山クラゲとは?
山クラゲの特徴
山クラゲとは、茎レタスのことで正式名はステムレタスといいます。読み方はそのまま「やまくらげ」で、茎レタスの読み方もそのまま「くきれたす」です。一般的にはステムレタスよりも「山クラゲ」の名称が浸透しており、味はアスパラガスに似ています。ステムレタスは生でも食べられますが、昔から乾燥させ保存食として食べられてきました。乾燥させてから戻して使うと、コリコリとした食感がクラゲに似ていることから山クラゲと呼ばれる由来です。読み方とは少し違うギャップもポイントです。
ステムレタスと山クラゲの違いとは?
生のものをステムレタス、乾燥させたものを山クラゲと区別するとわかりやすいでしょう。どちらも原料は同じステムレタスですが、状態によって呼び名が変わります。生のステムレタスを天日干しで乾燥させるだけなので自宅でも簡単に作れますよ。ただし完全に乾燥させるのがポイントです。
山クラゲは食べやすくアレンジもたくさん!
ステムレタスは生でも食べられますが、すぐ傷んでしまうので冷蔵庫に入れてもあまり日持ちしません。長持ちさせるには乾燥させるのがおすすめです。ほとんどクセがなくいろいろな料理に使えます。ステムレタスを乾燥させた山クラゲは幅広いアレンジが可能です。ネット通販でも取り寄せできますし、煮物や漬物にした山クラゲを購入することもできますので試してみてはいかがでしょうか?
購入した山クラゲは原料をチェック
山クラゲの漬物や和え物は既製品も多く出回っていますし、読み方も全て山クラゲとシンプルなのですぐに見つけられます。ただし既製品を購入する場合は原料をチェックしましょう。甘味料や保存料を使用しているものもあるからです。原料の添加物全てが悪いとは限りませんが原料によっては自分で作る方がいい場合もあります。既製品を購入するなら原料をチェックして、安心の原料を使用している商品をえらんでくださいね。原料が気にならないなら既製品でも美味しく食べられるでしょう。
山クラゲの旬と食べる前の注意点
山クラゲの旬は初夏と秋の2回あります。旬の時期は限られますが、乾燥させれば長期保存が可能です。旬には生で食べて旬以外の季節には乾燥させた山クラゲを楽しむことで、通年美味しく食べられますよ。旬の時期には茎と葉のシャキシャキ食感を、旬以外には乾燥させた茎のコリコリ食感を楽しみましょう。旬にはサラダ、旬以外は煮物や漬物、和え物など幅広いアレンジが可能です。読み方が難しいとどんな食材か不安ですが、読み方が簡単で扱いやすいのは山クラゲのいいところです。
山クラゲのおすすめアレンジレシピ①
おつまみに最適な山クラゲのきんぴら
きんぴらはご飯のおかずはもちろんのこと、お弁当のおかずやお酒のおつまみまで幅広く活用できます。作り置きして常備菜としても使えるのでぜひ作ってみてくださいね。山クラゲだけでは少しさみしいので、しらたきでかさ増ししましょう。山クラゲもしらたきも低カロリーでヘルシーなので、ダイエット中の人も気にせず食べられますよ。
材料 山クラゲ:乾燥を戻した状態で70g しらたき:1袋 醤油:大1.5 みりん:大1 酒:大1 ごま油:小1
作り方
乾燥山クラゲは水で戻してから食べやすい大きさにカットし、しらたきはお湯でサッと湯がき食べやすい大きさにカットしておきます。フライパンにコマ油を入れ山クラゲとしらたきを炒め、全体に火が通ったら調味料を入れ更に炒め水分を飛ばしましょう。
美味しく食べるポイント
水分が多い食材を使うので、しっかりと水分を飛ばして炒めるのがポイントです。ただし焦がさないよう火加減に注意しましょう。
山くらげの美味しい食べ方レシピの詳しい情報はこちら
山クラゲのおすすめアレンジレシピ②
ご飯がすすむ山クラゲのオイスターソース炒め
山クラゲはあまりクセがないので和洋中どんなレシピにも取り入れやすいのがポイントです。子供から大人まで幅広い世代に食べやすい中華にも使いやすいでしょう。オイスターソースの風味と牛肉の旨味、にんじんの彩りは見た目にも食べても美味しいご飯がすすむおかずになりますよ。
材料 乾燥山クラゲ:300g にんじん:1/2本 牛薄切り肉:150g ○酒:大1 ○醤油:小1 片栗粉:大1 ◇砂糖:小1 ◇酒:大1.5 ◇醤油:大1.5 ◇オイスターソース:大1 塩コショウ:適宜 ごま油:大1
作り方
