はじめに
壁紙を自分で貼る!必要なものと貼り方解説
壁紙は広い場所に大きなシートやクロスを貼るので少し大変な作業ですがやり方を覚えれば自分で貼り替えすることも可能です。古くなってすすけてきた壁紙、穴や傷が付いてしまった壁紙は思い切って新しいものにリフォームしてみませんか?部屋の大部分を占める壁紙を替えると部屋の雰囲気が大きく変わります。今回はこの壁紙の貼り替えに必要なものと貼り方を解説していきましょう。
自分で貼れる壁紙DIY!貼り替えに必要なもの1
まずは壁紙貼りに必要なものから。壁紙の種類には大きく分けてのり付きとのりなしがあります。違いはそのまま裏にのりがついていてシートを剥がすだけですぐ貼れるタイプか自分でのりづけして貼っていくのかということ。またお値段にも差がでてきます。
壁紙の種類1.のり付き
はじめて壁紙を貼るという方はのり付きの方が必要なものが少なくて済むのではじめやすいでしょう。ただしシートやクロスによっては一度貼ってしまうとやり直しが効かないものもあるので、ある程度の時間内なら貼り替え可能と明記されている壁紙を選ぶことをおすすめします。
初心者におすすめの壁用シート・クロス
のり付きシートは自分でのりを塗る必要がないので必要な道具の数がいくつか減ります。壁紙自体のコストはのりなしに比べるとお高くなってしまいますが、やりやすさやそろえる道具の少なさでいえば決して大きな損にはならないでしょう。
自分で貼れる壁紙DIY!貼り替えに必要なもの2
のり付きの方が扱いやすく手早く作業できるという点ではおすすめですが、コストが安い・海外製のおしゃれな柄があるなどのりなしにも良い点はあります。ただし選ぶときは気をつけなければいけないポイントも。
壁紙の種類2.のりなし
のりなしの壁紙は価格が安く手に入るのが魅力です。使うのにコツは必要となりますが、のりを薄めに希釈したり多めに塗ることでのり付きのように使うことも可能です。
のりなし壁紙は必要なものが多くなる
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それと同時にのりなしのものは壁紙にのりを塗るための道具や材料が必要となってきます。どうしても広い面に塗らなければいけないので100均で扱っているような道具では役不足。長く人の目に触れる壁紙だから、綺麗に仕上げるにはそれなりの道具をしっかり揃えて作業することで作業もやりやすく、時間もかからずにすみます。
自分で貼れる壁紙DIY!貼り替えに必要なもの3
ここではのり付きの壁紙を使った貼り方を基本としてご説明していきます。まずは基本で必要となる道具にはどのようなものがあるのか見ていきましよう。
貼り替え用の道具の種類1.のり付き壁紙の場合
のり付きの壁紙シートやクロスは壁貼り替えDIYの基本的な道具と考えてください。ここでご紹介する道具類を全て使わなくても壁を貼ることは可能ですが、長い間使うことになる壁紙をすこしでも綺麗に気泡を入れず、継ぎ目もなるべくわからないようフラットに貼るためには使った方が良い必要なものばかりです。
綺麗にのり付き壁紙を貼るため必要なもの
まず用意するのはシートやクロスをカットするためのカッターです。新品でないものは刃を折ってできるだけ切れ味の良い状態にして使ってください。気泡を抜くためのなで刷毛・つなぎ目をしっかり圧迫させて目立たなくするローラー・切り口部分を綺麗に整えるヘラや床や天井をよごさないためのマスキングテープやシートも用意してください。
自分で貼れる壁紙DIY!貼り替えに必要なもの4
貼り替え用の道具の種類2.のりなし壁紙の場合
のりなしの壁紙の場合はのり付きのものにプラスアルファして必要なものが増えていきます。基本的には上ののり付き壁紙の貼り替え道具をまず用意して、選んだシートやクロスでその他揃えていくようにすると良いでしょう。
綺麗にのりなし壁紙を貼るため必要なもの
壁貼りローラーセット DO-46
まずは壁紙貼り用の粉のりが必要になります。それに付随してのりを塗る用のハケ・ローラー。粉のりを固まりなく均等に溶かすためのぬるま湯。のりを塗った後に表に染み出してきた余分な量ののりをふきとり見た目を整える役割りをするスポンジとバケツ・水も用意するとよいでしょう。
自分で貼れる壁紙DIY!貼り替えに必要なもの5
綺麗な壁でなおかつ剥がし方が大成功した場合には必要ないものですが、ほとんどの場合壁が綺麗でも剥がす時にわずかな段差ができたりします。その上に壁紙を貼ってしまうと乾いたあとにそこに影ができて目立ってきます。
貼り替え前に壁の軽い傷を埋める
