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ウスネオイデスが枯れる原因とは?正しい育て方と水やりのコツをご紹介!

ウスネオイデスはとてもおもしろい性質をもった観葉植物。その自由度の高い飾り方は束ね方や吊るし方でいろいろと楽しめます。この植物の育て方ポイントは水やり。枯れ方の種類を知って対策していけば冬越しも難しくありません。ウスネオイデスの育て方と飾り方を紹介します。
更新: 2021年1月3日
佐藤3
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はじめに

ウスネオイデスの育て方と束ね方・吊るし方を解説

ウスネオイデスはエアプランツの中では比較的お世話が簡単なもので初心者向けの植物といわれています。エアプランツを育ててみたいと思ったらまずここからはじめてみると良いでしょう。長く伸びた枝にたくさんの細かく細い葉が付く姿がおしゃれなインテリアになるこの観葉植物。土づくりなどがない分水やりがポイントとなります。その育て方のコツから束ね方や吊るし方のコツを素敵な実例画像をまじえてご紹介します。

ウスネオイデスの種類

ウスネオイデスの種類1.カール

ウスネオイデスには厳密に名前がつけられ品種改良された種類があるわけでなく、おおまかにスーパーカールや細葉・太葉など見た目で分けて呼ばれています。主に原産地によってこの個体の違いがでてくるようです。その中でも中から細葉で葉先が強くカールしているものをスーパーカールと呼びます。

ウスネオイデスの種類2.細葉

一般的なウスネオイデスの種類がこの細葉となるでしょう。最近では中葉と呼んだり細葉より細いものを極細葉と呼んだりと種類の呼び方もまちまちです。おおまかに、葉がカールしているもの・細いもの・太くて肉厚なものと3種類に分けられときおりもっと細い葉のものが出回ると思っておくとよいでしょう。

ウスネオイデスの種類3.太葉

太葉はただ葉が大きかったり太かったりするだけでなく肉厚なのもその特徴です。肉厚な分水分をたくさん含んでいるので乾燥にも強く特に育てやすいものといえるでしょう。ちょっと葉が太いくらいではなく、本当に細葉の倍近くあるのではないかと思うくらい太い葉のものが本来のこの種類の見た目ですのでお間違えなく。

ウスネオイデスの育て方1.置き場所

ウスネオイデスが好む環境

エアプランツの生長に必要なのは水分と風です。日光は嫌いではありませんが、直射日光は葉焼けの原因となるのと自然な状態でも乾燥を避け木の蔭で生息しているものですので室内程度の明るさがあれば問題ないでしょう。

窓際とエアコンに注意

一番ウスネオイデスの致命的なダメージとなるのが乾燥。風はある程度あてた方が生長ホルモンの分泌には良いのですが、エアコンの風が直接あたると極度の乾燥により葉が枯れてしまうことも。そよそよと時折風があたる程度にとどめておきましょう。また葉焼けや乾燥などを防ぐ意味でも日当たりの良い窓際もこの植物にとっては鬼門です。

ウスネオイデスの育て方2.水やり

ウスネオイデスの水やり方法

土が不要で水分だけで生きて生長していくウスネオイデスのようなエアプランツには水やりは大切なお世話です。その水やり方法には普通の園芸種の植物や野菜などとは変わった部分があります。特徴的なその水分のあたえかたを解説しましょう。


水やり1.ミスティング

普通の水やり同様にあたえるのが霧吹きでの水やり・ミスティングと呼ばれるお世話です。普通植物の水やりは朝が適しているといわれています。しかしウスネオイデスは昼は葉の水分を吸収する穴を塞いで株が乾燥するのを防いでいるので水まきしてもただ葉を濡らすだけ。吸収されることはほとんどありません。そのためこの植物への水やりはその穴が開く夜間にあげてください。時期も毎日でなく1-2日おきくらいでかまいません。

水やり2.ソーキング

定期的な霧吹きでのミスティングではどうしても水分が不足してしまうので、より元気を出してもらうためにするのがソーキングといわれる株ごと水につけ込む水やり方法。こちらも定期的におこないますが週に1度程度で十分です。

ウスネオイデス水やりのポイント

ミスティング程度の水分ならよいですが、水に株全体を浸けるソーキングからあげた株をそのままいつもどおりの吊るし方をしたのでは葉の隙間に余分な水分が溜まったままでそこから枯れたり病気の原因や腐ってしまうことにも。株を逆さにしておおかた水のしたたりがなくなるまで余分な水分を落としてから、お好みの束ね方をして根を上にして吊り下げてください。

ウスネオイデスの育て方3.夏・冬の管理

ウスネオイデスの夏のお世話

植物の成長期か休眠期かだけでなく、気温や湿度などによって植物のお世話の方法は変えていきます。この植物の場合は夏は乾燥に注意するようなミスティングやソーキングをおこないます。

夏の管理で気をつけること

夏のミスティングは日1回必ずおこなってください。特にエアコンなどがつけっぱなしになっているような環境であれば、夜だけでなく早朝早くにもミスティングした方がよいことも。ただし、大きな株になっていて葉が重なっている内側が蒸れているような状態の場合は、むしろ扇風機などで株の内側にも空気を送って余分な水分を蒸発させてください。

ウスネオイデスの冬のお世話

いっぽう、冬は空気の乾燥は気になるものの植物自体がそれほど水を大量に必要としない時期であることから、水やりは数日に1度という頻度で十分です。翌朝になっても株が湿気っていたらそれは余分な水分ですので夏同様冬場も扇風機や窓をあけて風を通して乾燥したのを確認してから次のミスティングをするようにしてください。

