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いちじくの栽培方法!植え方や剪定、仕立てのコツなど育て方のポイントをご紹介!

果樹の中でも比較的栽培が簡単ないちじく。庭木としても人気がある植物です。実った実は生食はもちろん、ケーキやジャムなどに加工してもおいしく食べられます。そんないちじくの栽培について、植え方から剪定、仕立て、収穫まで、栽培のコツを詳しく解説していきます。
更新: 2021年6月16日
のべじ
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はじめに

いちじくは庭木としても人気のある果樹です。独特の甘さがあり、生食でも加工してもおいしく食べることができます。今回はそんないちじくについて、植え付けや植え替えから、剪定、仕立て、収穫まで育て方の順を追って詳しく解説をしていきます。コツをつかめば初心者の方でも簡単に育てることができますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

いちじくとは

いちじくはクワ科の仲間

いちじくはクワ科イチジク属に属する落葉高木です。アラビアが原産地で、日本には江戸時代に渡来したと考えられています。漢字では「無花果」と書きますが、これはいちじくには花がないと勘違いされていたことから名づけられました。実際には非常に小さな花を咲かせます。

古くから人気の庭木

いちじくは挿し木で簡単に増やせ、栽培にもそれほど手間がかからないことから、古くから庭木として人気があります。もちろん果実も楽しむことができ、生食はもちろんケーキやジャムなどの加工品、乾燥いちじくなど幅広く利用されています。また、古くから生薬としても利用されてきました。

いちじくの収穫期

いちじくには、品種によって夏に収穫時期を迎える夏果専用種と、夏と秋に収穫時期を迎える夏秋果兼用種の2つのタイプがあります。しかし、日本では夏果が熟す時期に梅雨がかぶるため、栽培がしにくいとされています。そのため、初心者の方は夏秋果兼用種を育て、秋果をメインに楽しみ、夏果をおまけ程度に考えるのがおすすめです。

いちじくの栄養価

いちじくは古くから「不老長寿の果樹」とも呼ばれ、非常に栄養価の高い果物です。最近ではコレステロールや血糖値を下げるとされるペクチンが豊富という事で注目されています。ほかにもタンパク質を分解するフィシンや抗酸化作用の強いアントシアニンやカルシウム、カリウムなどが豊富に含まれています。旬な時期は生食で、旬な以外の時期ではドライフルーツでぜひ食べてみて下さい。

おすすめの栽培品種

受粉しなくても果実が育つ品種

野生のいちじくはイチジクコバチが受粉を助けてくれます。しかし、日本にはイチジクコバチがいません。そのため、日本では、受粉に関係なく結実するいちじくの品種が栽培されています。受粉に気を遣わずに栽培でき、1本でも実をつけるので初心者でも育てやす果樹です。

早生日本種

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別名、蓬莱柿と呼ばれる在来種です。秋果専用種で、耐寒性が強く、大きな実がなるのが特徴です。日本で昔から栽培されている品種で、最も一般的ないちじくです。スーパーなどで販売されるいちじくの多くを占めています。

桝井ドーフィン

早生日本種と並ぶ普及種です。夏秋果兼用種で、夏には大き目の実が、秋には小さめの実が収穫できます。実付きがよく、育てやすいため初心者の方にもおすすめです。貯蔵性に優れているため、流通しているいちじくの多くを占めています。

ブラウンターキー

夏秋果兼用種です。桝井ドーフィンと同じく、夏には大き目の実が、秋には小さめの実がなります。酸味は控えめで、ねっとりとした甘みがあります。コンパクトに仕立てて育てることが可能で、耐寒性も強いため、家庭で栽培するのに向いた品種です。


バネーナ

夏秋果兼用種です。夏にはとにかく大きな果実がなり、世界最大とも言われています。完熟した実は、非常にクリーミーな味わいで、バナナのような甘さがあります。

ホワイト・ゼノア

夏秋果兼用種です。耐寒性が強く、緑色の果皮をしています。実付きがいいため、初心者の方にもおすすめの品種です。皮が柔らかく、皮ごと食べられる品種です。

いちじくの栽培①:植え付け・植え替え

植え付け・植え替えの時期

いちじくの苗の植え付けや植え替えの時期は12~3月が適期です。この時期以外に購入した場合は、購入した時の鉢のままで次の年まで栽培しましょう。特に耐寒性の低い品種の場合は、春先に植え付けをした方が安心です。

露地植えでの苗の植え方

いちじくを含む果樹の仲間は露地上が基本です。露地植えの植え方はまず、直径50cmほどの植穴を掘ります。堀り上げた土の半分に10リットルバケツ3杯分の完熟たい肥を混ぜて埋め戻します。その後、穴の中心に根を広げながら苗木を置き、掘り上げた残りの土を戻します。

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植え替えのタイミング

鉢で育てる場合は、1年おきを目安に徐々に大きな鉢絵を植え替えましょう。あまり長い期間同じ鉢で育てると、鉢の中で根が詰まって生育の影響が出てしまいます。美味しいいちじくを収穫するためにも、必ず定期的に植え替えをしましょう。

植木鉢への植え方

植木鉢で栽培する場合、7~8号の大き目の鉢を用意しましょう。用土は赤玉土と腐葉土を1:1で混ぜたものを用意しましょう。植え方はまず、鉢に半分ほど用土を入れます。苗を鉢の中心に置き、ずれないように残りの用土を入れていきましょう。最後に用土をしっかりと鎮圧して完成です。

