山わさび(西洋わさび)の栽培方法をご紹介!害虫対策や太くならない時の対処法も!

山わさび(西洋わさび)の栽培方法をご紹介!害虫対策や太くならない時の対処法も!


日本では、寿司や刺身を食べる時に欠かせない調味料であ本わさびがあります。またこの本わさびとは違って明治時代に日本に伝わった山わさびというわさびもあります。今回は山わさびの栽培方法と山わさびの種類について、 また家庭での栽培方法などについて調べました。

記事の目次

  1. 1.わさびの種類!
  2. 2.沢わさびの特性と栽培!
  3. 3.辛み成分に抗菌・殺菌作用が!
  4. 4.山わさび(西洋わさび)とは!
  5. 5.山わさびの栽培方法と育て方!
  6. 6.山わさびは肥料不要で簡単!
  7. 7.山わさびは種無し!
  8. 8.山わさびの病害虫対策は!
  9. 9.山わさびの栄養!
  10. 10.まとめ

わさびの種類!

わさびと名の付くものには、沢わさび、山わさび(西洋わさび又はホースラディッシュ)、ゆりわさび、さらに北海道に自生するアイヌわさび(えぞわさび)などがあります。一般的にわさびとは、沢わさびと山わさびに代表されますが、植物学上の形態は両わさびとも全く同じものです。

沢わさび

わさびはアブラナ科の植物、わさび属で日本特産の多年草です。一般には山間地の湧水や、清水の流れる渓流で栽培されます。わさびは日本古来の種で、一般的には寿司や刺身に用いられます。日本では関東より西の静岡県や山梨県で特産品として栽培されています。

わさびだいこん(ホースラディッシュ)

辛みと特有の香りでわさびの代用にされることから、ホースラディッシュの事を「わさびだいこん」とか、畑で栽培されることからも「畑わさび」との別名があります。またヨーロッパの北部地域で栽培されていることから「西洋わさび」ともいわれ、主に粉わさびの原料となっています。

ゆりわさび・アイヌわさび

ゆりわさびは山地の樹影で生育していますが、香りや味そのものはわさびに似ており、冬の間の宿根部分の形がゆり鱗茎に似ているのでこの名前で言われています。また北海道に見られるアイヌわさびは、野生の雑草で利用価値はありません。

花わさびと葉わさび

花わさびとは、春先に咲く「わさびの花」の事です。花にも辛みがあって、サッとゆがいてお浸しにしたり、そのまま天ぷらにしてもおいしく食べられます。葉わさびは、涼しくて綺麗な沢などに自生する植物です。葉が固く辛みもあるため、しょうゆ漬け、塩漬けなどにして食べるのが美味しい食べ方です。

沢わさびの特性と栽培!

わさびはどちらかと言えば冷涼な気候を好む植物で、冬暖かい場所や、夏の暑い日差しを嫌う性質があります。そのためにハンノキなどが生育する山間部で、樹の陰になる場所が栽培に適しています。わさびは常に清澄な有機質の少ない流れがある場所を好み、水温は年間を通し摂氏5度から18度くらいなら栽培は可能です。

沢わさびの栽培地と生産地!

沢わさびの栽培地は一般的にわさび田と呼ばれ、主な生産地は静岡県の伊豆天城山、安倍川上流、富士山ろくや東京都の奥多摩地方、長野県の穂高町、鳥取県の大山山麓の他、島根、山口、兵庫各県の中国産系、岐阜県の奥飛騨地方です。

辛み成分に抗菌・殺菌作用が!

和食に欠かせないわさびは日本原産で、本来は水の綺麗な渓流などに自生していた香味野菜です。古くから食され、その栽培は江戸時代にはすでに行われていました。辛みとして使うのは根と茎の間の根茎部分ですが、葉や茎そして花にも辛みがあるため全て食べる事ができます。わさびの持つ辛み成分であるアリルイソチネオシアネートは、強力な抗菌殺菌作用があり、刺身やすしなどにわさびを使うのは、香りで魚の生臭さを抑え、同時に食中毒の予防になるからです。

