スノボを快適に楽しむための板の選び方を紹介
スノーボードは、板を自由自在に操って雪面を滑るシンプルなウィンタースポーツですが、板や各ギアなどの選び方を追求すればするほど奥深い競技になります。この記事では、2021年~2022年におすすめしたい人気スノーボードブランドを紹介したいと思います。その前に、初心者から上級者がスノーボードを安全・快適に楽しむための、基本的な板の選び方について解説していきます。
スノーボード初心者の板の選び方
スノーボード初心者の板の選び方は、板の種類とサイズに着目することから始めてみましょう。スノーボードの板には豊富な種類がありますが、初心者が抑えておきたい選び方のポイントは安定して滑れるかどうかです。まず選んでいきたい種類は、安定性とトリック性のバランスがとれた「ディレクショナルツイン」がおすすめ。基本となるサイズの選び方は、自分の身長-15cmが理想と言われています。背丈が170cmの人なら板の全長は155cmが程よいサイズになります。
スノーボード中級者の板の選び方
スノーボード中級車の板の選び方は、スタイルにマッチした板の形状をチョイスしてみてください。疾走感を感じるフリーライディングを極めるなら、板の種類は「ディレクショナル」がおすすめ。トリック系を極めるなら、板の種類は「ツインチップ」がおすすめです。初心者から中級者レベルになるころには、スノーボードの形状だけではなく、好きなブランドに注目しながら板を選んでいくのが楽しみになっていきます。
スノーボード上級者の板の選び方
スノーボード上級者になってくると、ハーフパイプに挑戦したりバックカントリー(パウダー)を滑りだす人も多いでしょう。キッカー(ジャンプ系トリック)にトライされるのであれば、板の形状は汎発性の強い「キャンパー」や「ダブルキャンパー」がおすすめ。バックカントリーでは、小回りの利く「ツインチップ」と安定感を出すために硬さはミディアムがおすすめです。初心者は簡単に滑れることを意識し、中級車~上級者はコンディションやスタイルに沿った選び方をしていきましょう。
スノーボードブランドおすすめ人気11選を紹介
「初心者から上級者のスノーボードの選び方のポイントは分かったけど、具体的なブランドを絞りこむのは難しい。」そう思う方のために、ここからは経験値やスタイルに合わせたスノーボードの人気ブランドを11選を紹介していきます。この記事を読めば、何をゲットしたら良いのか全く分からない初心者の方から、新たなチャレンジを試みる中級者から上級者の方まで、購入すべきスノーボードブランドを見つけることができるはずです。
スノーボードブランドおすすめ人気①ZUMA
ツマ ZUMA スノーボード 3点セット
スノーボード初心者におすすめしたいブランドの1つ目は「ZUMA(ツマ)」です。ZUMAのブランドは初心者向けのオーソドックスな板を多く開発しつつ、ロゴや各種ギアのデザインも美しく整えることに力を入れているブランドです。初めての方は板以外にもビンディングやブーツも所持していないケースがほとんどなので、ZUMAのスノーボード3点セットがおすすめです。この他にもレディースやジュニア用のセットもありますので、併せてチェックしてみてください。
ZUMAの特徴
ZUMAとは、日本のスノーボードメーカーで長い歴史を持つ株式会社スワロースキーが取り扱うブランドです。初心者や子供むけの製品開発はもちろん、パークやパウダーなど上級者が好むカテゴリーに特化した板も幅ひろく取り扱っています。話題にとなった製品には「バンブーサイドウォール」という竹を活用した、しなりと強度の強いオリジナリティの高い板があります。ロゴはエッジを切り返したときの様子を連想させる、スタイリッシュなデザインが印象的ですね。
スノーボードブランドおすすめ人気②ライド
ライド AGENDA 19-20年モデル