山クラゲは5cm程度、にんじんは千切り、肉は細切りにして◇の調味料で下味をつけ片栗粉をまぶしておきます。フライパンに油をしいて肉を炒めたら一旦取り出しフライパンはそのままに、にんじんと山クラゲを炒め○の調味料で味をつけます。全体に火が通ったら肉を戻し炒めましょう。最後に味を整えて完成です。
美味しく食べるポイント
青椒肉絲をアレンジしたレシピなので、ピーマンが苦手なお子さんにも食べやすいのがポイントです。野菜はお好みで増やしてもいいですし、ピーマンが食べられるなら青椒肉絲のアレンジとしていろいろな食感を楽しめます。
山くらげの美味しい食べ方レシピの詳しい情報はこちら
山クラゲのおすすめアレンジレシピ③
ランチにおすすめな山くらげと豚肉のパスタ
山クラゲは煮物や漬物にするイメージですが、パスタにもアレンジできます。乾燥山クラゲを使えばパスタの中にコリコリとした食感が加わりますよ。山クラゲはだけではあっさり系なので豚肉をプラスしてボリュームを出せば、お腹も満足のランチメニューになります。
材料 乾燥山クラゲ:50g パスタ:2人分 豚肉:100g ニンニク:適量 オリーブオイル:大3 ウェイパー:小1 醤油:小1 唐辛子:適量 塩コショウ:少々
作り方
山クラゲは水で戻し一口大に、豚肉も大きさを揃えてカットしておきます。フライパンにオリーブオイルをしきニンニクと唐辛子入れオイルに香りがついたら豚肉を炒めます。火が通ったら山クラゲを入れよく炒めたら味を整え、茹でたパスタを加えて混ぜたら完成です。
美味しく食べるポイント
山くらげと豚肉のパスタを美味しく食べるには、オリーブオイルにしっかりとニンニクと唐辛子の香りを付けるのがポイントです。火が強いと焦げてしまうので弱火でじっくりと香りを移しましょう。
山くらげの美味しい食べ方レシピの詳しい情報はこちら
山クラゲのおすすめアレンジレシピ④
お酒が進む山クラゲと海鮮の和え物
山クラゲは乾燥させたものを使うレシピが多いのですが、こちらは生で茎だけを使います。茎は皮が硬いので皮をむいてから千切りにしましょう。海鮮はイカを使っていますが、エビやカニでもアレンジ可能ですのです。茎は茹でる前に刻むほうが扱いやすいでしょう。
材料 山クラゲの茎:200g ヤリイカ(ボイル):4~5杯 酢味噌:大2 マヨネーズ:大1 すりごま:大1
作り方
山クラゲの茎皮はピーラーでむき千切りにして、ヤリイカは足をカットして中をきれいに洗い軟骨を抜いたら輪切りにしておきましょう。後は山クラゲの茎と一緒に調味料で和えるだけで完成です。
美味しく食べるポイント
海鮮を用意できないときには、カニカマでも代用できます。酢味噌以外にゆず胡椒や辛子などお好みでアレンジしても美味しいので試してみてください。
山くらげの美味しい食べ方レシピの詳しい情報はこちら
山クラゲのおすすめアレンジレシピ⑤
寒い時期に食べたい山クラゲのあったかスープ
山クラゲはスープの具材としても使えます。トロトロの白菜やシャキシャキの水菜、山クラゲのコリコリなど食感が楽しいスープが食べられます。豆腐やえのきにちくわでボリュームが出るのでヘルシーでも満足度は高めです。ブラックペッパーのピリっとした辛味がアクセントです。
材料 乾燥山クラゲ:適量 コンビーフ:1/2缶 玉ねぎ:1/4個 ニンニク:1個 固形スープの素:1/2個 塩コショウ:少々 醤油:少々 オリーブオイル:適量 パスタ:1束
作り方
材料は食べやすい大きさにカットしておき、鍋に水を入れ火にかけ沸騰したら材料と調味料を入れて煮込みます。野菜に火が通ったら完成です。とても簡単なので一人暮らしの人や料理初心者でも気軽に試せます。
美味しく食べるポイント
野菜はお好みで好きなもので代用できます。たっぷり作って次の日はうどんを入れたり雑炊にしたりとアレンジして最後まで飽きずに食べられます。コンソメ以外に和風だしや中華だしでも美味しく食べられますよ。
山くらげの美味しい食べ方レシピの詳しい情報はこちら
山クラゲのおすすめアレンジレシピ⑥
子供も喜ぶ山クラゲのスープパスタ
スープ仕立てのパスタに山クラゲをプラスすれば、コリコリ食感が楽しく体があたたまるスープパスタになります。山クラゲはクセがないので子供でも無理なく食べられます。固形スープの素は少量でも、コンビーフの程よい塩気で丁度いい味になります。オリーブオイルはお好みでたっぷり使ってもいいでしょう。
