車中泊のポイント
フォレスターに限らず車中泊をする上で重要なのは、限られたスペースをいかに有効活用し快適な空間を作るかという点です。人数が増えれば尚のこと車中泊に必要な道具を効率よく収納し、居住スペースを多く確保することが重要になります。また、車内にあるちょっとした段差や凹凸でも、睡眠時には厄介な問題となります。
これらの問題は便利な車内アレンジグッズとちょっとした工夫で解決可能です!大がかりな改造は必要ありません。今回は家族での多人数泊にもってこいな、フォレスター向け車内アレンジグッズを紹介します。
フォレスターでの車中泊アレンジグッズ20選
①エアーマットで車内の段差を解消
sopii インフレーターマット
車中泊必須アイテムのひとつがマットです。特にフォレスターは、後部座席を倒してフラットスペースを作った際、若干の段差ができてしまいます。このため、快適な睡眠スペースを確保するには厚手のマットを敷き段差をなくすなどの工夫が必要になります。
よく目にするキャンプ用のエアーマットも便利ですが、最近では車中泊用のエアーマットという便利な物があります。車用マットの方がフラットスペース全体を覆うことができ、厚みもあるので床の段差も気になりません。
また、エアー式のマットなのでコンパクトに収納することができます。この広さだと大人2人・子供1人くらいの人数であれば問題なく使えるでしょう。フォレスターにはSUV車向けの汎用エアーマットがおすすめです。
②前座席の段差はフラットクッションで解決
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後部座敷のみをフラットにした状態では、車中泊できる人数は大人2人、子供1人が限界です。もう少し多い人数で車中泊したい場合は、後部座席以外にスペースを確保する必要があるでしょう。その点、フォレスターは運転席と助手席を後ろに倒すことで、後部座席とつなげることができ、さらにスペースを広げることが可能です。
しかし、座席を後ろに倒しただけでは大きな段差ができてしまうのが悩みどころと言えます。この段差をマットだけで解決するのは少々困難です。
そんな時に役立つのがこちらのフラットクッション!これを敷くことで段差が解消され、前座席も睡眠スペースとして使うことができます。
クッションの厚みも選択可能なので段差に合ったものを使いましょう。フラットクッションを設置した上にマットを敷けば大人2人分の寝床が完成です!車内全体をフラットにできるので、前に2人、後ろに3人の計5人といった形で、さらに多い人数での車中泊が可能になる便利グッズです。
③イレクターパイプでお手軽改造
イレクター パイプH-900 S BL
「マットを敷くだけでは物足りない」「快適性を求めるなら多少の改造も考えている」という方にはこちらのアイテムがおすすめです。
DIYなどに用いられるイレクターパイプを使いフラットスペースに台座を作れば、段差や凹凸に関係なく睡眠スペースを確保できるだけでなく、台座の下にできたスペースを収納として使うこともできます。
床だけでなく天井に棚を作れば、さらに収納スペースを増やすこともできます。イレクターパイプでの改造は比較的手ごろで簡単な改造方法な上、使い道が多く工夫次第でかなりの空間を有効活用できるのでおすすめです。
限りある空間をいかに効率よく使うか、試行錯誤して工夫を凝らすのも改造の醍醐味です!大がかりな改造は無理でも、パイプを組み合わせるだけならハードルも低く、手を出しやすいのではないでしょうか。ぜひ挑戦してみてください。
サンシェードでプライベート空間を確保
睡眠や着替えの時、窓からの視線を遮りプライベート空間を守るグッズがサンシェードです。サンシェードは、吸盤で窓に直接貼り付けるタイプとカーテン式の布で窓を覆うタイプの2種類があります。どちらも種類が豊富なのでフォレスターの窓サイズに合ったものを選びましょう。
④吸盤タイプ
フォレスター FJ3486
吸盤タイプは、窓に直接サンシェードを貼り付けて使います。車種ごとに窓サイズに合ったものがあるので、フォレスター専用のサンシェードを選ぶようにしましょう。窓サイズに合っていれば、ほぼ隙間ができないので安心して車内で過ごすことができます。
⑤自由度の高いカーテンタイプ
ブレイス BT-051 巧ドレスアップカーテンL
カーテンタイプのものは窓上部にカーテンレールを取り付ける必要がありますが、使うたびに取り出す必要もなく手間がかかりません。また、ある程度自由が利くので窓サイズぴったりのものを選ぶ必要がなく、汎用性が高いです。
⑥コンパクトさ重視の寝袋
モンベル シームレスドライダウンハガー900
