新玉でオニオンスープを作ろう!
読書・ゲームに飽きたら料理だ!
毎日家に居続けるのは子供達にとっても親にとってもストレスになってしまいます。新しいゲームをやったり、本を読むにも限度があります。こんなときは目線を変えて子供たちと作るのに時間が掛かる料理を作ってみましょう。
新玉のオニオンスープの調理実習!
子供達と一緒にいる時間が増えて気がついたことがあります。「お手伝いして」や「宿題した?」と言われるとやりたくなくなってしまうので伝え方を変えることで子供達が喜んで家事や料理をしたくなる工夫をオニオンスープの作り方と併せて紹介します。
新玉のオニオンスープの作り方①
新玉のオニオンスープの材料
新玉6個・骨付きとり肉1000g・オリーブオイル大さじ1・コンソメ大さじ1・塩こしょう少々。作る手間や手順は大したことではないのですが、飴色玉ねぎ・出汁とりにとても時間が掛かります。やることはひたすら「炒める」です。
作り方①ー①新玉をカット
新玉をカットします。このときに繊維に対して垂直に切っていくと辛みの少ない新玉がもっと甘くなります。
作り方①-②新玉を炒める
新玉をフライパンで炒めます。一からやると1時間弱は掛かります。今回は時間を掛けて調理することが目的なので生の状態から交代で炒め続けました。
裏技!
普段、時間がないときには玉ねぎを生から炒めたりはしません。耐熱のお皿にカットした玉ねぎをほぐしてからラップをふわりとかけ、電子レンジでしんなりとするまで加熱してから炒め始めると飴色玉ねぎを半分くらいの時間で作ることができますのでカレーを作るときに有効な裏技です。
新玉のオニオンスープの作り方②
作り方②ー①とり肉を茹でる
せっかく時間を掛けるので今回は出汁も取ることにしています。骨付きとり肉を下茹でし、汚れや血合を落とします。軽く洗い流してから再度鍋に水を張り30分〜1時間煮込みます。目安は骨から身を箸で崩せる柔らかさになるまで茹でます。出汁が取れたらざるを使い、とり肉と出汁を分けて出汁だけをスープに使います。とり肉は箸でほぐれるくらい柔らかくなっていますので違う料理に使いましょう。
作り方②ー②とり出汁と炒めた新玉と合わせる
とり出汁と飴色に炒めた新玉を合わせて加熱し、コンソメ大さじ1と塩で味を整えたら完成です。
新玉のオニオンスープの完成!
普段であれば料理にのべ2時間も時間を掛けていられませんが、今なら昼間に助けてくれる助っ人が3人もいるので私がやったのは火の管理と写真を撮っていたくらいです。みんなでやれば楽しく料理をすることができるのであっという間に時間が過ぎたのかもしれません。
子供と一緒に調理実習
普段は嫌がる手伝いも声かけひとつで楽しくなる
普段であればお手伝いは子供にとってもできるならやりたくないことの一つだと思います。学校が休みになってゲーム・宿題といろいろやってもまだ時間は余ってしょうがないというタイミングを見計って思いついたアイデアを試してみると思いの外うまく行きましたので紹介します。
習慣化するための声かけ①
まず「手伝い」という言葉が主体性がない言葉で子供達に「押し付けられているな」と感じさせてしまい、やる気を失わせると思ったので、こちらからのお願いの仕方を言い換えるようにしました。今回のような「料理」であれば「調理実習しよう」と提案してみてください。最初は一緒にやりながら少しづつ任せることを増やしていってみましょう。
我が家での効果
娘は小さいときに料理でちょっとした怪我をしてから包丁やスライサーが怖くて料理をしたがりませんでした。成長したのもありますが、先週のハッシュドポテト作りから少しづつ「調理実習」を繰り返すことで包丁も使えるようになり、この記事の料理を作る前日の夕食は私と、一昨日の夕食は妻と一緒に作りました。
少しできると
何にでもあてはまるかもしれませんが、小さな成功体験を積み重ねると知らないうちにとんでもないことができていることってありませんか?先週の調理実習から始まった「家事をできるようになる計画」も思いつきでやりはじめましたが、毎日実行する時間があることで短期間のうちに子供達の家事スキルがとても上達しました。
習慣化するための声かけ②
家事や手伝って欲しいことは料理だけではありません。普段生きていると必ず部屋は汚れますので、自分達の身の回りのことを少しでもしてくれると助かります。「家事・掃除」を「ミッション・クエスト」と言い換えて伝えてみましょう。すると不思議なことに自分の担当は早く終わらせたくなるようで自分でスケジュールを組んで頑張ってくれます。
具体的な声かけ例
単に「ミッション・クエスト」と言っても子供からしたら「何言ってんの?」と思われるのが関の山です。うまく子供の趣味やゲームから繋げていく必要があります。マイクラ・スプラ・パズドラなど子供が好きなゲームから連想するワードを選ぶ必要があります。例えばスプラが好きな子供であれば「ガチ」という言葉が好きです。「洗濯ガチマッチしよ!」など競争心を煽ると取り組みやすいかもしれません。
観察とトライ&エラー
言い換えるだけでうまくいくのではなく、「子供が何に興味があってどうすればやりたくなるのか?」ということをこちらが考える必要があります。十人十色なので正解は子供の数だけ存在しますし、一回ではうまくできない方が多いと思います。しかし共通するのは「手伝いも面白いな」や「自分で考えて動くのはいいな」と思わせれば一先ずは成功です。
見守るのが重要
自分で主体的にやると言ってもまだまだ子供で完璧にはできないので丸投げせずに見守って、不足分を補うような親の動きが必要です。かと言って「あーじゃないこーじゃない」と口出しし過ぎたり、横から手出しをし過ぎると最初に言った「主体性」が消えてしまいますのでバランスが重要です。
習慣化すればメリットいっぱい
大人になったら手伝いは家事に変わる
大人になったら「手伝い」は自分がこなすべき「家事」に変わります。筆者が子供だったときは「男は料理するな」と育てられた最後の世代だと思います。しかし自分のことをするのに「男も女もない」と私は考えます。それは子育ても同じです。
家事ができる子供
家事ができる子供は他人の気持ちがわかる人に育ちます。なぜなら「毎日誰かがこんなめんどくさいことをやってくれている」ということを知ることができるからです。それを知れば自然と「感謝」や「当たり前が一番難しい」ということを知ることに繋がるからです。
メリットは他にも
子供が主体的に家事をするようになることで妻もゆっくりと休む時間を作ることができました。目標としては学校が始まったときに「子供がいてくれる時の方が家事が楽だった」と思ってもらうことです。
自分のことを自分でやる
学力を付けてもそこに「主体性」がなければ人は迷います。「なんで勉強しているんだろう?」という目的を自分ではっきりと定義していなければどこかでつまづいてしまう可能性が高まります。「主体性」を身につけるために大切なのが「自分のことを自分でできるようにする」「自分の頭で考えて自分からやってみる」ということです。
新玉のオニオンスープまとめ
時間を有効活用して子供と時間を過ごそう!
普段なら子供は学校があり、私とはなかなか時間が合いません。しかし長期の休みが思いがけない時期にあると夏休みや冬休みなどと違い、親である私たちも感情がいつもとは違います。逆境も考え方次第で有効活用ができるのでこの機会にオニオンスープのように時間が掛かる料理を「調理実習しよう」と子供達に提案してお手伝いを習慣化させる取り組みをしてみてはいかがでしょうか?声掛け、やり方ひとつで楽しい時間に変えることができます!
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