ガーベラの特徴
南アフリカで発見されてからまだ100年ほどしか経っていないガーベラ。ガーベラはキク科ガーベラ属の植物です。学名はGerbera 、園芸品種はGerbera hybridaという学名です。ガーベラはオオセンボンヤリ(大千本槍)とかハナグルマ(花車)などという別名で呼ばれることもあります。カラフルで可愛らしい姿が特徴的で人気の花です。本来、ガーベラというと赤い花色が基本でしたが、ヨーロッパで品種改良され、色々な明るい花色や花びらの形が特徴となる種類が誕生しました。一般的なガーベラは、細長い花びらが綺麗に丸く開いた花姿が魅力的です。気取らない美しさや陽気な雰囲気を重ね合わせ、色別のガーベラの花言葉はポジティブな言葉が多く付けられています。開花は4月。10月頃まで花を咲かせる多年草の植物です。
ガーベラが日本に渡来したのは
南アフリカで発見されたのち、ガーベラはイギリス、フランス、オランダなどのヨーロッパで品種改良され、明治時代の末期から大正時代の初期に日本に渡来し定着しました。古代から続く長い花からすると、ガーベラはまだ歴史の新しい花です。現在では豊富な色と、丸く開いた花姿、そしてすっきりした茎と菊に似た親しみやすい花が好まれて、可愛いアレンジメントや花束に欠かせない花として人気です。4月から10月まで花を咲かせるはガーベラですが、中でも4月は最盛期で、4月18日は国産品種が初めて咲いた「ガーベラ記念日」とされています。
ガーベラの楽しみ方
長い茎の先に大きく明るい色の花をつける、陽気で元気な雰囲気のガーベラは、アレンジメントはもちろんのこと、色々な色のガーベラだけをまとめた花束も可愛らしく、また1輪だけ花瓶に差しておくだけでも部屋の雰囲気がパッと明るくなります。切り花だけではく、鉢植えや地植えにし、ガーデニングの花としても楽しめる花です。鉢植えなどのものは、草丈が短く花付きの良いポットガーベラが一般的で、色違いのものを植えると一層に賑やかで明るい雰囲気で楽しめます。
ガーベラの花言葉とその由来
ガーベラの花言葉は「神秘」「希望」「美しさ」
気取らない花姿に元気をもらえるガーベラの花言葉は「神秘」「希望」「美しさ」です。1870年代に南アフリカで発見され、20世紀になってからたくさんの品種が生まれたガーベラ。花言葉の由来のはっきりとした根拠は見当たりません。一般的にガーベラの花言葉と言われる「神秘」という言葉の由来は、花びらの形の見た目の雰囲気から由来しているのではと推測されています。
「希望」「美しさ」という言葉の由来
「神秘」という花言葉のほかに付けられているガーベラの花言葉の「希望」「美しさ」という言葉の由来も、はっきりとした根拠はわかっていません。これらの言葉も、ガーベラの陽気で気さくな花姿が由来していると推測される言葉です。見た目の雰囲気の気取らない美しさや、陽気な雰囲気を重ね合わせてこのような言葉が付けられています。
ガーベラの色別の花言葉
赤いガーベラの花言葉
今は色々な色のガーベラがありますが、もともとは赤い色の花でした。発見されてから品種改良によって色や形の種類も増えた花です。花びらが細くとがったスパイダー咲きや、八重咲き、アネモネ咲きなど、咲き方の特色も様々な品種が生まれました。気取らない美しさや、陽気な雰囲気を重ね合わせて、色別に花言葉も持つガーベラの花。基本色である赤いガーベラの花の花言葉は「神秘の愛」「限りなき挑戦」「いつも前向き」などという言葉が付けられています。ガーベラの基本色である赤のガーベラは、希望にあふれるポジティブな言葉で象徴されています。
ピンクのガーベラの花言葉
女性から人気のピンク色。ピンクのガーベラも愛らし花姿をしています。そんなピンクのガーベラに付けられた花言葉は「気高い美しさ」です。発見されてから100年ほどしか経っていない、この世界ではまだ新しい花であるガーベラは、神々がこの世を支配していたころから伝わる神話や伝説などには登場しません。花言葉の由来の根拠は乏しいですが、見た目のイメージからピンクのガーベラには、こんな花言葉が付けられています。また国によっては「感謝」いう言葉で象徴されていることもあります。ありがとうの気持ちを込めて贈る花束にも最適です。
オレンジのガーベラの花言葉
明るい色の花を咲かせるガーベラの花の中で、特に鮮やかな色であるオレンジのガーベラの花言葉は「我慢強さ」です。国によっては「神秘」とか「冒険心」という言葉も付けられています。もともとオレンジは夕日や炎、ビタミンCたっぷりのミカンをイメージさせる色。エネルギーを感じ、元気にさせてくれる色であり、社交性や親しみや楽しさを象徴する色のオレンジのガーベラは、インパクトのある鮮やかな色のイメージと、ガーベラのイメージを重ね合わせてこのような言葉が付けられています。
白いガーベラの花言葉
細長い何枚もの花びらが綺麗に丸く開いたガーベラの白い花は、爽やかな白い色をしています。そんな白いガーベラの花言葉は「希望」「律儀」という言葉が付けられています。これも白いガーベラの見た目の印象が由来する花言葉です。白いガーベラを部屋に飾ってよく見ると、そんな言葉が付けられたイメージを実感することができます。一輪差しでも部屋の雰囲気を明るくしてくれるガーベラの花。白いガーベラを一輪差しにして「希望」とか「律儀」という印象をとくと感じてみてください。
紫のガーベラの花言葉
お花屋さんへ行くと紫のガーベラもよく目にします。紫色は心を落ち着かせてくれる青と、情熱的な赤の両方の印象を持ち合わせた色で「癒しの色だ」と言われます。ただ紫色のガーベラは、品種改良を重ねて生まれた色であり、紫色のガーベラの花言葉は決まっていません。国によっては「エレガンス」とか「プライド」「フェミニンな美しさ」の花だとイメージにしている国もあります。日本では紫色のガーベラを象徴する花言葉はありませんが、たとえば紫色のガーベラは、功績を受け心から賞賛された人や、母親などに贈るのに適した花色だと言われています。
黄色いガーベラの花言葉は愛の告白に最適!
