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ルピナスの花言葉は?言葉の意味や由来と種類や見頃の季節などをご紹介!

蝶々のような形の可愛らしい花が咲き昇る姿が個性的なルピナス、その形や2度咲きすることなどから縁起のよい名前の品種もあるルピナスですが花言葉も色々。そんなルピナスの花言葉の意味や由来、ルピナスの見頃の時期などルピナスについてのすべてをお話していきます。
2020年8月28日
kureko
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ルピナスについて

ルピナスは南北アメリカや地中海沿岸地方が原産国で、南アフリカ地方に200種以上が分布するマメ科の植物です。原産国では3000年~6000年以上にわたり栽培され、食品や肥料などに活用されていましたが、1911年にイギリスの園芸家ジョージ・ラッセルが改良品種を開発したことで観賞用として栽培されるようになりました。

日本への渡来時期と由来

Photo bySteenJepsen

日本へ渡来したのは明治初期で、その時期は肥料用として栽培し、耕した田畑にそのまま混ぜ込み、そこで育てる作物のための用土作りという事で活用されていました。その後花として観賞するための色んな種類が流通し、今では初夏に見頃の花として広く普及しています。

花の見頃が長い

寒冷地では植えっぱなしでも元気なルピナスですが、暑さに弱いので、暖かい地方では1年草の扱いになってしまいます。それでも花は次々と咲いてくるので見頃としては長く楽しめます。さらに花が終わっても株元にもう1つ蕾が控えているので、終わった花を根元から切るとまた2番花の見頃を楽しむことが出来ます。形も個性的なのでプランターで育てるだけでなく、切り花としても人気の花で、プレゼントとして贈ると喜ばれる花です。

基本情報

Photo byPowerLee

科・属名:マメ科ルピナス属

学 名: Lupinus spp.

原産地: 南北アメリカ、地中海沿岸

和 名: ルピナス

英 名: Lupine (Lupin)

別 名: 昇り藤、立ち藤、葉団扇豆 / 羽団扇豆(ハウチワマメ)

ルピナスの特徴と開花時期

ルピナスは、春から初夏にかけて、長い花穂(かすい)に小さな蝶々がびっしりとまっているような形の花をつけます。寒さに強い宿根草(しゅっこんそう)なので一度植えると、毎年必ず花を咲かせ、北海道などでは大きく育ってくれますが、関東地方から南では暑すぎるので基本的には1年草扱いになる場合が多いです。

個性的な花の形

第一の特徴は花の形で、藤の花を逆さにしたような形をしています。この形から「ノボリフジ(登り藤)」や「サカサフジ(逆さ藤)」の別名があります。品種によっては見頃になると花穂が60~70cmほどになるものもあります。

葉の形も個性的

ルピナスの中でもカサバルピナスという品種は葉が放射状に広がっていて、まさに天狗の持っているうちわにそっくりです。ルピナスはマメ科の植物で「ハウチワマメ(葉団扇豆)」の別名がありますが、その葉団扇の由来は天狗のうちわのような葉の形から来ています。

開花時期と花の色

ルピナスの開花時期は5月~6月で、開花時期になると、真っすぐに伸びた花茎に無数の蝶に似た花を開花させます。開花後も花茎を下の方でカットすると側芽が伸びてもう1度見頃を迎えられるのも楽しみの1つです。マメ科の植物なので開花後は枝豆のようなサヤが出来ます。またマメ科独特の根粒菌が根っこにたくさんくっついているので土壌を豊かにしてくれます。花色も多彩で、白、ピンク、紫、青、オレンジ、黄、赤、と、多くの色が揃っています。

ルピナスの花の種類/1年草の種類


キバナルピナス

地中海地域南部に分布する1年草で、見頃になると花穂は15~25㎝の長さ、草丈は50㎝前後に成長します。甘い香りがする小ぶりな黄色い花を咲かせ、切り花として人気があり、プレゼントとして贈る方もいます。また花壇にも利用され、花後は緑肥としても活用されます。

ルピナス・テキセンシス

花穂が10~15㎝、草丈が30~40㎝ほどの小型の2年草で、青い色のブルー・ボンネット(Blue Bonnet)や赤い色のテキサス・マローン(Texas Malone)などの種類があります。野生の種にピンクや白色の花も見つかっており、小ぶりなので園芸品種として好まれ、寄せ植えなどにも利用されています。

