バイクの盗難保険とはどんなもの?
もしもの盗難に備える盗難保険
自宅の前や外出時にバイクを止めた場所に自分のバイクがなかった時、多くの人が自分の記憶違いを疑い、次の瞬間に盗難されたと事実を認識します。近年ではバイクを盗難しバイク自体を転売したり、パーツを転売する目的でバイクのパーツを盗難する被害が増加しています。もしもの盗難に備える為にバイクの盗難保険に加入する事が必要です。
バイクの盗難保険
バイクの盗難保険はもしもバイクが盗難被害に遭った場合に同じバイクを買えるだけの金額を補償してくれる保険です。バイク本体以外にもパーツだけ盗まれた場合や鍵穴のいたずら、盗難が未遂に終わって壊された鍵穴を修理してくれるという補償の保険もありますので高額なバイクを購入した時は盗難保険の加入を検討し、もしもの時に備えましょう。
バイクが盗難されない為の自己防衛策は?
バイクの盗難保険に加入する事もそうですが、バイクの盗難に合わない為に自己防衛する対策を自分のバイクに施しておくこともバイクの盗難対策になり、盗まれにくくする事が最大の保険となります盗難保険の保険加入の検討に併せて盗難対策する事がもしもの時に備える最大の保険となります。
バイクの盗難防止に備える自己保険1:複数のロックを使う
自己保険の1つ目は複数のロックを使う事です。定番のU字ロックやワイヤーロックを使う事はもちろんですが、理想は2つ以上のロックを併用し、盗難しずらいと窃盗犯に思わせる事が盗難被害に合わない為の第一の対策です。少し費用は掛かりますがワイヤーロックとブレーキーローターへ装着するディスクロックなど複数のロックを併用しましょう。できる限り費用をかけたくない場合はかさばりますがU字ロックを前後のタイヤに付ける事をおすすめします。安価なU字ロックでも複数の鍵をかける事でも盗難対策の保険となります。
バイクの盗難防止に備える自己保険2:イモビライザーを設置する
自己保険の2つ目はイモビライザーの設置です。バイクの盗難対策として停車時のバイクの振動や傾きを察知して大きな音で警報を鳴らしてくれるイモビライザーはいたずら防止にも保険効果があります。人目に付きにくいところでバイクは盗難被害に遭いやすいので不正に動かされた時や触れられた時に大きな音で周囲の人の注目を集めてくれるイモビライザーは有効な盗難対策の保険となります。
バイクの盗難防止に備える自己保険3:キーシャッターを設置する
3つ目の自己保険はキーシャッターの設置です。鍵穴に工具を突っ込みバイクを不正始動させる事を防止する為に鍵穴自体を隠してしまうキーシャッターを設置しましょう。最初からキーシャッターが設置されているバイクのモデルもありますが、初期装備にキーシャッターがないモデルに乗っている方は後付けのキーシャッターもありますのでいたずらの防止と盗難の保険として備えてみてはいかがでしょうか。
バイクの盗難保険は必要なの?
バイクに盗難保険なんて必要なの?という声も聞こえてきそうなのでここでは盗難保険の必要性と保険が不要な場合を紹介します。保険は使う使わないも大切ですが安心感を買っているという事を認識する事が大事です。
所有しているバイクの価値によって保険は必要
一口にバイクと言っても安くで購入した中古の原付バイクや新車で購入した大型バイクなど値段も様々です。もしも盗難されても諦めがつくのなら保険料を支払う分だけ出費が増えますので保険に入らないという選択肢もありますが、多くの人はオートローンなどを利用してバイクを購入するのではないでしょうか。盗難保険に入っていない状態でバイクが盗難された時にはせっかく購入したバイクを失い、残ったローンだけは払い続けなければいけないと泣くに泣けない事態が起こりますので保険加入は検討する必要があります。
価値が少ない場合や乗り換えを検討している時
保険加入がいらないと判断する基準は今乗っているバイクをそろそろ乗り換えようとしている時や辛うじて動かせて騙し騙し乗っているバイクなどではバイクの盗難保険に入り損失に備える必要はないかもしれません。新車購入時にはバイクの盗難保険を検討してみましょう。保険加入の目安はもしもの時に手持ちのお金で対応できるか否かが保険加入の分かれ目になります。
バイクの盗難保険に入っていなかったら?
もしもバイクの盗難保険に入っていなければ下記のような事が起こりえます。ローンでバイクを購入し、保険に入っていなかった場合を想定しています。
バイクなしでローンを払い続ける
保険に入ってない状態でバイクを盗難され新たにバイクを購入する事なく残ったバイクのローンを払い続ける事です。新しくローンを組む余裕がなくせっかく買ったバイクも手元にないという最悪な状況ですね。通勤などで原付バイクを使っている人には生活の一部として必要な物となっているので一番起こって欲しくない状況ですね。
同じバイクをもう一度購入して2つのローンを払う
上記の場合とは異なり今度は新しく同じバイクを購入しています。盗難に遭った無保険のバイクと同じバイクを購入していますが、盗難に遭った無保険のバイクローンと新たに購入したバイクのローン、2つのローンを抱える事になります。新たにバイクは所有していますが2つのローンを同時に払って行くのは経済的に大きな負担となりますね。
同じバイクを諦め、手持ちの貯金で買えるバイクを購入する
盗難に合った無保険のバイクと同じモデルのバイク購入は諦め、ローンもこれ以上を組みたくない場合は盗難に遭った無保険のバイクより安くで購入することのできるバイクを購入し、残ったローンを払い続けるという選択肢もあります。せっかく以前のバイクをローンで購入したのですから出したお金の分より満足できない安価なバイクに乗り続けるのは心理的に辛いものがありますね。やはり保険は大切です。
バイクの盗難保険のプランは?
