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ホウセンカ(鳳仙花)の花言葉はプレゼントには不向き?英語の花言葉についても!

ホウセンカは夏の季節に鮮やかな色で咲く花。その花言葉は種にまつわるものが多いです。今回はこのホウセンカという花の特徴や名前の意味・由来から日本の花言葉&英語など海外の花言葉と誕生花を詳しくご紹介していきましょう。ホウセンカの花言葉や誕生花が知りたい方必見。
2020年8月28日
佐藤3
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はじめに

ホウセンカの花言葉・誕生花はいつ?

ホウセンカの花はその鮮やかな色の花も人気ですが、小さな子どもの頃にこの花の種で遊んだという方もいるのではないでしょうか。そのくらいホウセンカの種は特徴があり、花言葉もこの特徴に関連したものがほとんどです。夏の季節の花ホウセンカの花言葉と誕生花を見ていきましょう。

ホウセンカについて

まず最初はこの植物についての基本情報や特徴・開花時期をご覧いただきましょう。いつ花の旬を迎えるのか、どのような姿をしているのかを知ることは花をプレゼントする上で大事な要素となります。

基本情報

科・属:ツリフネソウ科ツリフネソウ属
原産地:東南アジア
英語名/学名:Rose balsam/Impatiens balsamina

ホウセンカの特徴

ホウセンカのことを名前程度しかよく知らないという方のために、この植物の特徴もご紹介しましょう。

特徴1.草姿や花色などの見た目

この花は種まきで育つ30-50センチ程度の1年草です。花色は赤がポピュラーで濃いピンクや白・ピンクと白がまじった絞り模様のものもあります。左右対称の花びらがついていますが、上下の形はまったく違うのが特徴。葉が多く緑の中に赤やピンクの花が埋もれてしまうこともあります。

特徴2.種の広め方

草姿よりも特徴的で語られることが多いのは、この植物の種についてです。よく熟した種子は人が軽く触れるだけでなく風で自らが揺れただけでもはぜて中の小さな種を遠くに飛ばし、あとにはほとんど何も残らないほどその勢いは強いといわれています。

ホウセンカの咲く季節

あでやかな赤い花が咲く季節は長く梅雨時である6月から9月頃。暑い時期に目立つ色あいですので、同じような赤い色をしたサルビアなどとともに夏の季節の花として人気があります。

日本と海外のホウセンカの名前の由来

ホウセンカという名前をはじめて耳にしたとき、何が元となっているのだろうか?と悩まれる人も多いでしょう。それはこの花の名前が外国語の名前から音読みで名付けられたということにも由来します。

ホウセンカの日本語名の由来

Photo by Alchemy:tm:

ホウセンカは漢字で書くと鳳仙花。これは中国の言葉で鳳凰と仙人を組み合わせた文字です。中国での元の名前は鳳仙華とはなの漢字が違います。これも日本語の呼び名となったときに植物としてわかりやすい漢字に変わったのでしょう。

海外のホウセンカの名前の由来


この花の英語名はRose balsam。balsamという単語だけだと薬用や工業用の樹液という意味なのだそうですが、英語辞書で引くとその一方でホウセンカという単語も出てきます。ホウセンカの樹液や種子を薬として使用することもあるようですが、現代では単純にホウセンカのことを差すひとつの単語として認識されているのがわかるでしょう。

【日本】ホウセンカの花言葉「私に触れないで」

鳳仙花のご説明が少々長くなりましたが、花言葉についてお話することにしましょう。まずは日本語の花言葉の特徴的なもの3つ御覧ください。最初は私に触れないでという否定的なものとなります。

触れたとたんに弾ける種に由来する

この花言葉の意味は相手から拒否されている様子を表す言葉です。完全に熟した状態の種袋は人が指先を触れさせただけで開き、サッサと逃げ出すように中身は飛び散っていきます。このことからこのような花言葉が付けられたと言われています。

拒否するような花言葉でプレゼントには注意

Photo bygeralt

ホウセンカというのは夏の季節に咲く美しい花で、姿はとても美しくプレゼントにしたいと思う方もいるでしょう。しかし花言葉はあまり良いものがないので気にする方には注意して贈りましょう。

【日本】ホウセンカの花言葉「短気」

この花の花言葉がプレゼントに不向きというほどではありませんが、人によっては気分を悪くしてしまいそうな意味も付けられているからです。

こちらも弾ける種由来の花言葉

Photo bygfergu1

ホウセンカの花言葉はほぼその大きな特徴である種の様子から来たものばかりです。短気は気が短い人という意味ですが、これは触るとすぐ弾けることが由来。こんな花言葉の意味を持つ花をもらっても嬉しいと思う人はいないでしょう。

どうしても贈りたいなら花言葉をアレンジしても

Photo byPrawny

種に由来する花言葉ですので花には悪いところはありません。ホウセンカの花は人気もありきれいだから贈りたいという方もいるでしょう。そんなときは短気という言葉を自分流にアレンジして伝えてみてはいかがでしょうか。すぐに種がはじける様子から来ているのですから、フットワークが軽いなどというような良い意味に言い換えることもできそうですよね。

【日本】ホウセンカの花言葉「心を開く」

贈り物に向かない花言葉ばかり紹介してきましたが、良い意味がまったくないわけではありません。人と人が親密になるためには大切な言葉の意味も付けられています。

オープンな性格の人へ贈りたい花言葉

Photo byFotorech

心を開くはこちらも種袋が中身が飛び出すくらいまでオープンする様子から。すでに仲がよく隠し事などしない気持ちの良い相手に贈るのにぴったりな花言葉でしょう。私たちの間では隠し事なんかないとお互いに確認できるものですね。

