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車中泊の換気、どうする?自作できるDIY方法と換気グッズをご紹介!

キャンプなどのアウトドアで車中泊をする場合、換気ができた方が快適に過ごせるものです。換気は自分で自作することもできるんです。今回は車中泊に使える換気の作り方をグッズを含めご紹介していきます。作りたいと思っていた方は参考にしてください。
2020年8月28日
大石ゆう
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車中泊の換気を解決する

キャンプなどのアウトドアで、車中泊を選択する人も多いのではないでしょうか。また、宿泊費の節約にもなりますし、自由に動ける車だからこそ、車で車中泊を考える人も多いもの。今回は車中泊をする方に向けて、車の換気ができるように扇風機を取り付けたり、ファンで換気をDIYする方法をさまざままとめていきます。小さいものでも効果はあるので、ぜひ試してみてください。

車中泊では換気が欠かせない

車中泊で気を付けたいこと

車中泊をする場合、夏や冬にエアコンを付けて寝ればいいじゃないかと思う方もいるかもしれません。でも、アイドリングをして寝ることで、騒音になってしまって周りに迷惑をかけてしまうことがあります。また、エアコンを付けたまま窓を閉めて寝ることで車内に排気ガスがたまってしまったり、酸欠状態になることも。安全面を考えても、車の換気は必須なんですね。

料理をする場合も換気をして楽しく

車を改造してキャンピングカーにアレンジしている方や、そうでなくとも車内で料理をする場合も、窓を開けるだけじゃ煙は十分に逃げていきません。ファンを回したり扇風機があることで車内でも料理を楽しむことができます。今はバッテリーにUSBで接続できるファンや扇風機も多く売られているので、そういったものをうまく利用して車の換気をするようにしましょう。

車中泊の換気の効果とは

空気を循環してくれる

車の換気をすることによっての効果について挙げていきます。換気をすることによって、車内の空気を循環してくれるという効果があります。特に車中泊だと夜ですので、全開にして寝ることが防犯上できません。ですから小さく窓を開け、ファンなどで換気ができると小さな隙間からの風でも空気をきれいに循環してくれます。

夏には涼しい空気が入ってくる

夏は特に、エアコンが付けられないと車中泊はきつい状態になってしまいますね。でも、窓を開けて換気をすれば車内の温度も下下てくれる効果もありますし、直接扇風機で身体に風を当てれば涼しく感じながら寝ることもできます。また、保冷剤に扇風機の風を当てて流すことでエアコンのような涼しい風を受けることも可能です。

車中泊の換気は窓を開けるだけじゃダメ?

窓を開けるだけでは空気の循環が十分ではない

車中泊の換気は、窓を開ければいいと考える人もいるでしょう。ですが、やはりそれだけでは車内の空気は循環されません。空気の動きがないと密閉されたスペースの空気は動かないんです。車内の空気を循環させるためには、やはり扇風機やファンなどの力が必要です。特に防犯を考える場合は、窓は全開にできませんので、その点でもファンなどで換気をすることは大切です。

ファンが回っていれば窓を小さく開けても空気が循環する

車中泊をする場合、やはり気になるのが防犯の面だと思います。全開に開けてしまうと簡単にドアもあけられてしまいますし、とても危険です。ファンを使えば、手が入らないくらいに窓を開けていても空気が循環してくれるので、防犯の面を考えても、ファンや扇風機を使って空気を循環させることは大切になってくるんですね。

車中泊の換気に使えるグッズは?

ファン

では、車中泊の換気に使えるグッズにはどのようなものがあるのでしょうか。まず一つ目が、ファンです。ファンは通販サイトでも販売されており、一連タイプや二連タイプなど種類も豊富です。中にはリモコン付きで強弱が付けられるようになっているものもあるので、そういうものを購入して使うといいですね。電源はUSBタイプでバッテリーに接続できるものだと便利です。


ミニ扇風機

ミニ扇風機も、車の換気グッズとして使えます。扇風機なんかは、100均などでもUSB接続タイプが売っていたりするので、それを利用してもいいですし、家電屋さんや通販サイトでも見つけることができます。挟んで使うものや置いて使うもの、首振り効果のあるもの、リモコン付きの物などいろんなタイプがあるので使いやすいグッズを選んでください。

モバイルバッテリー

もう一つ必要なグッズというのが、モバイルバッテリーです。モバイルバッテリーがあれば、エンジンを付けない車中泊中も安心して換気をすることができます。USBタイプで接続するファンや扇風機を利用して、モバイルバッテリーで電源を取れます。価格も、数千円で購入できるので一つ持っておくとファン以外にも使えるので便利です。