スノーボード初心者におすすめしたいブランドの2つ目は「ライド」のAGENDAというモデルです。種類は動きやすいツインチップで、形状は板を回転させやすいハイブリットロッカーなので、初心者だけじゃなく中級者が扱っても十分満足できるボートと言えます。グラトリ、キッカー、フリーランなど、さまざまなスタイルにも適応可能なオールランドな特長をもっており、多才なプレイヤーにとっては愛用すべき1枚でしょう。
ライドのAGENDAの特徴
初めての方から、少し慣れてきた方まで、長く使用することが出来るのがライドのAGENDAの最大の特徴です。これからスノーボードに初挑戦する方で、「上達するまで長期間続けていきたい」という意気込みがあるなら、中級者になってもオールマイティに活躍してくれるライドのAGENDAを購入することをおすすめします。ライドのロゴは、アルファベットの「R」を反転させているのが特徴で、遊び心と見た目の覚えやすさが印象的ですね。
スノーボードブランドおすすめ人気③サロモン
サロモン SIGHT 19-20年モデル
運動神経に自信があるなら、初心者のうちからトリックに適応したボード選びをおすすめします。人気ブランドのサロモンが提供するSIGHTなら、シンプルな疾走もターンも華麗に決めやすい、ディレクショナルツインを採用。ただ普通に滑るだけでは物足りないビギナーのために、形状はロッカー(初心者向け)の安定性とキャンバー(中級者向け)のコントロール性を合わせたクロス仕様となっており、中級者まで満足のいく板として有名です。
サロモンのSIGHTの特徴
ビギナークラスから中級者まで幅広い層から人気のサロモンのSIGHTは、高強度な造りが有名な特徴の1つです。ターンやカーブ、グラトリにキックなど、技を覚えていく過程では転倒などのアクシデントがつきものです。安価なボードだと比較的早い時期に破損したり寿命が来たりしてしまいますが、サロモンのSIGHTなら、素材に高密度の木材やファイバーグラスを使用しており、激しいプレイにも絶えることが期待できます。ロゴはアルファベット「S」を全面に押し出したダイナミックなイメージです。
スノーボードブランドおすすめ人気④バートン
バートン Instigator 19-20年モデル
スノーボード初心者の入門板として有名なのが、バートンのInstigatorです。板の種類は疾走の安定性に優れたディクショナルを採用、形状はフラットよりのロッカーでエッジが引っかかる心配を減らします。トリックとかジャンプとかは後回しにして、とにかく楽しく滑ることだけを重視するなら、バートンのInstigator一択と言っても過言ではないでしょう。
バートンのInstigatorの特徴
重心移動とバランスがとりやすいディクショナル仕様に加えて、板は平らな形状にこだわっているため、初心者でも真っすぐライディングすることが楽に達成できます。初心者にとって初めにぶつかる壁でもあるターンですが、カーブにも優しい設計がされているInstigatorなら、体重移動に自信がない方でも比較的早期にクリアできるはずです。バートンのブランドロゴは、太くて可愛らしいフォントの矢印が旋回しているユニークなデザインになっています。
スノーボードブランドおすすめ人気⑤グレイ
グレイ GENIUS
オーリーなどの定番グラトリをマスターして、さらに技の質を高めたくなったら、グレイのGENIUSの購入を検討してみてはいかがでしょうか。グレイのGENIUSは、これまでの初心者向けのロッカー・フラットボード(平らな形状の板)と違い、しなりが利くキャンバー仕様になっているのでダイナミックなトリックが繰り出せます。その分コントロールが若干難しくなってくるので、十分な基礎を身につけたのち、入手して欲しい板になります。
グレイのGENIUSの特徴
グレイのGENIUSの重量は、ULTRA LIGHT COREと呼ばれるハイクラスな軽量モデルになっています。軽い素材で有名な桐とヒノキを使用して、強度アップのために上下にはファイバーグラスを使っています。軽量のスノーボードのメリットは、高いジャンプができる点です。ポピュラーなオーリーや小キッカーでのスピン技では、さらに思い通りのジャンプをすることが出来るでしょう。グレイのブランドロゴは、雪山の木を想像させるシックなデザインになっています。
