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ガーベラの季節はいつ?開花時期と綺麗な花を咲かせるポイントをご紹介!

切り花や園芸によく使われるガーベラは、カラフルでかわいいお花です。種類もたくさんあります。花が咲く季節は春と秋で、見かけると華やかに季節を感じ取れますよね。ガーベラを育てるのは簡単です。綺麗な花をつけてもらうための正しい育て方やコツ、注意点などをご説明します。
2020年8月27日
gauyorim
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ガーベラについて

種類が豊富で彩り豊かなガーベラのお花は、かわいくて存在感があります。 春と秋の過ごしやすい時期に咲くので、屋外でもゆっくりと鑑賞できますよ。 育て方は難しくなく、地植えや鉢植え、寄せ植えにしてガーデニングを気軽に楽しめます。 他にも、切り花にしてのプレゼントや自分のお部屋に飾ったりと、多様に使える素敵なお花です。

ガーベラの詳細

キク科ガーベラ属の多年草です。 普通に育てていれば、毎年綺麗なお花を見ることができますよ。 草丈は、10cm〜70cm程度。 野生種は約40種類ほどあります。 主な分布域は、熱帯アジアや、原産地の南アフリカです。

名前について

ガーベラの名前の由来は、発見者であるドイツの植物学者「Traugott Gerber(ゲルバー)」からきています。 別名は「オオセンボンヤリ」や「アフリカセンボンヤリ」で、「ハナグルマ」と呼ばれることもあります。

ガーベラの歴史

●1878年頃に、南アフリカにある「ヤメソニー」という品種がヨーロッパへもたらされます。 ●1910年頃から、イギリスやフランスで品種改良されたものが作られます。 ●同じ1910年頃に、日本へやってきました。 ●1925年頃から、日本でも品種改良が行われるようになります。八重咲き種は評価の高い品種で、ヨーロッパでも需要があります。 ●現在は、特にオランダで品種改良したものが多く作られています。

ガーベラの品種

現在はたくさんの園芸品種が生まれ続けていて、流通しています。 その多くは、ヤメソニーという原種と、他のいくつかの原種を掛け合わせた品種になります。 この品種は500種以上あるといわれています。 ジャメソニー自体は赤い花で、花びらの数が少ない上に細くて隙間があります。 現在の園芸品種と比べるとちょっと寂しい感じがするかもしれません。

ガーベラのお花について

ガーベラの特徴といえば、お花ですね。 品種改良によってたくさんの園芸品種があることは説明の通りです。 カラフルな花色は、品種改良によるものです。 青色のバラが話題となったように、最近は青い花色のガーベラも作られました! 白い花に食用着色料を吸わせて作るレインボーガーベラも人気があるんですよ。 ガーベラのお花について詳しく説明していきます!

開花時期

ガーベラの開花時期は、3月〜5月の春と、9月〜11月の秋です。 夏休みを挟んで、年に2回咲きます。 どちらも気温が関係していて、20度前後が開花の適温です。 花が咲かない時は、適温から大きく外れている可能性があります。 白、ピンク、赤、黄、橙、緑など品種によって色んな花を咲かせてくれます。 キク科なので菊のようなお花をしていますよ。 開花期間が長いのも嬉しいですね!


お花のバリエーション

花の形は、一重咲き、半八重や八重咲き、セミダブル、スパイダー咲きなどがあります。 花びらは3つのパターンに分類されます。 マイクロミニサイズ(3cm程度)、ミニサイズ(4cm程度)、大輪サイズ(12cm程度)。 さらに、草丈の低い品種、草丈の高い高性種、花壇用などもあります。 様々な用途に合わせられるバリエーションが揃ってるんですね!

ガーベラの花言葉

ガーベラには素敵な花言葉があります。 「希望」「常に前進」と、前向きで未来を志向している言葉なのでプレゼントにぴったり! バリエーション豊富なガーベラによって、ハッピーな気持ちになれることが由来です。 この花言葉は、ガーベラ全体に当てはまるものです。 他にも花色ごとに花言葉があるんですよ。

ガーベラに適した環境と季節

ガーベラは耐暑性と耐寒性に強い植物ですが、夏の暑さはちょっと苦手。 日が当たらないと花付きが悪くなりますので、日当たりの良い場所で育てましょう。 綺麗な花を元気に咲かせるためには日光が必要です。 ただ、夏の直射日光は避けなければなりません。 夏場は明るい日陰が適しています。 それと湿気を嫌がるため、風通しのよい場所を選んでください。

ガーベラの種まきと季節

種まきの時期は、4月〜5月頃の春です。 育苗ポットへ培養土を入れ、軽く掘った穴へ種をまきます。 種の上に被せる土はちょっとだけにしてください。 育て方としては、水切れしないように水やりを続ければ大丈夫です。 葉が数枚でてきたら植え付けしていきます。 当然、苗から育てるよりも時間を要しますが、より愛着が湧きますよ。

ガーベラの植え付けと季節

植え付けに適した時期は、3月〜4月の春になります。 鉢植えと地植えのどちらの育て方でも問題ありません。 思い描くガーデニグをするため、使う品種の性質を考えながら、どの植え方にするのか決めていきます。 有機質たっぷりの水はけの良い土を使いましょう。

地植えの場合

地植えは移動しない前提になりますので、日当たりのよい場所を予め決めておいてください。 庭土へ腐葉土と化成肥料を合わせて1週間ぐらい置きます。 水はけの良くない土質なら、川砂を混ぜましょう。 植え付ける株の間隔は30cm程度が目安です。