カサバルピナス(傘葉ルピナス)

南ヨーロッパ原産の1年草で、傘を広げたような葉の形が名前の由来になっています。カサザキ(傘咲き)ルピナスという名前もあります。葉の特長として、気温の低い時期には銀白色、高い時期には深緑色になります。ルピナスの種類の中でも大型で、見頃の時期には草丈が60~80㎝ほどに成長し、花は長さ1.3 cm~1.8cmの蝶形花,色は白とブルーのツートンカラーで、長い花茎に穂の形に花をつけます。

ルピナスの花の種類/多年草の種類

見ごたえのある「ラッセルルピナス」

ラッセルルピナスは多年草タイプで生長が早く、寒冷地では宿根して毎年見ごたえのある花を咲かせます。花穂は40㎝、草丈は約80㎝にもなり、品種名の「ラッセル」は、イギリスの園芸家ジョージ・ラッセルが品種改良してこの種類を作り出したことに由来します。花色も豊富で美しくルピナスを代表する種類で、ルピナスの中ではベストの人気がありますが、暑さが苦手で暖かい地方では大きく育ちにくいので一年草として扱われます。

プレゼントに人気の「ルピナス・リリアン」

耐寒性の多年草で、まっすぐに伸びた茎の先に大きくしっかりした花を開花させます。草丈50㎝程度ですが、存在感のある花姿が特徴的な、早咲き種類で、4月下旬から開花しますが、温室や温床で促成栽培した鉢花が2月下旬から流通し始め、プレゼント用などに買い求められます。

ルピナスの花言葉①

春から初夏にかけて色とりどりの花を咲かせるルピナス、花の姿がとても個性的なので小ぶりなものは花壇で楽しんだり、寄せ植えにしたり、また存在感のある大ぶりなものは1株で見事な観葉植物になります、花の形も葉の形もユニークで華やかなルピナスの花言葉を見ていきましょう。

ルピナス全般の花言葉

「いつも幸せ」「想像力」「空想」「 安らぎを与えてくれる」「あなたはわたしの安らぎ」。どの花言葉も可愛らしい小花の咲き上がる姿にふさわしく、希望に満ちたものばかりで、プレゼントに贈りたい意味合いの花言葉ですね、ところがルピナスにはさらにこんな意味の花言葉もあるんです「貪欲」や「制覇」などです。ルピナスはラテン語の狼が語源との事、荒れ地でもたくましく生きる狼の強さを感じさせる花言葉ですね。

ルピナスの花言葉②

色別の花言葉

ルピナス全般の花言葉の意味がわかったところで次は、ルピナスには多彩な花色ありますが、その中から代表的な色の花言葉を見ていきましょう。

白色ルピナスの花言葉


白色ルピナスの花言葉は「いつも幸せ」「常に幸福」「母性愛」です。どの花言葉も、幸せなイメージが伝わってきますね、優しい母親や仲の良い姉弟がいる暖かい家庭が思い浮かびます。見頃の季節に感謝の気持ちを込めて大切な家族へプレゼントするのも素敵ですね。

黄色ルピナスの花言葉

Photo byMiKi-STUDIO

黄色ルピナスの花言葉は『多くの仲間』です。黄色はぱっと輝く、明るく楽しい色をイメージさせてくれます。人生で常に大切な事は人づきあいです。一緒にいると心が明るくなる楽しい仲間がいる幸せ、そしてそんな仲間が多いほど人生は楽しい。そんなことを感じさせる花言葉ですね。先輩や仲間に日頃のお礼の気持ちとして黄色い花束をプレゼントとして贈るのはいかがでしょう。

バラ色ルピナスの花言葉

バラ色ルピナスの花言葉は「珍奇(ちんき)」です。珍奇の意味は非常に珍しく変わっていること。花言葉にしてはちょっと不思議な感じがしますし、またバラ色も特に珍しい色ではありません。ではどうしてこのような花言葉が生まれたのかといいますと、ルピナスの花色は青や白などが多く赤色のルピナスは非常に少ない事から、珍しいという意味合いを込めて珍奇という花言葉がついたと言われています。

