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ツーリングに最適なマジェスティSを試乗インプレ!その魅力や口コミもご紹介!

ヤマハのマジェスティSはやや大柄な車体サイズやパワフルなエンジンがツーリングで活躍します。マジェスティSをNMAX155やPCX150と比較し、試乗インプレ動画やユーザーレビューも参考にして徹底検証!ロングツーリング仕様にするカスタムについても紹介します。
更新: 2022年2月14日
hosokawa_taka
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マジェスティSでツーリング:はじめに

ヤマハのマジェスティSは街乗りからツーリングまで楽しめる150ccクラスのスクーターです。他の150ccスクーターとの違いはフラットなステップボード。コンビニフックはロングツーリングでの買い出しでも活躍します。車名はマジェスティSなのですが、系統的にはMAXシリーズのラインアップです。

マジェスティ×ロングツーリング!

ここではロングツーリングをテーマにマジェスティSを紹介します。前半ではNMAX155やPCX150とスペックを比較しながらユーザーレビューを確認し、後半では試乗インプレ動画やユーザーのツーリング動画を確認しながらロングツーリング仕様にカスタムするパーツを紹介しますね。

マジェスティSでツーリング:車体サイズ

NMAX155やPCX150と比較:車体サイズ

出典: https://www.goobike.com/catalog/detail/photo/1024596_02_2018_02.jpg

マジェスティSの車体サイズをNMAX155やPCX150と比較すると、全長の長さが目立ちます。150ccスクーターとしてはやや大柄ですね。しかし、250ccスクーターのXMAXやフォルツァと比較するとかなりコンパクトですので、押し歩きで苦労するほどの車体サイズではありません。

【マジェスティSを比較:車体サイズ】

  マジェスティS NMAX155 PCX150
全長 2030mm 1955mm 1925mm
全幅 715mm 740mm 745mm
全高 1115mm 1115mm 1105mm

レビューの評価や口コミ情報:車体サイズ

マジェスティSのユーザーレビューを確認すると、150ccスクーターの要件を満たした車体サイズだと評価されています。やや大柄な車体はリアボックスを追加しても不格好になりにくいとのこと。しかし、段差のあるシートはシッティングポイントが固定されやすく、大柄なライダーでは足元に窮屈さを感じてしまうという口コミ情報もあります。

【取り回し】ホイルベースが意外に大きいがまあ許せる。取り回しの良いと思える最大サイズ。

身長168センチだと足元が狭く感じない。

マジェスティSでツーリング:エンジン

NMAX155やPCX150と比較:エンジン

マジェスティSのエンジンをNMAX155やPCX150と比較すると、理論上の最高速度がもっとも高いことがわかります。速度域の余裕を求めるならマジェスティSを選択して間違いないといっていいですね。なお、マジェスティSのエンジンをレッドゾーン入口(9500rpm)まで回すと、理論上の速度は141.0km/hに達します。

【マジェスティSを比較:エンジン】

  マジェスティS NMAX155 PCX150
最高速度1 111.3km/h 106.8km/h 105.1km/h
最高速度2 89.0km/h 80.1km/h 80.4km/h

※最高速度1:最高出力を発生させるエンジン回転数での理論上の速度(トップギヤ)
※最高速度2:最大トルクを発生させるエンジン回転数での理論上の速度(トップギヤ)

レビューの評価や口コミ情報:エンジン

マジェスティSのユーザーレビューを確認すると、元気のいいエンジンだと評価されています。発進時から最大トルクを発生させる6000rpm付近までエンジン回転数を上昇させ、プーリーで加速するタイプのエンジンです。しかし、低めのエンジン回転数を好むライダーには不向きだという口コミ情報も見かけます。

発進時に周囲の交通の流れをスムーズにリードできる程の加速を感じます。(中略)特に6,500回転を超えた辺りのパンチが効いた加速は大満足です。

PCXより高回転エンジンだと思う。トルクで走るよりパワーで走るって感じ。(中略)パンチある加速してエンジンが吹け切るまで回るという感じで楽しいかも。

マジェスティSでツーリング:足回り

NMAX155やPCX150と比較:足回り

マジェスティSの足回りをNMAX155やPCX150と比較すると、リヤのリンク式モノクロスサスペンションが大きな特徴だといえます。しかし、フラットフットボード構造によるフレーム剛性が気になりますね。ここはユーザーレビューの強化を参考にするほうが賢明です。

