

クフェアの栽培環境・育て方:まとめ

日当たり・手入れ

Photo by472301

クフェアは日当たりのよいところにおけば花付き・葉の生長がよくなりますので置き場所に気を使いましょう。基本的には水やり以外は放任で大丈夫ですが、大きさを整えて風通しをよくするための剪定と2ヶ月に1回の追肥をするようにしましょう。

冬越し

長期間栽培するときは冬越しをしっかりと行い、株を維持する工夫が必要です。地植えにしている場合でもマルチとビニールを使ってできるだけ保温をし、確実に冬越しをさせる場合は寒さが増す前の10月には鉢上げをしてから室内で5度を目安に、最低でも3度を下回らないように管理しましょう。

葉が落ちるとき

クフェアの葉が落ちるときは暖かい時期だと根詰まり、寒さが近づいてくる時期だと寒さに負けはじめていると考えてもよいでしょう。冬に葉がなくなっても枯れない限りは翌春に新しく芽吹いてきますので葉が落ちたときは気長に管理しましょう。

害虫・病気予防

水やりや剪定の度に「込み入っていないか?」「葉の裏側に虫はついていないか?」とこまめに観察をして早期発見・早期駆除を心掛けましょう。早めに手を打てればそれだけクフェアに与える被害を少なくすることができ、株全体に蔓延するということを防ぐことができます。

クフェアの花言葉

クフェアの花言葉

クフェアの花言葉は小さな花の様子や次から次に芽吹いてくる様子から連想されたものが多くあります。1日ごとにある誕生花としては7月11日のものです。クフェアの花言葉を意味が近いもの同士を一括りにして紹介します。大切な人へ贈るのにもふさわしい植物です。

花言葉①

クフェアの花言葉①は「自由気まま」です。生長期には思いのままに伸びていく様子から連想された花言葉です。

花言葉②

クフェアの花言葉②は「見事」・「立派」です。開花時期になると切れ目なく可愛らしい花を咲かせ続けることから連想された花言葉です。

花言葉③

クフェアの花言葉③は「家庭愛」です。開花時期でも同じ花が咲き続けている訳ではありません。咲いてはしぼみ、種を作ろうとする様子が続くところから連想された花言葉です。

まとめ

育て方を覚えて彩らせよう!

Photo by titanium22

クフェアは開花・生長する時期が長く、庭植え・鉢植えで育てるとガーデニングのベースに使いやすい植物です。手入れの手間も比較的少なく、ガーデニング初心者におすすめとなります。耐寒性は強くありませんが、日当たりがいい室内に持ち込むだけで冬越しすることができます。葉が落ちる前に室内栽培に切り替えて冬越しをしましょう。

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