タッパーのお弁当箱(タッパー弁当)について
優れた保存容器
タッパーはプラスチック(ポリプロピレンなど)で出来た保存容器で、どこの家庭でもある便利なアイテムです。あまったおかずなどを保存してケースごと冷凍、解凍、レンジで加熱でき、金属と比べ酸性の食材で腐食することもないので使いやすいです。食材を保存するだけではなくゼリーや寒天など冷やし固めるといった工程を挟む料理では重宝します。蓋がついているのでラップを使わなくても食材が乾かないところも便利ですよね。
食材は保存できるのであれば弁当も詰められる
形は違えど朝から昼までの数時間程度お弁当箱も食材を一時的に保存しますよね。つまりタッパーでも弁当が詰められるということになり、タッパーをお弁当箱の代わりに使うことを「タッパー弁当」といいます。お弁当箱はおしゃれなものやかわいいものなどデザインが豊富ですが、タッパーは保存容器なので半透明の樹脂に青やオレンジなどの蓋があるだけでシンプルな見た目ですが女子にもタッパー弁当は人気ですよ。
タッパーウェアとは
タッパーウェアという言葉を聞いたことはないでしょうか?タッパーウェアはアメリカの会社の名前で同社の製品以外は実はタッパーといえません。しかし現在はタッパーという言葉そのものが保存容器を意味していて区別されていません。
タッパーと普通のお弁当箱の違いについて1
材質の違い
高いものから安いものまでさまざまな材質、作り方があるのお弁当箱に対してタッパーはシンプルです。ポリプロピレンなど熱さにある程度強い樹脂を用いて長方形、正方形、丸の3種類の形状が多いです。高価なお弁当箱は曲げわっぱと呼ばれる伝統的な製法、技法で作られていて材料も杉が多くお弁当箱ですが、調湿効果があります。一方タッパーは比較的効果なものでも3000円前後となり100円均一のものでも中身が漏れない弁当が作れます。
熱い食材に注意
木の容器ならある程度調湿してくれるので大丈夫ですが、タッパーは単なる保存容器なので温かい料理、熱い料理を覚まさずに入れて蓋をしてしまうと水蒸気が蓋で冷やされて水となって食材に垂れます。これではせっかく美味しいレシピで作った料理も濡れてしまうので詰め方に気をつけないといけません。お弁当箱も冷ましていれることが多いですが、通気口のあるお弁当箱もあり詰め方に注意しないといけないのはタッパーになります。
漏れない構造
蓋をするのは同じですが、タッパーの中には汁物が特に漏れないタイプがあります。ペットボトルのキャップのように蓋を閉めていくのでお弁当箱よりも漏れない構造となります。通常のタッパーも蓋がきっちり閉まるものが多く少し傾いた程度では漏れない便利な構造になっていますよ。
タッパーと普通のお弁当箱の違いについて2
仕切りがない
構造の違いではお弁当箱はご飯を入れるスペース、おかずを入れるスペースという仕切りがあり、仕切りがあると男子も女子もそれに合わせてお弁当を作ればいいので簡単ですが、おかずが大きくなってしまった場合意外と仕切りが邪魔になることも。キャラクター弁当(キャラ弁)も仕切りがあると詰めにくいという場合もあります。タッパーだと本来の用途が保存容器なので仕切りがなく完全に自由に詰められるので臨機応変に対応できますよ。
仕切りがなくても分けやすい
保存容器なので小さなサイズも多くデザートだけ味が移らないように別にしたい場合も簡単です。詰め方を考えなくても別の小さなタッパーに入れるだけで仕切りがなくても完全に分けられますよ。レシピ次第ではおかずも分けてしまえばいいでしょう。仕切りがないため不便に思えるかも知れませんが、逆に仕切りがないことで味付けやおかずの大きさに合わせて自由にレイアウトできかわいいキャラ弁、彩りのあるおしゃれな弁当が作れます。
仕切りはアルミカップなどを使う