わさびのどこが一番辛いか

わさびの茎に近い上の方が、色も鮮やかで香りもみずみずしさもあって美味です。葉を落とした軸の新も美味しいので、無駄なく食べるようにしたいものです。根に近い下に行くほど辛みは強く、水分は少なく色も白っぽくなってきます。

わさびの保存とおろすコツ

葉付きで売られているものの方が日持ちも良く、乾燥を避けるため湿らせたキッチンペーパーに包んで、さらにラップで包んで野菜室で冷蔵すれば、約1週間は保存が可能です。下ごしらえは茎の根元を水平に切り落とさず、鉛筆を削るように茎を落とします。わさびは金氣に合わないため、陶器やサメ皮などの目の細かいおろし器を使います。おろすコツは「の」の字を描くようにゆっくりとおろすのがコツです。おろしたら香りや風味を良くするため10分ほど置く事をおすすめします。

山わさび(西洋わさび)とは!

別名・ホースラディッシュ又は西洋わさび!

辛みと特有の香りで、ワサビの代用にされることが多い「ホースラディッシュ」は、欧米を中心にして世界的に親しまれている植物で「西洋わさび」とも呼ばれており、我が国では北海道で特に親しまれてる食材です。フランスでは「レホール」とも呼ばれており、アブラナ科に属する植物で、原産地はヨーロッパの南東部のため「西洋わさび」とも言われます。

沢わさびと同じ成分を含む!

山わさびはヨーロッパで食用にされているホースラディッシュのことで、日本名は「西洋ワサビ」「わさびダイコン」という呼び名があるアブラナ科の植物で、特徴としてわさびやからしと同じアリルイソチオシアネートと呼ばれる辛み成分を含んでおり、食べると鼻にツーンとくる刺激的な辛さが特徴です。

山わさび栽培のポイント!

山わさび、つまり西洋わさびは、すりおろした時の白さが大切です。収穫後時間が経つと根の皮が乾いて褐色となり価値が半減します。そのため家庭でプランターなどで栽培でき、また育て方も簡単です。収穫の時期になると採りたてのものが食べられます。このように自家栽培のものは大変貴重なも食べ物です。

山わさびの栽培方法と育て方!

地植えによる栽培方法!

山わさびの栽培は簡単なのでご家庭でもできます。育て方は種イモ又は苗を、水はけの良い半日陰に植える事です。ポイントは適度に土寄せして根が露出しないようにする事で、よく根が太くならないという場合がありますが、その原因は土寄せが少ないためです。土壌が酸性の場合には、土壌改良材を使って中和する事です。また土の深さは最低でも40cm以上で、間隔は30cm以上空けて植える事です。おすすめの植え付け時期は、3月~5月頃の季節で、収穫の時期は11月~12月頃です。

プランターを使って栽培する!

山わさびはプランターで栽培することも可能です。その場合の注意点として、株同士の間隔を30cm程度開ける事がポイントです。例えばプランターの大きさが60cmであれば、山わさびは2株植える事ができます。プランターの底に底石を敷き、水はけの良い環境にして、更に深さは30cm~40cmになるよう種イモを植える事が簡単に育てるコツで、根が太くならないという問題も防ぐことが出来ます。

山わさびは肥料不要で簡単!

山わさびはパワーが凄い!

山わさびは自生する力が強い野菜です、その証拠は北海道で自生していることからも証明できます、そんな山わさびには特別な肥料を必要としていません。万一ご家庭でプランターを利用して栽培する場合の育て方のベターな方法としては、ホームセンターなどで販売されている、腐葉土や野菜用の肥料を購入し、それらを適当に施すだけで充分育ち、時期がくればおいしい山わさびが収穫できます。

山わさび栽培・肥料の与え方

肥料を与える場合は、植えてから1週間後に苗から離れた場所に入れてください。そのあとは3~4週間ごとに肥料を追い肥して根を太らせましょう。万一、根が太くならない場合は追い肥をしっかりと行うことをおすすめします。追い肥を行うときに土から根が出ていないかを確認し、土寄せをしっかり行います。このあとは収穫できる時期まで同じことを繰り返し行います。

山わさびは種無し!

栽培は種根を植える!