車の換気をするには合わせて網戸も作って

網戸も併用して臨機応変に

車内の換気をする場合、夏場は特に虫が入ってくるのが気になります。夏場の虫が気になる方は、網戸が使えると便利ですね。車中泊の時の小さな窓からでも虫は入ってくるので、その時にも便利ですし、車の中で料理をする場合や、ゆったり過ごしている時なども、窓をめいいっぱい開けても網戸があれば虫も入って来ず、たくさんの風を取り入れることができます。

網戸も自作できる

網戸、といわれると、車種に合ったものを買わなければいけないと考える人もいるかもしれませんが、実は網戸も自作できるんです。しかも、100均グッズを使っても手軽にできる方法があるので、今回換気をDIYしようと思っている方は一緒に網戸も作ってしまうといいかもしれません。作り方も簡単なので、合わせて作っておくといいですよ。

車中泊の換気をDIYする方法をご紹介!

ではさっそく、車中泊に便利な換気グッズの作り方をまとめていきます。作り方も数通りあるので、いいなと思った方法で作ってみてください。せっかくのキャンプやイベントなどでの車中泊ですから、心配の種を少しでも減らせると、より楽しみが多くなるものです。換気グッズを自作して、安心できる夜を過ごせるようにしたいですね。

車中泊の換気をDIYする方法①簡単

プラダンとUSBファンで簡単に換気を作る!

始めに紹介するのは、プラダンとUSBファンを使って換気を作る方法です。窓に直接はめ込んで使うタイプなので、窓の形をしっかり測って作っていきます。プラダンは100均で色んなカラーのものが売っているので、車の色や好きなカラーで作るといいですね。また、簡単に作れるのですぐに作ってしまいたい方はこの方法で作ってみてください。

換気扇を簡単に自作する方法

使うものはプラダン、USBファンです。窓の型をビニール袋で取り、その形に合わせてプラダンをカットしていきます。ファンを付ける部分をカットし、USBファンをはめ込みます。また、モバイルバッテリー置き場には100均のカゴをはめ込んで作っています。これで完成です。とても簡単に作れる方法でしたので、即席で作りたい方は作ってみてください。

車中泊の換気をDIYする方法②雨除け付き

頑丈な雨除け付き換気扇を自作する!

次に挙げるのは、雨よけが付いている換気の作り方です。先ほどのものよりも頑丈且つ、雨除けできるので便利です。また、窓に直接取り付けるタイプで、反対側には網戸も作っているので車中泊で換気をしたい方にもおすすめの方法です。ファンを窓に取り付ける場合、モバイルバッテリーの置き場に困る方もいますが、この作り方ではモバイルバッテリー置き場も作っているのでその点も便利に使えます。

雨除けの換気を自作する方法


使う材料はプラダン、USBファン、両面テープです。プラダンを窓の上部の形にカットするのですが、真ん中、内側、外側(3枚)にそれぞれ四枚分長さを変えて切っていきます。ファンを取り付けられるようにプラダンに穴を開け、ファンをはめます。雨が降っても大丈夫なように、ファンの上に屋根と、モバイルバッテリーを入れられる収納を作れば完成です。また、反対側の窓には網戸を作っています。

車中泊の換気をDIYする方法③ベニヤ板

ベニヤ板とUSBファンで頑丈な換気を作る

次はベニヤ板を使ってファンを作る方法です。プラダンは安く、作りやすいので簡単なのですが、防犯上はどうかというと、簡単に壊れてしまうので心配だという方もいるでしょう。そういう方は、このベニヤ板で作る換気を作ってみるのはどうでしょうか。窓にがっちりはめ込んで使えますし、プラダンよりも頑丈な換気が作れます。

ベニヤ板とファンで換気を自作する方法

使うものはベニヤ板、USBファンです。ベニヤ板を窓を少し閉めた大きさ合わせてカットし、やすりで削ります。ファンが入る大きさにベニヤ板を切り抜き、そこに網とファンを取り付けます。モバイルバッテリーはマジックテープで付けられるようにシールタイプのものを貼り付けて付ければ完成です。ベニヤ板で窓をがっちり閉められるので、プラダンよりも安心かもしれませんね。

車中泊の換気をDIYする方法④おしゃれ

リメイクシートでおしゃれな換気を作る

次はおしゃれな柄の換気の作り方です。プラダンで換気扇を作った場合、そのままだと味気ないと思う方もいるのではないでしょうか。リメイクシートを内側に貼ることで、キャンプにぴったりの雰囲気を作り出すことができます。100均でも取り扱いがありますし、柄もたくさんあるので好きな柄のものを使ってアレンジしてみてくださいね。

おしゃれ換気ファン付きシェードの自作方法

使うものはプラダンと示寂、ファン、ガラリです。窓の形に合わせてプラダンをカットし、ファンの形に中を切っていきます。磁石を埋め込む穴も開けたら、磁石を埋め込み、接着剤で固定。リメイクシートを貼り付けます。磁石でファンがくっつくようになりましたが、動画にもあるようにリメイクシートを貼り付けることで磁力が弱まるので表面に付けた方がいいかもしれません。また、外側にはガラリを取り付けています。

車中泊の換気をDIYする方法⑤網戸

換気扇の効果を上げる網戸も一緒に作ろう!

