柿の剪は?適切な時期と基本の方法をわかりやすく解説!失敗しないコツは?のイメージ

柿の剪は?適切な時期と基本の方法をわかりやすく解説!失敗しないコツは?

柿の木に限らず庭木の剪定は失敗したら怖いという理由でなかなかできないという方も多い手入れ。いつするかという時期や柿の木の育て方手入れ方法を意識した剪定の仕方として詳しく解説します。柿の木の剪定をこれからする方はぜひヒントにしてください。

2020年02月06日更新

佐藤3
佐藤3
ガーデニング、DIYを中心として自分の経験を活かして執筆中!多くの人の役に立つ記事を心がけています。
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目次

  1. はじめに
  2. 実を上手に育てるための柿の木の剪定
  3. 柿の木を剪定する理由
  4. 基本の柿の木の育て方・剪定の仕方1.準備
  5. 基本の柿の木の育て方・剪定の仕方2.選定時期
  6. 基本の柿の木の育て方・剪定の仕方3.基本的な剪定
  7. 基本の柿の木の育て方・剪定の仕方4.高さ
  8. 基本の柿の木の育て方・剪定の仕方5.透かし剪定
  9. 基本の柿の木の育て方・剪定の仕方6.切り戻し剪定
  10. まとめ

はじめに

柿の木の剪定時期を図解で解説

柿の木の剪定は春夏秋冬いつ行ったら良いのかご存知でしょうか。実はこれは剪定する人によって違ってきます。春から初夏に花芽が出てからそれを見ながら剪定する人、夏に葉が茂るのをセーブするため梅雨の晴れ間を狙って風通しのため柿の木強剪定する人もいます。しかし失敗の少ない柿の木剪定の時期というものも存在します。はじめて柿の木の剪定をする人はそんな基本的な失敗の少ない時期を狙っておこなうのがおすすめ。今回は主にこの基本的で一般的な柿の枝の選定時期やそれ以外にも実を美味しく育てる手入れの方法を解説します。

実を上手に育てるための柿の木の剪定

剪定といえば枝を切ることとイメージされる方も多いでしょうが、植物を育てる場合は成長のための花がら摘みや実を取ってしまうことも剪定に含めているものがほとんど。柿の木の剪定もいくつかの剪定方法があります。

柿の木剪定1.枝の剪定

大掛かりな作業で道具も必要となり、時期も選んで行うようにしたいのが枝の剪定です。後ほどこの柿の木の枝の剪定方法については基本からバリエーション含め図解入りで詳しく手入れ方法を解説いたします。

柿の木剪定2.摘蕾

4月や5月におこなう手入れがこの摘蕾。読み方はてきらいといい、字の通りつぼみを摘む作業となります。柿の木の場合は1本の枝に4-5個が養分が十分にいきわたる目安ですので、それ以上多く蕾がついている場合に取り除きましょう。

柿の木剪定3.摘果

摘蕾したあともう少し大きくなってから行うのが摘果(てきか)で、時期は6月ころからとなりますが柿の木は自分である程度実の数をセーブできる植物。ぽろっと青い実が自然と落ちてくるので、それがおさまったあと多く付いている枝を選んで1本の枝に1-2個になるよう摘果していきましょう。

柿の木を剪定する理由

ここからは柿の木の枝の剪定について基本からご説明しますが、まずは剪定を何のためにするのかその理由を3つ見ていきましょう。もちろんすべてに関して剪定をおこなえれば一番良いのですが、時期によってはその中のひとつかふたつしか目的にしない場合も。

剪定理由1.実の数の調整

摘蕾や摘果で主におこなう剪定ですが、枝を整理することでも数の調整は可能です。柿の木は当たり年とそうでない年がほぼ1年交代で訪れます。実の調整はその年の実の数を見ながらおこなうことも重要です。

剪定理由2.風通しを良くする

柿の木は大きな硬い葉がたくさん付きますので、脇から出た木の枝などをそのまま放置すると非常に葉や枝が混雑して風通しが悪く病気の原因となることも。また葉が混雑していると害虫がついているのに気づかないこともありますので、ある程度枝を整理して風通し・見通しを良くしましょう。

