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はじめに
ウンベラータの植え替え時期は?同じ種類も紹介
フィカス・ウンベラータはフィカスという仲間の中のウンベラータというひとつの種類です。あまり名前はポピュラーではありませんが、同じフィカス類の種類には誰もが知っているような観葉植物がズラリとならぶ人気品種の仲間。好きな日当たりや木の性質や特徴・鉢植えでは必要な植え替え時期や株分け挿し木での増やし方など手入れの仕方を解説します。
フィカスウンベラータについて
ウンベラータの基本情報
科・属:クワ科フィカス属
原産地:熱帯アフリカ
英語名/学名:Umbellata/Ficus umbellata
ウンベラータの花言葉は「すこやか」
ウンベラータは観葉植物として室内で栽培されますが、実は耐寒性が高く5度までは平気です。とても丈夫ですくすくと大きくなるということからすこやかという花言葉が付けられています。そのほかそのハート型の葉から夫婦愛などラブに関する花言葉も付けられているのも特徴的といえるでしょう。
室内栽培におすすめのウンベラータのサイズ
観葉植物として鉢植えで売られているものはサイズが表記されている場合が多いですが、実際に届いてみたら思ったよりも大きかったということはなかったでしょうか。越冬して何年ものお付き合いになる観葉植物。はじめから大きなサイズを購入してしまうとあとから手入れが大変になることも。最初は1mから1.4mくらいまでの女性の身長よりも低いサイズの鉢からはじめるのがおすすめ。
フィカスウンベラータの特徴
ウンベラータの特徴1.名前の由来
ラテン語で日傘という意味のウンベラがこの植物の名前の由来です。名前の由来どおり日傘のように大きな葉がついているのが大きな特徴です。その他この葉はしっかりと葉脈が確認でき形は芋の葉とよく似ています。同じような観葉植物でいえばゴムの木やべジャミンのような植物に見えるでしょう。
ウンベラータの特徴2.大きさ
原産地では10mもの高い木に育つ植物ですが、観葉植物として売られているものは50-150cmほどのものが主流となっています。
ウンベラータの特徴3.変わった花
ウンベラータも植物なので花を付けます。しかし多くの人がイメージする花びらがある花らしいものはなく、幹に緑色の袋状のものがつきそれが花だと気づかないでいる場合も多いでしょう。小さな青虫が丸まって幹に張り付いているように見えることもあります。花が付くのもそれほど多くなく咲かないことの方が多いのが実情です。
フィカスウンベラータの種類
ウンベラータの仲間・種類
ウンベラータは芋類に似た葉をつけますが、桑の仲間。同じ種類に分類される観葉植物にはとてもポピュラーで多くの方がご存知のものがたくさんあります。
種類1.ベンジャミナ
一般的に広くベンジャミンという名前で普及している、いわずもがな観葉植物ではトップ3に入るほどポピュラーな植物です。正式名称はフィカス・ベンジャミナといってウンベラータと同じ種類の植物に分類されています。
種類2.リラータ
正式名称はフィカスリラータ。日本語の他の流通名をカシワバゴムノキともいう観葉植物です。名前のとおり柏の木の葉(柏餅などに使われる)にその葉が似ていることからこの名前が付けられました。とてもつやつやとした光沢を持ち、葉全体がウェーブしているのが特徴。
種類3.ガジュマル
日本では沖縄など南の地方に生息する木。土の中に太い根のような幹が枝分かれして生えていることでも有名です。精霊が宿る木として大切にされており、幸運の木などとも呼ばれます。肉厚な光沢のある豊かな葉を持っています。
フィカスウンベラータの育て方1.準備
ウンベラータを育てるために
ウンベラータ栽培・手入れに必要なのは、移植ゴテ・鉢・培養土・肥料・ジョウロ・鉢受け皿・剪定バサミなどが基本的なアイテム。この他、霧吹きや気温を知っておくための室温計もあるとよいでしょう。
ウンベラータの苗の選び方
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ウンベラータは原産地では高木であること、さらに環境が良ければ日本でも1年で20cm程度伸びる可能性を秘めている観葉植物であることを知っておきましょう。ちょうどよいサイズを買うと翌年にはもう大きくて扱いにくくなるということも。また欲しいサイズのウンベラータが重くて鉢が動かしにくいという場合はローラーがついた鉢受けが売られていまするのでそれを利用すると良いでしょう。
フィカスウンベラータの育て方2.日当たり
ウンベラータの好きな日当たり
ウンベラータも他の多くの植物と同様太陽の光は嫌いではありません。しかしそれほど日なたでないと育たないという気難しい植物でもないので、明るい室内で育てるのに向いています。観葉植物がはじめてという人でも比較的置き場所に困らず日当たりを気にせず管理できる樹木といえるでしょう。
栽培のコツ:日当たり
とはいえあまりにも日の当たらないところにばかり置いておくと葉色が悪くなったり黒い斑点が出てきたりと成長不良の傾向が現れます。ガラス窓越しでかまいませんので、時々鉢を移動させて1日に数時間でも日光に当てる時間を作ってあげると元に戻りますよ。
フィカスウンベラータの育て方3.植え替え
ウンベラータの植え替え時期
先程も申し上げたとおりグングン大きくなるウンベラータの木。ものによっては買った時にすでに鉢に似合わない大きさのものである場合もあるでしょう。木の大きさと鉢を比べてあきらかにバランスが悪いと感じたら買ってすぐにでも植え替え時期だと思っておきましょう。
