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【連載】花束の買い方って?おしゃれな花束の頼み方や選び方を花屋目線で紹介

せっかく贈るならおしゃれな花束を買いたい!どうやって伝えればイメージに近い花束を注文できる?今どんな花束がおしゃれ?そもそも買い方がいまいち分からない…そんな人にもおすすめしたい、花束の買い方を解説。おしゃれで素敵な花束を注文するコツを、花屋目線で紹介します。
更新: 2023年12月17日
しまうま花屋
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おしゃれな花束を贈りたい

花を買いたくなる季節

Photo byvanessasblickwinkel

お散歩していると、そこら中で花が開き、色とりどりの新芽が伸び、うきうきする季節になってきましたね。こんな季節には、自分用にも、誰かへのプレゼントにも、お花を買いたくなります。お花と暮らしについてご提案している日曜連載、今回はおしゃれな花束の買い方・選び方についてです。

おしゃれな花束の買い方

Photo byStockSnap

花束をだれかにプレゼントするとき、その相手に合ったおしゃれな花束を贈りたい。センスの良いかっこいい花束を贈りたい。そんな人におすすめしたい、おしゃれな花束の頼み方のポイントをご紹介します。もうすぐやってくる母の日のプレゼントの参考にもしてみてください。

花束、どうやって頼む?

花束の注文の仕方

Photo byFree-Photos

まずお花屋さんで花束を買う方法は3つ。店頭での注文、電話での注文、ネットやSNSなどでの注文です。贈りたい花束のイメージやボリュームが定まっているのであれば、写真などをいくつか用意しておくと注文しやすくなります。お花屋さんとも具体的にイメージを共有できるのでおすすめです。

SNSも活用してみて

Photo byWokandapix

お花が全然分からない、特にイメージが湧いてないという人は、写真が掲載されているネットでの注文がおすすめです。最近はお花屋さんもInstagramなどを活用し、SNSでの注文受付やオンラインショップなどを始めているお店が増えています。ただし写真ではサイズ感やボリュームがいまいち分かりづらいので、よく確認しましょう。

注文は予約がおすすめ

あらかじめ花束を注文する予定が決まっているのであれば、予約がおすすめです。当日注文してその場で作ってもらうこともできますが、時間がかかってしまったり希望のお花がなかったりすることも。おしゃれかつ新鮮で綺麗な花束を買うなら、事前に予約しておくか、当日注文でも時間を空けて受け取りに行くと、スムーズに受け取れます。

花束の相場とサイズ感

できるだけ具体的なサイズ感を

Photo by kanonn

花束の値段とサイズ感は、地域やお店によっても異なります。花束は特に写真ではボリュームがいまいち伝わりにくいので、注文する時には「片手で持てるくらい」とか、「両手で抱える大きさ」などとできるだけ具体的に伝えるのがポイントです。

ロングタイプとブーケタイプ

Photo byhudsoncrafted

花束には茎を長く残してボリュームを出すロングタイプと、全体的にころんと丸く作った茎の短いブーケタイプがあります。舞台上で渡すなどボリューム感が必要なときにはロングタイプがおすすめです。ブーケタイプはお花がぎゅっと集まっているように見え、かわいらしい印象の花束です。

詳しいサイズ感はこちらをチェック

花束の相場とサイズ感について、こちらの記事で詳しくまとめていますので、参考にしてみてください。サイズ感はお店によっても異なりますが、10000円以上だと男性が抱えるほどの大きさ、8000円で女性が両腕で抱えるほどの大きさ、5000円で女性が片手で抱えられる大きさ、3000円で女性が片手で持てるほどの大きさです。


おしゃれな花束の上手な買い方①予算

まずは予算

Photo byFree-Photos

花束を買う時にまず伝えるのは、予算です。花束は500〜1000円くらいから注文することができます。駅前のお店などはすぐ買える作り置きの花束が置いてあるお店もあるので、サイズ感がいまいち掴めないときにはそういったお店を利用するのも手です。

値段とサイズ感は要確認

Photo bynastya_gepp

例えば5000円の予算の場合、5000円でどんな花束ができるかをお花屋さんに確認してみましょう。同じ5000円でも、高価なお花ばかり入れるとお花の本数が少なくボリュームは小さく見えます。お花にこだわりがなければ「ボリューム重視で」と伝えることで、同じ5000円でも大きく見えるように作ってくれます。

