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野菜別の冷凍保存方法まとめ!冷凍していい野菜の美味しく保存するコツを解説!

使い切れずに野菜を腐らせてしまったという経験はありませんか?日持ちがしない野菜を美味しく長く保存したい。そんな時は、冷凍保存がおすすめです。冷凍していい野菜の美味しく冷凍保存するコツをお伝えします。野菜それぞれの特徴を理解して便利な冷凍保存を活用しましょう。
2020年8月28日
harukaja
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はじめに

スーパーで安売りをしているとついつい買ってしまう野菜たち。いざ買ったは良いものの、使い切れずに腐らせてしまった経験がある方も多いはず。そんな時に便利なのが、冷凍保存です。野菜の中には冷凍していい野菜も多くあります。今回は、野菜を長持ちさせるために簡単にできる冷凍の仕方や、フリーザーバッグの効果的な使い方をご紹介します。

冷凍保存に向いていない食材とは

野菜の中には、冷凍していい野菜も多くありますが、レタスやじゃがいも、こんにゃく、豆腐などはあまり向いていません。例えばレタスは、生で冷凍をすると細胞内の水分が凍り、細胞が壊れてしまいます。いざ解凍するとベチャベチャと食感が悪くなります。しかし、そんな野菜でも、事前にさっと茹でるなどひと手間を加え保存の仕方を工夫すると、簡単に美味しく冷凍ができるようになります。

冷凍保存のコツとは

冷凍していい野菜を美味しく冷凍保存をするにはいくつかコツがあります。ここでは、4つの「コツ」をご紹介します。

冷凍保存のコツ①

まず1つ目の「コツ」は、新鮮なうちに素早く冷凍をすること。素早く冷凍をすると、風味や味を落とさずに美味しく保存ができます。また、金属トレイは熱伝導率が高いため、食材を金属トレイに乗せるだけで簡単に素早く冷凍できるのでおすすめです。

冷凍保存のコツ②

2つ目の「コツ」は、加熱処理をするなどひと手間を加えること。さっと茹でたり炒めたりひと手間を加えると、栄養価を損なわず保存できるだけでなく、殺菌作用を高め変色なども抑える効果があります。加熱処理には、余分な水分を処理し、解凍した時にベチャベチャとならないというメリットもあります。

冷凍保存のコツ③

3つ目の「コツ」は、できるだけ薄く平らに保存をすること。薄く平らにすると表面積が増え、素早く冷凍できるだけでなく、食材を均等に凍らせることができます。

冷凍保存のコツ④

4つ目の「コツ」は、野菜が直接空気に触れないようにすること。ラップをするだけでなく、フリーザーバッグに入れることで乾燥などを防ぐことができます。この4つの「コツ」をおさえ、冷凍していい野菜を美味しく新鮮な状態で冷凍しましょう。

フリーザーバッグについて

フリーザーバッグと似た製品でストックバッグがありますが、この二つでは厚みが異なります。フリーザーバッグの方が厚みがあり、酸化や乾燥による風味などの劣化を防ぎます。冷凍する際は、フリーザーバッグを使いましょう。

効果的なフリーザーバッグの使い方


効果的なフリーザーバッグの使い方は、まず食材を平らに並べて入れます。しっかりと中の空気を抜き、チャックを閉めます。空気は熱伝導率を下げ急速冷凍の妨げとなるため、「空気をしっかりと抜く」ことがポイントです。フリーザーバッグの効果的な使い方によって、食材を美味しく保存しましょう。

解凍時の注意点

なお、便利なフリーザーバッグですが、中には電子レンジでの解凍が不可のものもあります。使い方については製品の説明書を確認してご使用ください。

野菜を美味しく冷凍保存するやり方①:白菜

生のまま、もしくは茹でてから冷凍保存

冬に大活躍の白菜ですが、まるまる一玉買うと、余って困っている家庭も多いのではないでしょうか。白菜の冷凍の仕方は、まず便利なように、ざく切りなどにカットをします。水気を拭き取ったあとフリーザーバッグに入れるだけ。この保存法で約1カ月の保存が可能です。

茹でてから冷凍する場合

茹でてから凍らせる際は、必要な大きさに切った後、固めに茹でて冷まします。水気を絞り、小分けにしてラップで包みフリーザーバッグに入れます。

白菜の美味しい解凍・調理方法

凍ったままお鍋や汁物の具材として調理も可能です。既に便利なサイズに切り分けているので、時間短縮にもなります。炒め物などに使う際は、そのままでも使えますが、冷蔵室で自然解凍後に使うのもおすすめです。水気が気になる時は、絞ってからお使い下さい。

