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いちじくの旬はいつ?食べ頃の見分け方から美味しい食べ方までご紹介!

トロッとした甘みが美味しいいちじく。夏から秋、冬にかけて出回りますが、いちじくの旬はいったいいつ頃なのでしょうか。また、さまざまな皮の色がありますが、旬のいちじくの食べ頃やタイミングはいったいいつでしょうか。今回はそんなイチジクの旬についてご紹介します。
更新: 2024年5月22日
水木誠人
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いちじくの旬や食べ頃はいつなのかをご紹介

Photo by Jeanne Menjoulet

気づくとスーパーなどの店頭に並んでいるいちじく。夏から秋、冬にかけても出回るいちじくには旬の時期や季節はあるのでしょうか。いつが食べ頃で、どのタイミングで収穫し、どんな実が美味しいのか、その見分け方は難しいのかどうか、さまざまな疑問がわいてきます。今回はそんないちじくの旬についての謎についてご紹介したいと思います。

いちじくとはどんな植物なのか

Photo byCouleur

いちじくは、不老長寿の果物や禁断の果物などとも呼ばれる実のなる樹木です。寒さにいささか弱いものの、家庭で育てるにはちょうどいい木で、収穫時期になると、毎日、末永く収穫することができます。いちじくには種類があって、秋の果実しか取れない秋果専用の品種、夏の果実しか取れない夏果専用の品種、さらに夏も秋も収穫できる兼用の品種があります。

あれは実ではなく実は花

Photo byStockSnap

いちじくの木を見ていると、花が咲かないように感じる方も多いかもしれませんが、いちじくの花は、普段食べている果実のように見える部分で、実の中に見える粒のひとつひとつが花なのです。品種は実にいろいろあり、果実が緑色のものや紫色のものがあります。また、秋に収穫を迎える品種や夏に収穫を迎える品種もあるため、品種によっていちじくの旬の時期は異なります。

旬のいちじくの季節や収穫時期はいつ?

Photo bystevepb

いちじくの旬は、その年の天候などにもよりますが、いちじくの実が成る夏から秋にかけてです。つまり、いちじくの季節といえば、夏から秋にかけてを指します。ただし、品種によっては、夏のみ実が成るものや、秋のみ実が成るものがありますので、収穫時期は品種によって多少異なります。これから育てようとしているいちじくがどの品種なのかを調べれば、収穫時期がいつごろなのかがわかります。

収穫時期や収穫の季節には毎日収穫できる

Photo byThoxuan99

いちじくの季節になると、毎日少しずつ収穫できるので、育てて楽しいです。夏から秋にかけて収穫できる両果のいちじくの旬は、夏から秋にかけてと非常に収穫時期が長いため、この時期はほぼ毎日のようにいちじくを食べることができます。秋が終わりに近づくと、いちじくの旬の時期が終わってしまうため、実が成っても大きく成長せず、小さい実のまま収穫の時期が終わっていきます。

旬のいちじくの食べ頃やタイミングはいつ?

Photo bystux

いちじくの季節が訪れ、旬の時期になったいちじくを収穫しても、そのいちじくは必ずしも食べ頃のいちじくとは限りません。実際、収穫したばかりのいちじくを食べてもおいしくなかったという経験がある方は多いかもしれません。いちじくの食べ頃やタイミングは、実が大きくなったらすぐというわけではありません。それから実が熟していかないと、甘くてトロッとしたいちじくの食べ頃やタイミングを迎えることはないのです。

食べ頃やタイミングの判断はむずかしい

Photo bypixel2013

旬のいちじくの食べ頃や収穫のタイミングは、見た目だけではなかなかわかりにくいものがあります。軽く触ってみて、表皮が硬く、実の内部もまだ硬い場合は、食べ頃でも美味しくいただくタイミングでもありません。一方、実の内部が軟らかくなっていたらそれは食べ頃であり、食べるタイミングです。ただし、食べ頃や収穫のタイミングを迎えたいちじくの実をそのままにしておくと、鳥に食べられてしまいますので注意しましょう。食べ頃や美味しく食べるタイミングよりも早めに収穫し、熟すまで待つという方法もあります。

