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【連載】母の日に贈るカーネーションの花言葉!花言葉に感謝を託せる花もご紹介!

5月の第2日曜日は母の日です。そこで月曜連載、今週の花と花言葉は、母の日に贈る花としてお馴染みのカーネーションをピックアップしてカーネーションの花言葉をご紹介ます。色別の花言葉のほかに、母の日に贈るのにふさわしい花言葉を持つ花も一緒にご紹介します。
更新: 2021年1月4日
ティンカー・ベル
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母の日に贈る定番の花カーネーションの特徴

母の日に贈る人気の花カーネーションの歴史

Photo byJaStra

20世紀にアメリカで始まった「母の日」に母親に花を贈る習慣。そして「母の日」に贈る花として世界中から人気のカーネーションですが、その歴史を調べると大変古く、古代ギリシャ時代に香料をとるための花として栽培されたいたと記録されています。カーネーションはナデシコ科ナデシコ属の植物で、学名はDianthus caryophyllusです。原産地は地中海沿岸の南ヨーロッパと西アジア。別名にオランダセキチク、ジャコウナデシコと呼ばれています。英名は「camation」、和名は「和蘭石竹(おらんだせいちく)」と表記します。

母の日の花として知られる理由

Photo bycms89970817

今では当たり前になった「母の日」ですが、「母の日」にカーネーションを贈る習慣は、1907年にアメリカの女性が母親の命日に、亡き母を忍び、教会で白いカーネーションを配ったのが始まりだそうです。このことが由来となり、その後1914年、当時のアメリカの大統領ウィルソン氏が5月の第2日曜日を「母に捧げる日」として祝日にしました。日本には20世紀の初めにアメリカから伝わり、「母親への感謝」を込めてカーネーションを贈る風習が定着しました。

カーネーションの見た目の特徴

カーネーションは通年出回っている花ですが、本来は春(3月から5月)に開花期を迎える花です。フリルのような花びらが重なり合うゴージャスな感じと、可憐なイメージの特徴を持つ花が魅力です。アレンジや花束に利用の多い花ですが、鉢物向けに品種改良された種類もあります。大振りの花を咲かす品種や小ぶりの花を咲かせる品種がある他、カーネーションは色の種類が豊富なのが特徴です。切り花にした場合は7日から10日間楽しめます。

母の日に贈るカーネーションの花言葉

「無垢で深い愛」「母への感謝」

Photo byGoranH

カーネーションは赤、白、ピンク、オレンジ、緑、黄色、紫の他にも、近年は複色や青いカーネーションも見かけます。カーネーションは色別にも花言葉を持ち合わせていますが、どの色にも共通するカーネーションを代表する花言葉は「無垢で深い愛情」「母への感謝」です。その由来はキリストが処刑された時に、聖母マリアが流した涙にまつわる伝説に由来しています。

カーネーションの花言葉の由来

Photo byHans

その伝説の内容とは、イエス・キリストが十字架を背負って処刑台のある丘に向かう途中、聖母マリアが流した涙が地に落ち、その涙がカーネーションになったという話です。そんな伝説から母性やキリストの受難の象徴としてマリア様とキリストが一緒に描かれる絵画も多く、「無垢で深い愛」「母への感謝」という言葉か付けられています。

母の日に贈るカーネーションの色別の花言葉


赤いカーネーションは「母への愛」

Photo byJamesDeMers

母の日に贈る花の定番の赤いカーネーションの花言葉は、母の日に贈る花にふさわしい「母への愛」という言葉が付いています。由来は根拠に乏しく、明白な理由はわかりませんが、昔から赤いカーネーションは、母親へ感謝を表す花として選ばれています。ただし赤でも黒みがかった濃い赤は「私の心に悲しみを」というネガティブな意味にとれる花言葉が付いているので、見た目はシックできれいですが、母の日に贈る花に選ぶのは控えた方がよいでしょう。

白いカーネーションは「愛情は生きている」「尊敬」

Photo byGerhard_Romero

白いカーネーションの花言葉は「愛情は生きている」「尊敬」という花言葉です。白いカーネーションは他界してしまった母親への愛情を示し、亡き母親への変わらぬ愛情を表す意味で、母の日にお仏壇やお墓、想い出の場所にお供えします。白いカーネーションは西洋ではお葬式の定番の花。日本でいう菊の花と同じように扱われている花です。

白い花に共通する花言葉はポジティブな意味の花言葉!