バイクの盗難保険の保険プランには補償金額や保障される内容によってたくさんの保険プランが用意されています。以下ではズットライドクラブのバイク盗難保険とSBI少短のバイク盗難保険を比較して保険商品の紹介をします。
ズットライドクラブの盗難保険プラン
ズットライドクラブの盗難保険プランは盗難○の横の番号で5から300まで18種類の種類の保険プランに分れています。保険期間も1年、2年、3年と選ぶ事ができ最大で300万円の補償がされます。パーツだけ盗難に遭った時にも対応しており、鍵穴を壊された時の補償がついています。しかしどのプランも一律5%の免責金額があります。
SBI日本少短の盗難保険プラン
SBI日本少短の盗難保険プランはバイクの購入金額ごとに保険プランの設定がされます。購入金額が5万円を超えるバイクが保険の加入対象となります。125cc以下の原付バイクは保険加入の対象となりません。もしも盗難被害に遭った場合には免責金はありません。
バイクの盗難保険の保険料は?
ここではバイクの盗難保険の保険料をズットライドクラブとSBI日本少短を比較し会社ごとの保険料の違いを紹介します。出費できる保険料の金額に応じて適切な保険金額を選ぶようにしましょう。
ズットライドクラブの盗難保険料
ズットライドクラブの盗難保険の保険料はもっとも安い保険料で年額4400円からとなっています。しかし5万円の補償金額を設定する事はなかなかないので100万円の補償プランを例に上げますと保険料は年額34700円です。12ヶ月で割ると1月あたりの保険料は約2891円です。年額で考えると保険料が高く感じますがひと月の支払い保険料を考えると手ごろな保険料で安心感を得る事ができますね。
SBI日本少短の盗難保険料
SBI日本少短の盗難保険の保険料は購入価格ごとに設定されており例えば132万円の補償金額の保険設定の場合であれば月額2128円の保険料となりますのでこちらも手頃な保険料で安心を得る事ができますね。
バイクの盗難保険の特徴は?
ここではズットライドクラブとSBI日本少短の盗難保険の特徴を比較し保険の違いを紹介します。自分の目的に合った特徴を持った保険会社を選びましょう。
ズットライドクラブの盗難保険の特徴
原付バイクでも保険に加入する事が可能で、盗難の保険はもちろんですがレジャー施設や宿泊施設の割引、イベントの優待やもしも盗難保険に加入している車両で本人が事故を起こした時には見舞金として3万円貰えるなどの特徴があります。
SBI日本少短の盗難保険の特徴
125cc以下の原付バイクは加入する事ができません。保険料を一括もしくは分割払いを選ぶ事ができます。さらに特約として全損、半損などの補償を保険にプラスして付ける事ができます。必要に応じて保険内容をカスタマイズできる柔軟性がある保険の特徴となっています。
バイクの盗難保険の補償金額は?
ここではズットライドクラブとSBI日本少短の盗難保険を補償金額ごとに比較し違いを紹介します。自分の乗っているバイクの価格に適した補償金額の保険プラン、保険会社を選ぶようにしましょう。
ズットライドクラブの盗難保険の補償金額
ズットライドクラブの盗難保険の補償金額は5万、10万、15万までは5万円刻みで20万から100万円までは10万円刻み、100万超えは120万円、150万円、180万円、200万円、250万円、300万円となっています。所有車両がもしも盗難された時に新しく買うことのできる補償金額の保険プランを選びましょう。
SBI日本少短の盗難保険の補償金額
SBI日本少短の盗難保険の補償金額は車種ごとに設定されており例えばCB400SFの場合57万円が補償されます。パーツなどは加入時につけていた付けていた物の金額まで保険で補償されます。所有車両の情報を入力すればご自身のバイク保険の保険料の見積もりをとる事ができます。
保険会社のリンク
ここまで例に上げてきたズットライドクラブとSBI日本少短のリンクを用意しておきます。バイクの盗難保険が気になった方はそれぞれ保険の見積もりをして具体的な保険内容を比較してみてもいいかもしれませんね。SBI日本少短は125cc以下の原付バイクは対象外ですので原付バイクを所有していて盗難保険の加入を検討する方はズットライドクラブで一度保険の見積もりをしてみる事をおすすめします。
バイクの盗難保険で補償されないケースは?
バイクの盗難保険で保険金が支払われない場合がありますのでご注意ください。加入者がわざと盗難を起こしたように見せかけたり、加入者の親族など近しい人物が起こした盗難や天災に際に起きた盗難も盗難保険で補償されません。盗難が発覚して60日以内に盗難を知る事ができなかった場合なども保険では補償されません。上記で説明した保険で補償されないケースは一部ですので盗難保険に加入する場合は各保険の約款をよく確認しておきましょう。いずれの場合も盗難が発覚した時点ですぐに警察へ被害届を提出する事が保険を受ける為に必須となります。
バイクの盗難保険まとめ
バイクの盗難保険と各社のプランの違いによる補償金額や特徴はいかがでしたか。盗難保険はもしも大切な愛車が盗まれてしまった時に大切な保険となります。安心を買うという意味でも保険の加入を検討してみてはいかがでしょうか。保険と合わせて盗難に遭わない為の対策もしっかりと行いましょう盗まれない事が最大の保険です。保険会社ごとの違いを比較して最適な盗難保険を選び、保険に加入し、もしもの時に備える事が大切です。
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