キルスイッチとは?意味と仕組み・役割をご紹介!原付や車にもついている?のイメージ

キルスイッチとは?意味と仕組み・役割をご紹介!原付や車にもついている?

キルスイッチは主にバイクで見かける赤いスイッチ。よく目立つところに付いています。このキルスイッチとはどんなものなのか?どういった意味があってどんなシーンで役立つのか。キルスイッチの仕組みや役割りのほか交換や取り付けにも触れていきます。

2019年10月16日更新

佐藤3
佐藤3
ガーデニング、DIYを中心として自分の経験を活かして執筆中!多くの人の役に立つ記事を心がけています。
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目次

  1. はじめに
  2. キルスイッチについて
  3. キルスイッチの仕組み
  4. キルスイッチの意味・役割り
  5. キルスイッチは自分で取り付け可能
  6. キルスイッチの取り付け手順1.原付から取り外し
  7. キルスイッチの取り付け手順2.交換と原付への配線
  8. キルスイッチの取り付け手順3.キルスイッチテスト
  9. 車のキルスイッチ
  10. まとめ

はじめに

原付や車のキルスイッチの意味や取り付け方

Photo by halfrain

キルスイッチというものがバイクに付いているというのをご存知ですか?バイクに乗り始めたばかりの人には、知らないという方もいるかも知れませんね。キルするスイッチという何やら物騒な名前が付けられたこのパーツについて、その意味や役割りをご説明していきましょう。今さら他人には聞けない基本的なバイクパーツについて知りたいという方必見です。

キルスイッチについて

まずはキルスイッチという名前も最近知ったばかりだという方にとってはわからないことも多いその名前の由来や付いている場所などについてご説明しましょう。

キルスイッチとは

出典: https://item.rakuten.co.jp

キルスイッチとは現在の原付を含めバイクには必ずついているスイッチです。赤という目立つ色であるため付いていることはなんとなく知ってはいるものの、これは何に使うスイッチなのかや実際に使ったことがあるという人は少ないのではないでしょうか。

キルスイッチという名前の由来

キルスイッチのキルとはkillで英語の殺すという意味。直訳するとエンジンを殺すためのスイッチという意味になりますが、何もその目的は怖いことではなくむしろ何かあったときに役に立つように取り付けがされているバイクパーツとなっています。

キルスイッチはどこに付いているのか

キルスイッチはバイクや原付だけでなく車にも取り付けられています。車については後述でまとめて解説しますのでまずはここではバイクや原付のどこにあるのがこのスイッチなのかということのみ触れます。

原付・バイクの場合

国産のバイクのほぼ99%右側のスロットルの近くにある赤いスイッチがそれ。緊急時でも慌てず、右手でスロットルを握ったまま操作できるようにという目的でその位置に取り付けられています。右手の親指で届く範囲に赤いスイッチはありませんか?それがキルスイッチです。

キルスイッチの仕組み

ここまでの解説でキルスイッチの場所や形などが確認できたことでしょう。それでは実際にこのキルスイッチが作動するとどうなるのか?という本題へと入っていきましょう。

走行中にオンにするとわかるキルスイッチの仕組み

スロットルを操作しながらでも指で押せる位置にあるキルスイッチ。何かのはずみで触れてしまうということもあるのが難点。上の動画では大きな3車線の道路で突然バイクの駆動がスカッと止まってしまって焦るライダーの様子を撮影したもの。実際にこのような反応になりますが、それにはキルスイッチの以下のような仕組みによっておこることです。

キルスイッチの仕組み1.発火がとまる

まずキルスイッチを押すことによっておこるのはエンジンプラグの変化です。プラグでは発火が繰り返されガソリンを爆発させ続けることでバイクや車は駆動します。その起爆力となるプラグの発火を止めることで、エンジンを停止させなくても機動力を衰退させ、走っている最中でも最終的には完全に止まってしまいます。

キルスイッチの仕組み2.ガソリンが燃焼しない

Photo byolafpictures

このプラグの発火が止まることでたとえガソリンが気化していてもそれに火を付けることができなくなります。どうして車やバイクのエンジンが動くのかというところに由来するのですが、教習所などでだいたいの仕組みは習ってなんとなく理解している人がほとんどでしょう。ガソリンがなくなるとガス欠で止まってしまうのと一緒でガソリンがありながらもガス欠状態と同様になると思えばわかいやすいはず。

キルスイッチの仕組み3.エンジンブレーキがかかる

ガス欠とは大きく違うところはその抵抗です。発火が止まることでギアが入っている状態であれば自然とエンジンブレーキがかかってまずは急速な減速が起こってからある程度までいけば次第に緩やかに止まっていくということになります。キルスイッチの誤作動などで意図せずこの動作をした場合、何が起こったかわからずエンジンのトラブルを考えがちですがキルスイッチの故障というケースもあるので覚えておくと良いですね。

キルスイッチの意味・役割り

一見誤作動したら困るスイッチで不要なのではないか?とも勘違いされそうですがほぼすべてのバイクに取り付けられているというところから、このスイッチには重要な意味があるはずだと想像に難くないでしょう。本来のこの部品の意味や役割りをご説明します。

非常時に意味を持つキルスイッチ

先程の動画でも突然キルスイッチが入ってしまい非常に焦るライダーの姿が見られました。このように意図せず触れてしまったり、故障して誤作動がおこると運転する人の精神的にダメージがあるキルスイッチ。いったいなぜほとんどのバイクや車などに付けられているのか?その意味と役割りを見ていきましょう。

キルスイッチの意味1.