剪定理由3.木の大きさを整える

木が伸びたいまま放置するとグングンと高さが出てきてしまうのが柿の特徴。柿の実を収穫することを考えるとできるだけ高さを押さえて横に木の枝を伸ばすことも考えた剪定を行うのがおすすめ。

基本の柿の木の育て方・剪定の仕方1.準備

柿の木の剪定に必要な道具

Photo byBuntysmum

摘蕾や摘果といった剪定は手で摘み取ったり工作用のハサミでも可能ですが、柿の木の枝の剪定となるとそういうわけにはいきません。柿の木を手入れするにはそれなりの道具を用意してください。もちろん、高さがある木の場合は脚立も必要になることも。その他、手を保護するガーデングローブや軍手の重ね着用や、厚手のエプロンや頭を保護する帽子、虫に刺されないための腕カバーで肌の保護も考えましょう。

のこぎりと剪定ハサミ

枝の剪定といえば剪定バサミですが、太い幹を切るにはのこぎりも必要になる場合も。それほど大きなものは脚立の上では扱いにくいので、片刃で取り回しの効くサイズのものがあると柿の木の剪定には便利です。

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切り取った枝や幹をそのままにしておくとそこから病気になることもあります。柿の木の太い枝や幹を剪定したあとは切り口に塗る薬剤も用意しておいてください。

基本の柿の木の育て方・剪定の仕方2.選定時期

一般的な柿の木剪定時期

柿の木の剪定は木の枝を少なくして風通しを良くする意味で夏前の時期にしてもかまいませんが、一番失敗しづらい時期はいつかと考えると実を収穫したあと10-2月ころまでに剪定を済ませてしまうのが良いでしょう。柿の木も休眠期に入っていますので失敗しづらくなります。

花芽が付く前にするのがおすすめ

はじめての柿の木剪定で気になるのが、木の枝を切ってしまって実が付かなかったらどうしようということでしょう。実のためには花芽が出てくれないと困りますね。多くの果物は春暖かくなるころに花芽を出して果実を作ります。剪定を行うならその花芽を出す前の寒い時期にするのが基本であり一般的なやり方です。

花芽が付くのは新しく出た木の枝

柿の実をたくさん収穫するためには枝は多くあった方が良いのでは?と思いがちですが古い枝には柿の花芽はつきません。ですから新しい枝を出してあげるためにも積極的に剪定はしてあげた方が良いことに。例えば今年古い実のならない1本の柿の木の枝を剪定しておくことで、脇芽が出て1本の不要な枝が2本3本の花芽をつける枝となりますので収穫量も増えてくるというわけです。

基本の柿の木の育て方・剪定の仕方3.基本的な剪定

柿の木の剪定すべき場所【図解】

出典: https://www.ac-illust.com

柿の木を小さな苗のうちから育てている場合、太い幹を2-3本くらいにして仕立てるのがおすすめです。図解のように目立って太い枝を残すように他の主幹から出る枝は剪定してしまいましょう。この太い枝から伸びてくる若い枝に柿の実を付けるように仕立てます。

残す太い木の枝の選び方

柿の木の主幹を止める剪定をすると枝は自然と横方向に伸びるものが残るはずです。すでに何本も候補がある場合は木としてバランスよくななめか横方向に伸びるものをチョイスすると風通しもよく、日光もよくあたるように成長するでしょう。

基本の柿の木の育て方・剪定の仕方4.高さ

柿の木を扱いやすい高さに剪定する

放っておくととても高さが出てしまう柿の木。扱いやすい高さにするには剪定が役に立ちます。木全体の高さが高くなってきたら、太い枝がメインになるよう一番太い幹も剪定してしまいましょう。こうすることで残した3本の枝にさらに脇芽が発生して木の枝を広げつつ伸びてくることになるでしょう。