野菜を美味しく冷凍保存するやり方②:ほうれん草

生のまま、もしくは茹でてから冷凍保存

鉄分を多く含み貧血予防などにも効果的なほうれん草ですが、買ってすぐに使わないとシナシナになってしまいます。そんなほうれん草も簡単に冷凍が可能です。まず流水に当てながら土を落とします。水気をしっかりと拭き取り、お好みの長さに切り分けます。あとは小分けにし、ラップに包み、フリーザーバッグに入れるだけ。この保存法で約1カ月の保存が可能です。

茹でてから冷凍する場合

茹でてから冷凍をする際は、まずは流水に当てて土を落とします。塩を加えた熱湯で固めに茹で、冷水にさらします。水気をしっかりと絞り、お好みの長さに切り分けた後、小分けにしてラップに包み、フリーザーバッグに入れます。

ほうれん草の美味しい解凍・調理方法

スープや汁物の具材とする時は、凍ったままで調理もできます。沸騰しているところにそのまま入れて下さい。おひたしなどにする時は、冷蔵庫で自然解凍後に使って下さい。

野菜を美味しく冷凍保存するやり方③:アスパラガス

茹でてから冷凍保存

春から夏に旬を迎えるアスパラガスは、鮮度も落ちやすいため日持ちさせるためにも冷凍保存がおすすめです。アスパラは、生ではなく茹でてから冷凍をしましょう。まず、固めに塩茹でをし、水気をよく拭き取ります。ぶつ切りや斜め切りなど食べやすい大きさにカット後、小分けにします。ラップに包んでフリーザーバッグに入れ冷凍します。茹でる際は茹で過ぎに注意。この保存法で約1カ月の保存が可能です。

アスパラガスの美味しい解凍・調理方法

アスパラガスは、解凍せずに凍ったままの状態で調理が可能です。炒め物やスープには、凍ったままでも調理が出来るので簡単に時短料理が作れます。

野菜を美味しく冷凍保存するやり方④:かぼちゃ


生のまま、もしくは茹でてマッシュしてから冷凍保存

カットされたかぼちゃを買う際、水分が多く含まれる種とわたの部分から傷みが早いため、すぐに使わない時は冷凍がおすすめです。かぼちゃの冷凍の仕方は、まずは傷みの原因となる種とわたを取り除きます。余分な水気を拭き取り、使いやすいサイズに切り分けます。煮物であれば角切り、てんぷらなどにはくし切りがおすすめです。小分けにして、ラップで包んでフリーザーバッグに入れて凍らせます。ポイントは、種やわたをキレイに取り除くこと。この保存法で約1カ月の保存が可能です。

加熱後マッシュする場合

加熱後、マッシュをするのもおすすめです。まずは、種とワタを取り除いたかぼちゃを一口大に切り分け、皮をむいた後やわらかく茹でます。なお、電子レンジを使う時は、ラップで包み柔らかくなるまで加熱します。マッシャーなどで潰しなめらかになったら、小分けにしてラップに平らに包み、フリーザーバッグに入れます。

かぼちゃの美味しい解凍・調理方法

生で冷凍したかぼちゃは、煮物や汁物などに入れる際は解凍せずにそのまま加熱調理が可能です。茹でてマッシュしたかぼちゃは解凍してコロッケやお菓子作りに使って下さい。かぼちゃスープなどに使う際は、熱した牛乳などにそのまま加えて調理することもできるので簡単においしいかぼちゃスープが完成します。なお、凍ったかぼちゃを電子レンジで解凍する際は、水分が飛び過ぎると味が劣化するので注意が必要です。

野菜を美味しく冷凍保存するやり方⑤:トマト

生のまま丸ごと、もしくは生のままカットして冷凍保存

トマトの冷凍の仕方は、丸ごと凍らせる際は皮は剥かずにヘタを取り除き、フリーザーバッグにヘタ部分を下にし凍らせます。調理の時は水に浸けるだけで皮が剥けるので簡単で便利です。事前にカットする時は、最初にヘタを取り除き、皮のままざく切りにし、フリーザーバッグで凍らせます。なるべく重ならないようにすると、後に必要な分だけ取り出しやすくなります。この保存法で約1カ月の保存が可能です。

