はじめに
数あるマリンスポーツの中でも、シュノーケリングは初心者の方も上級者の方もみんなで楽しめるアクティビティですね。ハワイに行ったら、観光やショッピングだけではなく綺麗な海もみんなで満喫したいという方も多いでしょう。ここでは、前半にハワイでシュノーケリングをする際のアドバイス、後半にハワイで人気のシュノーケリングスポット10選をご紹介します。ご紹介の順番は観光客の多くが宿泊するワイキキから近い順とします。綺麗なお魚や海底に息づくサンゴ礁にたくさん出会えますように!(この記事は2020年6月現在の情報をもとに作成しています)
ハワイでのシュノーケリングのアドバイス①
いつでもどこでも出来るわけではない
ハワイでのシュノーケリング、全ての場所でいつの時期でも出来るわけではありません。もちろん時期を問わず楽しめるビーチもありますが、一方で波が高いスポットも多々あり、冬の時期は禁止されている場所、時期を問わず年間通してシュノーケリングが禁止されている場所、遊泳自体が禁止されている場所などがあるのでよく確認してください。また、ビーチパークなどにはライフガードが常駐していますが、監視員がいないシュノーケリングスポットもたくさんあります。そういう場所で行う場合は、特に初心者の方は充分注意して楽しんでください。
ハワイでのシュノーケリングのアドバイス②
ビーチのマナーを守ろう
常夏のハワイの海でみんなで盛り上がった時、ついつい欲しくなるのがお酒かもしれません。しかし、ハワイを含むアメリカ合衆国では公共の場所での飲酒が禁止されています。ビーチも公共の場所なので絶対に飲酒は控えてください。また、タバコも灰皿のある場所で吸うようにしてください。いずれも見つかると高額の罰金を課せられます。それから、貴重品は最小限にとどめて持参することをおすすめします。比較的治安の良いハワイとはいえ油断は禁物です。交代で荷物番が出来ればベストですが、出来ない場合はタオルの下などに隠すようにしてください。
ハワイでのシュノーケリングのアドバイス③
シュノーケリングに必要なグッズとは
シュノーケリングをする際に最低限必要なグッズはシュノーケルとマスクです。さらにフィンがあれば行動範囲が広がりますし、初心者の方は浮き具があると安心です。また、岩場のビーチへ行く際はマリンシューズなどが必要となります。レンタルも出来ますが、滞在中何度もシュノーケリングを行うようであれば自分で購入しても良いでしょう。ABCストアーやスーパーなどで、シュノーケルとマスクのセットで$10前後、フィンを加えると$20前後で入手可能です。なお、常夏の島とはいえ時期や天候によっては肌寒いこともあります。上から羽織るものもご持参ください。
ハワイのシュノーケリングスポット①:オアフ島
近くて手軽!ワイキキビーチ
多くの方が宿泊するワイキキビーチでのシュノーケリングは、ホテルから歩いて行けるという手軽さが魅力です。初心者の方へは、まずはここで慣れてからより綺麗な海を求めて郊外に足を延ばすという流れがおすすめです。ホテルはすぐ近くなのでビーチで遊んだ後のシャワーなどもホテルで出来ますし、みんなと一緒でも、早めに切り上げたり或いはもうちょっと長く楽しんだりと、各自のペースで行えるのも利点です。
ワイキキビーチでのシュノーケリングのポイント
ワイキキビーチは8つのビーチの総称で、総延長は東西約3KMです。真ん中はピンク色のロイヤルハワイアンホテル周辺で、中心部から離れるほど人口密度は低くなり海はより綺麗になります。ビーチ沿いには高級ホテルやコンドミニアムなどが立ち並んでいますが、ハワイには宿泊者専用のプライベートビーチはないので気に入った場所で安心してシュノーケリングを楽しんでください。レンタルショップは中心部に多くあります。
ハワイのシュノーケリングスポット②:オアフ島
定番スポット!ハナウマ湾
