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初めてのツーリングでする初心者の準備と心得!マス・ソロ・長期ロングまで!

初めてのツーリングの心得と準備について解説します。初めてのツーリングをするまでは不安でいっぱい。しかし、いざ出発してみると心を揺さぶる景色にあふれ、あなたのバイクがキラキラと輝きます。前半では心得を、後半では準備について述べました。
2020年8月27日
hosokawa_taka
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初めてのツーリングでの準備と心得:はじめに

バイクでのツーリングで得られるものは①訪れる土地の空気から感じる新鮮さ②自分でバイクを操作して目的地にたどり着く達成感、この2つです。この「新鮮さ」と「達成感」を得られれば楽しいツーリングとなります。ここではこれからツーリングへ行こうとしている初心者向けに、前半は「初めてのツーリング心得編」として、後半は「初めてのツーリング準備編」として解説します。持ち物や服装についても述べますね。

初めてのツーリングは楽しい思い出になる?

初めてのツーリングの思い出は楽しいものになるとはいい切れません。ツーリングへ行く前のイメージと実際にツーリングをしたときの印象が大きく違い、苦難にあふれたツーリングになると楽しい思い出にはならないのです。でも大丈夫!バイクに乗り続けていると、そんな苦難に満ちたツーリングの思い出がいつの日からか武勇伝となります。では本題!心得編へとまいりましょう。

【心得編】初めてのソロツーリング

初心者でもチャレンジしたいソロツーリング!

ソロツーリングは新鮮さや達成感を一人でかみしめられるのがメリットです。映画を誰かと観た時に途中で話しかけられると興ざめしてしまう…そんな人に向いているツーリング形態だといえます。また、バイクを走らせるスピードや休憩のタイミングを自分で決められますので、誰かに気を遣う必要がありません。初めてのツーリングはソロだった…という人は思いのほか多いのです。

初心者のソロツーリングで気をつけること

ソロツーリングはすべてを一人で決められる反面、トラブルがあったときも自分で対処しなければなりません。初心者にとって気がかりなのはトラブルの対処法についてではないでしょうか。立ちコケしてレバーを破損、パンク、エンジンの不調など、思いがけないトラブルはツーリングにつきものです。でも大丈夫!自分で対処できないトラブルは誰かに頼ればいいのです。それが心温まる出会いの思い出にもなります。

【心得編】初めてのマス&二人ツーリング

なかまとの共有が楽しいマス&二人ツーリング

マスツーリングや二人ツーリングはツーリング先であったことを誰かと同行者と共有する楽しさがあります。ソロツーリングで付きまとう不安も共有でき、初めてのツーリングでトラブルがあっても心強いですね。マスツーリングでは世話役さんに初心者であることを伝えておくと気遣いをしてくれます。また、二人ツーリングでは相談しながらルート設定するのが楽しいです。ソロツーリングにはない連帯感も加わります。

初心者のマス&二人ツーリングで気をつけること

初めてのマスツーリングや二人ツーリングで気をつけたいのは同行者の指向です。ペースがハイスピード過ぎる、休憩の度にライディングテクニックを指摘される、話をしてもつまらないなど、初心者に気遣いできないクラブも稀にあります。また、性分が合わない人との二人ツーリングは拷問でしかありません。楽しくないマス&二人ツーリングは中断し、帰路でソロツーリングを楽しみましょう。


【心得編】初めての一泊ツーリング

一泊ツーリングは初心者におすすめ!

一泊ツーリングは日程に余裕があるので、初心者でも思いのほか楽しめます。日帰りツーリングはペース配分や折り返し地点の決定が難しく、リカバリーしにくいのがリアルなデメリット。その反面、一泊ツーリングは宿泊場所を折り返し地点にできますので、帰路のペース配分をイメージしやすいですね。「日帰りツーリングのつもりが遠くまで来てしまい、急遽宿を探して一泊ツーリングになった」というのもありです。

初心者の一泊ツーリングで気をつけること

初めての一泊ツーリングで気をつけたいのは宿泊場所への到着時間です。一泊ツーリングは折り返し地点を宿泊場所にできるものの、初日に予定していた宿泊場所まで行かなければならないので、チェックインの時間を気にしながらペース配分をしなければなりません。初めてのツーリングでは走行距離を法定速度の1/2で計算すると、休憩時間を含めた到着時間を予測できます。

【心得編】初めての長期ロングツーリング

旅スキルのほうが重要な長期ロングツーリング

長期のロングツーリングは日帰りツーリングや一泊ツーリングを経験してからチャレンジするのがベストです。初心者には敷居が高いものの、「バイクでコンビニへ行ったら北海道まで行きたくなった」というツワモノも稀にいます。長期のロングツーリングではその日の宿泊場所を決めずにバイクを走らせるケースが多いので、ペース配分は気分のままでOKです。ライディングスキルより旅スキルのほうが重要になります。

初心者の長期ロングツーリングで気をつけること

初心者の長期ロングツーリングで気をつけたいのは、先を急がないという心の余裕を持つことです。ルートを事前に決め、予定を消化していくツーリングもラリーレイド的で楽しいのですが、初めてのロングツーリングであなたの心を引き留める景色を腹八分目で抑えて去るのはもったいないですね。予定していたルートを外れ、ツーリング先で出会ったライダーとしばしの二人ツーリングを楽しむのもあり。満腹になるまで走るのが長期ロングツーリングの醍醐味です。

【準備編】初めてのソロツーリング

初めてのソロツーリングの服装

ここからは準備編。初めてのソロツーリングには安全性を重視した服装が望ましいですね。初心者は転倒や事故をする確率が高いからです。プロテクターを着用して怪我を軽減する工夫をするのがベスト。転倒や事故をしても、怪我を最小限に抑えられれば、対処法の選択肢が多くなります。しかし、体の動きを制限するほどハードなプロテクターは考え物です。バイクを操作しにくくなり、逆に転倒や事故の可能性を高めてしまいます。

初めてのソロツーリングの持ち物


初めてのソロツーリングでは、お金を多めに持っていくようにしましょう。コンビニで買えるものは持っていかないほうがいいですね。初心者でバイクの修理ができる人は稀でしょうから、車載以外の修理工具は持っていても役に立ちません。しかし、レバー類は持ち物に加える価値があります。自分で修理できなくても、街の自転車屋や修理工場に持ち込めば修理してもらえるからです。

余談:レバーは曲がっても直さない!