味付けの関係で仕切りが必要なときはラップで作ったり、アルミホイルで作れます。市販のアルミカップを使うとより簡単です。見た目を重視するなら樹脂製のバランで仕切ってもいいでしょう。
タッパーを代わりにしたお弁当箱の魅力1
価格が安い
魅力を聞かれると一番に答えたくなるのが「価格」です。前述したようにタッパーとお弁当箱では大きな差があります。安価なお弁当箱も100円均で売っていますが、同じ大きさや有名メーカーのものとなると500円以上の差が出てきますよ。どちらも食材を一旦保管する容器ですが、お弁当箱は弁当のときにしか使えず、タッパーは汎用性が高くお弁当の代わりに使えます。
どこでも手に入る
保存容器なのでどこでも手に入ることも忘れてはならない魅力です。急に必要になったときでも大きいスーパーに行くと必ずといっていいほど取り扱われていますよ。3つほどセットになっている場合も単品で販売されている場合もあります。特に人気の青い蓋が目印の「ジップロックコンテナ」はタッパー弁当としても、売り物としてもよく見かける信頼できるおすすめの容器です。
タッパーを代わりにしたお弁当箱の魅力2
詰め方に決まりがない
極端な話、熱さだけ気をつけると中に何でも詰めるだけで大丈夫です。しっかり蓋さえすれば水蒸気が出ていけなくなるほど気密性が高くなるので、水分が多いおかずも漏れないのでスープも持ち運べますよ。保温性のお弁当なら汁物も漏れないのですが、容器が小さく丸いものも多いので詰めにくく感じるかもしれませんね。前述したように仕切りはありませんが、きっちり詰めると食材が動いてぐちゃぐちゃになるということもありません。
実は仕切り付きのタッパーもある
ハイパック 角型(仕切り付)S-222
仕切りがないと詰めにくいという方には仕切り付きのタッパーもあるので詰め方に悩まなくても大丈夫です。一般的なお弁当箱だと仕切り部分だけ取り外すことは出来ませんが、仕切り付きのタッパーだと仕切り部分だけ取り外すことも可能なので大きく使いたいとき、細かく分けて使いたいときに自由に使えるところが魅力です。女子向けにいい小さなサイズから1L以上の大きなものまで揃っていますよ。
タッパーを代わりにしたお弁当箱の魅力3
なんでもお弁当に
汁気が多いおかずでも漏れないということは、丼ものもそのままお弁当にできる魅力がありますよ。牛丼や親子丼、天津飯などをお弁当として持ち運べのは気密性の高い蓋が付属するタッパーならではの使い方です。詰め方は丼にご飯をよそうようにご飯を入れてその上から丼もののおかずを汁ごと入れるだけです。簡単かつスピーディーに詰められるので忙しい朝でもすぐに作れます。小さいサイズもあるので女子でも丼もののお弁当が作れます。
そのまま加熱可能
常温の丼ものというのは嫌ではありませんか?タッパーをお弁当箱にした場合はレンジで再加熱可能です。蓋をしたままだと汁気がもれないほど気密性が高く耐熱性が低いので危険ですが、蓋を外した状態なら本体は140度ぐらいまで使えるので便利です。タッパーの種類によっては蓋をしたままでも蒸気が逃げるようになっているのでラップをかけなくても食材の乾燥を防ぎながら温め直せます。
冷凍したものをそのままお弁当に
カチンカチンに凍った状態でもそのまま持っていくと自然解凍できているので夏場は便利です。また事前にさまざまなおかずを詰めて冷凍庫でストックしておくといちいち作らなくても必要なときにそのままお弁当として使える魅力がありますよ。冷凍でもかわいいキャラ弁、おしゃれなお弁当は作れます。
タッパーを代わりにしたお弁当箱の魅力4
サンドイッチ(パン)でも使いやすい
既製品のお弁当箱はどうしてもご飯とおかずとなっているので浅かったり深くても仕切りがあるのでパンやサンドイッチをメインにした場合使いにくいです。パンやサンドイッチ専用のお弁当箱もありますが、いちいち使い分けしないといけないのは面倒ですよね。こういうときもタッパーがおすすめです。そもそも食材を保管する容器なので、お弁当箱の代わりに使うことでパンやサンドイッチも綺麗に収まり女子でも男子でも使いやすいです。