最後にご紹介するのは、換気の効果を上げるためにも使える網戸の作り方です。網戸の作り方も、プラダンを使って作れるので一緒に作ってしまうといいですね。100均の材料だけで作りたいという方は、網戸には防虫ネットを使うといいでしょう。換気ができる環境を作ってしまえば、車中泊も料理も今以上に楽しむことができますよ。

車中泊用網戸の作り方

使う材料はプラダン、網戸用ネット、隙間テープです。換気扇と同じように、プラダンを窓の大きさに2枚カットしていきます。窓枠のように内側を抜き取り、網戸用ネットをカットし、両面テープと接着剤で貼り付けます。もう一枚を重ね合わせたら隙間テープを貼りつけて完成です。換気扇を付けた反対側の窓に網戸を作る場合は参考にしてください。

網戸の作り方が知りたい方はこちらもチェック!

車中泊換気DIY実例をご紹介!

効果抜群!4連ファンを作る

この方は、四連ファンを作って効果抜群な換気扇を作っています。ベニヤ板を使って作っているのでしょうか。頑丈な作りになっていますね。モバイルバッテリーも入れられるように板に直接付いているので使いたいときにすぐに使えます。夏場の車中泊でも、とても快適に寝られそうですね。USBファンの数は、自分で自由に設定できるので、必要数で作ってみてください。

天井部分にモバイルバッテリーを収納して


モバイルバッテリーを置く場所は、換気部分に直接つける人もいますし、写真のように天井部分に収納を設置して置く人もいるようです。天井部分に収納があるのは、モバイルバッテリーを入れる以外にも使えるので、キャンプの収納が多くて困っているという人はこの方法を真似してみてもいいのではないでしょうか。夏場、料理の時にも快適な環境が作れる換気。ぜひ作ってください。

夏の換気に簡易クーラーを作る人も

窓にUSBファンを取り付けて換気を作る人もいましたが、この方はクーラーボックスにファンを取り付けて簡易エアコンを作っています。夏場は特に、窓に取り付ける換気だけでは暑くて寝られません。でも、クーラーボックスに保冷剤を入れ、その空気が循環するように作ってしまえばエアコンとして機能してくれます。もちろん保冷剤に扇風機を当てるでもいいのですが、この方が便利に使えそうですね。夏場の車中泊を乗り切るためにも、作ってみるといいかもしれません。

ジムニーの換気にはバッグドアを利用

窓の部分に換気を取り付ける方法だと、防犯面が気になる方もいるかもしれません。この方は、ジムニーのバッグドアの水抜き穴を利用してそこにファンを取り付けています。こういった機能が付いている車であれば、換気を窓に取り付けるよりも安全面では安心ではないでしょうか。もちろん、取り付けられない車もありますので、その場合はできるだけ窓の幅を狭くしてファンが取り付けられるように作るといいですね。

車中泊の換気を実現して快適に過ごそう

夏にも料理時にも快適な空間が作れる

車中泊中の車の中を換気するグッズは、思ったよりも簡単に作れていましたね。夏場の暑い時期、料理の時の煙や車内の匂いも、換気環境を作ってしまえば今よりも快適に過ごすことができるようになります。小さいファンであっても、十分効果があるものなので、簡易なものでもいいので作っておくと安心なのではないでしょうか。

安心して車中泊するために

車中泊であれば、どんなところでも寝ることはできます。でも、エンジンを掛けたままでは寝られませんし、安心して寝るためにはやはり換気があった方がいいものです。作り方も簡単だというのが分かりましたし、ぜひこの機会に作ってみてください。また、小さく窓を開けて扇風機を回すだけでも十分効果があるので、作るのが面倒だという方も、扇風機を購入しておくといいでしょう。

まとめ

今回は、車中泊に使える換気の自作方法について挙げてきましたがいかがだったでしょうか。作り方も簡単ですし、100均のアイテムを使って仕上げることができるのが分かっていただけたのではないでしょうか。窓に換気扇を作ったら、反対側の窓を開けることで空気がより循環していきます。合わせて網戸も作って快適な車中泊環境にしていきましょう。

車中泊用DIYが気になる方はこちらもチェック!

車中泊がもっと快適になったらな、と思う方は車中泊のベッドや目隠しの作り方もまとめているのでこちらも合わせて読んでみてください。