【マジェスティSを比較:足回り】

  マジェスティS NMAX155 PCX150
フレーム バックボーン ダブルクレードル
F サス テレスコピック
タイヤ 120/70-13 110/70-13 110/80-14
R サス リンク式モノサス/調整不可 2本サス/調整不可
タイヤ 130/70-13 120/70-14

レビューの評価や口コミ情報:足回り


マジェスティSのユーザーレビューを確認すると、硬めの足回りがスポーティだと評価されています。フレームの剛性感も問題ないようです。しかし、150ccスクーターではもっとも硬いサスペンションだという口コミ情報も目立ちます。また、ライダーの体重や荷物の積載量によってサスペンションの印象は変わるようです。残念ながら、プリロード調整はできません。

スポーティ。大型も乗っているが、コイツも原付より明らかにバイク感のあるハンドリング。タイヤもスポーティ。ブレーキはよく効く。スクーターだとこれがバランス一番かも

サスもマイルドになってきたので気にならないが、やっぱり少し固い。

マジェスティSでツーリング:街乗り

NMAX155やPCX150と比較:街乗り

マジェスティSの街乗りに関するスペックをNMAX155やPCX150と比較すると、高いシート高と重い車両重量が気になります。ロングツーリングやタンデムツーリングでは安定感につながると考えられますが、ツーリング先での路地裏散策ではNMAX155やPCX150のほうが有利かもです。

【マジェスティSを比較:街乗り】

  マジェスティS NMAX155 PCX150
シート高 795mm 765mm 764mm
車両重量 145kg 128kg 131kg

レビューの評価や口コミ情報:街乗り

マジェスティSの街乗りに関するユーザーレビューを確認すると、車両重量の軽さが足つき性の悪さをカバーしていると評価されています。重心が低く、スペック値ほど車両重量を感じないとのこと。口コミ情報からは「小柄なライダーには足つき性を悪く感じるがロングツーリングで窮屈さを感じない」「大柄なライダーには足つき性に問題ないがロングツーリングで窮屈さを感じる」そんなジレンマを抱えている印象を受けます。

足つきも確かに良くはない。でも、私170ないチビですが、軽いので全く問題ないです。足つきは、もっと悪いと思っていました。

買い物、通勤、ツーリングなど全てのシーンで取り回ししやすいです。400ccに比べると圧倒的に軽いです。問題ありません。

マジェスティSでツーリング:高速道路

NMAX155やPCX150と比較:高速道路

マジェスティSの高速道路走行を想定した理論上のエンジン回転数をNMAX155やPCX150と比較すると、余裕のあるエンジンを搭載していることがわかります。合流加速を想定した時速80キロでのエンジン回転数が最大トルクを発生させるエンジン回転数を超えないのが大きな特徴。巡航速度である時速100キロでも、NMAX155やPCX150より余裕があります。

【マジェスティSを比較:車体サイズ】

  マジェスティS NMAX155 PCX150
100km/h 6738rpm
(112.3%)
7490rpm
(124.8%)
8088rpm
(124.4%)
80km/h 5391rpm
(89.8%)
5992rpm
(99.9%)
6471rpm
(99.5%)

※各速度での理論上のエンジン回転数
※()内は最大トルクを発生させるエンジン回転数との比率

レビューの評価や口コミ情報:高速道路

マジェスティSの高速道路走行に関するユーザーレビューを確認すると、パワフルなエンジンが高く評価されています。250ccクラスと比較すると非力さを感じるかもですが、制限速度内での巡航では問題ありません。口コミ情報を確認すると、高速道路走行に備えて防風効果の高いウインドスクリーンを追加するユーザーが多いですね。

都市高速も自動車道も乗りました。結果、ほぼ問題なし。(中略)もっと苦しいかなと思っていましたが、追い越し車線にも入れますし、思ったより走りました。

高速も100位は普通に出ますので単独ツーや無茶な走りをしなければ全く問題なさそうです。因みに純正のスクリーンを付けています。

マジェスティSでツーリング:タンデム

NMAX155やPCX150と比較:タンデム

マジェスティSでのタンデム走行に関する仕様をNMAX155やPCX150と比較すると、シッティングポイントでデメリットとなっているシートの段差がパッセンジャーの安心感を高めているといっていいですね。タンデムステップのデザインはPCX150に軍配が上がるものの、機能的には問題ありません。