黄色いガーベラい花言葉は「究極の愛」「究極の美」
大切な人に花を贈るときには、花言葉から花を選んで、自分の本当の想いを告げるメッセージ代わりに花言葉を利用することもできます。黄色いガーベラは、好きな人に愛の告白のメッセージ代わりにもなる花言葉を持ています。黄色いガーベラの花言葉は「究極の愛」「究極の美」です。古くからヨーロッパでは、言葉では伝えきれない想いを伝えるために花を贈り合う習慣がありました。恋人に花を贈り、その花に秘められた花言葉をメッセージ代わりに愛の告白をする習慣は、恥ずかしがり屋さんにとっては、おしゃれに告白のシーンを飾てくれます。「究極の愛」という花言葉を持つ黄色いガーベラは、花言葉に想いを重ねて恋人に贈ると、愛の告白の手助けをしてくれることでしょう。
ガーベラの切り花を長持ちさせるコツ
ラッピングやリボンを外す
花姿が可愛いガーベラは、和洋を問わないので、アレンジメントや花束にもしやすく、プレゼントや贈り物にも最適なお花です。また自宅用の観賞の花にもよく用いられます。ただ首が曲がり萎れてしまったり、茎が腐さることもよくある花です。切り花でガーベラを長持ちさせるコツは、バクテリアの繁殖を減らすように保護します。そのためにラッピングやリボンは外しましょう。長持ちさせるコツの1つです。
水切りするときは水平にカット
ガーベラの茎は微細な毛に覆われているのでバクテリアが繁殖しやすいため、少しでも断面を狭くするように水切りするときは茎を水平にカットするようにしましょう。また茎の切り口が茶色になっていたり、ぬめりがあるなら、それは腐っている証拠なので、その場合は茎の断面が痛んでいない場所でカットしてください。これも長持ちさせるコツの1つです。アレンジメントの場合は元気がなくなってきたら、オアシスから一度抜いて、茎の状態を見て茎をカットし、元の場所の近くに差しなおします。
花瓶のお水は少なめに
ガーベラの茎は空洞になっているのが特徴で、そのため茎が柔らかく、ここからもバクテリアが増殖しやすいという悩みがあります。ですから花瓶の水の量を多くするとさらに痛みやすくなります。水の量は花瓶の底から3~5㎝ほど量にしておくことは、ガーベラならではの、切り花を長持ちさせるコツです。また飾る場所は直射日光やエアコンの風が直接当たらない涼しい場所に飾ることです。理想は毎日水切りと水を変えるのがおすすめです。アレンジメントの場合は場所を変えて差しなおしするのも1つの手段です。
色別に花言葉を持つガーベラを楽しもう
人が花に名前や花言葉をつけ、その花に想いを寄せるようになったのは、遠い昔、まだ人と神様が一緒に暮らしていた頃だったのかもしれません。たくさんの花は神話や伝説の中に登場し、それがその花や花言葉の由来になりました。ただガーベラはそんな昔から存在する花に比べると、発見されてから100年ほどしか経っていない歴史の新しい花です。だから昔の伝説にもガーベラの姿を語る話はありません。それでも見た目のイメージから、ポジティブな花言葉が付けられています。色別に花言葉を持つガーベラの花。4月に最盛期を迎えます。花言葉を想いを託し、ガーベラの花、この時期、贈る花におすすめです。
ガーベラについてもっと知りたい方はこちらもチャック!
当サイト「暮らしーの」では、ガーベラに関する情報を他にもまとめています。切り花だけではなく鉢植えやガーデニングでも楽しめるガーベラについての情報をもっと知りたい方はこちらもチェックしてみてください。
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