スノーボードブランドおすすめ人気⑥アライアン
アライアン PRISM 19-20年モデル
滑りやすさと高速ライディングの安定性の両方を兼ねそろえた、オールマイティな板として中級者の間で有名な1枚がアライアンのPRISMです。速さを追求した板はしなりが利かず技を出すのが難しくなり、操作性重視の板は高速滑走の際にグラつきやすく不安定になりがちですが、PRISMは両方のメリットを絶妙なバランスで取り入れることに成功しています。
アライアンのPRISMの特徴
アライアンのPRISMはオールマイティな滑りを発揮してくれるため、初心者でも上級者でも扱うことが出来ますが、特に中級者におすすめしたいボードになります。その理由は、ハーフパイプなどの上級者が遊ぶスポットには力不足かもしれませんが、中級者に人気なグラトリ、キッカー、ジブ、といった遊びに関しては絶大な効果を発揮するからです。またトリックに飽きたらフリーランに切り替えても、ストレスなく滑れる点も嬉しいポイントです。ブランドロゴは真っ赤なシンボルが存在感を醸し出しています。
スノーボードブランドおすすめ人気⑦ドレイク
ドレイク TEAM
中級者から上級者におすすめしたいスノーボードブランドは、イタリア発のドレイク。製品ラインナップの中でも、TEAMはライディング中の安定性と力強いグリップ性が優秀な板として有名です。イタリア生まれのブランドというだけあり、ボードに描かれたデザインの完成度も一目置かれています。
ドレイクのTEAMの特徴
人気ブランドドレイクのTEAMは、フレックス(硬さ)は十段階中レベル6と少しだけ硬めに設定されており、板の種類はディクショナルツインなのでグラトリにはあまり向いていません。その反面、アスペンウッドを使ったコアにナノカーボン粒子のベースがパワフルに働き、コンディションの悪い雪面にも適応します。そのためパウダーでも滑ることができる頼もしいボードなのです。また、キッカーやハーフパイプでも大活躍すること間違いないでしょう。
スノーボードブランドおすすめ人気⑧ナイトロ
ナイトロ SHtik
パークでフリースタイルをとことん極めていきたいなら、ナイトロのSHtikがおすすめです。ツインチップにハイブリットキャンバー仕様で、フレックスは10段階中レベル3とかなりソフトな仕上がりになっています。そのためグラトリのバター系を攻めたり、ジブ系を決めるにはもってこいの1枚なんです。また板の軽さも魅力の1つで、取り回しがしやすく、初心者から中級者の方までトリッキーな動きを習得することができるでしょう。
ナイトロのSHtikの特徴
ナイトロのSHtikは、トリックの操作性を充実させるために、ハンマーヘッド型の独特なボード形状をしています。板の前後が広範囲な円形をしているため、カービングで雪面をとらえやすくなっています。有効エッジ幅は比較的長く作られているので、技を決めやすいだけでなく、フリーランも楽しみやすいのが嬉しいポイントです。ナイトロのブランドロゴはブランド名「ナイトロ」の頭文字を強調したデザインで、ステッカーはもちろんアパレル関連の商品にも起用されています。
スノーボードブランドおすすめ人気⑨ファナティック
ファナティック FTC
「キッカーやハーフパイプでパワフルなジャンプをやりたい!」という上級者の方は、力強い反発性と高度な技に耐えられる強度をもったボードの必要性を感じるでしょう。そんな希望を叶えるのが、ファナティックのFTC。中級者から上級者の間では有名なブランドの1つで、プロ仕様の本格的なボード制作する人気有名ブランドです。ハニカム構造という独自テクノロジーが有名で、激しいワンメイクにも耐える反発性と安定性が売りの板となっています。
ファナティックのFTCの特徴