Photo byEnotovyj

白い花に共通する花言葉には「純潔」とか「純粋」という花言葉が付いているので、西洋ではお葬式の定番の花とはいえ、普段贈る花束やアレンジに利用するにはよいでしょう。例えば日本でも菊の花をアレンジに利用して贈る場合と同じです。ただ母の日の花に贈る場合は、他界してしまわれた方へ尊敬の意味を込めた花に扱われます。

ピンクのカーネーションは「上品」「温かい心」

Photo byPezibear

ピンクのカーネーションの花言葉は「上品」「温かい心」です。色別に見るカーネーションの花言葉の由来は、見た目の印象から付けられた言葉がほとんどです。赤いカーネーションの次に母の日の花に選ばれるピンク色のカーネーションは、柔らかく優しい印象を与えるピンクという色の特徴が由来となり、こんな言葉が付けられています。

オレンジと緑色のカーネーションは「純粋な愛情」

Photo by kanonn

オレンジと緑色カーネーションの花言葉は「純粋な愛情」です。オレンジ色は「楽しい」とか「喜び」と言ったポジティブな意味を持ち合わせている色。また暖色系であるオレンジは、赤い色よりも深い愛情を示すと言われ、明るい花色が一途な愛情につながることが由来となってこんな花言葉が付いています。そして近年人気の緑色のカーネーションは、花言葉も愛情に満ちた言葉であることに加え、緑色は大地に広がる色であり安心感があって、見た目も落ち着いた色であることから、母の日に贈るカーネーションに人気の色です。

黄色いカーネーションは「美」「友情」

Photo byruicar

黄色いカーネーションの花言葉は「美」「友情」です。黄色は元気や喜び、そして光を象徴する色です。母の日に特に黄色いカーネーションを選んで贈るのなら、キャリアを持つバイタリティ溢れるお母様や、友達のように何でも相談できるよき先輩となる関係に感謝を込めたいお母様に、この色のカーネーションを選んで贈ってみるのはいかがでしょうか。仕事を持つ女性が増える現代。働くお母様や人生の先輩として感謝を込めて母の日に贈るカーネーションの色におすすめです。


紫色のカーネーションは「誇り」「気品」

https://www.photo-ac.com/main/detail/3237416?title=%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%EF%BC%93

紫色カーネーションの花言葉は「誇り」「気品」です。高貴で神秘的なイメージの紫色。そんな紫色のカーネーションの花は、紫色の見た目の印象にふさわしい花言葉が付いています。母の日に紫色のカーネーションを贈る場合は、誇りと気品に満ちた姿に感服する気持ちを込めて贈るとよいでしょう。一見すると暗い印象の花束になるように思われがちですが、カスミソウやレースフラワーなどを添えると柔らかな印象の花束やアレンジメントになります。

白と赤の複色のカーネーションは「誠実な愛」

https://www.photo-ac.com/main/detail/3321122?title=%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

白と赤の複色のカーネーションの花言葉は「誠実な愛」です。その由来は、白い花びらに赤い筋が入ったカーネーションの誕生説にまつわる伝説の内容が由来しています。この花の誕生説は11世紀から13世紀ごろのイタリアに伝わるもので、時は十字軍の時代の話です。

白と赤い複色のカーネーションの誕生説とは

Photo byNietjuh

当時ある家の娘が1人の騎士に恋をし、二人は結婚することになりました。しかし彼に兵士として招集命令が下り、婚礼の夜、彼は出立せねばならなくなったのです。彼女は彼の鎧の胸元に白いカーネーションを結び、涙をこらえ見送りました。それから1年の月日が流れたある日、見知らぬ兵士が彼女を訪ねてきて、絹の袋を差し出したのだと。その中には婚約者であった彼が出立の時、鎧の胸元に彼女が結んだあの時の白いカーネーションが入っていました。もう血に染まり萎れてしまった姿でしたが、婚約者であった彼はお守りとして大事にしていたのだと見知らぬ兵士は言いました。