おしゃれな花束の上手な買い方②大きさ

大きさを丁寧に伝える

Photo by JoyCaasi

予算の次に伝えるのは花束の大きさです。5000円の花束を頼んだけど、思っていたより小さかった…ということがないよう、大きさのイメージがあるならしっかりと伝えましょう。花束は写真では大きさが分かりづらいのが難点。「直径30cmくらい」など具体的な数字を伝えるのもよいかもしれません。

タイプも使い分けて

花束には茎の長いロングタイプと、茎の短いブーケタイプがあります。5000円以内でボリューム感を出したいのであれば、茎の長い分大きく見えるロングタイプがおすすめです。ブーケタイプはお花が集まっていてかわいいですが、それなりのボリューム感を出すには7000〜8000円が相場です。

おしゃれな花束の上手な買い方③イメージ

イメージをしっかり伝える

Photo byPexels

予算・大きさまでは花束の基本の買い方。おしゃれな花束を買うには、イメージをしっかり伝えることが大事です。例えば贈る相手のイメージ。「ピンクやかわいいものが好きな人」「リネンなどのナチュラルな服装を好む人」など相手の好みを伝えてみましょう。

花屋目線でいうと、このイメージのピースが多い方が相手に喜んでもらえるような提案をしやすくなります。

お花の種類<花束のイメージ

Photo byFree-Photos

お花の種類を指定するよりも、今その時期に旬のお花でイメージに合わせて作るほうが品質的にも綺麗な花束を作ってもらいやすくなります。お花の状態や価格は日々違うので、旬だからと言って状態の良いものが入るとは限りません。細かい種類はお花屋さんにおまかせして、全体のイメージを優先するほうがおすすめです。

世代の好みも意識して

Photo byPexels

また、贈る相手の世代でも好みの傾向があります。若い世代には珍しいお花や新しい品種なども人気があります。プロテアなどのワイルドフラワーを使ったかっこいい個性的な花束も人気です。

また反対にご年配の方は、王道のバラなどを使ったお花らしい華やかなフォルムを好まれることもよくあります。贈る相手の詳細も伝えながら相談してみましょう。

頼み方のコツ

Photo byFree-Photos

またこれは個人的な意見でもありますが、「お花が好きで詳しい人」と伝えられると、花屋の腕の見せ所といいますか、ちょっと玄人好みの花束を作ってみようと思うことがあります。個性的な花を入れたり、珍しいお花を入れていたり。

贈る相手がお花に詳しい人なら、このように伝えてみるとセンスの良い花束が出来上がるかもしれません。

おしゃれな花束の上手な買い方④色


色を組み合わせて

Photo byAnelka

その次は色合いです。色のイメージが決まっている場合には、先に色合いを伝えましょう。「赤」「黄色」など単色で伝えるよりも、「赤〜ピンク」「黄色〜緑」など色を組み合わせたほうがお花のバリエーションも増えます。パステル系、原色系などトーンで伝えるのもおすすめです。

人気の色合いは?

人気のある色合いは、「白×緑」「ピンク×黄緑」「青×黄色」「紫×黄緑」など。ナチュラルなカラーは老若男女問わず贈りやすい色合いです。また、アンティークっぽい色合いやくすみカラーなども人気。ただし年配の方へは、くすんだ色より明るい色合いが喜ばれます。

ミックスカラーもトレンド

おしゃれな色合いの花束にするには、ミックスカラーもおすすめです。白・黄緑・黄色・ピンクなどさまざまな色のお花を絶妙なバランスで取り入れた組み合わせが人気。ただこのようにさまざまなお花を取り合わせる場合には、SNSなどで好みの色合いを探して、イメージ写真などを持っていくのが確実です。

おしゃれな花束の上手な買い方⑤花の種類

種類より雰囲気で伝えると◎

Photo byAmylaEirlys

花束を頼むときには、お花の種類は指定せずに雰囲気で伝えるのがおすすめです。旬のお花といえど生産者や市場の状況によって、あまり綺麗な品質のお花が入らないこともあります。「華やかなお花を入れて」「小花を入れて」など雰囲気で注文すると、その時期に一番綺麗なお花を使ってくれる可能性が高まります。