冬の管理で気をつけること

冬になったら水やりをほとんどしないという植物も多いですが、常緑のウスネオイデスは量は減らしつつずっとミスティングは続けてください。耐寒性はあまり高くはありませんので、戸外にある株は絶えてしまうことも。心配であれば冬だけでも室内に入れるようにしてみてはいかがでしょうか。

ウスネオイデスの育て方4.枯れた葉切り

ウスネオイデスの枯れた葉はそのままにしない

枯れた葉をそのままにしておくと、それが原因で蒸れたり害虫のすみかとなり病気になったりします。枯れた葉はそのまま放置せず目立ってきたら葉切りをおこなってください。枯れ方を参考に本当に枯れているのか、水分不足で色が悪くなっているのか確認してもう復活しない枯れているという葉をカットしていきましょう。

枯れた葉の切り方


元気がなくなって色が茶色や白く変色したものも、ミスティングをすることで復活することがあります。いくらミスティングしても復活しない場合残念ですがそれは枯れていると思って良いでしょう。そのまま放置せずに少ないものなら爪先で枯れた葉だけを切り、多いようならハサミを使ってカットしていきます。

ダメージがひどいものは新しい株にする

株のダメージが大きい場合はその株は諦めて、株分けや種まきでの新しい株の増やし方を試してみた方が良い場合もあります。

ウスネオイデスの育て方5.枯れ方

ウスネオイデスの枯れ方は?要注意ポイント

ウスネオイデスは種類によっては白っぽい葉色のものもあります。購入したときに写真を撮っておき、その品種の葉色の確認用とするとよいでしょう。色だけでなく花後に新しく出てきた新芽と見比べるのも枯れ方をチェックするひとつの方法です。

枯れ方1.

枯れ方のその1としてカラカラに乾燥したようになって葉があきらかにボリュームダウンしている様子が観察できます。葉色も白や茶色く変色しているものもあるでしょう。これは乾燥が原因の場合が多いので、早めに気づいてミスティングをおこなうと復活する場合があるので試してみましょう。

枯れ方2.

枯れてカラカラになった葉や枝にところどころ新しい肉厚の新芽が見られるもの。これは株自体は枯れきってはいないものの、古い葉はもう寿命であることが多いです。寿命の葉や茎が復活するのは難しいので新芽に根が出てきたところで切り取って新しい株として再生させてあげてください。その方が全体的に見栄えの良い株に仕上がるでしょう。古い寿命の近いものも花が咲くようであれば種とりに使用できます。

枯れ方3.

枯れ方の最終段階として、さらに進行して株全体が茶色くなってしまっているものも見かけます。この場合はミスティングも役に立つことはありませんし、新しい芽も出ておらず花も咲かないのではないでしょうか。その場合株分けなどの増やし方も試すことができません。残念ですがそのまま置くと虫がわくこともありますので、早めに処分してしまってください。

ウスネオイデスの育て方6.増やし方

ウスネオイデスの増やし方は2種類

さきほどの枯れた株の復活させ方でも少し触れましたが、増やし方には株分けと種まきがあります。時期は春に花が咲いたあと新芽が出てきたり種がついてきたところでおこなうことになるでしょう。

増やし方1.株分け

株分けの方法は元のウスネオイデスから出てくる新芽を使います。花が咲いたあと新しい青々としてぷっくらとした新芽が確認できていませんか?しばらくそのまま置いておくと新しい芽の根元から小さな根が確認できるでしょう。根が出たら株分けできるサインです。根から切り取ってワイヤーなどに吊るして別株として育てて株分け完了です。

増やし方2.種まき

花後しばらくすると種ができますが、ウスネオイデスの種は綿毛で少し風がふくとすぐに飛んでいってしまいます。よく注意して飛びそうな成熟した種を収穫しましょう。ガーゼや脱脂綿を水で濡らした上にまくと発芽してきます。それを腐らせないよう5センチほどまで生長させることで新しい株としてエアプランツ扱いで育てられます。

ウスネオイデスの飾り方・吊るし方

束ね方や吊るし方で変化を持たせた飾り方を


ウスネオイデスはただワイヤーで根元をくくって吊り下げるのも良いのですが、束ね方や吊るし方を工夫することでまた違った表情を見せてくれます。また束ね方によってはその部分が枯れてしまうこともあるので、枯れにくくするためのやり方もご紹介しましょう。

ウスネオイデスの飾り方例1.

細いワイヤーで根元近くをくくるとどうしても株のその部分に大きなダメージを与えてしまいます。他のところは緑色なのにそこだけ白や茶色くなっていませんか?それをできるだけ軽減する方法に動画のような波型に曲げたワイヤーに引っ掛けるという束ね方がおすすめ。このやり方は株へのダメージだけでなく全体がふっくらとした丸い形に仕立てられるので1本に束ねるやり方よりもボリューム感が楽しめるでしょう。

ウスネオイデスの飾り方例2.

直射日光に当てるよりも日陰が好きなウスネオイデス。くもりガラスの内側や北側の窓にかける観葉植物として使用する飾り方もできます。

ウスネオイデスの飾り方例3.

自然界でも木に吊り下がった生長している姿が見られるこの植物。このように枯木や木の根のようなものに絡めておく飾り方にも向いています。

まとめ

ウスネオイデスの枯れ方を知って上手に育てよう

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/71B-A3XW48L._SL1000_.jpg

ウスネオイデスは土がなくて自由な飾り方が出来る植物。吊るし方や束ね方を変えることでバリエーションも増えるのであなたのセンスが光ります。その育て方のポイントは水やり!そのコツをマスターしてウスネオイデスの枯れ方対策をしていくのが長く楽しむコツです。この記事をインテリアグリーンにピッタリなウスネオイデス栽培のヒントにしてグリーンライフをお楽しみください。

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