植え替え時期の目安
成長を見ながらおこないますが、通常は1-2年に1度程度が適正な植え替え時期といわれています。土や気温があっていれば毎年植え替えしないと根詰まりすることもあれば、あまり大きくなれない環境であれば2-3年はそのままでも平気なことも。鉢底から根が出てきた・水やりをしてもすぐ乾燥してしまうなど鉢の中が根でいっぱいのサインを参考にするのもひとつの方法です。
栽培のコツ:植え替え時期
植え替え時期として1年のうちでおすすめなのが5月ころのウンベラータの成長期にあたる時です。しかしお忙しい方でタイミングを外してしまっても、真冬か真夏でなければ春から秋までいつ植え替えしてもかまいません。むしろ、狭い鉢に翌年まで植えっぱなしにしておくほうが植物にとってはよくありませんから。
フィカスウンベラータの育て方4.水やり等手入れ
手入れ1.水やり
ウンベラータなど室内管理の植物は水やりタイミングがわかりにくいことも多いですね。特に大きな木になると吸い上げる水の量も多いですが、鉢も大きくなって中の土の乾燥具合がわからずに困ることも。簡単に知るためには少し手で掘って乾燥具合を見ると良いでしょう。また加湿ぎみよりも乾燥させるくらいの気持ちで水やりをした方が失敗が少なくおすすめ。
手入れ2.肥料
肥料は室内管理の観葉植物には固形の化成肥料か液体肥料を水で薄めたものを与えるのがおすすめです。なぜなら、有機肥料はそれ自体匂いがひどかったりコバエの原因となるからです。毎年鉢を変え土も新しいものにしている場合は元肥だけで追肥の心配が不要な場合もあります。あくまでも肥料不足を感じたらあげるというスタンスで良いでしょう。
栽培のコツ:水やり等手入れ
冬は気温5度までは平気とはいえ、冬のウンベラータは成長を止め春を待つ休眠期に入っています。水やりはできるだけ控えめにして春-秋にあげていたタイミングより1-2日間をおいて水やりをしてください。また冬に葉が落ちることがありますが、これは自然現象で春に新しい葉がでる準備でもあります。間違えて肥料などはあげないよう注意してください。
フィカスウンベラータの育て方5.挿し木
ウンベラータの挿し木の時期
大きくなってきたウンベラータ。剪定でカットした木があったら挿し木での増やし方に挑戦してみませんか。挿し木のやり方は簡単です。挿し木に向いている時期は5-6月になり霜の心配がなくなった頃。
挿し木のやり方
比較的新しいみずみずしい枝を挿し木用として用意してください。葉がついている場合は1枚を残してあとは取り除き、またその1枚も大きいようであれば半分から1/3程度に剪定バサミで切ってしまってください。根が出るまでの大切な水分を葉から蒸発させないためです。鹿沼土など清潔な挿し木土に差し、日かげで乾燥に注意して1ヶ月ほど管理していると発根します。
栽培のコツ:挿し木
ウンベラータは基本的には少し乾燥させるくらいの水やりをする植物ですが、挿し木の場合は根がないということで乾燥させないように管理します。湿らせた新聞紙で覆って日かげにし、水やりも新聞紙の上からおこなうのが一般的な挿し木の水やり管理の仕方。
フィカスウンベラータの育て方6.株分け
ウンベラータの株分けの時期
大きくなったウンベラータの植え替え時期に大きな株をふたつ・みっつと分けて増やすのが株分けという方法です。これは大株にしかできない増やし方ですが、はじめからある程度のサイズの株が手に入るという点では人気がある方法です。
株分けのやり方
株分けはひとつの株からふたつ・みっつと新しい株が出てきてある程度成長してきたとき。ウンベラータは1本スラリとのびあまりこの子株ができるということに出会えないことも多いでしょう。そのため株分けでなく取り木という途中から発根させ株をふたつに分ける方法もあります。
取り木の簡単なやり方
株分けの章なのですが簡単に取り木の説明もしておくと、切り戻したい位置の皮をぐるりとはぎ、発根剤をつけた上に濡らした水苔を巻きつけ透明フィルムで保護。根が出るまで水苔を乾かさないように管理して発根したらその下で切って複数本にするやり方です。
栽培のコツ:株分け
あまり子株ができないウンベラータは挿し木での方がやりやすいですし、毎年増やせるタイミングもやってきます。また徒長して下に葉がなくひょろひょろの株になってしまったというときには取り木で樹高を低くしてあげるのもおすすめ!増やし方はひとつではないので育てているウンベラータにあった方法でおこないましょう。
まとめ
ウンベラータは日当たりが大切
室内ばかりで育てることも多い観葉植物。室内での置き場所が重要となってくるものが多いですね。ウンベラータもそんなおひさまが好きな木のひとつですが、それほど神経質にならず明るい室内程度なら育ってくれる育てやすい木でした。しかし冬場の窓際の冷えや葉色が悪くなるほどの暗さの室内など見た目や落葉の心配がまったくないわけではないので、木の様子を見ながら時々は日当たりのよい場所に移動させてあげることも忘れないでくださいね。
植物の日当たりなどが気になる方はこちらもチェック
ベンジャミンやゴムの木・ガジュマルなど有名な観葉植物と同じ種類のウンベラータ。その他の観葉植物の育て方・日当たりなどの管理方法が気になるという方はぜひ暮らし~ののガーデンカテゴリをご活用いただければと思います。
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