壁を綺麗に使っているなら良いですが、ペットがいたり小さな子供がいたりと壁に傷や穴がある場合、壁紙貼り替えの前にその凹み部分を埋めてから貼った方がきれいに仕上がります。
壁補修の材料・道具の種類
壁紙施工時の凸凹・段差・下地処理に ホシュパテ(パテベラ付)__fk007
壁の穴や壁紙を剥がしたあとの段差はパテで埋めていきます。使用するのは壁補修用のパテ。パテベラとセットになって売られているものを買えば他に買い揃えなくて簡単です。
自分で貼れる壁紙DIY!貼り替えに必要なもの6
壁に石膏ボードごと大きな穴が開いてしまっているときは、壁の修理も壁紙の貼り替えと同時にしましょう。この作業がある場合に必要となるものを解説します。
壁の大きな穴補修に必要なものを揃えよう
壁紙を貼る前には壁紙を剥がすという作業が必要になるのがほとんどです。その時に上手に剥がせなくて段差ができてしまったり、壁に穴などが開いている場合はそれも綺麗に平らにすることで貼ったあとの見た目が大きく変わります。
使う材料や道具
壁の穴を塞ぐのには石膏ボードとカッター、木材・ネジが必要となります。石膏ボードは穴の大きさよりも大きなもの。木材はその穴よりもまた少し大きいサイズで、ネジは石膏ボードと木材を固定するために使用します。
自分で貼れる壁紙DIY!貼り方1
必要なものの説明も終わったところで、早速貼り方についてご説明します。まずは元あった壁紙の剥がし方。誰でも一度くらいは家具や家電製品にあるシールを剥がしたことがあるでしょう。壁紙はそのシールを上手に剥がそうとするやり方と似ています。ただし剥離剤などはつかわず手だけで行ってくださいね。
のり付き壁紙の貼り替え方1.壁紙剥がし
はじめて行うときは壁紙剥がしは失敗しやすいこともあります。ポイントは裏紙を少し残すように剥がすこと。そうすることで剥がしたあとの平らにする作業が少なくて済みます。あまり気負わずシールを剥がすような気持ちでやるとうまくいくでしょう。
うまく剥がせなかった段差はパテ埋めで平らに
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壁紙剥がしは両手を使って壁紙に均等に力を入れてゆっくり引っ張るのがコツ。それでも元の接着剤の強さによってはうまく剥がず残りすぎでしまったり、その逆で剥がしすぎてしまうこともよくあります。そんな場合はパテで平らにして、よく乾燥させてから次の作業にかかりましょう。
自分で貼れる壁紙DIY!貼り方2
壁の穴補修は思ったよりも簡単に出来てしまいます。この上から壁紙を貼るので要は平らになれば良いのです。先ほどご紹介した材料を使っておこなう壁補修のやり方を見ていきましょう。
のり付き壁の貼り替え方2.養生と壁補修
壁がえぐれていたり穴があいているような場所・壁紙を剥がしたときに段差が目立つような場所はパテで埋めるだけでなく穴を塞ぐ行程も必要です。
壁補修のやり方
壁補修のやり方は穴に合わせて四角く石膏ボードを切り取り、壁も同じ大きさにカットしてそれをはめ込みパテ埋めして平らにします。石膏ボードだけでは木ネジなどが効かないので、下地板というものをあらかじめ壁に取り付けそこに新しいものを固定すると良いでしょう。パテがしっかり乾いたら壁紙の貼り替えができます。
おすすめの養生シート
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壁の補修もする場合は床がゴミやカスだらけになるのであらかじめ養生シートを敷いて置くと後片付けが簡単になります。DIYでよく使われている養生シートはテープ付きのもの。テープでしっかり固定してロール状になったシートを伸ばすことで素早く床を保護できます。
自分で貼れる壁紙DIY!貼り方3
壁紙カットは無地と柄物では少し手間が変わるでしょう。このカットの仕方で必要になる壁紙の量も変わってくるので大きめでもあまり無駄にしないよう切ってください。裏側にマス目が書いてあるものだと簡単に切れますよ。
のり付き壁紙の貼り替え方3.壁紙カットの仕方
まずは壁紙が必要な壁の高さを計ります。天井から床までや腰高板がある場合は天井からそこまでの長さなど差が出てきますので、しっかり図ってから必要な長さプラス少し余分に切っていきましょう。のり付きのシートやクロスは裏側にカットの目安となる方眼線が入っていることも多いのでそれを参考にすると手早く作業が進むのでおすすめ。
必要な長さに余裕をもたせてカットがコツ
上下に5-7センチ。左右は2センチ程度重なるような長さにシートやクロスを大きめにカットするのが綺麗に仕上げるコツです。余った部分は貼った後にカットしていきますので、次で詳しくやり方をご説明しましょう。
柄合わせも忘れずに