シュノーケリングの定番スポットと言えばハナウマ湾です。ワイキキから東へ約10KMの場所に位置するハナウマ湾は海洋保護区に指定されていて、コバルトブルーの海の中ではたくさんの綺麗な熱帯魚やサンゴ礁が生息しています。湾ということで波も穏やかなので初心者の方も充分楽しめますよ。ワイキキからのアクセスも良く、不動の人気NO.1シュノーケリングスポットです。
ハナウマ湾でのシュノーケリングのポイント
ハナウマ湾へは、市バス、タクシー、オプショナルツアーに予約して行くことが出来ます。入場料$7.5(12歳以上の観光客)を支払って敷地内に入り、まずは環境保護のビデオを約9分間鑑賞します。その後坂を下ってビーチへ向かいますが、この坂の勾配が結構急なため、きつい場合は有料トロリーの利用がおすすめです。レンタルショップはビーチにありますが、それ以外のパラソルやカフェなどの設備は一切ないので、ゴザと飲み物の持参、そして日よけ対策をお忘れなく。なお、ハナウマ湾は火曜日がお休みです。
ハワイのシュノーケリングスポット③:オアフ島
ローカル色満載!カイルアビーチ
ワイキキから北東へ約30KMほどのところにあるこのビーチは以前から地元の方には人気の遊び場でしたが、近年になってカイルアタウンとともに観光客も注目するスポットになりました。約3KMのビーチには細かい粒子のサンゴパウダーの砂浜が広がり、このサンゴパウダーは遠浅の海の中にも続いています。シュノーケリングの途中で立ってしまいがちな初心者の方も、これなら安心して海底に足をつけられますね。
カイルアビーチでのシュノーケリングのポイント
カイルアビーチへは市バスかタクシーなどを利用して行くことが出来ますが、市バスの場合は手前のカイルアタウンでの乗り換えが必要です。タウンからレンタサイクルを利用してアクセスするのも楽しいでしょう。こちらはビーチパークのため更衣室やシャワーなどの設備も充実しています。但し、レンタルショップはビーチから少し離れているのでグッズは持参する方が無難です。ローカル色溢れるタウンの観光も併せて楽しんでください。
ハワイのシュノーケリングスポット④:オアフ島
まさに天国!ラニカイビーチ
ハワイ語で、ラニカイのラニとは「天国」、カイとは「海」という意味です。まさに天国のような美しさのラニカイビーチは、一度は訪れたい憧れのビーチの一つです。カイルアビーチのお隣にあり、サンドパウダーの砂浜とエメラルドグリーンの綺麗な海とのコントラストには目を見張るものがあります。沖合に浮かぶ2つの小島も特徴的なこのビーチは、高級住宅街にある隠れ家的な天然ビーチなのです。こちらも海底は柔らかい砂なので初心者の方も安心です。
ラニカイビーチでのシュノーケリングのポイント
ラニカイビーチへは観光タクシーやレンタカーの乗り入れは禁止されていて、駐車場もありません。従ってアクセス方法としては市バスの利用となり、カイルアビーチと同様にカイルアタウンで乗り換えが必要です。ラニカイビーチはカイルアビーチから徒歩15分ほどなので、おすすめはセットで2つのビーチを楽しむことです。お店や設備は一切ないので、お手洗いなどはカイルアビーチで済ませてから移動してください。ゴザや日よけ対策もお忘れなく。
ハワイのシュノーケリングスポット⑤:オアフ島
サンドバーで有名!カネオヘ湾
干潮時に沖合にサンドバー(砂浜)が姿を現すことでも有名なカネオヘ湾は、ワイキキから車で約40分のところにあります。クリスタルブルーのカイルア湾の真ん中にサンドバーが徐々に出現する幻想的な様子は、一度見たらきっと心に刻み込まれるはずです。干潮時のみ見られる景色であり、一日あたりのサンドバーへの上陸人数が決められていることから、ここでのシュノーケリングは大変貴重な体験となることでしょう。
カネオヘ湾でのシュノーケリングのポイント
カネオヘ湾へは市バスを乗り継いだりレンタカーを利用して行くことが出来ますが、サンドバーまではボートに乗らないとたどり着けません。ボートのチャーターも出来ますが費用は莫大になります。従って、カネオヘ湾のサンドバーでシュノーケリングをする場合はオプショナルツアーに予約するのが一般的です。ボートを拠点に楽しむので、途中で疲れたらボートで休むことも出来ます。なお、時期やタイミングによっては完全にはサンドバーが出現しない場合もあります。