ファナティックが作るスノーボードの、最大の特徴であり魅力でもあるのが独自開発されたハニカムテクノロジーです。ハチの巣をヒントにして、コア部分とノーズ・テール部分に6角形にかたどったペーパー素材を起用し、衝撃に強い板づくりに成功しています。これにより反発性と耐久性に優れ、オーリー1つにしても非常に高いジャンプ性能を実現。ブランドロゴは赤、黒、白で統一されたキリっとしたデザインで、有名ブランドなので見かけたことがある人も少なくないでしょう。
スノーボードブランドおすすめ人気⑩モス
モス パウダーボード U4
バックカントリーでパウダースノーを満喫したい上級者には、パウダー専門のスノーボードを開発していることで有名なモスのブランドがおすすめです。モスのラインナップの中でも、Uシリーズはパウダーを楽しむためのスノーボードとして定番。雪面でサーフィンをしているかのような、優しく滑らかな動きを味わうことが出来るでしょう。ちなみにU2はキッズ向けでU3はレディース向け、U4は上級者向けでU5はさらにビックなプレイを楽しみたい人向けです。
モスのU4の特徴
パウダーボードという名前にもある通り、U4はバックカントリーでのパウダー専用に作られたスノーボードになります。最大の特徴はテールの短さにあり、まるでサーフィンボードのような形状をしている点です。短いテールのおかげで難しいパウダーでのコントロールがとりやすく、細かい操作が必要となるツリーランにも適しています。モスのロゴデザインは、シンプルにブランド名を全面に出した形をしていますが、ステッカーにはいくつかの種類があります。
スノーボードブランドおすすめ人気⑪レイバック
レイバック SWORDFISH
パウダーボード専門ブランド「レイバック」もモスと同様、バックカントリーでの疾走に特化したスノーボードを提供する有名ブランドです。レイバックとは、もともとサーフィンで扱うターンの名称でもあり、スノーサーフィンボードを作るブランド名として遊び心を感じさせますね。レイバックの板はパウダー専用なので、基本的に上級者向けです。フィッシュテールと呼ばれる坂の尾びれに似たテールが、ほかにはない独自の愛らしさを感じますね。
レイバックのSWORDFISHの特徴
レイバックが手掛けるパウダーボードには、ショートボードから通常のスノーボードには見られないフィッシュテールボードまで、さまざまなタイプの商品があります。中でもSWORDFISH(メカジキ)は、長く飛び出したノーズに、絶妙な反りキャンバーがパウダーを駆け抜ける最高のバランスを有しています。そして竹製のサイドウォールが、自然な感覚で雪をキャッチできるでしょう。ブランドロゴは、大胆にも海の波をイメージしたおしゃれなデザインで人気です。
板にブランドロゴステッカーを貼る文化について
スノーボードだけに限らず、SK8やサーフィンでもボードにブランドのロゴステッカーを貼っているプレイヤーを多く見かけることがあると思います。もともとはメーカーが自社ブランドの商品の知名度を上げるために、ユーザーへ配布していたことがきっかけで、次第に「おしゃれだから」「オリジナティを表現できるから」といった理由で板にロゴステッカーを貼る行為が流行したと言われています。
ロゴステッカーを貼るさいの注意点
お気に入りの1枚を見つけることが出来たら、今度はほかのプレイヤーと被らないオリジナルなデザインにするために、ボードに好きなブランドのロゴステッカーを貼ってみるのも良いでしょう。張るさいの注意点ですが、まず自分の所有している板のブランドと異なるブランドステッカーを乱雑に張りすぎないことです。統一性がなくなってしまいます。また、ステッカーが剥がれてしまうと見栄えも悪くなるので、防水性のあるシールを使うことも大事です。
まとめ
初心者はとにかくイージーに楽しく滑れることを最優先して、中級者以上は自分の好むスタイルに特化した板えらびをしていきましょう。スノーボードはオシャレに楽しむウィンタースポーツでもあるので、板の機能面も大事ですが、ブランドのコンセプトや見た目の美しさなどの考慮して自分に合った1枚を見つけていってくださいね。
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