バイクのレバー類が曲がったら直さないこと。曲がったままのレバーを慎重に操作しましょう。バイクのレバー類はアルミ製が多く、曲がったものを直そうとすると簡単に折れるのです。折れると操作できなくなる可能性がありますよ。レバーが根元から折れないように、事前に切り欠き付きのレバーへ交換しておくのもありです。

【準備編】初めてのマス&二人ツーリング

初めてのマス&二人ツーリングの服装

マスツーリングや二人ツーリングでは事前に服装について確認するのがベストです。海沿いルートだから寒暖差はさほどない、山岳路ルートだからミドルレイヤーを持ち物に加えたほうがいいなど、経験者からルートに相応しい服装を聞き出しておきましょう。なお、服装は①春は2か月前、秋は2か月後の防寒対策②一着で防寒せず、重ね着対応する、この2点が基本です。また、透湿防水タイプのレインウエアは防寒着にもなります。

初めてのマス&二人ツーリングの持ち物

マスツーリングや二人ツーリングでの持ち物は事前になかまと打ち合わせをするのがベストです。マスツーリングなら世話役さんが初心者向けに詳しく教えてくれます。持ち物について連絡がない場合はソロツーリングと同じだと思っていいですね。二人ツーリングは相方と相談しながらツーリングを計画するケースがほとんどですので、計画に合わせた持ち物をお互いに確認しましょう。

【準備編】初めての一泊ツーリング

初めての一泊ツーリングの服装

一泊ツーリングの服装は日帰りツーリングと同等と考えて問題ありません。一泊だけならライディングジャケット&パンツで過ごせるからです。しかし、宿に入ってから街遊びするなら、カジュアルなウエアやシューズを持ち物に加えると快適に過ごせます。服装を決めるときは初日と二日目の気温をチェックすること。初日と二日目で気温差があれば、気温が低い日に合わせた服装を選ぶといいですね。

初めての一泊ツーリングの持ち物

初めての一泊ツーリングでは、日帰りツーリングに着替えを加えるだけでOKです。バイクに必要なもの以外は一泊旅行と同じだと考えていいでしょう。ホテルにあるものは持ち物に加えないほうが荷物を減らせられます。初めての一泊ツーリングがキャンプツーリングという初心者でも、あれこれ持ち物に加えないのが正解。キャンプツーリングの道具は一度にそろえるよりも、少しずつ増やすほうが必要なものがわかりやすくなります。

【準備編】初めての長期ロングツーリング

初めての長期ロングツーリングの服装


初めての長期のロングツーリングには、バイクで着用しても違和感のないカジュアルウエアやアウトドアウエアがおすすめです。ジャケットの袖やパンツの裾が長めなものを選びましょう。バイク用のジャケットやパンツにはコインランドリーで洗濯できないものもあるからです。プロテクター類は着用タイプよりも洗濯しなくてもいい装着タイプがおすすめ。洗い替えを持っていきたくないなら、洗濯日は宿やキャンプ場で過ごします。

初めての長期ロングツーリングの持ち物

初めての長期のロングツーリングには、汎用性のあるものを中心に持ち物をそろえると荷物を減らせられます。スモークシールドよりサングラス、バイク用グローブより作業用グローブなど、バイクに乗るとき以外でも使えるものが便利です。着替えを少なくして洗濯する回数を増やしてもOK。必ず使うものに厳選し、車載以外の工具やパーツなど、使わないかもしれない持ち物はバイクに積載しないほうが身軽になれます。ただし、チェーンオイルは必ず持っていきましょう。

余談:ツーリングは長期になるほど快適さ重視

ロングツーリングは長期になるほど快適さを重視した服装や持ち物を選択しましょう。長期になるほど一日に乗る距離が少なくなり、宿やキャンプ場で過ごす時間が増えるからです。好奇心に誘われてトレッキングや街歩きをすることもありますので、安全性を確保しながらも動きやすい服装を選ぶのがベスト。ブーツはライディングブーツよりワークブーツ系のほうが快適です。なお、デッキシューズやサンダルを持っていくと重宝します。

初めてのツーリングでの準備と心得:まとめ

初めてのツーリングでの心得、服装や持ち物について解説しました。ツーリングにはリスクがつきものですので、あれこれと持っていきたくなります。しかし「使うかもしれないもの=使わないかもしれないもの」といえますので、神経質になる必要はありません。まずは初めてのツーリングをしてみましょう。ツーリング先で必要性を感じたものだけをそろえれば、それがあなたのベストアイテムとなります。

ツーリングが気になる人はこちらをチェック!

初めてのツーリングは勇気が要るものです。しかし、リスクばかりを考えていてはどこにも行けません。「リスク=事前に予測できるもの」です。予測できるリスクを回避することも大切ですが、楽しい予感も含まれる予測できない不確実性を優先しましょう。ツーリングの目的地の決め方、出会いについて、キャンプツーリングについてなど、初心者向けの記事もチェックしてくださいね。