その意味や役割りは事故を想定してみるとわかりやすいでしょう。バイクの場合アクセルのワイヤーが凍結や断線して効かなくなった時無理やりバイクの駆動を止めるときに役立ちます。元々原付やバイクのアクセルワイヤーは加速と減速の2本で安全策が取られていますが、減速側が切れた場合ずっとアクセルが戻らないということも。そんなときは焦らずキルスイッチをオンにすることで、大きな事故を防ぐことができるというわけです。

キルスイッチの意味2.

もうひとつは転倒事故の場合。よくドラマや映画・実際にあったバイクの事故シーンの映像などでエンジンがかかったままのバイクが横転してそのままドライバーを巻き込んで、またはドライバーを置き去りにして横向き移動しつづけて二次災害などが起こるのを見たことがあるでしょう。このときも横転した(する)というときにキルスイッチでエンジンの駆動を停止しておけばこのような車体が勝手に移動することも大きく減少します。

キルスイッチは自分で取り付け可能

最近のバイクでは多くのものに付いていますが、古い車種などには付いていないものも。あとから取り付けたい場合はバイク屋に頼まなくても自分で簡単に付けることができます。動画を見ながらどのような作業になるか確認しましょう。

自分で取り付ける原付のキルスイッチ

一部の原付や車種が古いバイクの場合キルスイッチが付いていない場合もあります。その場合新しく自分で取り付けるのもそれほど難しくはありません。またキルスイッチが故障して誤作動するなどの場合も、どのように付いているのかを知っていれば自分で簡単に交換作業ができます。

新しくキルスイッチを付けている動画でチェック

前半は自分の持っているバイクの不具合についての話になるので取り付けだけが知りたいという人は3分20秒あたりからの視聴をお願いします。ある程度の作業は済んでしまっているので、現物を指し示しながらの説明にはなりますが配線カプラーのコードのはめ方などは参考になるでしょう。

キルスイッチの取り付け手順1.原付から取り外し

原付のキルスイッチの取り外し

修理・取り付けには元々のキルスイッチを外す作業から始めましょう。キルスイッチを留めているビスを外すと簡単に外すことができますが、取り付けてから年月がたっている場合は少々このネジを外す作業に手間取ることも。ネジの位置はスイッチ本体を下から覗き込むと見つけることができるでしょう。

次に電源コードの配線を抜く

配線をたどっていくと電源がわかりますのでカプラーから(または地付けされている場合は引き抜き)配線を取り外してから一緒に使えなくなったキルスイッチを取り外してしまいます。

キルスイッチの取り付け手順2.交換と原付への配線

新しいキルスイッチと交換する

次にやることは新しく交換するキルスイッチをまずは固定すること。取り外し作業を巻き戻すような順番でやっていくとやりやすいのでおすすめ。キルスイッチの場所は元々付いていた場所が使いやすいし取り付けやすいですが、このとき走行中にズレてこないようにしっかりと固定するよう注意しましょう。

キルスイッチから出ている配線カプラーを元に戻す

その後配線を元あったように通してカプラーを取り付け、こちらも元あったところにしっかりと戻してください。見た目にこだわる人はコードの長さもこの取り付けの際に調整すると良いでしょう。交換作業はこの2つだけ。とても簡単ですね。

キルスイッチの取り付け手順3.キルスイッチテスト

自分で取り付けた原付は必ずテストを行う

取り替えても配線の接触が悪かったりキルスイッチ自体の取り付けが緩んでいると作動しないなどの問題が発生します。交換・取り付けしたあとはしっかりチェックをして動くかどうか確認してから実際にバイクに乗るようにしてください。

しっかりチェックで作動しない原付をなくす

キルスイッチはあまり使わないとはいえ、使用するときは大事なシーンであることが多いです。この作業をおろそかにするといざという時にキルスイッチが作動しない場合があるので動作チェックはおろそかにせず、しっかり気をつけておこないましょう。

車のキルスイッチ

キルスイッチがポピュラーなのは何といってもバイクですが、一部の車にもこのキルスイッチは付いています。しかしそれは単車のものとは少し様子が違うので別枠として最後にご紹介しましょう。

車にもキルスイッチが存在する?

出典: https://item.rakuten.co.jp

車にもキルスイッチが付けられています。主にレース用の車ですが一部の市販の乗用車にも盗難防止用などにこのキルスイッチが取り付けられている車種が存在します。

車のキルスイッチの意味は

Photo bymibro

その意味はというと、まずは盗難防止用であることがひとつ。レース用の車の場合は事故を想定した火災の発生を防ぐための電源カットを目的として取り付けられています。

車のキルスイッチはどこにあるのか

車のキルスイッチの場合バッテリーのマイナス端子に付いていることがほとんどです。長期間車に乗らないときにオンにしておいて寿命を伸ばしたり、オンにしておくことで電源供給されず(キーがあってもセルが回らない)エンジンをかけることができません。もし直結して車を盗もうとしてもバッテリーの部分で切ってあるのでこれもエンジンが始動しないので便利です。

まとめ

原付や車のキルスイッチの意味・使い方を知ろう

出典: https://item.rakuten.co.jp

主にバイクや原付などでは事故などのとっさの時にも使える位置に付けられている赤いキルスイッチ。その意味や使い方・役割りと修理交換取り付けの方法などをご説明してきましたがいかがでしたか?知っているといざというとき役立つだけでなく、誤作動で慌てることも少なくて済むでしょう。是非バイクにはそんなスイッチもあるのだということを覚えておいてくださいね。

車や原付の仕組みが気になる方はこちらもチェック

そのほか、車やバイクの仕組みについての記事もたくさんご用意しています。ターボチャージャーがどうしてスピードが出るのか、今さら他人には聞けないドライブシャフトの役割りなどなど。気になる記事があればぜひこちらも見ていただければと思います。

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