オプショナルツアー予約サイトの一例
以下は、カネオヘ湾のサンドバーでシュノーケリングが出来るオプショナルツアー予約サイトの一例です。催行会社によって「天使の海」又は「天国の海」とネーミングは異なりますが、両者ともカネオヘ湾のサンドバーのことを指します。このツアーは人気が高いためお早めの予約をおすすめします。なお、前述のラニカイも「天国の海」という意味ですが、オプショナルツアーの「天国の海」はカネオヘ湾のサンドバーのことなので、紛らわしいですがお間違いなく。
ハワイのシュノーケリングスポット⑥:オアフ島
ラグジュアリー空間!コオリナビーチ
ワイキキから約50KMほどの西海岸に位置するコオリナリゾート内にあるビーチです。リゾート内にはディズニーキャラクターと会えることで有名なアウラニをはじめ4つの高級ホテルが立ち並び、海沿いには4つのラグーンが設けられています。ラグーンのため波も穏やかで浅瀬なので、初心者の方も安心して楽しめます。また、西海岸は時期を問わず晴天に恵まれている場所でもあります。コオリナリゾート内のラグジュアリー空間で、ワイキキや東海岸とはまた異なる綺麗な海の色をご堪能ください。
コオリナビーチでのシュノーケリングのポイント
コオリナビーチへはワイキキからタクシーや有料シャトルバスなどを利用して日帰りで行くことも出来ますが、可能であればコオリナリゾート内のホテルに予約して泊まり、一日めいっぱいリゾート内でのシュノーケリングや観光を満喫することをおすすめします。なお、日帰りの場合、レンタルはホテル内のアクティビティーセンターにて可能ですが、若干割高なので出来る限りの持参をおすすめします。宿泊者であれば無料レンタル出来るアイテムも増えます。
ハワイのシュノーケリングスポット⑦:オアフ島
天然のプール!シャークス・コーブ
オアフ島の北部、ノースショアにあるシャークス・コーブは穴場のスポットです。サーフィンの聖地ともいわれるノースショアは波が高いため、ここでシュノーケリング出来る時期は4月後半から11月前半と限られますが、波の浸食により作り出された天然プールには綺麗な熱帯魚がたくさん生息しています。ここは岩の足場が多いので、波打ち際でも岩に身を潜めているお魚をすぐに見つけられます。また、遠浅の海ではないため少しの移動で水深が深くなり、ダイナミックなお魚の群れを見ることも出来ます。
シャークスコーブでのシュノーケリングのポイント
ワイキキから離れているので近くに宿泊したいところですが、日本人のツアーの場合はノースショア近辺に泊まるコースはほぼありません。従ってワイキキから日帰りで行くことになります。距離があるためタクシーではなくレンタカーを利用して、道中にあるハレイワタウンのノスタルジックな街並み観光ともに楽しんでください。レンタルショップはシャークス・コーブから道路を挟んだ斜向かいにあります。岩場の足元のためマリンシューズのご持参をお忘れなく。
ハワイのシュノーケリングスポット⑧:カウアイ島
島の暮らしを感じる!リッドゲイトビーチ
カウアイ島でのスポットもご紹介します。それは、東海岸にあるリッドゲイトビーチ。同じくシュノーケリングスポットとして有名なポイプビーチよりもお魚が多い!という地元の方の声も多い場所です。ビーチには岩を積み重ねて作られたラグーンがあり、外海からたくさんの熱帯魚が入り込みます。ラグーンなので波も穏やかで浅瀬ということで、初心者の方も楽々シュノーケリングを楽しめます。休日には地元の方がカルチャークラスを開いたり家族連れで訪れていたりと、島民の暮らしを垣間見ることも出来ます。
リッドゲイトビーチでのシュノーケリングのポイント
