はじめに
初心者におすすめ
小学校の頃にアサガオを育てた記憶がみなさんあるのではないでしょうか?「昔すぎて育て方を思い出せない」という人でもちょっとしたコツを掴めば簡単にたくさんの花を咲かせることができます。
アサガオの育て方・栽培法を覚えよう!
アサガオ栽培に必要なものや植え方・植え替えの時期と毎日のお手入れ方法を解説します。また「アサガオが育たない?」という時に考えられる原因を紹介します。アサガオの育て方・栽培方法を覚えてたくさんアサガオの花を咲かせましょう!
アサガオとは?
ヒルガオ科サツマイモ属
アサガオは分類としてヒルガオ科サツマイモ属の一年性植物です。一夏ごとに種を採って、翌年の種まき時期に植えることで毎年楽しむことができる植物となります。日当たりを好み、グリーンカーテンにも利用される植物です。世界各地で品種改良がされており、日本でも江戸時代から品種改良が盛んに行われてきました。
花の色や形が豊富
江戸時代に品種改良が進み、様々な花の形や色をしたアサガオがあります。種のパッケージを参考に自分が育ててみたい種類を栽培してみましょう。色々な花色の種が混ざった種もありますのでバリエーション豊かな花壇にしたいときは混合種を使うといいかもしれません。
花種 朝顔 浜の混合 小袋 サカタのタネ
種は生薬
アサガオの種は牽牛子(けにごし)と呼ばれ、利尿剤・下剤として利用されています。しかし毒性もあるため素人判断で栽培した種を使うことは避けるようにしましょう。
アサガオ栽培に必要なもの
アサガオ栽培に必要なもの
アサガオは種からの植え方と苗から植え替える方法の2種類の栽培方法があります。必要なものはどちらも同じです。栽培前に必要なものを揃えることで簡単にアサガオを育てることができますのでまずは必要なものを一通り揃えましょう。
必要なもの①
アサガオの種・苗がないと始まりません。自分好みの花や葉形のアサガオの種・苗を買いましょう。種類豊富ですが、大きく分けて日本で品種改良されたものと西洋で品種改良された種類に分かれます。どちらも植え方次第で日当たりを柔らかくするグリーンカーテンのように育てることができます。
必要なもの②
鉢植え・地植えするときにも土づくりをする必要があります。痩せた土でもある程度までは育てることができますが、花をたくさん咲かせたり、大きくするには適切な土づくりが必要です。
必要なもの③
アサガオが思うように育たないときは日当たり不足か肥料不足の可能性があります。園芸用の液肥を追肥として用意しておきましょう。
必要なもの④
支柱やネットを用意しなければアサガオの蔓は地を張り巡らせて行くだけとなります。上に伸ばすためには蔓が上に育って行けるように支柱やネットが必要なものとなります。
アサガオの簡単な育て方:1
アサガオの土づくり
アサガオの土は草花用の培養土を使うと鉢植え・地植えともに簡単に育てることができます。自分で土づくりをするときの配合目安を鉢植えと地植えに分けて解説します。
鉢植え
鉢植えをする時の土づくりの目安は赤玉土:腐葉土:堆肥をそれぞれ5:4:1の割合で配合しましょう。種まき、苗を植え替えする2週間前までに土を混ぜて準備をしておきましょう。
地植え
地植えするときはアサガオの種まき、苗を植え替えする場所に庭土:腐葉土と肥料を7:3になるように混ぜておきます。地植えの場合も2週間前までに土づくりをしておく必要がありますが、さらにもう一手間必要となり苦土石灰を植え替える2週間前までに1平方メートルあたり50〜100g混ぜ込んでおきましょう。都合4週間前からの準備が必要となります。
土づくりのコツ
アサガオは酸性の土では育ちにくい花となっており、植え付け、植え替え前には中性からアルカリ性の土にしておく必要があります。苦土石灰を施すにしても事前に馴染ませておく必要がありますので種まき・植え替え時期の1ヶ月前には準備を始めましょう。
アサガオの簡単な育て方:2
種まきの時期
アサガオを順調に成長させるには種まき、苗から植え替える時期が非常に重要です。アサガオを簡単に育てるには種をまく時期と気温の安定が必要です。目安としては最低温度が12度以上の日が続くようになった時期に栽培をしはじめましょう。
寒冷地以外
