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【連載】キャンプツーリング概論②!初心者に伝えたい道具の揃え方!

キャンプツーリングの道具の揃え方について伝えます。おすすめ商品の記事は多くありますが、揃え方についてのノウハウを解説した記事は少ないので、私の経験をもとに記します。キャンプツーリングの道具は一式セットで揃えると後悔します。料理の道具も少しずつ集めましょう。
更新: 2021年1月4日
hosokawa_taka
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ソロキャンプツーリングの道具:はじめに

6歳の息子は毎日のように仮面ライダーゼロワンのお絵かきをしています。「お父ちゃんはゼロワンのライズホッパーにも乗れるんやでぇ」そんな話をすると目を輝かせる年齢です。しかし、ベース車両のCRF450Lには興味がない様子。そういえば、最近はポケモンのお絵かきが多くなってきたような…。バイク乗りの私としては道を踏み外さないかが心配です。どうも!暮らし~のでライターをしておりますhosokawa_takaです。

キャンプツーリングの道具の揃え方と必要性

いやいや、アニメ「ゆるキャン△」を見せて英才教育した私の方針は間違っていないはず…。「リンちゃんが乗っているヤマハのビーノは2006年式のブルースカイバージョンで…」という話はさておき、ここではソロキャンプツーリング初心者に向けて、道具の揃え方や必要性を伝えます。なお、この記事は2020年5月6日現在の私の心境をもとに作成しますことをご了承ください。

ソロキャンプツーリングの道具:揃え方

必要なものから揃える!

ソロキャンプツーリングの道具には必要な道具と、あれば快適なものに分けられます。当然、これからキャンプツーリングの道具をそろえようとしている初心者さんは、必要な道具から揃えるのがおすすめです。あれば快適なものはキャンプツーリングの経験を積んでから揃えたほうが自分に合ったものを選べます。一式セットで買う揃え方はおすすめできません。

キャンプ道具を一式セットで揃えるのはおすすめできない

一式セットでキャンプツーリングの道具を揃えると、使わないキャンプ道具が手元に余ってしまう可能性があります。また、使用頻度が低いものにお金をかけてしまい、費用がかさむかもです。私がキャンプツーリングをし始めた26年前は情報が少なかったので迷うことなく揃えられました。しかし、キャンプ道具やその情報が溢れる現在は、どれが自分のキャンプツーリングのスタイルに合っているかがわかりにくい状況です。

段階ごとにセットで揃える

一式セットを買う揃え方をするならば、いくつかの段階ごとに1セットと捉えるのがおすすめです。段階を設けるとするならば①就寝に必要な道具②料理に必要な道具③キャンプを楽しむための道具の3つ。段階を経るペースはそれぞれで調整しましょう。では、それぞれの段階を1セットに具体的なキャンプ道具を見ていきます。

ソロキャンプツーリングの道具:必須セット


キャンプツーリングの道具を揃える上で、まず初めに検討すべきなのは就寝に必要な道具です。そんなことはわかっているよっ!といわれそうですが、キャンプツーリング初心者にとっては最大の難関ではないでしょうか。

キャンプツーリングに必要な道具:テント

テントはキャンプツーリングに必ず必要な道具です。テントを使わないスタイルのキャンプもありですが、初心者さんはテントで就寝する方がぐっすり眠れます。テントは雨風を防ぐだけでなく、プライベートスペースの役割も果たすからです。私が初めて買ったテントは二人用のダンロップのR207でした。

キャンプツーリングに必要な道具:シュラフ

シュラフもキャンプツーリングに必要な道具です。シュラフは軽視されがちですが、私はテント以上に重要だと思っています。天候から身を守るのがテントなら、気温から身を守るのがシュラフです。テント以上に予算を使っても損しません。私はモンベルのバロウバッグ#7を夏用、シリオの商品名不明シュラフを春秋用にしています。

キャンプツーリングに必要な道具:マット

マットもキャンプツーリングに必要な道具です。金額の差は収納寸法にあり、寝心地にはそれほど影響しません。私は初心者時代からずっと銀マットを愛用しています。出費を抑えられますし、好みのサイズにカットできるのでおすすめです。体温を利用する場合は銀色面を上に、地面の熱や冷えを遮断する場合は銀色面を下にして使います。

キャンプツーリングに必要な道具:ヘッドライト

ヘッドライトもキャンプツーリングに必要な道具です。キャンプといえばランタンと思っている人は多いかもですが、キャンプツーリングでは手元を照らせるヘッドライトのほうが使いやすいといえます。私はジェントスのLEDヘッドランプを愛用していますが、初心者時代は家庭用の懐中電灯を使っていました。

ソロキャンプツーリングの道具:料理セット

料理の道具はキャンプツーリングに必須の道具ではありません。キャンプ場で料理をしたい人にとって必要な道具です。ツーリング先のローカルグルメからコンビニ弁当まで、夕食や朝食を用意する手立てはたくさんあります。料理の道具は思いのほかかさばりますので、キャンプツーリングでは荷物を減らすために省略する人も多いですね。

料理に必要なキャンプ道具:バーナー

キャンプツーリングで料理をするならバーナーが必要です。白米を炊くなら五徳がしっかりしたもの、湯沸かし程度なら軽量でコンパクトなものを選びましょう。私はコールマンのガソリンストーブとイワタニのガスバーナーを料理の内容に合わせて使い分けています。

料理に必要なキャンプ道具:クッカー


キャンプツーリングで料理をするならクッカーが必要です。初心者さんにはステンレス製がおすすめ!ステンレス製のクッカーの表面には磨き加工しかされておらず、焦げ付きをスチールたわしで擦っても傷が付く程度で済むからです。アルミ製は表面のアルマイト加工が剥がれてしまいます。なお、湯沸かし程度しかしないのならシェラカップがあれば十分。空き缶で湯沸かしするのもありです。

料理に必要なキャンプ道具:カラトリー

お箸やスプーンは普段使っているものがおすすめです。それほどかさばるものではありませんし、慣れない場所での食事に使い慣れないお箸やスプーンを使うとストレスが溜まるからです。私がキャンプツーリング初心者だったころは、コンビニでもらった割り箸を洗って使っていました。

ソロキャンプツーリングの道具:快適セット

友人とのキャンプではタープも使います。

キャンプを楽しむための道具は、キャンプツーリングに慣れてから揃えるのがおすすめです。必要に応じて追加しましょう。私はキャンプを楽しむための道具をほとんど持って行きません。キャンプ場にチェックインするのは夕方18時頃ですし、就寝は21~22時です。3~4時間程度ですので、キャンプを楽しめるほど時間はありません。

キャンプを楽しむための道具:タープ

18時にチェックインして9時にチェックアウトするのにタープは必要ありません。日陰が必要な時間帯ではありませんし、料理や食事はテントの外でできますし、雨が降ってもテントの前室があれば十分です。しかし、キャンプ場に連泊してのんびり過ごすツーリングではタープが欲しくなります。

キャンプを楽しむための道具:テーブルやイス

テーブルやイスはキャンプを快適なものにしてくれますので、キャンプツーリングで持って行く人が増えました。私もテーブルやイスを導入したいのですが、積載量が増えるので躊躇してしまいます。テーブルの代わりにバンダナを敷いて料理を並べたり、イスの代わりにマットやレジャーシートを敷いて座ったりしています。

キャンプを楽しむための道具:ラジオ

キャンプを楽しむための道具で唯一私が持って行くのは携帯ラジオです。他のキャンパーの迷惑にならないよう、かなり小さなボリュームでしか聞けませんが、地方局でしか聞けない番組を楽しめるからです。そういえば、コンビニで買った地方紙で情報収集していた時代もありました。

ソロキャンプツーリングには逃げ場がない!

私がキャンプツーリングを始めるときに揃えたキャンプ道具はテント、シュラフ、マット、ガソリンストーブ、クッカー、この5つのみ。それ以外は身近にあるもので代用しました。しかし、日用品で代用するとかさばるので、使用頻度が高いものから軽量でコンパクトなものに入れ替えています。


限られたキャンプ道具を駆使する楽しさ

キャンプツーリングには限られた道具を駆使する楽しさがあります。なんでもかんでも積載できる自動車でのキャンプと違い、キャンプツーリングは「あれを持ってくればよかった」「これは無駄な持ち物だった」という反省の繰り返し。そんな時は「道具が足りない」のではなく「キャンプの知恵が足りない」と思うべきだと思っています。ソロキャンプツーリングには逃げ場がないので、キャンプの基本を学ぶには好都合です。

人気や口コミより自分に合ったものを揃える

脳内イメージだけでキャンプツーリングの道具を揃えると、使いにくかったりパッキングしにくかったりします。また、「ベテランライダーが使っているからいいキャンプ道具」と決めつけるのは早合点!自分に合っているかどうかを見極めるためには、それなりの経験値が必要です。しかし、就寝に必要な道具は経験値なしで選ばなければなりません。これは次回の連載で解説しますね。

ソロキャンプツーリングの道具:まとめ

息子が初ソロキャンプツーリングへ行くときが来たら、初心者時代に使っていたコールマンのガソリンストーブを譲ろうと思っています。いずれは親子でキャンプツーリング?「オヤジは下手くそやから一緒に走っててかっこ悪いねん!」「そんなことはコンパクトにパッキングした俺のバイクの荷姿を見てから言え!」そんなことを言い合う日が来るかどうかはわかりません。

バイクやツーリングが気になる人はこちらをチェック!

バイクやツーリングについて、私の心境を語ったこれまでの連載記事もチェックしてください。バイクの楽しみ方を中心に、精神論や体験談を記載しています。また、キャンプツーリングの道具について具体的に詳しく記載したHANA0087さんの記事もチェックしてみましょう。