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【咲かない人必見】ダイアンサスの育て方ガイド!可憐な花を咲かせるコツはコレ!

ダイアンサスは日本でも自生する花の西洋種。育て方は日本のものとは違うのか気になりますね。今回はこの花の水やりから切り戻し剪定・株分けや挿し木といった増やし方など詳しく解説します。ダイアンサスが開花時期になっても咲かない理由も紹介しましょう。
2020年8月28日
佐藤3
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はじめに

ダイアンサスの開花時期や切り戻し方法は?育て方解説

この花は耐寒性も強く初心者でも冬の管理がしやすくとても育てやすい植物。多くの色や微妙に形の変わった多くの品種などがあるので切り花などにも利用しやすくたくさんの方が栽培を楽しんでいます。今回はこのダイアンサスの水やりや肥料などの日常管理や切り戻しなどの剪定方法から、挿し木や株分けでの増やし方とともに咲かない理由もご紹介していきましょう。

ダイアンサスの基本情報や開花時期

詳しい育て方の前にまずはダイアンサスの基本情報をご紹介しましょう。品種がたくさんある植物なので、もっと詳しい情報が知りたいという方は種や苗に書かれた札などパッケージを参照すると詳しい育て方ヒントが得られるでしょう。植え付け時期や種まきのタイミングはそちらを優先してください。

基本情報

科・属:ナデシコ科ナデシコ属
原産地:日本やヨーロッパ・中国・北アメリカ
英語名/学名:Annual Pink/Dianthus
和名・日本での品種:ナデシコ(カワラナデシコやハマナデシコ)

開花時期や花の特徴

この花は開花時期が長くたくさん楽しめるのが特徴で、一般的には4-8月(品種によっては11月くらいまでが開花時期)が開花時期となっています。その花や草の姿は?といえば同じ仲間の中のひとつであるカーネーションの姿ととても似ています。地面からシュッと茎が伸びその先に赤やピンクなどの鮮やかな色のかわいらしい花を咲かせます。葉は細長く花とのバランスもよいのも人気。

日本では秋の七草として有名

秋の七草のナデシコがこのダイアンサスのこと。日本に自生している種類は先ほどもご紹介したカワラナデシコが有名で、たくさん見かけることができます。夏から秋の花といわれていますが、最近では品種改良が進み四季を通していつでも咲いているのものを見かけるようになりました。

ダイアンサスの育て方1.日当たり

適した日当たりを選ぶ

ダイアンサスはカーネーションを除くナデシコ全般を指す植物の名前です。ナデシコ科と同様に日当たりがよく水はけのよいところが大好き。置き場所を探すならそのようなところを選んであげましょう。

夏や冬など季節の置き場所

日本にも自生している種類がある植物なので夏や秋・冬の置き場所を変えることなく栽培することができますが、地域によっては越冬させるため冬は霜の心配をした方が良いことも。どちらかと言うと耐寒性はあるので夏の暑くてじめじめした気温の方が苦手な傾向があります。品種によっては日陰を作ってあげたりと工夫してください。

栽培のポイント

通常の土や砂利まじりの土・石がゴロゴロしているところにも自生します。それらの場所は主によく日が当たるところ。逆に粘土質の土でじめじめしているところには生えないのでこれらの場所が苦手であることがわかりますね。

ダイアンサスの育て方2.土


ダイアンサスにおすすめの土の配合

Photo byPexels

日当たりのところでも砂利や石だらけのところでも生えるというお話をしましたが、水はけがよければあまり土は選びません。園芸として大きくてたくさんの花を咲かせたいのであればここに注意した配合がおすすめ。赤玉土と腐葉土の一般的な土づくりに川砂などを混ぜるとよいでしょう。

培養土を買うと簡単!おすすめ

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赤玉土と腐葉土での土づくりは、多くの植物が植えられる何にでもまず使える配合ですがこの花だけを育てるという人はたくさん土を買っても余らせてしまいますね。そんなときは小さめの量の草花培養土がおすすめ。はじめから土が配合されているので無駄にならず便利!それに水はけ対策の川砂を混ぜてあげてくださいね。

栽培のポイント

水はけの他に気をつけるなら酸性に傾いた花壇の土のそのままの使用です。新しい土を使わない場合は、雨などで酸性に傾いている土を中和してから使うようにしてください。土の中和には苦土石灰を混ぜて2週間くらいそのまま置いておきます。

ダイアンサスの育て方3.植え方

アイアンサスの植え付け

Photo bysumma

新しく植える場合は苗からが手間がかからずおすすめ。植え付ける場合は根がよく張る植物なのでポットのまま長く放置せず、買ってきたらすぐに植えてあげてください。使われていた土をほぐしてから植え穴に新しい土を使って植え付けていきます。株元がグラつかないよう土を手で押さえたり、割り箸や串などで土を根の間に押し入れるようにしてから、仕上げにたっぷりと水やりをして完成です。

栽培のポイント

植え付けに適した時期は、苗が売られている時を参考にすると良いでしょう。具体的には春と秋が植え付けに向いている季節。3-5月と9-10月となります。

ダイアンサスの育て方4.水やり

水やりの仕方

Photo byKranich17

基本的に乾燥した場所にも自生するので水やりは通常どおり土が乾いたのを確認してからあげるようにしますが、品種によっては水やりを頻繁にするものもあります。購入した苗や種のパッケージをよく見て自分のもっているものがどんな種類か確認すると良いでしょう。見分け方一例として葉が柔らかく幅広い品種はこまめなな水やりを必要とするので乾かしすぎないでください。