山わさびは、ほとんどと言っていいくらい種を取ることが出来ません。そのため春の時期に根を起こし、根を分割して植え付けて栽培します。山わさびは寒さに強い特性を持っているため、根はどこでも越冬する事ができ、同時に夏の暑さに耐える強さを持っているため簡単に収穫できます。そのため、家庭でもプランターなどで育てる事ができるため、山わさびがお手軽に収穫できます。

山わさび栽培準備!

山わさびの育て方は割と簡単です。山わさびの栽培する前の、植え付けの1か月くらい前の時期に、石灰と元肥を全面にばらまき深く耕しておくことが育て方のポイントです。この時期に使う肥料は、石灰が大匙3杯、増肥5~6握り、化成肥料が大さじ3杯です。この場合、畑が無い場合は大きめのプランターを使って栽培すると、ご家庭でも収穫が楽しめます。

害虫に強い山わさび!

山わさびは、やや湿気の多い土地を好み、強健であって、放任気味にしても良く育ち収穫できます。ただし肥切れや乾燥に弱いため、良い品を作るためには追肥や乾燥防止などの管理が必要で、害虫にも負けないような家庭での育て方の重要なポイントです。

2年に一度は植えなおす!

山わさび栽培で重要な育て方のポイントとして、根から根出葉を出し害虫を防ぐ効果の葉が、株の周辺一面に広がります。そのため、2年に一回くらい整理を行って植えなおす必要があります。これを行うことで家庭でも根が太くならないという悩みが解決され、害虫に被害を受けることなく、太くて良い根ができ美味しく頂くことが出来ます。

山わさびの病害虫対策は!

山わさびは、アブラナ科の植物です、その為、害虫としてあげられるのはモンシロチョウの幼虫です。つまりモンシロチョウが唯一の山わさび(ホースラディッシュ))の害虫ですが、葉を食べられても山わさびは枯れたりはしませんので、特別に薬を使った害虫駆除や害虫防除は必要ありません。

山わさびが太くならない!

土が乾いたら、水はたっぷり与えます。万一水不足で葉が萎れた場合は、栄養を送ることが出来ません。山わさびの根が太くならない原因はこれです。根が太くならない場合は、水やりの回数を多く行い根が固くならないようにしてください。なお植え付ける時の注意点として、根を大きく、太くしたい場合は、定期的に土寄せを行って、地上に根が露出しないように注意する事です。

山わさびの栄養!

山わさびにビタミンCが!

山わさびは思ったよりカロリーが高い食物です。その栄養素は三大栄養素の炭水化物とタンパク質です。100gあたり炭水化物は17.7g,タンパク質は3.1g です。これ以外にビタミン C 及び葉酸と言った栄養素も含まれています。辛味成分であるアリルイソチオシアネートも含まれていて、本わさびと同じように抗菌作用があり、食中毒などの細菌の働きを抑制する効果もあります。 

山わさびは肉料理に最適!

山わさびは、日本のわさびよりも辛みは、はるかに穏やかな味で、よくローストビーフの薬味などに利用されています。辛みの成分はアリルイソチアネシートと呼ばれ、さわやかな香りとツンとする辛みが持ち味です。この辛み成分にはたんぱく質の分解酵素が含まれるため、肉料理と一緒にとるとベターです。

山わさびには食欲増進効果

山わさびには風味を良くする事以外に、殺菌効果があります。山わさびが刺身などの生ものを食する時に利用されるのはこのためです。またこのアリルイソチオシアネートには、食欲を増進させる働きもあって、食欲が低下する夏場の時期には最適な栄養成分なのです。

まとめ

山わさびの育て方や、山わさびの特徴や含まれている成分などについて説明しました。お分かり頂けたかと面ます。栽培は簡単でご家庭でも楽にできます。興味をお持ちになられた方は是非とも挑戦されて暑い夏を乗り切りましょう。殺菌効果もあることから、食中毒を防げるのも良いですね!

わさびに関して気になる方は次をご覧ください。

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おわっシー
ライター

おわっシー

海のそばで生まれ、もの物心ついた頃から魚を釣っていました。長じて船乗りに、そして漁師となり海に親しんで生きてきました。そして今も魚つりを楽しみしています。職場も選んだわけではないですが海のそばです。海の事、釣りのことは任せてください。


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