カウアイ島でお泊りのホテルの場所によっては徒歩で行くことも出来ますが、一般的にはレンタカーの利用となります。こちらはビーチパークのため、駐車場も広いですしシャワーなどの設備も完備しています。熱帯魚の紹介パネルもあるので、パネルで少し学んでからシュノーケリングを始めたらより楽しめるでしょう。ラグーンの外に出ると急に波が高くなるためシュノーケリングはラグーン内で行うようにしてください。
ハワイのシュノーケリングスポット⑨:ハワイ島
ウミガメとの遭遇率大!カハルウビーチ
ハワイ島でのおすすめスポット一つ目はカハルウビーチです。年間通して晴天率が高い西海岸にあり、西海岸隋一の繁華街であるカイルア・コナからもそう遠くありません。波は穏やかで水深も浅いので、初心者の方も不安なく楽しむことが出来ます。そしてこのビーチ、時期を問わずかなりの高確率でウミガメに遭遇出来ることでも有名です。但し、ウミガメに触ったり餌を与えたりするのは禁止です。遭遇したらそっと見守ってください。
カハルウビーチでのシュノーケリングのポイント
こちらも、シャワーやレンタルショップなどの設備が整っているビーチパークです。足元は岩場が多いためマリンシューズなどのご持参をお忘れなく。アクセス方法としてはレンタカーか「ケアウホウ・リゾート・トロリー」という有料トロリー(予約不要)の利用となります。このトロリーはシェラトン・コナ・リゾートとカイルア・コナを結んでいるもので、カハルウビーチの他にも郊外のスーパーマーケットなども巡回しています。上手に利用してシュノーケリングの他にも観光やショッピングもお楽しみください。
ハワイのシュノーケリングスポット⑩:ハワイ島
神秘体験!マンタポイント
ハワイ島でのおすすめスポット二つ目はマンタポイントです。マンタポイントと記載しましたがこれは正式名称ではなく、西海岸沖合のマンタが集まる場所のことです。夜行性のマンタを見るために、沖合までボートで出てブルーライトが光る大きな浮きにつかまってシュノーケリングするのです。すると、ブルーライトに集まるプランクトンを求めてマンタがやってきます。マンタとの遭遇はハワイではここでしか出来ない大変貴重で神秘的な体験です。
マンタポイントでのシュノーケリングのポイント
マンタポイントでのシュノーケリングはオプショナルツアーの利用となります。必要なグッズのレンタルはもちろん、ホットドリンクなどの嬉しいサービスも含まれています。足がつかない沖合でのシュノーケリングとなりますが、浮きにつかまった状態で出来るので初心者の方でもある程度泳ぎに自信があれば楽しめるでしょう。マンタは触らずに見るだけにしてくださいね。なお、時期を問わず夜間は冷え込むため羽織れるものをご持参ください。
オプショナルツアー予約サイトの一例
マンタポイントでのシュノーケリングが楽しめるオプショナルツアーの予約サイトを以下にご紹介します。他にも催行会社はありますが、ここはハワイ島の老舗会社であり、観光客による評価も高いのでおすすめです。こちらも人気ツアーのためご予約はお早めに。
まとめ
ハワイでシュノーケリングをする際のアドバイスと人気シュノーケリングスポット10選、参考になりましたか。時期によっても場所によっても様々な表情を見せてくれるハワイの海は魅力がいっぱいです。観光やショッピングやグルメも楽しめるハワイですが、是非ハワイの綺麗な海も満喫してください。初心者の方も楽しめるシュノーケリングスポットも沢山ありますので、みんなでハワイの海で思いっきり盛り上がりましょう!
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これからハワイ旅行に出かける方は、以下の記事も是非ご覧ください。観光情報やグルメ情報、そしてマリンスポーツ情報をご紹介しています。人気リゾート地のハワイは時期を問わず混みあっているので、レストランでもマリンスポーツでも事前予約出来るものはなるべくお早めに予約することをおすすめします。みんなで最高のハワイ旅を楽しめますように!

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