まだある!ルピナスの花言葉

ブルーボンネットの花言葉

ブルーボンネットはアメリカのテキサス州固有の種で草地など自然環境に自生するワイルドフラーでもあり、テキサス州の州花として親しまれています。真ん中が白くて青い帽子のような花のイメージがこの名前の意味となっています。この花は農地の改良などにも役立てられ、荒廃した土地でも元気に成長します。このブルーボンネットの花言葉は「母性愛」。荒れた土地でもしっかり育つところから、母の強さや深い愛情が伝わってくるようです。お母さんへのプレゼントにピッタリですね。

ルピナスの英語での花言葉

英語での花言葉には次のようなものがあります。「imagination(想像力)」「always happy(いつも幸せ)」「My peacefulness (あなたは私のやすらぎ)」「greedy (貪欲)」「appreciation (感謝)」「many friends (多くの仲間)」「maternal love(母性愛)」「novel(珍奇)」「daydream(空想)。このように母国語の違いだけで花言葉の意味は西洋の花言葉も日本とほとんど同じのようです。

贈る時に知っておきたい花言葉の由来

花言葉を知り、さらにその由来を知ると、確かに!と納得し、今まで以上にその花に親しみを感じたりするものです。ルピナスの花言葉も贈るのにピッタリの、明るいイメージの花言葉がつけられているので、贈る人に合った花を選び、花言葉を添えてお祝いのシーンなどにぜひ贈りたいものです。

ルピナスの花言葉「多くの仲間」の由来

「多くの仲間」の意味は、ルピナスの花は花穂に小さな花がびっしり密集して咲いている姿から、花の集まりが仲間が集まっているイメージを連想させることからつけられました。

ピナスの花言葉「いつも幸せ」や「母性愛」の由来

「いつも幸せ」、「母性愛」の由来はルピナスの花が薬としての効能や、また肥料用としても使われることもあり、大地に豊かな栄養分を与える存在として、「母性愛」にたとえられました。

ルピナスの花言葉「貪欲」の由来

草丈の高い、存在感のあるルピナスは生育も盛んで土壌から栄養分をぐんぐん吸い上げ成長します。このような力強い性質から「貪欲」の花言葉が生まれたと言われています。

食用としてのルピナスの花言葉の由来


はじめに/ルピナスの成分について

ルピナスはマメ科で、古代ヨーロッパではルピナスを食用としている事が知られていますが、ルピナスにつてはアルカロイドなどの有毒成分を含む種類もある事、また一方ではルピナスの芽には、必須アミノ酸やアルギニンが含まれ免疫力や新陳代謝や性機能の改善などの働きがある事も報告されています。しかし日本では毒性が高いということで食用として認められていません。

ルピナスの花言葉「想像力」や「空想」の由来

「想像力」の意味は古代ヨーロッパでは、ルピナスのタネ(豆)は薬草や食用とされていて、その豆を食べることによって気持ちが明るくなり、イマジネーションが高まるという言い伝えがあり「想像力」という花言葉がつきました。また花も薬草や食用とされていて、花を食べることによって想像力が高まるとの言い伝えもあり「空想」の由来となっています。

ルピナスの花言葉「あなたは私のやすらぎ」の由来

「あなたは私のやすらぎ」「感謝」の由来はヨーロッパでは、白花ルピナスの豆を食べると心が明るく、聡明になり、夫婦の愛も深まり、お互いを大切にするなどの言い伝えがあり、そこから生まれた花言葉とされています。

まとめ

ルピナスの誕生花

Photo bydanutaniemiec

最後にルピナスの誕生花についてお話したいとおもいます。ルピナスの誕生花は3月10日、3月17日、5月31日、11月2日などです。ルピナスは春から初夏にかけての花ですが、最近では早咲きの花も流通していますので3月~5月に誕生日を迎える方へ贈ることが出来ますね。恋愛中の相手がいたら思いを込めたメッセージを添えて贈るのはいかがでしょう。きっと気持ちが伝わりますよ。

ルピナスの花はなぜ下から上へと咲くの?

ルピナスの花は必ず下の方の花から咲いていきますが、これは上から咲くと、下の花への日光を遮ることになるからだそうです。全部の花に順番に日光がいき渡るようにという花たちの思いやりなのです。素敵なお話にルピナスへの愛おしさがいっそう増してきた事と思います。ぜひベランダで育ててみてはいかがでしょう。

ルピナスの育て方が気になる方はこちらもチェック!

初心者でも気軽に出来るルピナスの育て方のコツなどをお伝えします。