はじめて自分でシートやクロスを張り替えるという方はできるだけ無地のものが柄合わせの必要がなくて楽ですが、柄物(特に大きな柄の場合)は必ず壁紙の柄合わせも忘れずにシート・クロスをカットして用意しましょう。これを忘れあとからまた壁紙カットをすることになると余分な長さが必要になってしまって不経済になってしまうことも。
自分で貼れる壁紙DIY!貼り方4
壁紙貼りで一番重要な作業であり、ピシッと綺麗に貼れるととても気持ちのよいところでもあります。慣れてくると手早くササッと済ませることもできますが初めての方はゆっくりとあせらずポイントを抑えて試してみてください。
のり付き壁紙の貼り替え方4.シートやクロスの貼り方
新しく用意した壁紙をカットしたら持ち歩く場合内側ののり付きの部分どうしを合わせるようにジャバラにゆるく折りたたむと持ち運びが楽です。壁に床や天井から垂直のガイド線を引き、そこに端を合わせてまずは剥がれないようしっかり固定。中央部分を横にまずヘラで抑えて貼ります。
シート・クロスの空気の抜き方のコツ
どうしても1回で綺麗に空気が入らずシートやクロスを貼るのはプロでも出来ないことです。空気抜きをするのですが、これにはコツがあって中央から上・中央から下。端から左(右ききの人の場合)へと作業していくとやりやすいですし綺麗に仕上がります。
自分で貼れる壁紙DIY!貼り方5
のり付き壁紙の貼り替え方5.余分な壁紙をカット
壁紙の中の空気も抜けたら上下左右の余分な壁紙シートをカットしていきましょう。これには地ベラという大きめの金属ヘラを使います。壁と壁紙をしっかり押して地ベラに合わせてカッターで余分な紙をカットしていきます。カッターは地ベラに沿わせるようにできるだけ離さず作業することがポイント。
ローラーなどでシート・クロスを圧着させて完成
複数枚数貼ることになる壁紙。壁紙と壁紙の間の部分などはしっかりとローラーで圧着させることで貼り合わせ部分が目立たなくなります。水につけて絞ったスポンジ等で桟の部分についたのりを拭き取り最後の仕上げとしましょう。
自分で貼れる壁紙DIY!貼り方6
のりなし壁紙の貼り方の違い
のりなしの壁紙の場合の大きな違いはのりを自分で大きな壁紙に塗らなければいけないことです。のりを塗る作業は結構な時間と労力が必要。塗っていくうちに先に塗った部分が乾かないよう壁紙ののりの部分同士を折りたたんで下から上へと作業するとやりやすいです。
のりなし壁紙を貼の方コツ1
のりなしの壁紙の場合に気をつけることは、粉のりを溶いてのりを作るのにぬるま湯を使うこと。こうすることでダマができにくくなり綺麗に貼れます。またのりをハケ等で塗ったら少し置いてから扱うと壁紙がしめって破れにくくなります。
のりなし壁紙を貼の方コツ2
のりが付いてしまえばのりなしのシートやクロスも扱いはほとんど同じです。のりが乾ききらない前に作業を終わらせること、貼り直しも可能な場合もありますがあまり時間が掛かるようなら1発で仕上げなくてはいけないこともあるので、はじめての人はのりなし壁紙はできるだけ避けた方が無難でしょう。
壁紙の貼り替えを簡単にするコツ
最後により簡単に壁紙の貼り替えを自分で行う場合のポイントをいくつかご紹介しましょう。自信のない方はまずはこの簡単にできるポイントを抑えた材料選びややり方をするのがおすすめ。
壁紙の種類おすすめはのりなしよりものり付き
のりなしの方が値段も安くつい買ってしまいがちですが、はじめて壁紙を貼り替える方はのり付きの方が作業が少なく簡単にできるのでおすすめです。何度か貼りなおせるタイプであればさらに落ち着いて作業できるので良いでしょう。
壁紙は柄よりも無地が圧倒的に簡単
壁紙の種類ですが柄があると用尺もたくさん必要になるので費用が掛かるのはいうまでもなく、柄合わせを忘れてカットして失敗したという話もよく耳にします。柄付きの壁紙は貼り替えに慣れてから使うようにして、はじめは無地からはじめてみてはいかがでしょう。
のりは多めに塗ると作業がやりやすい
もしすでにのりなしの壁紙を買ってしまっている場合、どうしてものり付きにお気に入りの柄がないなどの場合は、のりを薄めにそして多めに塗ることで貼り直し時間が伸びて作業がやりやすくなります。
まとめ
好きな柄のシート・クロスで!壁紙は自分で貼れる
壁の貼り替えをすると気分も変わり部屋も明るく感じたりします。お気に入りの柄のシートやクロスを使ってぜひご自分で壁紙の貼り替えをやってみてはいかがでしょうか。必要な道具や材料と貼り方・壁の補修方法の解説も是非参考にしていただければ幸いです。
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