深さが選べる
大きさだけではなく深さも選べます。長方形のものは比較的浅いものが多く、丸いものは深いものが多いです。よって汁ものは丸、ご飯とおかずは四角というふうに使い分けもできますよ。丼ものは深い丸形がおすすめです。インスタ映えしそうなおしゃれに詰めたいという場合はどちらのタイプでもいいでしょう。かわいいキャラ弁は丸い方より四角が多いです。
タッパーを代わりにしたお弁当箱の魅力5
洗いやすい
本体価格に次いでタッパー弁当の大きな特徴といえるのが洗いやすさです。仕切りがなく四角いものも丸みがあり角がないものが多く洗剤を付けてスポンジで擦るだけで汚れが落とせますよ。仕切りがあるとどうしても角ができ軽くこするだけでは汚れが落ちなかったり、油でまだベタつくこともあります。タッパーをお弁当箱の代わりに使うのは、使い終わった後も楽で、さらにいろいろな料理を詰めるときも楽なので忙しいときにおすすめです。
重ねられる
ロシアの民芸品マトリョーシカ人形(入れ子人形)のようにタッパーの中にタッパーをどんどん重ねていくと収納スペースもスッキリします。同じ形でも上部にかけて広がる形状のものは重ねて収納でき家族が多くお弁当箱がたくさんいるという家庭でもタッパーを代わりに使うと整理しやすくておすすめです。大きなタッパーの中に入れたり重ねても半透明なものも多いので女子向けの小さなものでもすぐに発見できますよ。
タッパーのお弁当箱をおしゃれ・かわいい詰め方1
おしゃれなタッパーを利用
写真を写したときに映えそうなおしゃれな弁当を作るには詰め方も大切ですが、まずは容器もおしゃれなものを選んでみましょう。100円均でもたくさん種類がありますが、通販サイトなどで探してみると北欧デザインのものやガラス製だったりと見た目が違うものも多いです。普通のタッパーの代わりに少しデザインの凝ったタッパーを使ってみましょう。無地ではなくイラスト付きや金属でできたものなどもあります。
女子向けのかわいい使い方
カラフルな小さなタッパーにおかずを分けるという詰め方は中のいい友人や仲間とシェアすることも可能です。小分けしたタッパーはふろしきなどでまとめておくと持ち運びやすいですよ。積み重ねて持ち歩くときに崩れたとしても蓋をはめ込むタイプではなくねじ切りがされていてしっかり閉まるタッパーなら汁が漏れないので汁気がおおいおかずを小分けしても使いやすいです。
タッパーのお弁当箱をおしゃれ・かわいい詰め方2
色を3色に
写真写りのいいおしゃれな弁当、かわいい弁当にするには詰め方が大切です。その中でも最も基本的なことは色を3色以上にすることです。ご飯の白を含めると4色になり、例えば揚げ物の茶色、野菜の緑、トマトなどの赤あるいは玉子の黄色などを入れるとそれだけで少なくとも市販のお弁当のように見えますよ。タッパーに入れていてもご飯を除きおかずだけで3色以上あると綺麗に、おしゃれに見えます。かわいいキャラ弁も同じです。
タッパーの色も大切
前述したようにタッパーは種類が多い保存容器です。おしゃれなタッパーを選ぶということと似ていますが、真っ黒のタッパーだと半透明のタイプより食材の色を引き立ててくれるので写真写りがよくおしゃれな弁当、かわいい弁当がより綺麗に写りますよ。写真を撮りたいという方は黒い容器がおすすめです。
タッパーのお弁当箱をおしゃれ・かわいい詰め方3
かわいくおしゃれに見える工夫
そのままおかずとご飯(パン)を彩りよく詰めてもある程度おしゃれに見えますが、よりおしゃれにかわいいお弁当にするには少し工夫をしてみましょう。例えばワックスペーパーを敷いてみると一気におしゃれな感じになるのでおすすめです。小さなフラッグなど普通のお弁当と同じように飾ることも大切です。パン類は断面が見えるような詰め方にすることで市販のサンドイッチみたいになりますよ。