栽培のポイント

Photo byLa_Petite_Femme

開花時期が長い植物なので、花の時期はたくさん水やりが必要になることもあります。特に鉢植えの場合は植え替え直前の大きな株はすぐに鉢の中の水が不足することも。ケースバイケースで様子を見ながら乾かしすぎないよう適度な水やりを心がけましょう。

ダイアンサスの育て方5.肥料

肥料の時期やあげ方

Photo byJing

ダイアンサスの肥料は月に1度の固形肥料か月に2-3度の水溶性肥料を真夏と冬以外に与えるようにします。特に開花時期には肥料分も必要としますので、真夏になる前には忘れずに与えて夏の花の時期の肥料切れを乗り切りましょう。

栽培のポイント

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肥料切れの目安は花付きが少なくなってきたことも目安となります。季節にもよりますが、四季咲きの品種で春や秋でそれほど過酷な気温でもないのにこのようなことになった場合は肥料ぎれが考えられるでしょう。葉は茂っているのに花が付かない時は水溶性肥料でも良いので水やりのときにあげてください。

ダイアンサスの育て方6.剪定

剪定1.花がら摘み

Photo byartursfoto

咲き終わった花をそのまま置いておくと見た目もよくないですし、株の中が蒸れて夏には病気の原因となることも。花がらはこまめに剪定して風通しを良くしてあげてください。やり方は花の終わった茎を株元までたどってそこで剪定します。

剪定2.切り戻し

花が一段落したころに一度切り戻しをしてあげるのも、ダイアンサスの剪定方法のひとつ。おすすめの時期は梅雨前の5-6月ころ。半分くらいの高さにカットしてあげると、そこからたくさんの新しい芽がでてきて秋にもたくさんの花を咲かせてくれるようになるでしょう。

栽培のポイント

花がら摘みも切り戻しも夏の蒸れを防ぐ方法として事前に行うことで、健康で丈夫な株として過酷な季節を乗り越えるだけでなく秋の花の数にも影響があらわれます。少しつぼみがあるとこれが咲いたらと時期がズレてしまうこともあるので、少しもったいないと感じても梅雨前には切り戻しを終えるよう注意してください。

ダイアンサスの育て方7.増やし方

挿し木や株分けで花を増やそう

ナデシコの仲間の植物は基本的には多年草で何年も同じ場所で咲き続けてくれますが、株が古くなるとだんだんと花付きも悪くなり最後には寿命を迎えます。挿し木や株分け・種まきといった増やし方で新しい株の更新をおこなってください。

増やし方1.種まき

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種まきには花がら摘みをせずに種取り用の株を少し残しておきます。とった種はすぐに蒔いてしまうか翌年の春に育苗用の平箱にまき苗までポットで育ててから、その後は植え付けと同じやり方で増やしていきましょう。種取りをしても親と同じ花色や大きさの花が咲かない場合もあります。そのときは新しい種を購入するのがおすすめです。

増やし方2.挿し木

挿し木のやり方は一般的な方法で、春3-4月か秋9-10月の年2度が適期。比較的若い枝で花がついていないものを切って使用します。鹿沼土など挿し木に向いた清潔な栄養分のない土をたっぷりと湿らせて差し、日陰で発根まで管理してください。

増やし方3.株分け

株分けは植え替えのタイミングで行いましょう。主に鉢植えにしていたものに対して行うことも多いですが、地植えの株でも大きくなりすぎたなというときに一度掘り起こして株分け、植え直しという作業をおこなうのもおすすめ。株元を見て新しいものが芽吹いているような場合におこなうことができます。

栽培のポイント


大株なら株分け、そうでない場合は種まきや挿し木と育てているダイアンサスの状況によって増やし方を選ぶと良いでしょう。

ダイアンサスの育て方8.花が咲かない

花が咲かない一般的な理由

開花時期になってもなかなか花が咲かない理由として、切り戻し時期が遅くなったということが多く見られます。一度切り戻してしまっているので新しい花芽があがるまで時間がかかるのがその理由。それまではしばらく花のない株を育てることになりますが、切り戻し時期があっていれば秋にも開花時期を迎えるでしょう。

室内管理では花が咲きにくいことも

ナデシコの仲間は室内で管理していると花が咲きにくいものも多く見られます。一度寒さを経験してからの方が花を付けるからです。切り戻しが原因ではなく、室内のみに置いている場合はこの理由も疑ってみてください。

花が咲かない場合の対処法

切り戻しの時期が原因の場合は、真夏と真冬以外の時期なら水溶性の肥料を与えてみるのも花付きのきっかけとなる場合もあります。また鉢をずっと室内に置いているという方は、季節に関係なく屋外に出してください。特に秋から冬の寒い季節を感じさせることは花を咲かせるのに大切な作業です。

まとめ

ダイアンサスの育て方は簡単

ダイアンサスと聞くとどのような花なのだろう?と感じる方も多いかも知れませんが日本に昔からあるナデシコの仲間のことだと考えると育て方も難しく感じることがないでしょう。いろいろな花色や草丈・葉の大きさなど種類もありますのでお好みのものを育てられる楽しみも。種も株も寒さを体験させることで発芽や花芽があがるきっかけになります。あまり過保護にしすぎず耐寒性も高く丈夫な植物ですので水切れや蒸れに注意しつつ気楽に栽培してみてはいかがですか。

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