寒冷地以外の種まきに向いた時期は5月のゴールデンウィーク明けから5月末にかけてが気温も安定してくるのでおすすめです。ポイントは気温の安定となりますので日々の天気予報を見ながら判断しましょう。苗からの植え替えも同じように気温で判断してください。
寒冷地
寒冷地では気温が上がるのが中間地などと比べると遅くなりますので寒冷地での種まきの時期は5月〜6月頃を目安にすると良いでしょう。早く育てたい場合は苗から育ててみてもいいかもしれません。
アサガオの簡単な育て方:3
種まきのコツ①
アサガオの種はそのまままいても高い発芽率を誇りますが、一手間掛けることでよりたくさんの芽を出すことができます。アサガオの種の表皮は固いので種の凹んでいる部分以外をカミソリなどで少しだけ傷をつけてあげると芽が出やすくなります。
種まきの手順
傷つけたアサガオの種を一晩水に浸水させます。土を準備し、指の第一関節くらいの深さを目安に種をまく穴をあけて種をまき、軽く土を被せましょう。土を被せたら水やりをします。発芽するまでは土が乾燥しきらないように適宜水やりをしてください。
アサガオの簡単な育て方:4
種まきのコツ②
芽が出てもそのまま大きくできるとは限りません。生長の良い芽を残す間引きが必要です。間引きの見分け方は生長の遅い芽・元気のない芽を摘む必要があります。可哀想な気もしますが、間引くことで大きなアサガオを育てることに繋がります。
鉢植え
鉢植えでアサガオを育てるときの植え方は鉢植え1つに対してアサガオの株を1つにすることです。同じ鉢で複数の種を発芽させるときは生長の早い、元気な芽を残して最終的に1株になるようにします。プランターで発芽させて植え替えるときは本葉が出る前に植え替えを済ませましょう。
地植え
地植え・プランターで複数のアサガオを並べて育てるときは株間を15〜20cmずつの間隔をあけて植えるようにしましょう。こちらの場合も種まきから発芽までを同じ場所で行う場合は間引きを行い、15〜20cm間隔になるようにしていきます。
日当たりの良い場所で
鉢植え・地植えに共通しますが、発芽して苗の状態になったアサガオは日当たりの良い場所を選ぶところでよく育ちます。栽培する場所も日当たりの良いところに鉢を動かすか、地植えの場合は日当たりを考慮して植え付ける場所を決めましょう。
アサガオの簡単な育て方:5
水やり
水やりの頻度は気温の変化とともに変わります。春は1日1回、夏は1日2回を目安にして行います。どちらの場合も土の表面を観察し、乾いているようであれば水やりをしましょう。鉢植えの場合は鉢底から水が出てくるくらいの水やりをしましょう。
水やりのコツ
「乾燥をさせてはいけない」と思っても日中の日当たりがきつい時間と夜に水やりをしないことが水やりのコツです。日中に水やりをすると根腐れする可能性があり、育たない原因に繋がります。夜の水やりはアサガオが蔓を伸ばしている時間になるので生長を邪魔します。朝・夕の日当たりが弱い時間に水やりをしましょう。
アサガオの簡単な育て方:6
追肥
アサガオの土づくりで肥料を施しているのであれば追肥に神経質になる必要はあまりありませんが、日当たりを柔らかくするグリーンカーテンとして秋まで育てたり、1株を大きく育てたいときは追肥が必要となります。葉と花のどちらを育てたいかによって肥料の成分を変えると有効です。
追肥のコツ
追肥を施す頻度としては2週間に1回を目安に水やりの時に液体肥料を追肥として与えましょう。葉を増やしたいときはチッ素が多く配合されているものを、花をたくさん咲かせたいときにはリン酸が多い化成肥料を施すようにしましょう。
アサガオの簡単な育て方:7
アサガオの病気
アサガオは種まきからの植え方・苗からの植え替えをした時期の間に梅雨を挟みますので手入れをするときにはよく葉の状況を確認するようにしましょう。放置しておくと育たない原因に繋がります。対処法はどちらも共通していて、病気の部分を切除し、薬剤を散布しておくことです。
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モザイク病
モザイク病は主にアブラムシが媒介するウィルス性の病気です。株がモザイク病にかかってしまうと株の萎縮や葉が縮れて生長が悪くなります。手入れをするたびに病気の兆候がないかを確認しましょう。モザイク病の兆候は葉が黄色掛かってマダラになっていないかを基準にしてください。