レビューの評価や口コミ情報:タンデム

マジェスティSのタンデムツーリングに関するレビューを確認すると、硬めの足回りはタンデム走行向きだと評価されています。スプリングが硬いのではなく、ダンパーの硬さが目立つサスペンションとのこと。タンデム走行でパワー不足を感じるという口コミ情報もありますが、排気量なりだと捉えるのが正解です。

ノーマルは二人乗りの高速を想定しているのか硬め。

私は体重55キロで二人乗りで動力性能に不満が出るので体重100キロオーバーの方は不満だと思います。

マジェスティSのツーリング性をチェック①


試乗インプレ動画とツーリング動画:街乗り

MOTOJIPさんがマジェスティSを試乗したインプレ動画では、加速の良さと街乗りでの快適さが高く評価されています。狭い路地から幹線道路までを試乗しながら、2013年以降モデルと2018年以降モデルの違いを比較するコメントが見どころ。2018年以降のモデルはフロントフォークが欧州仕様に変更され、ストローク感が上がって路面追従性が高くなっているとのことです。

マジェスティSをロングツーリング仕様へ①

KN企画 マジェスティS リアキャリア

出典:Amazon

MOTOJIPさんの試乗インプレ動画に「シート下トランクの高さが低め」というコメントがありました。形状によっては入らないヘルメットもあるので、トップケースを積載できるリヤキャリアの追加を検討しましょう。リヤキャリアは標準装備のタンデムグリップと併用できますので、タンデムツーリングをする機会が多い人にもおすすめです。

マジェスティSのツーリング性をチェック②

試乗インプレ動画とツーリング動画:高速道路

同じくMOTOJIPさんがマジェスティSで高速道路を試乗したインプレ動画を確認すると、80km/h巡行では余裕があると評価されており、高速道路を利用したロングツーリングも可能とのことです。しかし、追い越しは走行車線で十分に加速してから開始していますので、高速道路での追い越し距離は長くなる印象を受けます。硬めのサスペンションは高速道路の継ぎ目で突き上げを感じるとのことです。

マジェスティSをロングツーリング仕様へ②

ヤマハ純正のフレームマウントスクリーンは、マジェスティSのストイックなデザインを崩すことなく高速道路での防風効果を高められます。走行風による疲れを軽減してくれますので、ロングツーリング仕様にもぴったりですね。ワイズギアのホームページではナックルバイザーとの併用不可となっていますが、かさ上げすることで取り付け可能という口コミ情報もあります。

ナックルガードを前方に出す、接続部分のかさ上げ、でオーケーだそうです。

マジェスティSのツーリング性をチェック③

試乗インプレ動画とツーリング動画:トランク

MSX4 RIDERさんが所有するマジェスティSのインプレ動画を確認すると、静かな排気音と鋭い初期加速が高く評価されています。MSX4 RIDERさんは長身ライダーですので、マジェスティSのライディングポジションには窮屈さを感じるとのこと。継ぎはぎされた舗装を走行するシーンからはサスペンションの硬さがよく伝わります。2種類のヘルメットを比較し、シート下トランクの高さを解説したインプレがわかりやすいですね。

マジェスティSをロングツーリング仕様へ③

マジェスティS SMAX S-MAX用 リアフェンダー

出典:楽天
出典:Amazon
出典:楽天
出典:楽天
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

マジェスティSにMOSのインナーフェンダーを追加するのは定番といえるカスタムで、フェンダーに泥が付着するのを防げます。MSX4 RIDERさんの動画でも紹介されていますね。また、インナーフェンダーを追加すればリンク式モノクロスサスペンションのグリスの流れ落ちを防止できます。リンク式モノクロスサスペンションは雨などでグリスが流れ落ちやすいので、ロングツーリングでは必須カスタムですね。

マジェスティSのツーリング性をチェック④

試乗インプレ動画とツーリング動画:ライディングポジション

これはMSX4 RIDERさんのインプレ動画の続きで、ライディングポジションを改善するためにDRCコンフォートカスタムシートへ換装した動画です。カスタムシートのインプレ動画ですが、マジェスティSのシートは課題になりやすいので紹介しますね。座面のフラットな部分が少なく、丸太の乗ったような座り心地とのことですが、快適さが向上したと評価されています。

マジェスティSをロングツーリング仕様へ④

大柄なライダーでもライディングポジションに余裕が生まれます。疲労を蓄積しにくくするロングツーリング仕様にピッタリですね。MSX4 RIDERさんのインプレ動画を参考にすると、膝の曲がり角度が大幅に違います。しかし、シート高が高くなって足つき性が犠牲になるので注意が必要です。

マジェスティSのツーリング性をチェック⑤

試乗インプレ動画とツーリング動画:路地裏散策

225beruさんの動画はインプレ動画ではなくツーリングレポート動画です。しかし、ロングツーリングの長距離移動からツーリング先での路地裏散策まで活躍する様子がリアルに伝わり、マジェスティSの守備範囲の広さを垣間見られます。マジェスティSは静粛性が高いので、商店が立ち並ぶ通りでも歩行者を驚かせていません。マジェスティSは市街地に立ち寄りポイントが多いロングツーリングにもおすすめです。

マジェスティSをロングツーリング仕様へ⑤


マジェスティSを路地裏散策も楽しめるロングツーリング仕様にカスタムするなら、ヤマハ純正のローダウンシートがおすすめです。マジェスティSは最低地上高が90mmと極端に低いので、サスペンションよりもシートで足つき性を改善するのが得策。最大で30mmシート高を下げられ、NMAX155やPCX150と同等まで足つき性を改善できます。

マジェスティSのツーリング性をチェック⑥

試乗インプレ動画とツーリング動画:タンデムでデイキャンプ

DanzBecさんがマジェスティSでタンデムツーリングをする動画は試乗インプレ動画ではありません。しかし、シート下トランクとトップケースに道具を積載してデイキャンプを楽しむ様子が伺えます。マジェスティSのシート下トランクの容量は32Lと小ぶりですが、コンパクトな道具を積載すればタンデムでのキャンプツーリングも可能です。タンデムツーリングにも気軽に出かけられるのはマジェスティSのメリットだといえます。

マジェスティSをロングツーリング仕様へ⑥

DanzBecさんがマジェスティSに追加しているのはヤマハ純正のリヤキャリアです。標準装備のタンデムグリップを外して取り付けるタイプですが、グラブバーとしての機能も果たしますので、タンデムツーリングでも重宝します。積載重量は6kgですのでキャンプツーリングにもおすすめ!ショックコードのフックをひっかけやすい形状ですね。

マジェスティSのツーリング性をチェック⑦

試乗インプレ動画とツーリング動画:タンデムで北海道ツーリング

roman1Dsさんの動画は試乗インプレ動画ではありません。しかし、マジェスティSでのタンデムツーリングではパッセンジャーのアイポイントが高くなることがよく伝わります。高い位置から景色を楽しめますので、パッセンジャーが退屈することはないでしょう。タンデムで絶景ルートを巡るツーリングに行きたくなりますね。

マジェスティSをロングツーリング仕様へ⑦

マジェスティS リアサスペンション

出典:楽天
出典:Amazon
出典:楽天
出典:楽天
出典:Amazon
出典:Amazon

マジェスティSのサスペンションをカスタムパーツに換装し、ロングツーリング向けにするユーザーは多いですね。こちらのアイテムは、ライダーの体重や荷物の積載量に合わせてバネレートを選択できます。バネレートを柔らか目にしても、高速道路で戻りのフワフワを調整できるのもメリット。高速道路の継ぎ目で発生する突き上げも軽減できます。

マジェスティSをロングツーリング仕様へ⑧

マジェスティSのサスペンションをロングツーリング仕様にカスタムするなら、デイトナのコンフォートサスペンションが一番人気。フロント用のスプリングもありますので前後のバランスを取りやすいですね。また、前後ともカスタムしてもお手頃価格。シート高が高くなってしまいますので、ローダウンプレートとの併用がおすすめです。

マジェスティSでツーリング:まとめ

ヤマハのマジェスティSはパワフルなエンジンとスポーティな足回りが魅力的な150ccスクーターであることがわかりました。やや大柄な車体サイズや重めの車両重量はロングツーリングにも適しています。サスペンションは硬めですが、タンデムツーリングやキャンプツーリングがメインならデフォルトでもOK!街乗りがメインならカスタムサスペンションに換装しましょう。NMAX155やPCX150にはない個性がマジェスティSの魅力です。

150ccスクーターが気になる人はこちらをチェック!

150ccスクーターは通勤や通学などで活躍するだけでなく、ツーリングで高速道路を走行できるのが大きなメリットです。マジェスティSのライバル車であるNMAX155、PCX150、ADV150の記事もチェックしてくださいね。なお、ヤマハ車はヘッドライトの暗さを指摘されがちですが、マジェスティSのヘッドライトは非常に明るいとのこと。ロングツーリングにはマジェスティSを中心にライバル車と比較するのがおすすめです。