新宿はどんな街？
東京都民なら大都市としてご存知の新宿です。新宿はとても広く、場所によってガラッと雰囲気が変わります。新宿は多くの電車や高速バスのターミナルとなっており、その多さに慣れていない人は迷ってしまうほどです。新宿駅の南口には甲州街道が面していたり、甲州街道沿いに行けば新宿御苑があることでも知られています。
バスターミナルを中心に再開発
新宿駅南口には2016年に高速バスターミナル「バスタ新宿」が開業。それまで新宿各地に高速バス乗り場が分散していましたが、このバスタ新宿に集結し、とても便利になりました。JRの新南口から直結しており、エスカレーターまたはエレベーターで4階に登ればバスターミナルなので、迷わないでたどり着けます。
新宿駅南口の特徴
新宿駅南口と一口に言っても、いくつか改札が分かれ、その改札ごとに名称が異なります。それぞれの改札口の特徴を知っておくことで、もし南口で待ち合わせということになった場合も迷わなくなるかもしれません。南口の改札は、東口や西口と異なり、いずれも地上にあることが特徴です。
南口（バスタ方面）
南口から出ると、目の前に甲州街道があり、その向こう側にバスタ新宿があります、また南口にはルミネ、ルミネ2、ミロードが直結しており、雨に濡れずにお買い物できます。またこの出口から小田急線、京王線、京王新線の改札口へのアクセスも可能です。
新南口（NeWoMan、高島屋方面）
新南口は新宿バスタ・NeWoManに直結しています。高速バスを使用する際は、この新南口から出るようにするととてもスムーズです。改札の目の前に広がる庭園にはSuicaペンギンの像があり、「ペンギン広場」として待ち合わせやインスタ撮影などに使われています。新宿サザンテラス、イーストデッキ、新宿高島屋と続きます。
東南口（新宿フラッグスストア方面）
東南口はルミネに連結しています。また歩道橋を通じて、「タワーレコード」や「フライングタイガー」などが入っている新宿フラッグスストアにアクセスできます。階段を降りたところにあるのが東南口広場となっており、路上ライブなどが繰り広げられています。また東南口から新宿三丁目エリアへのアクセスも便利です。
新宿南口といえば新宿御苑
新宿のおでかけスポットといえば、新宿御苑でしょう。新宿御苑とは環境庁管轄の庭園であり、もともと江戸時代に下屋敷があった場所を利用しています。また内閣総理大臣主催の「桜を見る会」の会場になったりもしています。アクセス方法は新宿駅南口を出て、甲州街道を左手に進んでいくこと8分、新宿御苑の新宿門が新宿側の入口になります。
多国籍の庭園が充実
新宿御苑は58ヘクタールもの広さのなかに、「イギリス」「フランス」「台湾」などなど各国の庭園の様式を取り入れています。海外情緒を庭園様式で味わうのも新宿御苑ならではの楽しみです。中でも「玉藻池」を中心とする回遊式日本庭園は、1772年からの趣をそのままにしており、台湾風の建造物である旧御涼亭の眺めは非常に素晴らしいとして人気です。
都内有数の桜の景観地
新宿御苑にはソメイヨシノを始め65種類・1300本以上もの桜が植えられています。桜の開花時期には多くの人が花見やポートレート撮影などに訪れ、人気を博しています。日本さくら名所100選に選定されているほど、都心の喧騒を忘れられる素晴らしい景観です。
大温室で植物と触れ合う
新宿御苑にある「大温室」では、熱帯・亜熱帯の植物を多く栽培しています。いかにも熱帯雨林地帯のような鬱蒼と生い茂った草木や花を、臨場感たっぷりの距離感で楽しむことができます。明治8年(1875)に建てられたガラス張りの温室を使用しており、外観の美しさはもちろん、館内の造形も非常に素晴らしいと評価を得ています。
楽羽亭で抹茶を
日本庭園にある「楽羽亭」は、四季を身近に感じられるお茶室です。茶室としての貸し出しもしているため、本格的な茶の湯の体験をすることもできます。また立礼席では点出し（たてだし）の抹茶を季節のお茶菓子と一緒に楽しめます。新宿御苑は着物でおでかけをしたい方や、日本文化を体験したい方にもぴったりなのです。
歴史の残る旧洋館御休所へ
新宿御苑内には歴史的な建造物が多く残っているので、巡って歴史を感じたり、レトロ情緒たっぷりの写真を撮影したりしても楽しめます。例えば「旧洋館御休所」は、1896年に創建され、皇族が新宿御苑内の温室を鑑賞した際の休憩所として使用されました。当時のアメリカの建築様式を基調としており、ガラス張りの長い廊下とホールからは、新宿御苑の風景を眺めることができます。