トマトの美味しい解凍・調理方法

丸ごと冷凍したトマトは、水に浸け皮を剥き、そのままスープに使ったり、煮込んだりします。カット時も、同様にそのまま炒め物やスープに入れ火を通し調理をします。解凍の手間も省けるだけでなく、細胞が壊れているので味も浸み込みやすいというメリットもありますが、必ず加熱してから食して下さい。

野菜を美味しく冷凍保存するやり方⑥:ピーマン

生のまま、もしくは茹でてから冷凍保存

ピーマンは凍らせると苦みも若干和らぐため、苦みが苦手なお子さまにもおすすめです。冷凍の仕方は、まず半分に切りヘタと種を取り除いた後、水気を拭き取り、必要な形に切ります。乱切りや千切り、肉詰めの時は半割の状態でラップで小分けにし、フリーザーバッグで凍らせます。この保存法で約1カ月の保存が可能です。

茹でてから冷凍する場合

先に茹でる際は、まずピーマンを洗い種とヘタを取り除いた後、必要な形に切り、固めにさっと茹でます。冷めたらラップに包み小分けにし、フリーザーバッグを使って凍らせます。茹で過ぎると調理する際に食感が悪くなるので、固めに茹でるのがポイントです。

ピーマンの美味しい解凍・調理方法

汁物や炒め物に使う時はそのまま使用が可能です。汁物にする際は、熱した汁に凍ったままのピーマンを入れ調理をします。茹でてから凍らせたものを和え物にする時は、冷蔵庫で自然解凍させてから使います。

野菜を美味しく冷凍保存するやり方⑦:ブロッコリー

生のまま、もしくは茹でてから冷凍保存

ブロッコリーも冷凍していい野菜のうちの1つで、お料理やお弁当の彩りにもなるので、常備しておくと便利です。生の状態で冷凍をする仕方は、小房に分け洗った後、水気を拭き取りフリーザーバッグに入れます。この保存法で約1カ月の保存が可能です。

茹でてから冷凍する場合

下茹で後に凍らせる際は、小房に分け、さっと塩茹でをした後ザルにあげます。冷めたら水気を拭き取り、フリーザーバッグを使って凍らせます。下茹で後、水にさらすとせっかく豊富に含むビタミンCが流出するため、水にはさらさないようにしましょう。


ブロッコリーの美味しい解凍・調理方法

炒め物などはそのまま加熱調理をすることが可能です。茹でたブロッコリーはサラダでも食べることができますが、自然解凍をすると水っぽくなってしまうため炒め物などにするのがおすすめです。

野菜を美味しく冷凍保存するやり方⑧:さつまいも

生のまま、もしくは茹でてから冷凍保存

さつまいもを生のまま冷凍をする仕方は、まずは輪切りやいちょう切りなど使い方に合わせて切ります。あく抜きのため水に10分ほどさらし、水気を拭き取ったらフリーザーバッグで保存します。一本丸ごとであれば、水洗いし、水気をしっかり拭き取りフリーザーバッグに入れるだけ。この保存法で約1カ月の保存が可能です。

茹でてから冷凍する場合

茹でてから凍らせる時は、必要な形に切り、水に10分ほどさらしあく抜きをします。熱湯でやわらかくなるまで茹で、水気を拭き取ったらフリーザーバッグに入れます。さつまいもを焼き芋にして冷凍もできます。その際は、粗熱を取り、ラップに包んで凍らせます。

さつまいもの美味しい解凍・調理方法

生の状態で冷凍したさつまいもを煮物などに使う時は、そのまま熱い煮汁に加え調理します。また、凍ったまま油で揚げ、芋けんぴにしても美味しいです。茹でてから凍らせたものは解凍後に使ったり、凍ったまま煮物や炒め物にも使えます。焼き芋にして凍らせたものは、常温で半解凍をすると普段の焼き芋とはまた違ったスイーツのような食感を楽めます。アイスに乗せて食べたり、様々なデザートに合わせて楽しむのもおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。野菜には冷凍していい野菜も多くあり、それぞれの特徴を理解し、美味しく長持ちさせましょう。冷凍は、数日しか日持ちしない野菜も長期保存が可能となるのでおすすめです。また、調理時間の短縮にも繋がるので、フリーザーバッグの正しい使い方を覚え、上手に活用していくと料理がもっと簡単に楽しくなります。ぜひこの機会に活用してみて下さいね。

他の食材の冷凍保存についても気になる方はこちらをチェック!

今回ご紹介した食材以外にも、様々な食材が冷凍保存可能です。また、フリーザーバッグのより詳しい使い方を説明している記事もありますので、こちらもぜひチェックしてみて下さい。