材料 乾燥山クラゲ:適量 コンビーフ:1/2缶 玉ねぎ:1/4個 ニンニク:1個 固形スープの素:1/2個 塩コショウ:少々 醤油:少々 オリーブオイル:適量 パスタ:1束
作り方
山クラゲは食べやすい大きさにカットして、パスタを茹でる間に、フライパンにニンニクのみじん切りとオリーブオイルを入れ弱火で香り付をします。香りが出たら、玉ねぎ・山クラゲ・コンビーフを入れて炒め、フライパンに1カップのお湯と固形スープを入れ醤油で味を整えたらパスタを入れて完成です。
美味しく食べるポイント
醤油はほんの少しですが、香ばしい香りが食欲をそそります。万能ねぎと刻み海苔をトッピングすれば和風のスープパスタとしても美味しく食べられますよ。
山くらげの美味しい食べ方レシピの詳しい情報はこちら
山クラゲのおすすめアレンジレシピ⑦
家族が喜ぶ山クラゲの炊き込みご飯
炊き込みご飯は特別感があるので、子供から大人まで幅広い世代に人気があります。山クラゲはレシピ通りでもいいですし、食感を楽しみたい場合は量を増やしてもいいでしょう。がんもどきが入ることで適度な油分と旨みが加わり食べごたえも出ます。めんつゆは濃縮度に合わせて加減を調整してください。
材料 山クラゲ:1束 がんもどき:大1個 生姜:適量 鷹の爪:適量 めんつゆ:3倍濃縮小2 酒:小2 お米:2合
作り方
山クラゲとがんもどきは一口大に、生姜は千切りにしておきます。鍋に具材と調味料を入れ味を染み込ませます。炊飯器に2合のお米と規定量の水を入れ、そこに具材を汁ごと入れ炊飯スイッチを押せば後は炊飯器が美味しく炊き上げてくれます。
美味しく食べるポイント
生姜と鷹の爪を入れるので、香りとピリっとした辛味が程よくモリモリと食べられます。お米を増やす場合は具材と味付けも調整してくださいね。
山くらげの美味しい食べ方レシピの詳しい情報はこちら
山クラゲのおすすめアレンジレシピ⑧
おかずにもおつまみにも美味しい山クラゲのチヂミ
韓国風お好み焼きのチヂミは、おやつにもおかずにもお酒のおつまみまで幅広く活用できます。じゃがいもを千切りとすりおろしという2種類に分けることでもっちりとホクホク、山クラゲのコリコリという3種類の食感を楽しめます。材料さえあれば簡単に作れるので、後1品欲しいときにも便利ですよ。
材料 山クラゲ:30g じゃがいも:1個 卵:1個 小麦粉:大1 片栗粉:大1 中華だしの素:小1 ブラックペッパー:少々 ごま油:大1
作り方
じゃがいもは半分を細切りで水にさらしてからザルに上げ水気を切り、もう半分はすりおろしにします。ボウルに2種類のじゃがいもと山クラゲ他の材料を入れ混ぜたら、フライパンにごま油をしきこんがりと両面を焼いたら完成です。
美味しく食べるポイント
タレはシンプルに醤油だけでもいいですし、コチジャンとごま油や、お酢とラー油などお好みで何通りか作り味変しながら食べるのもおすすめです。ホットプレートでも作れます。
山くらげの美味しい食べ方レシピの詳しい情報はこちら
まとめ
山クラゲは旬の時期が限られますので、乾燥山クラゲを使うと好きなときにアレンジレシピを楽しめます。水で戻すだけなのでとても簡単ですし、バリエーションもまだまだ豊富に揃うので、紹介したレシピを自分流にアレンジするのもいいかもしれません。成分はレタスとほとんど変わらないのでヘルシー志向の人にもおすすめです。
山菜が気になる方はこちらもチェック!
山クラゲとは山菜の一種としても親しまれています。日本には他にも魅力的な山菜がたくさんありますので、山菜の特徴や食べ方を知りたい方はぜひこちらの記事もチェックしてください。美味しい食べ方やおすすめレシピ、変わった名前の山菜の読み方などもわかりますよ。
ウバユリとは?その特徴や山菜としての食べ方をご紹介!どんな味?
ウバユリと言われてもピンとこない人も多いかもしれませんね。日本に自生するユリのなかでも特殊なタイプで、まるでエビネランが巨大化したかのような...
ウルイの特徴とは?新鮮な見分け方から美味しい食べ方・レシピまでご紹介!
春先になるとウルイがスーパーなどの店頭に出回ります。もともと野山に自生し山菜として食べられていました。山菜の中では灰汁が少なく古くから親し...
うるいの美味しい食べ方とは?旬な時期こそ美味しい人気レシピ6選をご紹介!
うるいとは山菜の一種ですが他のものと比べるとえぐみもなくあっさりと生のままサラダとしての食べ方もできる野菜です。山菜採りにいかなくても市販さ...