他にもたくさん！新宿南口のおでかけスポット
新宿といえばやっぱりショッピング。もちろん南口にもみんなでおでかけできるショッピングを中心としたスポットが多くあります。ブランドアイテムや日用品、お土産など、色々なものが揃うこと間違いなしの新宿南口のお出かけスポットをご紹介します。
新宿高島屋（タカシマヤタイムズスクエア）
新宿駅新南口に直結しているのが「タカシマヤタイムズスクエア」です。「新宿高島屋」を中心に「東急ハンズ、「紀伊国屋書店」「ニトリ」と言った風に続いています。ファッションやブランドアイテムばかりという印象もありますが、他にもDIY、書籍、家具と言ったアイテムが一気に揃うので、実はショッピングにとても便利です。
新宿サザンテラス
タカシマヤタイムズスクエアからイーストデッキを渡った反対側一帯は「新宿サザンテラス」と言い、小田急電鉄直営の「新宿テラスシティ」の一部です。こちらもカフェやレストラン、ショップが並んでいます。このサザンテラスを通ると隣の代々木駅にも歩いて行くことができます。この辺り一帯は冬になるとイルミネーションで装飾され、フォトスポットやデートスポットとしても定番になります。
新宿マルイアネックス
新宿には各地に「マルイ」がありますが、新宿御苑にほど近い場所にあるのが「マルイアネックス」です。比較的若年層向けで、サブカル要素の強いお店が多く入っているのが特徴です。アニメ・漫画、ゴスロリ・ヴィジュアル系など、サブカル好きな方が行くと楽しめるようなお店がたくさんです。また9階から13回は映画館になっています。
新宿南口にあるカフェ＆グルメ
新宿南口へのおでかけは、新宿御苑のお散歩やタカシマヤでのショッピングで、結構歩くもの。おでかけ前にチェックしておきたい、新宿南口周辺のカフェやグルメスポットをご紹介します。休憩やお食事にぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
追分だんご本舗
新宿三丁目エリアにある老舗の和菓子店が「追分だんご本舗」です。なんと言ってもみたらし、よもぎ、こしあんなどのおいしいお団子のほか、春はいちご大福、夏はわらび餅やかき氷といったように季節ごとでも楽しめます。テイクアウトも可能なので、お土産にも喜ばれる新宿グルメです。イートインで付いてくる佃煮が、甘いものの後のお口直しにちょうどいい味わいです。
基本情報
【住所】東京都新宿区新宿3-1-22
【電話番号】03-3351-0101
【アクセス】新宿駅から徒歩5分
【営業時間】10:00〜20:30
新宿御苑 ろまん亭
新宿御苑を楽しんだ後の休憩におすすめなのが、新宿御苑の大木戸門から近い「新宿御苑 ろまん亭」です。店内は大正浪漫をイメージして、レトロでアンティークな家具で統一しているのだとか。ここで食べたいのはやっぱり和菓子！特に見た目も可愛らしい季節限定のパフェはぜひチェックしたいところです。陽のあたる窓際も、奥まったところにあるソファと壁掛け時計の席も、どちらもフォトジェニックに過ごせること間違いなし。
基本情報
【住所】東京都新宿区新宿1-1-1
【電話番号】03-3352-1777
【アクセス】新宿駅から徒歩15分
【営業時間】火〜金曜11:30〜21:00、土・日・祝日11:30〜18:00（月曜日定休）
CHATTY CHATTY
こちらも新宿御苑の大木戸門に近い位置にあります。ウッディな外観と内観がとてもおしゃれ。ここの名物であるハンバーガーは、とにかく分厚くボリュームたっぷり！肉厚でジューシーなパティを、ちょっと甘めでもっちりしたバンズで挟んでいます。チーズやソースとの相性もばっちりで、ペロリと食べられてしまいます。休日は特に行列するのですが、しっかりお腹を空かせたあとのハンバーガーは格別です。
基本情報
【住所】東京都新宿区新宿1-12-1
【電話番号】 03-6457-7262
【アクセス】新宿御苑前駅から徒歩3分
【営業時間】11:00〜18:00
新宿南口へおでかけは、買い物や自然でリフレッシュ
東口や西口とはまた一風変わった、新宿南口ならではのおでかけをご紹介しました。南口ならではの特徴としては、何と言っても自然と史跡でしっかり癒されつつ、フォトジェニックなひと時を過ごせることではないでしょうか。ぜひ新宿南口ならではの魅力を味わうおでかけをお楽しみいただき、心も体もリフレッシュしてみましょう。