旬のいちじくの見分け方とは


Photo byCouleur

旬のいちじくの見分け方のコツは、いちじくの形、色などを確認することです。視覚で確認できる見分け方のポイントのほか、香りなども重要な見分け方のポイントとなりますので、しっかりと確認して、旬のいちじくを美味しくいただきましょう。

見分け方のポイント①形

Photo byPublicDomainPictures

旬のいちじくの見分け方の重要なポイントが形です。しっかりと丸く、ふっくらと大きくなっているかどうかを確認しましょう。美味しいいちじくは、丸くぽってりとした形をしています。

見分け方のポイント②香り

Photo byRitaE

旬のいちじくの見分け方では、香りも重要なポイントとなります。美味しいいちじくは、甘くていい香りがします。いちじくを収穫する前に、香りも確認してみましょう。甘い香りがしたいちじくはすぐに収穫しましょう。

見分け方のポイント③表面

Photo byulleo

旬のいちじくの見分け方として、いちじくの表面がやわらかく、十分に熟しているかどうかが非常に重要です。張りのあるやわらかさが理想です。やわらかすぎるいちじくは、熟しすぎている可能性があります。

見分け方のポイント④色

Photo byjosealbafotos

いちじくの表面の色は、品種によって紫色のものや緑色のものなどがあります。まずは育てているいちじくの色を確認し、皮の色にツヤがあるかどうかをチェックしましょう。色があせているものは、味が落ちている可能性があります。

旬のいちじくの美味しい食べ方①

そのまま食べる

Photo byRitaE

いちじくの食べ方として、もっともシンプルで、いちじくの味をそのまま味わうことのできる食べ方は、そのまま食べる食べ方です。いちじくは、皮のまま食べることができるため、収穫したいちじくをそのまま丸ごといただきましょう。とくに旬の季節に収穫した直後のいちじくは新鮮で非常に美味しいです。

皮をむいて食べる食べ方は

Photo byrhdizajn

いちじくの皮は、ヘタをカットし、バナナの皮をむくような感覚でむくことができます。ただし、品種によってはむきにくいものもあります。その場合は、いちじくを半分にカットしてていねいに皮をむいていきます。また、湯通しして、湯むきする方法もあります。湯むきする際は、長時間、湯通しすると皮がむきにくくなるため、コツをつかみながらむいていきましょう。

旬のいちじくの美味しい食べ方②

いちじくジャムにする


いちじくは日持ちしないため、収穫したいちじくはジャムなどにして保存しておくのが便利です。ジャムの作り方は、いちじくの皮をむき、適当な大きさにカットします。いちじくの量の半分の砂糖またははちみつを加え、レモン汁を入れて煮込みます。灰汁を取りながら20~30分ほど煮込みます。全体的に透明感が出てきたら火を止めます。

保存用の瓶は煮佛して使う

保存用の瓶は煮佛しておきます。中にジャムを入れたら、蓋を閉めてさかさまにして冷ましましょう。こうすることで、瓶の中に空気が入り込むのを防ぎ、カビが生えるのを予防することができます。手作りジャムではカビが発生しやすいので注意しましょう。ただ瓶のふたの方を下にするだけでカビの発生を予防することができるので、ぜひ実践してみてください。

旬のいちじくの美味しい食べ方③

いちじくコンポートにする

いちじくのコンポートも、かんたんに作れるレシピのひとつです。収穫したいちじくを水で洗い、ヘタの部分をカットして鍋に入れます。水を入れ、収穫したいちじくの3分の1程度の量の砂糖かはちみつを入れ、10~15分程度煮込みます。いちじくをかき混ぜて、レモン汁で味を調えればできあがりです。