高さを意識した剪定

高さを意識した剪定は①先に横向きに生える3本の枝を決めて他の脇芽を整理しておく。②高さが出てきたら主幹も剪定して止めることで3本の枝を中心に横方向に広がる樹姿のベースができる。このような流れになります。幼い株を育て始めた場合ここまで株が成長するため数年かかりますので、のんびりとお手入れしていきましょう。

基本の柿の木の育て方・剪定の仕方5.透かし剪定

ある程度の柿の木の形が決まったら、あとは毎年おこなう剪定作業となります。剪定のやり方には透かしと切り戻しがありますが、まずは透かし剪定の時期と仕方から。

柿の木の透かし剪定の時期

透かし剪定はいつするかというと花芽が付く春3月より少し前の冬の時期です。一般的には12月ころから2月とされています。お住まいの地域によっては3月ころまで剪定できる場合もあるでしょう。いつやるかは、花芽が出る前までと覚えておくといろいろな地域に対応できて良いですね。

余分な木の枝は夏前にもう一度剪定を

冬の透かし剪定を加減しすぎると枝の処分が足りないと感じることもあるでしょう。夏を前にして6-7月ころに多すぎると思う枝をもう一度透かし剪定する仕方もあります。育て方としてはもうすでに青いながら実も見えてきているので切ってよい部分と残したい枝がハッキリわかりやりやすいです。

透かし剪定の意味とやり方【図解】

出典: https://www.ac-illust.com

透かし剪定とは太い枝から出ている不要な枝を付け根から切ること。図解の赤い線がその例で、太い枝の根元にラインがあることに注目してください。イラストでは良い枝しかありませんが、剪定する枝の選び方は下や内側に向いているものからはじめていくとかなりスッキリとするでしょう。こうすることで他の枝に栄養がより届くことになり柿の木や実が充実します。

基本の柿の木の育て方・剪定の仕方6.切り戻し剪定

透かし剪定は太い枝から出た枝を付け根から切って本数を制限する剪定方法。次に紹介する切り戻し剪定は長さはそのままで止めて、新しい枝を増やすためにおこなう柿の木の剪定の仕方です。

柿の木の切り戻し剪定時期

切り戻し剪定というのは2-3本残した太い枝の先を止める剪定です。横に広がる勢いが止まるのでその間に伸びる木の枝が充実します。脇芽も出やすくなってくるでしょう。いつ行うかは透かし剪定と同じく花芽のつく前。12-2月ころを目安に。

切り戻し剪定の意味とやり方【図解】

出典: https://www.ac-illust.com

柿の木に限らず切り戻しというのは木の形を決めコンパクトに整える剪定方法として有効なやり方です。これは脇から出た細い枝ではなく太いものをバッサリと切るのがポイント。図解ではわかりやすいように先端にラインを入れましたがもう少し短くしてしまっても良いでしょう。たとえばそれぞれ最初に出ている枝のすぐ上で切り戻しすることで、残した枝が次の太い枝になりそこから出てくる新しい枝に柿の実が付くようになります。

太い木の枝の交代を更新と呼ぶ

何年か育てていくとだんだんと実が付く新しい枝の数が減ってきます。そのため太い枝を交代することを柿の木の枝の更新と呼びます。ベースとなる枝が変わることで木が若返る結果となるためです。

まとめ

柿の木を図解を元に剪定してみよう

出典: https://www.ac-illust.com

いかがでしたでしょうか。柿の木の剪定のやり方を基本・透かし・切り戻しと3つのパターンごとに図解でご説明してきました。実際にはこのようにわかりやすいものばかりではないでしょうが、考え方はご理解いただけたことでしょう。新しい木の枝に実が付くことと、実の数や込み入った枝ぶりを整理するということを意識するとやりやすくなります。もし失敗してしまったとしても、その翌年にはまた剪定をおこなうチャンスがやってきますので、庭の柿の木ですので誰に遠慮することなく思うように切ってあげても良いのではないでしょうか。柿の農家ではないので、実の数だけでなく害虫対策や風通し・日当たりのために剪定をおこなうのもありでしょう。

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