まだ親しくない人へ願いを込めて贈るのも

Photo bycongerdesign

まだあまり仲良くはなくてまだ心を開いてくれない方へ贈るのにもこの花は向いているでしょう。こちらからの好意を表し心を開いて仲良くなりましょうという願いを込めることができます。

【海外】ホウセンカの花言葉「impatient」


ラテン語で我慢できないという意味

Photo byMarCuesBo

この花の海外の花言葉は名前からわかるもの。ここではそのお話をしましょう。基本情報でもご覧いただきましたがホウセンカの分類はImpatiensなのですが、これはラテン語のimpatientを語源としています。ラテン語の意味は我慢できないや短気でこれがそのまま英語のホウセンカの花言葉となりました。

どうして名付けられたのか

Photo byHans

これも花の種があっという間に弾けて飛び出していく様子からという説が有力です。少しおっとりとした性格の人ならびっくりするくらい、触れたとたんにパッと弾けて姿も見えなくなってしまう様子から辛抱が足りない花だと思われたのでしょう。

【海外】ホウセンカの花言葉「Ardent love」

ここまでずっと種に関する花言葉ばかりでしたが、やっと花の様子に関係する花言葉を見つけることができました。こちらも英語で付けられたもの。知りたかったという人も多いloveに関する意味です。

熱烈な愛という意味の海外の花言葉

Photo bystux

ホウセンカは原種に近いものは真っ赤な花色をしています。ホウセンカの炎のようにも見える赤い花びら由来から来ているイメージなのがこの熱烈な愛という意味です。

この花言葉を贈りたい相手と方法

Photo bykaboompics

明るい日差しの下で情熱的に咲く赤い花は、あなたの相手に対する燃えるような愛の気持ちを伝えてくれるでしょう。贈る相手はもちろん恋人やパートナーですね。英語の花言葉なので花言葉が好きだという方でも知らないという場合も。花と一緒にカードを添えてそこに花言葉と伝えたい意味を書き添えるのがおすすめのやり方です!

ホウセンカの誕生花は8月27日

ホウセンカの花言葉の中に伝えたい気持ちは見つかったでしょうか。花を誰かに贈る場合は花言葉だけでなく誕生花にも注目してみませんか?

誕生花の意味・使い方

Photo byMAKY_OREL

誕生花というものがあることは知っていても、どう使っていいのかわからないという方にまずこの誕生花の生まれた背景をご紹介しましょう。誕生花の考えは古い神に由来します。存在するものすべてに神が宿っているという考えは古代ギリシアやローマにありました。

誕生花は定められた月や日の誕生日相手に

そしてその月に咲く花は神からメッセージを持って花開く時期が決められているとも。その考えに基づいて決められたという説があります。この他にも国によって誕生花のできた背景は変わってきますが、贈る相手にとって幸せを祈るという根本的なところは万国共通でしょう。

そのほかの誕生花

Photo bysumma

ホウセンカの誕生花は8月27日の他に9月8日・18日・10月19日と4つあります。このどれかが誕生日の方に花言葉とともに贈れたら花言葉と誕生花の最良のコンビネーションといえるでしょう。

ホウセンカにまつわるギリシア神話


この花には有名なギリシア神話がありますので最後にそれをご紹介します。神話によくある少し悲しいお話ですが、ホウセンカの特徴も盛り込まれているよくできたお話だと感じるのではないでしょうか。

神様のお祭り

Photo byParentRap

それは神々のお祭りのときに起こった事件です。主催である神様はたくさんの来客をもてなすために給仕の女神を雇い、金の皿にごちそうを並べて楽しんでもらおうとしました。しかしお祭りの日たくさんあるはずの金の皿が1枚足りないことに気づきます。

給仕の女神に窃盗の疑いが

どうして皿が足りないのかはわかっていませんが、その時疑いがかかったのが給仕に雇われていた女神でした。皿に近い位置にいたなどの理由でしょう。女神は犯人ではないため激しく抵抗しましたが、他に犯人らしき者が見つからず結局その女神は神々の住処であるオリンポスから追放されてしまいます。

ホウセンカは女神が姿を変えたもの

追放されても自分の無実を証明しようと元給仕役の女神は犯人探しをしてまわります。しかしオリンポスから追放されて神の力もなくした元女神には人としての寿命が待っていました。犯人を探せないまま命を落とす時を迎えようとしたその時です。それを哀れんだのが天界から彼女を見守っていた花の神で、命を落とす瞬間の彼女をホウセンカの姿に変えたのです。

無実を証明するために弾ける花

花に生まれ変わった元女神はそのあとも自分の冤罪を晴らそうとしています。ホウセンカの種が触れるとパッと弾けるのは、私は何も隠し持ってはいないと自分の無実を証明したいからなのでしょう。

まとめ

ホウセンカの花言葉・誕生花を活用しよう

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71P9J0Nq3FL._AC_SL1000_.jpg

いかがでしたでしょうか。夏の明るい日差しの中とても目立つ情熱的な赤い花を咲かせるホウセンカ。その基本情報から花言葉や誕生花・ホウセンカを由来とするギリシア神話のエピソードをご紹介してきました。花の様子よりも種が弾けることの方が印象深すぎて多くの花言葉になってしまったという感じがぬぐいきれない植物でしたが、英語の意味では花に着目したものもありました。上手に花と花言葉を組み合わせて喜ばれるプレゼントとして贈ることができるお役に立てれば幸いです。

花の季節が気になる方はこちらもチェック

花言葉は種類だけでなく色ごとで付けられていたり、日本と海外で意味が違ったりもします。暮らし~のではそんな花言葉だけでなく見頃の季節などを絡めて詳しく解説した記事をたくさんご用意しています。もっと花言葉を知りたいという方はぜひこちらもご参考にしてくださいね!