シナモンなどを加えればおとなっぽい風味に

いちじくのコンポートに好きなフルーツもいっしょに混ぜると、またちがった風味になって美味しくいただくことができます。また、シナモンなどを加えれば、おとなも楽しめるデザートになりますので、好みで加えてみましょう。なお、砂糖やはちみつの量を減らせば、ヘルシーなデザートになりますので、ダイエット中の方も小腹が空いたときにぜひ楽しんでみましょう。

旬のいちじくの美味しい食べ方④

いちじくを干す

日持ちしないいちじくは、干して保存するという方法もあります。干しいちじくは、生のいちじくよりも甘味が凝縮され、日持ちするようになります。アーモンドなどといっしょに食べると、小腹が空いたときなどにちょうどいいおやつにもなります。わりとかんたんに作ることができるので、ぜひ挑戦してみましょう。フルーツや野菜は、乾燥させると栄養価が増しますので、健康的にもおすすめです。

道具を使わなくても作れる

干しいちじくは、食品乾燥機を使って作ることもできますが、収穫したいちじくを半分または4分の1にカットし、天日で干して作ることも可能です。4~5日ほど干しておけば、ドライフルーツになります。ドライフルーツになった干しいちじくは、クルミやアーモンドなどといっしょに食べるととても美味しいです。

旬のいちじくの美味しい食べ方⑤

ケーキやおかしの具にする

干しいちじくは、食品乾燥機を使って作ることもできますが、収穫したいちじくを半分または4分の1にカットし、天日で干して作ることも可能です。4~5日ほど干しておけば、ドライフルーツになります。ドライフルーツになった干しいちじくは、クルミやアーモンドなどといっしょに食べるととても美味しいです。


コンポートやジャムにしたいちじくも使い勝手がいい

Photo byEinladung_zum_Essen

ジャムにしたいちじくは、パンに載せたり、ヨーグルトに混ぜたり、さまざまな使い道があります。コンポートも、レモンのシャーベットなどのようなさっぱりとしたスイーツといっしょに合わせて盛りつけると、いちじくのやわらかい甘味が引き立って美味しくいただくことができます。合わせ方も考えながら、さまざまなスイーツを作ってみましょう。

旬のいちじくの美味しい食べ方⑥

ハムやチーズのオードブル

Photo byFree-Photos

いちじくは、フルーツやおやつなどとして、甘味を楽しむだけのものではありません。チーズや生ハムなどとも相性がいいので、サラダやオードブルのひと品にもなります。盛りつけ方によってはとてもおしゃれにもてなすことができますので、ホームパーティなどでも活躍します。

豚肉と合わせるとしっかりとしたおかずに

適当な大きさにカットしたいちじくをチーズといっしょに生ハムで巻けばひと口サイズのオードブルになります。ひと口大にカットしたいちじくをサラダに載せ、チーズを軽く振りかければ、風味のよいサラダに変身です。もう少しおかずにしたい場合、いちじくを豚肉で巻いて焼けば、いちじくの甘味がとろけるひと品になります。

いちじくの季節には旬の食べ方を楽しもう

Photo byRitaE

いちじくの旬の季節は、夏から秋にかけてと長く、収穫の時期やタイミングにはたくさんのいちじくを楽しむことができます。食べ方もいろいろあり、おかずとして、デザートとして、小腹が空いたときの非常食として、旬のいちじくを楽しむことができます。ぜひ甘くてトロッとしたいちじくの風味を味わいましょう。

いちじくの育て方が気になる方はこちらもチェック

Photo bySimon

さっそくいちじくの木を育ててみようという方は、こちらの記事をぜひ参考にしてください。いちじくは、害虫などに注意すれば、比較的、手をかけずに大きく成長し、美味しくいただくことができます。夏から秋にかけてのフルーツとして楽しめますのでぜひ育ててみましょう。