いちじくの栽培②:剪定

剪定の時期

いちじくの剪定は12~3月が適しています。実がなっているときや芽吹いているときは剪定をしないように注意しましょう。苗を植え付けたばかりの年は果実をつけることよりも、剪定をして樹形を整えることを意識しましょう。栽培するスペースに合わせて樹形、仕立て方を決めましょう。

剪定の方法

剪定をする際は、伸ばしたい芽のすぐ上を剪定してしまうと、枯れてしまう可能性が高くなります。そのため、一つ上の芽のすぐ下か、2つの芽の中間を剪定しましょう。

いちじくの栽培③:仕立て


杯状仕立てがおすすめ

一般家庭では、それほどスペースが必要のない杯状仕立てがおすすめです。枝を横に誘引して横に広げ樹高を低く抑える仕立て方です。枝が込み入らないので中の枝まで火があたりやすいのも特徴です。

杯状仕立ての方法

まず、植え付け時に苗の先端を剪定します。そして1年目の冬を迎えたら、複数出てきた枝の先を剪定しましょう。そして各枝を横に広がるように地面に向かって誘引します。2年目の冬に枝が増えてきたらなるべく枝が重ならないように、誘引しましょう。真上から見たときに十字になると理想的です。

いちじくの栽培③:管理作業

水やりが大切!

一般的に果樹は水やりがほとんど必要ありませんが、いちじくは乾燥を嫌うため水やりが大切になります。特に鉢植えの場合、夏場は朝晩たっぷりと水やりするのが望ましいです。春と秋は1日1回、冬場は1週間に1回の水やりをしましょう。地植えの場合は、土を数センチ掘って乾いていたらたっぷりと水やりをするようにしましょう。

芽キズで収量アップ

花のつきが悪い場合は、芽のすぐ上に傷をつける「芽キズ」をつけましょう。発芽率がアップしやすくなります。芽が動き出す前の3月ころが効果的です。傷をつけることで、成長抑制ホルモンが遮断されて、芽が出やすくなります。ナイフで芽の上の2~3mm当たりのところに1mm程度の切込みをいれましょう。

成熟を促すオイリング

いちじくの先端の穴にオイルを注入する「オイリング」という処置をすると、7~10ほど熟期を早めることができます。実が肥大して穴が開きかけたころがオイリングの適期です。オイルはサラダオイルやオリーブオイルごま油などを使用し、ストローやスポイドで1~2滴注入します。時期が早すぎると成長を止めてしまうため注意しましょう。

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実肥とお礼肥

果実の成長には肥料が欠かせません。そこで、収穫前である初夏に実肥として、肥料をまきましょう。肥料にはたい肥やぼかし肥などの有機肥料が適しています。株元に一握りまきます。市販の化成肥料でもいいですが、与えすぎると反対に実の付きが悪くなる多ため分量には注意が必要です。また、収穫が終わった後に、消耗した体力を回復させるために同じようにお礼肥をしましょう。

いちじくの栽培④:収穫

収穫時期

いちじくの収穫時期は品種によって異なります。夏果は6月の下旬頃から始まり、秋果は8月下旬頃から収穫時期が始まります。収穫期間はおよそ2週間ですので、採り遅れないようにしましょう。

割れる前に収穫する

いちじくは、枝元に近い実から順番に熟していきます。柔らかくなったものから順次収穫していきましょう。完熟後1~2日で過熟になって実が割れてしまいます。そうなる前に収穫をしましょう。樹上で完熟したものは非常に美味しいためしっかりと見極めてギリギリで収穫するのがおすすめです。

いちじくの栽培⑤:増やし方


挿し木で簡単に増やせる

いちじくは挿し木をすることで初心者の方でも簡単に増やすことができます。適した時期に挿し木をすれば発根率は90%以上とも言われています。苗木を自分で増やせば、収穫した時の喜びはより大きくなりますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

挿し木での増やし方

挿し木の適期は2~3月です。まず、枝先を30cmくらい切り取りましょう。この時に斜めにカットすると発根しやすくなります。植え方は、湿らせた鹿沼土に斜めに10cmほど挿すようにして植え付けます。土が乾かないように定期的に水やりをしましょう。十分に発根したら、畑に植え付けるか、植木鉢に植え替えてあげましょう。

いちじくの栽培⑥:病害虫対策

カミキリムシに注意!

いちじくの天敵はカミキリムシと言っても過言ではありません。カミキリムシはいちじくの木に穴を開けて産卵をします。幼虫が木の中で少しずつ蝕みながら成長し、その影響でいちじくの木が枯れてしまうことがあります。成虫は見つけ次第捕殺しましょう。木に穴が開いていれば中に幼虫がいる可能性が高いので、針金を挿して刺殺するか、市販の殺虫剤を使用しましょう。

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病気に非常に強い

いちじくはほとんど病気になることのない、非常に強い果実です。ごくまれに炭そ病になってしまうことがあります。果実に黒い斑点が現れたら炭そ病を疑いましょう。万が一炭そ病が発症してしまった場合は、その実がなっていた枝を切り取って処分するようにしましょう。

まとめ

以上、いちじくの育て方について紹介しました。いちじくの栽培のポイントは水やりです。野菜のようなイメージで育てると良いかもしれません。いちじくは剪定や仕立て方のコツをつかめば誰でも育てることができます。品種によっては市場に出回っていないものも多くあります。ぜひご自身で育てて、味を楽しんでください。増やすことも簡単ですので、ぜひ栽培してみて下さいね。

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今回はいちじくの育て方についてご紹介しましたが、その他にも様々な果樹の育て方などに関して、詳しく紹介した記事が沢山ありますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。