モンベルの寝袋は登山者向けに作られたものなので軽量かつコンパクトで保温力も抜群です!特にコンパクトさは他の寝袋に比べ圧倒的で、かなりの収納スペースを節約できます。
また、対応温度もしっかりと明記されているので、気温に合ったものを選びましょう。家族で使う場合、人数分そろえる必要がありますがコンパクトなので収納には困りません。
⑦家族で一緒に寝られる3人用寝袋
Coleman 封筒型 シュラフ C10
家族で一緒に利用するのであれば、こちらの複数人数用の大きな寝袋もおすすめです。人数にもよりますが、一人用と比べ窮屈感もなく、家族3人程度なら快適に眠れます。人数分の寝袋を買うよりもリーズナブルな価格で手に入り、一つずつ片付ける手間も省け一石二鳥です。
また、丸洗いOKのものも多く間単に洗濯ができるので、清潔感も維持できて快適度はさらにアップします!車中泊であれば3シーズン用を使い、寒い日は掛け布団を追加するなどの工夫をすれば1年を通して使うことができます。
⑧エアー式枕で快適睡眠
ロゴス(LOGOS) セルフインフレートまくら
快適な睡眠には枕も必要不可欠です。こちらの商品はマット同様エアー式の枕となっており、普段は空気を抜いてコンパクトに収納できます。
そしてエアー式のもう一つの利点は、空気の量を調整することで厚みを変えられるところです!枕の高さを自由に調整できるのはもちろん、車内で過ごすときの座布団やクッション替わりに使うこともできるなど様々な場面で活躍してくれます。
⑨スタイロフォームで暑さ&寒さ対策
川島材木店 断熱材スタイロフォーム
暑さ、寒さの厳しい時期に車中泊をする場合、快適な気温を保つ工夫が必要になります。多少の改造が必要になりますが、このスタイロフォームと言う断熱材を使えば、車内の気温をある程度維持することが可能になります。改造とは言うものの、特別な道具や設備は必要ありません。
窓や床などの大きさに合わせてカットし、張り付けるだけのお手軽改造です。ただ、このままでは断熱材だとまる分かりで見栄えもよくありません...。もう少しこだわって車内をおしゃれに改造したければ、壁紙用のシートを張るなどの工夫をしてみるのも良いでしょう。
⑩網戸を付けて風通しを良く
フォレスター SK ウィンドーバグネット セカンド
夏の車中泊におすすめのグッズがこちらの車用網戸です。夏の車中泊では気温が高く湿気も多いため、何も対策しなければ寝苦しいどころか、熱中症になる危険性があります。かと言って一晩中エアコンを付けていた場合、ガソリンの消費量はバカになりません。
この車用網戸を窓に設置すれば、虫などの侵入を防いでくれるので、窓を開けたままにでき車内の気温・湿度を下げることができます。また、この網戸はフォレスター向けのものなので設置も簡単な優れものです。
さらに、小型の扇風機を取り付けるなどの工夫をすれば、エアコンなしでも十分快適に眠ることができます。ただし!熱帯夜などでいくら対策しても暑いことはありますし、人数が増えただけでも車内の気温は上昇します。その場合は無理をせずエアコンで温度調整をして、くれぐれも熱中症にならないよう気を付けてください。
⑪収納ネットでスペースを有効活用
車用2層式ラゲージネット 全体ゴム製
家族で車中泊をする場合、人数も多くなるのでどうしても荷物が増えてしまいます。そして、車内の限られたスペースを効率的に使うには工夫が必要です。
このネットタイプの収納グッズは、車内のあらゆる場所に設置することが可能で、空きスペースの活用に最適な収納となっています。窓際や天井に付けて収納場所にするのはもちろん、荷物の固定にも利用できるなど、様々な場面で使える万能グッズです。
⑫一石二鳥の収納ボックス
収納ケース コンテナグリッドコンテナー
収納ボックスも車中泊には欠かせないグッズですが、様々な種類がありどれを選べばいいのかが悩みどころです。こちらのボックスは、椅子として使うもよし、机として使うもよしの一石二鳥な収納ボックスとなっています。
しかも折り畳むこともできるという優れもの!調理器具や食材を入れておき、使う際はボックスをそのままテーブルや椅子として利用する、といった使い方もできる便利なアイテムです。大きさも様々で用途に合ったサイズを選べます。
⑬小物収納に便利なシートバックポケット
シートバックポケット CKG4055S2
ちょっとした小物類をまとめて収納しておくのに便利なのが、こちらのシートバックポケット!助手席と運転席の後ろに吊るす形で設置するので取り外しも簡単です。スマホや歯ブラシセット、ティッシュペーパー、充電器、飲み物など、使う頻度の高いものを収納しておけばすぐに取り出すことができ、車内空間も有効活用できるのでとても便利です。
⑭ポータブル電源で電気を確保