血に染まったカーネーションの種から誕生した花

Photo byBuntysmum

話はまだ続きます。彼女はそのカーネーションに種が付いていたのを見つけ、愛する人の形見として庭に植えたところ、翌年の春に開花したカーネーションは、なんと誰も見たことのない美しい色の花を咲かせたそうです。花びらの外側は白く、そして花の中心は赤く染まった美しいカーネーションでした。これが白と赤の複色のカーネーションの誕生説で、この誕生説が由来となり「誠実な愛」という花言葉が付けられているそうです。ちなみにこの花は、彼女の亡き後も彼女の家で代々伝わる家宝として大切にされたという話です。

母の日にふさわしい花言葉をもつ春の花1

ストック

https://www.photo-ac.com/main/detail/3361042?title=%E3%83%94%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%AE%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%80%80%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97

カーネーションの他にも、カーネーションと同じ時期に見頃を迎える、母の日にふさわしい花言葉を持つ春の花を、いくつか花言葉と一緒にご紹介します。母の日に贈る花選びの参考にしてください。最初にご紹介する花は「ストック」です。花言葉は「永遠に続く愛の絆」「おおらかな愛情」という言葉です。切り花にしても花もちがよく、優しい香りも長く続きます。

母の日にふさわしい花言葉をもつ春の花2

ブルースター


Photo by kanonn

2つ目にご紹介する母の日にふさわしい花言葉を持つ春の花は「ブルースター」です。花言葉は「幸福な愛」「信じあう心」です。咲き始めは透明感のある水色の花ですが、時間と経過とともに青が濃くなり、花が終わる頃は紫色に花の色が変わっていきます。花色の変化を楽しめる、可愛い小花が魅力的です。

母の日にふさわしい花言葉をもつ春の花3

チューリップ

Photo bypixel2013

3つ目にご紹介する母の日にふさわしい花言葉を持つ春の花は「チューリップ」です。花言葉には「博愛」「思いやり」などという言葉が付けられています。チューリップもカーネーションと同じように花色が多いのが特徴で、色ごとに花言葉を持ち合わせていますが、どの花を選んでも母の日に間違いのない花言葉が付けられています。またチューリップには幸せな家庭を象徴する伝説があります。その伝説について詳しく知りたい方は、下記にご紹介しているチューリップの情報をチェックしてみてください。

母の日には花言葉を添えてカーネーションを贈ろう!

https://www.photo-ac.com/main/detail/3269142?title=%E6%AF%8D%E3%81%AE%E6%97%A5%EF%BC%88%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%81%A8%E3%81%8B%E3%81%99%E3%81%BF%E8%8D%89%EF%BC%89

アメリカで始まった母の日に母親に花を贈る習慣で人気の花であるカーネーションの花言葉は、もちろん母の日にふさわしい花言葉が付いています。色別にみても喜ばしい花言葉です。ただ白いカーネーションを母の日の花にする場合は、他界されたお母様に向ける花なのでご注意ください。カーネーション以外にも母の日にふさわしい花言葉を持ち合わせている春の花があります。たまにはカーネーション以外の花で感謝の気持ちを表す年があっても楽しいことでしょう。今年も母の日に、花言葉を添えてカーネーションや素敵な花をお母様にプレゼントして感謝の気持ちをお伝えください。

母の日にふさわしい花言葉を持つ花の情報をもっと知りたい方はこちらもチェック!

当サイト「暮らしーの」では母の日に贈りたい人気の花のカーネーションのほかに、母の日にふさわしい花言葉を持つ花の情報を他にもまとめています。母の日に贈る花にふさわしい花言葉を持つ花の情報をもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください。