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はじめに
ユリの植え方や増やし方!冬越しのコツも解説
ゴージャスな花を付ける人気の花・ユリ。切り花や生花にもよく利用される、とても見栄えのよい植物です。一度植え付けると数年は植えっぱなしで翌シーズンも花を咲かせてくれるので、初心者向けともいえる花でしょう。
しかしたくさんの花数の増やし方ともなると、ちょっとしたコツを知っていないとせっかくのユリの球根がもったいないことに。初心者でも簡単にできるユリの植え方や、花数の増やし方と花後の冬のお手入れ方法を詳しく解説いたします。
ユリについて
ユリの基本情報
科・属:ユリ科ユリ属
原産地:北半球の亜熱帯・温帯・亜寒帯
英語名/学名:Lily/Lilium
ユリの特徴
ユリはその種類が100以上確認されておりとても分布域も広く、世界中でたくさん見かけることができる球根の花です。その中でも特にアジアは100のうちの70種類以上・7割の品種が存在し、なかでも7種類は日本にしかない特産種となっています。花色は白・ピンク・オレンジ・赤など。
球根は百合根として食用としても栽培される
すべてのユリの球根を食用にするわけではありませんが、ヤマユリやオニユリは日本では百合根を採取するための食用ユリとしても栽培されています。このユリの根を食べるのは日本だけの文化ではなく、中国でも乾燥させたものを炒めものの具材として利用することも。
この百合根は玉ねぎと同じ成分がありますので、飼い猫などが間違って口にしないように注意してください。
ユリの開花時期などお手入れカレンダー
ユリの開花時期
ユリは夏の花で開花時期は5月末から7月いっぱいころまで。これは種類によって多少ズレがあり、ひとつひとつのユリの種類の開花時期は1-1.5ヶ月くらいで、ズレるように別の品種へとシフトして開花していきます。
ユリのお手入れカレンダー
詳しい育て方の前にユリ栽培のおおまかな流れをカレンダーとしてご紹介しましょう。まずは球根を買って植え付けたり、何年か育てたものを植え替える時期が秋。10-11月頃です。このころは球根が育つ時期ともなっています。その後は数年は植えっぱなしで夏5-7月には先程の開花時期を迎え、また秋がきて冬越しの季節というのが年間のユリのお手入れです。
ユリの育て方1.準備
それでは、早速ユリの育て方を順を追って解説していきます。まずはユリの手入れで必要なもの、準備したいものから紹介。
ユリのお手入れで用意するもの
ユリの球根や苗はもちろんのこと、鉢植えにする場合はできるだけ深鉢を用意してください。そのほかジョウロ・移植ゴテ・剪定バサミ・土・肥料です。ユリに関しては鉢植えでも鉢底石は不要ですので準備する必要はありません。
ユリは球根植物
福花園種苗 鉄砲百合『ひのもと』 341479
ユリは球根植物ですが花後に種を採取して実生で育てることも可能です。しかし実生ユリは花が咲くまで何年もかかりますので、買って1年以内に花を楽しみたいのであれば、球根かユリの鉢植え(苗)を買ってくるのがおすすめ。
球根が大きければ大きいほど咲く花の数が増えます。この咲かせる花数の増やし方は裏ワザがありますので後述でご紹介しましょう。
よい球根の選び方
乾燥をあまり好まないユリは球根においても、あまり長期間空気に触れさせず植え替えてしまうのがベストです。球根の形で購入するときの選び方は大きなもの・鱗片が詰まっているもの・同じ大きさならより重いものが良いでしょう。
理由は掘り起こしてから時間がたつと乾燥して軽くなる・鱗片の隙間があくなどの現象がおこってくるからです。大きさはもちろんこれから咲く花の数に大きく影響してきます。
ユリの育て方2.置き場所
花粉のない種類は室内で楽しむ
ユリの置き場所ですが、日当たりの良さよりも直射日光や直接の雨水に当てないように管理することに気を使う方が多いようです。
まったく当てないというのは無理でも、地面の温度があがらないよう他の草でマルチングをする・鉢植えにして長雨のときは軒下に移動させるのがおすすめ。また花粉のでないタイプのユリであれば室内に入れてしまうのもよいでしょう。
葉の形を見て置き場所を決める
ひとくちにユリの好む日当たりといっても、種類によって変わってきます。明るいところが好きというのは全般に当てはまるのですが、特に日当たりが必要なものと半日陰の方が成長しやすいものとあるのが特徴。
細葉のユリの好む日当たり
テッポウユリやひめゆりなど昔からあるポピュラーで細い葉の種類は日当たりが大好き。できるだけ日光が当たるような場所に置くのがよいでしょう。しかしこの場合もさきほどの直射日光のあたりすぎには注意してくださいね。
広葉のユリの好む日当たり
それよりももっと置き場所に困らないのが、オリエンタル系などの広い葉がついている種類のユリ。半日陰を好むので室内管理する方でも楽に育てることができます。屋外に置く場合でも屋根の下などに置いておくことができるので、花びらが雨で痛むことも少なく美しい姿を保ちやすいでしょう。
ユリの育て方3.土
湿った土が好きなユリ
ユリは水分を含む土が好きです。球根で売られている場合でも、球根のまま放置するのは好みませんので、できるだけ早く植え付けてしまうようにしましょう。また鉢植えの場合も水やりは鉢底から水が出てくるくらいたっぷりと。
しかし地植えの場合は水やりをする必要はなく、腐葉土でマルチングすることで乾燥を防ぐとよいでしょう。
ユリの鉢植え用おすすめの土
瀬戸ヶ原花苑 大きく咲かせる球根の土 14L
土はやわらかくある程度の保湿性があるものがおすすめ。鉢植えにする場合は市販の球根用の土を選べば配合など悩まず使い勝手が良いですし、他の球根植物にも使いまわしできて便利です。
ユリの育て方4.肥料
ユリの肥料1.元肥
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ユリの株を植え替えたときは植え方として元肥という肥料を与えます。窒素・リン酸・カリのバランスがとれている緩効性肥料がおすすめ。植え付けてから2ヶ月くらいはこの肥料の効果がありますので、その間の肥料は不要です。
ユリの肥料2.成長中
秋に植え付け春になって葉が出てきて花がさくこの成長の時期には、元肥の効果もなくなってきていますので、植え方でもご紹介した緩効性肥料をもう一度株元から少し離れたところに置いてあげましょう。少し土をほって混ぜ込んでおくとさらに良いですね。あまり株元に置かないよう注意してください。
ユリの肥料3.花後
花が咲いても肥料を与えるのが球根植物の育て方のコツ。翌年の花つきや栄養を使い切ってしまった球根を育てるための肥料を与えましょう。カリ・リンが多めの肥料が球根のためには向いています。花が咲き終わったあとに与えてください。
ユリの育て方5.植え方
鉢植えの場合の植え方
鉢植えの場合はまず鉢選びから。深鉢が良いと準備段階でご紹介しましたが、その直径は球根が3つ入るくらいの大きさがベストです。30センチ球になると90cm程度の直径の鉢が必要になります。
鉢底ネットを敷いたら培養土を入れて、できるだけ深めに(球根から20センチは土をかけられるくらい)植え付けてください。ウォータースペースも確保するのをお忘れなく。
地植えの場合の植え方
地植えの場合も深植えが基本です。またいくつか並べる植え方の場合は、株間を球根の3-3.5個分間をあけるとよいでしょう。穴の深さは球根を置いて上に20cmほどの余裕があるくらい。耕すのはもう少し深く、30センチは土をやわらかくして堆肥など混ぜ込んでおくことが必要です。
ユリの育て方6.植え替え
ユリの植え替えの時期
ユリは2-3年に一度植え替えて場所を移動させるのがよい育て方です。植えっぱなしでも花は咲きますが、だんだんと花が小さくなったり少なくなったりして、最後には絶えてしまうのはこの植え替えを行わないため。植え替えは長くりっぱな開花を楽しむためのお手入れです。
植え替えのやり方
植え替えのやり方はとても簡単で、球根を掘り起こして別の場所に植え替えるだけです。特に気をつけることはありません。地植えなら少し離れた場所に。鉢植えなら同じ鉢で良いので土を替えて植え替えればOKです。
子球の扱い・植え替え
植え替え時に大きな球根の他に小さな子球が付いていることがありす。このような子球はすぐに開花することはありませんが、大きく育てて開花させるために植え替え時に分けて、別の場所に植え替えてあげてください。お手入れは大きな株と同様に。
ユリの育て方7.冬のお手入れ
冬の育て方
真冬になるとさすがにユリの葉も枯れてきてしまいますが、少なくとも11月頃まではユリの葉がある状態にあるのがベストです。これよりも早く葉がなくなってしまうようであれば、翌年の花はあまり期待できないことも。絶対に花が終わったからといって、株元から切ってしまうようなことは避けてください。
葉に与える肥料の種類
球根のための肥料を秋から冬にかけて与えます。肥料の選び方はリンとカリが多い肥料が、球根を丸々と大きく育ててくれるのでおすすめ。球根用の肥料と書いてあるものを選ばれることが多いと思いますが、その場合も球根植物の花用か球根用かを確認するようにするとベストです。
ユリの育て方8.花数の増やし方
同じ球根でも植え方で花の数が変わる
30cm球と呼ばれる大きな球根であれば、少なくとも12本のユリが開花すると言われていますが、植え替えによっては半分くらいしか咲かせられない方もいます。多い方では20輪くらい花を咲かせる場合も。同じ球根でもこんなに花の数が違ってくるのは、植え方に花の増やし方のコツがあります。
生えてくる花の増やし方
ユリの生えてくる花茎の大きさ・本数は球根の太り具合ではなく、植える深さが大きく関係する植物。というのもユリの球根には下から出ている根の他に、上根とよばれる球根から出た茎から生える根があります。これが花を咲かせたり茎や葉の成長をさせるからです。この根をしっかりと生やすのが花の増やし方のコツ。
深く植えるのが増やし方の裏ワザ
花の増やし方は土と鉢選び、そして植え方が重要です。ユリ用の鉢はできるだけ深いものを選び、土は思い切り良いものを選ぶのがポイント。良い土といわれても困るという方はできるだけ高いものを選ぶようにします。ゴージャスなユリには豪勢な土が似合うと考えれば納得もいくでしょう。
鉢底石は不要ですので、土は最低20cmくらい球根より上に土があるようにするのがポイントであり裏ワザです。1個の球根にあたり土10Lくらいを目安にするとよいでしょう。
ユリの育て方9.来年の開花に向けて
ユリの花後のお手入れ
ユリは花後に種を付けます。花びらが落ちた頃に種が付くので、その前に茎から切ってしまいましょう。花が散ってからでも良いのですが、枯れ欠けて色が悪くなってしまったらすべて剪定バサミで切った方が見栄えがよいです。
花後の葉っぱは残す
ユリの花が終わったら根元から茎を切ってしまう人がいますが、それは絶対にやってはいけないことです。花後も葉は残すことが翌年の花のための大切なお手入れ。葉だけになったときにも肥料をあげましょう。葉を育てることで翌年の花がきれいに咲きます。
水やりはほどほどに枯れたら切るがコツ
ユリはしめった土が好きな植物ですが、花後にあまり水をやりすぎると腐ってしまうので控えめに。球根は植えっぱなしで毎年咲きます。球根にしっかり養分がたまると葉が枯れますので、枯れたら残した枝を根元から切ってしまってかまいません。
ユリを切り花にしたい場合の切り方
球根のために根元から切らない
ユリの花は切り花としても人気の花材。りっぱに咲いたら花をカットして生花などにも使いたいですね。しかしそのときあまり根元から切ってしまうと、先程の花後のお手入れでご紹介したように球根が育たなくなってしまい、翌年の花が小さくなったり花数が減ってしまいます。長い茎が必要な場合でも切り方にはコツがあるのです。
切り花としてのユリの切り方
ユリに限らず球根で育つ植物は切り花にするためには半分から1/3くらいで切りましょう。必ず葉を残すというのがポイント。花が終わったからと放置せず、肥料も与えて球根をしっかり太らせてくださいね。
ユリの花言葉は「純粋」
ユリの花言葉の意味・由来
ユリはその花色によって花言葉がたくさんある植物です。ポピュラーで種類も多いシロユリをイメージして付けられているのが純粋や無垢といったピュアな花言葉。
その他のユリの花言葉は
赤いユリには虚栄心・黄色やオレンジには嘘・偽りや陽気という意味があります。あまりプレゼントとして贈るのにふさわしい花言葉とはいえないので、花言葉をよくご存知の方に贈られるユリは白を選んでおくのが無難でしょう。
まとめ
きれいなユリの育て方は冬の時期が大切
ユリは球根植物でさらに植えっぱなしで数年は花を咲かせてくれるので、初心者がはじめて育てる入門花としてもおすすめの植物。花は咲かせることができても数の増やし方や、みごとな大輪のユリを咲かせるとなると少しだけコツが必要となってきます。
その多くは花後の冬の球根管理や秋の植え付け方によりますが、この記事では各ポイントを押さえてご説明していますので、ぜひ参考にしてゴージャスなユリの花を楽しんでみてはいかがでしょうか。
植物の育て方が気になる方はこちらもチェック
暮らし~ののガーデンカテゴリーには、そのほかの人気の花や観葉植物・庭木などの育て方記事もたくさんご用意しています。難しい冬の時期の手入れ方法など、気になる方はぜひこちらもヒントにして素敵なガーデンライフをお過ごしください。

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