Jackery ポータブル電源1000
車中泊はもちろん防災グッズとしても人気なポータブル電源です。こちらのポータブル電源「Jackery ポータブル電源 1000」は超大容量バッテリーとなっており、スマホなら4台同時に充電でき、ノートパソコンや他の電子機器も使うことができます。
電気が使えれば快適さは段違いですし、安心感もあります。車のシガーソケットから充電が可能で、走行中に充電していれば電気を常に確保できるので長期の旅行でも安心です。と言っても、家にいる時ほど自由に使うことはできません。充電する物の優先度を決めたり、節電を心掛けたりといった工夫をして、電気を効率よく使いましょう。
⑮車内でも安全なトラベルマルチクッカー
ヤザワ トラベルマルチクッカー
車内で料理を作るときに便利なアイテムがこちらのトラベルマルチクッカーです。カセットガスコンロでも料理は可能ですが火を使う場合、一酸化炭素中毒や火事などの心配が付いてまわります。家族の中に小さいお子様がいる場合はさらに注意が必要になりますよね。
その点、こちらのトラベルマルチクッカーは電気式となっており、火を使わずに調理が可能です。また、ポータブル電源からの給電ができるので、車内でも問題なく使えます。ヒーターのサイズもW61×H128x D128mmとコンパクトでかさばりません。安全面を考えるのであれば、ガスコンロよりも断然こちらをおすすめします!
⑯車内で簡単にお湯を沸かせる便利グッズ
セイワ 車用電気ケトル
セイワ(SEIWA)製車用電気ケトルは、車内で簡単にお湯を沸かすことのできる便利グッズです。シガーソケットにつなげるだけで、約90℃のお湯を沸かすことができます。容量は約480mlとなっており、カップラーメン1杯、コーヒー2.5杯程度のお湯を沸かせる計算です。
また、空だき防止機能付き、ふたがロックでき落としてもこぼれない、水温85℃以上で自動的に電源が切れる、といった仕様になっており、車内でも安心して使うことができます。
⑰ミニ冷蔵庫としても使える保温庫
EENOUR 冷温庫 4L
保温庫はオールシーズン活用できる便利グッズです。本体はコンパクトで、場所を取りません。
そして!なんと言っても1番の注目ポイントは保温庫という名前の通り、保冷・保温のどちらにも対応可能というところです。冷蔵庫として使えるのはもちろん、冬場の寒い時期は飲み物を温かいまま保存しておくこともできます。
⑱夏の温度調整には卓上扇風機
メルテック 車載用 扇風機
夏の暑い時期には扇風機を使って温度調整をするのがおすすめです。卓上扇風機ほどの大きさでも、十分に車内のこもった空気を循環させ、温度を下げることができます。
卓上型はUSBタイプのものが多いですが、シガーソケットをUSBに変換したり、ポータブル電源につなげたりといった工夫をすれば、車内での使用も問題ありません。くれぐれも熱中症にならないよう、車内温度には気を使いましょう。
⑲冬はヒーターで車内温度を維持
TEKNOS モバイルセラミックヒーター
冬の寒さ対策に役立つのがこちらの温風ヒーターです。車内で暖房器具を使う際、一番気になるのが安全性ではないでしょうか?家族の中に小さなお子様がいる場合は尚更です。
その点、このセラミックヒーターにはチャイルドロック機能が付いており、子供のいたずらを防止することができます。さらに、誤って転倒させた際は自動的に電源が切れる仕組みになっているので、狭い車内でも安心して使える優れものです。
⑳ナビだけじゃない!タブレットホルダー
EXSHOW 車載ホルダー ダッシュボード
タブレットやスマホでナビを見る際によく使われるホルダーですが、このタブレットホルダーはダッシュボードに付けるタイプとなっています。
タブレットを取り付けられるので、移動中や夜眠るまでの時間、家族でゆっくりと映画、動画鑑賞などができる便利グッズです。車中泊では時間を持て余すことも多いので、こういったグッズを使って少しでも家族で楽しめる時間を作れば車中泊もより快適になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?これらの便利グッズを活用すれば、フォレスターでも十分に家族と快適な車中泊をすることが可能です。大がかりな改造をしなくても、ちょっとした工夫だけで車内の居住性は大きく向上します。
フォレスターに限らず、様々な車種の車中泊スタイルを参考にしてみるのもおすすめです。家族での車中泊は、普通のホテル泊にはない魅力がたくさんあります。ぜひ、自分なりの車中泊スタイルを見つけて、家族で楽しい時間を過ごしてください。
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