女子におすすめアイテム1
小分け保存カップ フリープ 2個セット
シリコンカップだと色が鮮やかで再度使えることから彩りも気になる方におすすめです。四角のタッパーには四角いシリコンカップのほうが便利です。アルミカップ代わり使うといいでしょう。
女子におすすめアイテム2
QUALY クオリー カクタス ピックパーティーフォーク
ただの爪楊枝ではなくピックを変えるだけでおしゃれでかわいい雰囲気になります。女子向けの可愛いものではなくかっこいいデザインもあるのでシンプルなタッパー弁当にもおすすめです。
女子におすすめアイテム3
お中元 帰省土産 おべんとう風呂敷
ふろしきと言うと和な感じがしますが、かわいいデザインのものも多いです。小分けしたタッパー弁当を包むときにおすすめのアイテムです。汁が漏れないほど密封できるのでそのまま鞄の中に入れておいてもいいですが、包むことでタッパーが動かなくなりより漏れずに持ち運べます。
タッパー弁当で役立つおすすめのレシピ1
天津飯弁当
材料 (一人分) かにかま好きな分 たまごひとつ 刻みネギ好きな分 にんじん無くても可 少しだけ ごはん一人分 チンゲン菜半分 ※水2分の1カップくらい ※醤油約大さじ一杯弱 ※鶏ガラだし 約大さじ半分 ※しょうが(チューブ)好きな分量で ※みりんちょっと 水に溶かした片栗粉 好みの固さになるまで
汁が漏れないタッパーだからこそできるおすすめレシピです。レシピでは小さいサイズとなっているので女子向きですが倍量にして大きなタッパーを使えば男子でも食べごたえがあるレシピとなりおすすめです。作り方はフライパンにかに玉の材料を入れてかに玉を作り、タッパーにご飯を入れてからかに玉をのせ最後にフライパンで餡を作って入れるだけとなります。温め直すときも給湯室などにあるごく普通のレンジでいいので楽ですよ。
タッパー弁当で役立つおすすめのレシピ2
辛くないネギ鶏ガパオ
材料 (1人分) 玄米ごはん適量 鶏むね挽肉80グラム ネギ1本 生姜適量 粉末炒り粉だし大さじ1 醤油適量 ごま油適量 目玉焼き1個分
丼ものレシピがお弁当になるところがタッパーの魅力です。ガパオライスは丼ものではありませんが、目玉焼きが乗るボリュームがる料理ですよ。作り方はご飯をタッパーに入れて、生姜をごま油で炒め刻んだネギを入れてひき肉を炒めてから味付けをしてタッパーに入れるだけとなります。最後に目玉焼きを載せて完成です。多少汁気があっても漏れないので安心して持っていけるレシピですよ。
タッパー弁当で役立つおすすめのレシピ3
塩焼きそば
材 料(1人分) 焼きそば麺1人前 長ネギの小口切り3cm分 ウィンナー2本 水大さじ3 ★中華だし小さじ2分の1 ★塩3〜4つまみ ★胡椒少々 ★ごま油小さじ2
こちらのレシピはタッパー一つで作れる便利なレシピです。作り方は麺類、野菜などの具材をタッパーに入れてレンジで加熱してから調味料を入れるだけでです。そのまま冷蔵庫で冷やして翌朝お弁当にもっていきレンジで再加熱して食べられますよ。タッパー弁当は仕切りがなく詰め方が自由なので麺類さえもお弁当に出来ます。
タッパーのお弁当箱・弁当のまとめ
かわいい弁当もおしゃれな弁当もタッパーでいい
どんなお弁当にでも使える魅力があるのでタッパーは男女共におすすめです。おしゃれなお弁当箱と比べると地味に感じるかも知れませんが、中身であるお弁当自体を彩りよく作ればインスタ映えも狙えるような容器になります。ねじ切りされているタイプならしっかり閉まるので寒い日にスープももっていける便利なお弁当箱になりますよ。
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