おすすめの買い方・選び方

Photo bytonyfx

おすすめの買い方は、店頭で今お店にあるお花を見て、気に入ったお花を1〜2種類選び、それに合うお花を店員さんに相談して選んでもらうという買い方です。この方法なら作る方も買う方もイメージを共有しやすく、イメージに近い花束を作ってもらうことができます。なにより自分でお花を選ぶのはとても楽しいのでおすすめです。

ドライフラワーとしても楽しめる

Photo by wuestenigel

最近人気の花束は、ドライフラワーにしても楽しめるお花で作った花束です。春ならばミモザなどで作った花束は、しばらく水に挿して楽しんだあとは吊るしてドライフラワーになっていく過程も楽しめます。お花屋さんに「ドライフラワーになるお花も入れたい」と相談してみましょう。

分からない時には…

花屋のイメージで探す

Photo byFree-Photos

イメージが湧きにくい…という方には、Instagramなどで「#花束」と検索してみるのがおすすめ。イメージに合う花の写真をアップしているお花屋さんがあれば、そこに「3000円でできるボリュームで、この画像のイメージで」などと注文してみましょう。

お花の市場は変動するので全く同じ花束とはなりませんが、近いイメージで作成してくれます。

お花屋さんに相談する

Photo byborevina

なにより、お花屋さんに相談してみるのが一番です。お花屋さんは午前中は花の入荷などでバタバタしていることも多いので、ゆっくり相談するなら午後のほうが比較的空いています。予算やボリュームなど譲れないポイントと、イメージや色合いをできるだけ詳しく伝えてみましょう。

用途を伝える


Photo bycroisy

お花屋さんに相談するときには、どんな用途で贈るのかも伝えます。例えば「お見舞い」などの場合、病室などには花瓶がない場合が多いので、花束でなくアレンジメントのほうが良いかもしれません。用途や渡す場所によってどんな花束がベストなのか、お花屋さんに聞いてみるのがおすすめです。

今、どんな花束が人気?

ミックスブーケ

いろんな種類のお花を組み合わせた花束を作るのは、センスや技術が必要なもの。花屋目線から言っても、難しい花束です。そんなおしゃれな花束を渡せば、センスの良いプレゼントだと喜んでもらえるかも。特にお花が好きな人へは、たくさんのお花を楽しめるこのタイプの花束がおすすめです。

シンプルブーケ

一般的に花束は、バラやガーベラなど定番の数種類のお花を入れるのが定番です。それを1種類のお花のみにしてしまうのもおしゃれ。定番でいえばガーベラです。

花色も豊富で八重咲きなど変わった品種も多いので、個性的でかっこいい花束にもできます。ほかにもバラのみ、ダリアのみ、季節によってはチューリップのみの花束やシャクヤクのみなど、思い切ってメインを絞るのもコツです。

ワイルドフラワーブーケ

男女ともに人気があるのが、オーストラリアなどが原産のワイルドフラワーを使った花束です。ネイティブフラワーとも呼ばれる、プロテアやユーカリ、エリンジウムなど野趣に溢れるかっこいい花姿が人気のお花たち。

その不思議なお花は男性にも喜ばれます。水を少なくした花瓶に挿しておくと、そのままドライフラワーになっていくのも楽しめます。

さいごに

お花屋さんに相談してみて

Photo byComfreak

おしゃれな花束を頼むコツは、とにかく画像を調べてみること。特にInstagramでは日々流行りも更新されており、トレンドをチェックできるのでおすすめです。

またお花屋さんもプロですから、どういう方がどういうお花を好んでくれるかという傾向も把握しています。店頭で買う場合には、お花屋さんとの会話をぜひ楽しんでみてくださいね。

過去の連載について気になる方はこちらもチェック

この日曜連載では、お花屋さんを楽しむコツやお花のある暮らしについて記事にしています。フラワーアレンジメントの買い方や、母の日ギフトのトレンドなども解説していますので、気になる方はこちらもチェックしてみてくださいね。