うどん粉病
うどん粉病は名前の通り葉の表面に粉をまぶしたように白くなってしまいます。モザイク病がウィルスだったのに対し、うどん粉病はカビが原因の病気です。こちらの場合も手入れの度にアサガオをよく観察して病変部分を切り取ってしまうことが対処法となります。早く気づけばダメージを最小に抑えることができますので手入れを怠らないようにしましょう。
アサガオの簡単な育て方:8
支柱を立てる時期
アサガオに支柱を立てる時期は本葉が出て葉の節が2〜3段になってきた頃から支柱を立て始めます。鉢植えなら小学校の時のように3本の支柱を立てて、支柱同士の間に3箇所紐で結び螺旋状に誘引していくとあんどん仕立てと呼ばれる植え方になります。
最初からリングで繋がっているものも
1本1本独立した支柱を使わなくても最初からリングで繋がれている支柱もあります。鉢植えで最初からあんどん仕立てにするつもりの場合はリング支柱を使うと手軽です。
第一ビニール リング支柱 45cm
誘引方法
誘引方法は難しいことではありません。成長点となる蔓の先を指で支柱に巻きつけるかビニールタイなどで支柱に固定してあげるだけで誘引の手順は完了です。
アサガオの簡単な育て方:9
アサガオ育たない原因
アサガオに限らず植物が育たない時には必ず原因があります。アサガオが育たない・大きくならないと感じたときには植え方に失敗がなかったかを振り返り、改善することで軌道修正できるかもしれません。よくあるアサガオが育たない原因を解説します。
育たない原因①
土づくりをするときにアサガオに合った土での植え方をしていたかを振り返ってみましょう。酸性に傾いた土で栽培を始めると思うようにアサガオが育ちません。対処法としては手入れの際、苦土石灰1gを水1Lに溶かして散布してみると改善できるかもしれません。
育たない原因②
水やりに過不足がないかを検討する必要があります。多くやり過ぎると根腐れに、少な過ぎると育ちが悪くなります。朝・夕に手入れする習慣をつけて土の乾燥具合とアサガオの生長具合をよく観察して水やりをしましょう。細やかな目配りがコツです。
育たない原因③
アサガオは短日植物です。短日植物とは日当たりが短くなってくると花を咲かせる植物という意味で夜も街灯などで明るい場所で栽培していると花を咲かせません。「花が咲かないな」と感じた時には鉢植えの場所や栽培している場所を見直してみましょう。
アサガオの簡単な育て方:10
育て方のコツ:摘芯
植物の成長点を切ることを摘芯と言います。摘芯しなければわき芽が育たないのでアサガオがコンパクトになります。鉢植えでの植え方で小さく育てたいときは摘芯せずに育てましょう。
摘芯の理由
摘芯をする理由はわき芽を出すためです。わき芽を出すことによって蔓の数を増やすことに繋がり、葉や花を増やすことができます。日当たりを柔らかくするグリーンカーテンをアサガオで作る植え方をするときはわき芽を出すために摘芯をする必要があります。
アサガオの簡単な育て方:11
アサガオの手入れ
アサガオは生長が早く比較的手入れも簡単なのであまり育たないということはありません。日常的な手入れを解説しますのでこまめに世話をしてあげることで元気なアサガオを育てることができます。
手入れ①
アサガオの手入れで大切なのは花が咲き終わったあとの花ガラ摘みです。アサガオは1日で花が萎んでしまうので萎んだ花ガラを摘み取りましょう。そのままつけていると種作りに栄養を取られてしまいます。
手入れ②
水やりと追肥、摘芯をアサガオの様子を観察しながら行うのが大きくアサガオを育てるコツです。水やりは土が乾燥しないように、追肥は2週間に1回を目安に液体肥料を施しましょう。摘芯は成長点を切る作業ですが、1度切ってもまた成長点が出てきますので摘芯を繰り返すと横にも大きく育てることに繋がります。
まとめ
コツを覚えてアサガオをたくさん育てよう!
アサガオは丈夫で簡単に育ちますので初心者におすすめです。種からの植え方や苗から植え替える方法と必要なものを解説しました。わき芽を横に伸ばせば日当たりを柔らかくしてくれるグリーンカーテンにもなります。アサガオ栽培のコツを覚えて夏の庭先を華やかにしましょう!
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