鉢植えの場合


土は草花用の培養土を使用するか、赤玉土小粒5割、腐葉土3割、バーミキュライト2割の土を作ってください。 5号鉢の場合は1株、60cmプランターの場合は2株ぐらいが丁度いい数です。 複数植えるなら、株同士の間隔を30cm程度は空けてくださいね。

ガーベラの水やり

鉢植えは、土の表面を触ってみて乾いているようなら、たっぷり水やりします。 冬は回数を減らしてください。 地植えの場合、基本的には植え付け時以外の水やりはしなくて大丈夫です。 何日も雨が降らずに干上がってしまった時だけ水をあげましょう。

水やりの注意点

湿気を嫌いますので、土が常に湿っている状態だと根腐れを起こして枯れてしまいます。 頻繁に水やりしなくて大丈夫です。 ただ乾燥し過ぎるのもよくないので、土やガーベラの状態を見て判断していきましょう。 それからガーベラの花は水に当たると痛みます。 水やりの際には、花もちろん葉や茎にも水がかからないように、土へ直接そそいでくださいね。 雨にも注意が必要です。

ガーベラの肥料と季節

ガーベラへ肥料を施す時期は、3月〜6月と、9月〜11月です。 花が咲かない原因に肥料切れがあります。 植え付けする時に元肥で、効果がゆるやかに現れる緩効性(かんこうせい)の粒状肥料を土に合わせておきます。 開花してる間は、週1で液体肥料を与えます。

肥料の成分について

肥料の成分に注目してください。 肥料は、開花に効く「リン酸 [P]」が多く含まれるものを使います。 「窒素 [N](チッソ)」は、葉っぱに効きますが、その代わりに花がつきづらくなります。

ガーベラの管理と季節

開花が終わり枯れる時期になったら、花がらを取ります。 ガーベラは葉っぱが増えると花が咲かない性質があります。 それに葉っぱが多いせいで、隠れてしまった葉が日に当たらず枯れてしまいます。 なので、ある程度は残して不調な葉っぱから間引きましょう。 ハサミなどでは根元から取れないため、手で行ってください。 この管理が、病気や害虫の予防と成長促進に繋がります。

ガーベラの植え替えと季節

ガーベラの植え替えに適しているのは、3月〜4月、9月〜10月の開花してない時期です。 ガーベラの成長と共に、根も張ってきます。 そのままにしておくと根詰まりの状態になって枯れていきます。 そのため年に1回は植え替えをしてください。 根に付いた土は取って、今までよりも一回り大きな鉢で育てていきます。

ガーベラの増やし方

種まきと株分けで増やすことができますよ。 株分けの方が早くて簡単でになります。 植え替えに合わせて行うのがおすすめです。 根に付いている土を落とし、2つか3つに株を分けます。 手で分けるのが難しい場合は、ハサミかナイフを使いましょう。 この時、小さく分けすぎたり、根を傷つけないように気を付けてくださいね。

綺麗な花を咲かせるポイント


ガーベラを育てているなら、綺麗な花を咲かせたいですよね! そのために抑えるべきポイントを解説します。 正しい育て方のはずなのに、花が咲かないのは原因があります。 問題点を改善すればきっと元気な花を見ることができますよ。

環境の問題

●暑過ぎる、または、寒過ぎる。 ●梅雨など連日の雨で、湿度の高い日が続いている。 ●風通しや日当たりが良くない。 ●真夏の直射日光を浴びている。 鉢植えなら、ガーベラに適した環境の場所へすぐ移動させましょう。 地植えで対策が難しい場合には、時期をみて植え替えを検討してみてください。 花が咲かない理由は、環境の問題も大きいです。

管理の問題

●水やりし過ぎて根腐れを起こしている。 ●水切れして干上がってしまっている。 ●肥料が足りない。 ●リン酸ではなく窒素の多い肥料をあげてしまっている。 ●鉢植えで植え替えをしていないため、根詰まりを起こしている。 ●株が大きくなっているのに、株分けをしていない。 ●病害虫が発生している。 それぞれを確認して問題があれば、適切に対処していきましょう。

病害虫の被害と季節

育て方に問題がなくても、病害虫の被害を受けたために花が咲かないことがあります。 病気は、湿気によるカビが原因のウドンコ病にかかることがあります。 他には灰色かび病、白絹病なども発生したりします。 害虫は、アブラムシ、オンシツコナジラミなどが見られます。 枯葉や花がらなどをこまめに除去して、株全体の日当たりと風通しを良くすることが予防になります。

冬の季節の管理

ガーベラは冬を越せるのか気になるでしょう。 耐寒性のある多年草なので、寒冷地以外なら外で冬越しできますよ。 茎や葉っぱなど地上に出ている部分が枯れてしまっても、育て方に問題があったわけではありません。 もう花が咲かないということもないので安心してくださいね。 根は残っていますから、そのままにしておきます。 暖かくなると、芽が出てくる確率は高いです。

彩り豊かなガーベラを楽しむ

ガーベラはたくさんの園芸品種があって、お花がとってもカラフル! 切り花やガーデニングに最適の植物です。 それに素敵な花言葉がありますので、プレゼントにもぴったりなんですよ。 育て方は簡単で、どなたでも綺麗なお花を見ることができます。 花が咲かない時には原因を確認して改善しましょう。 ぜひ色んな品種を楽しんでみてください!