かしめるってどういう意味?簡単に接続ができる方法や金具、工具をご紹介!のイメージ

かしめるってどういう意味?簡単に接続ができる方法や金具、工具をご紹介!

普段何となくつかっているかしめるとは、どんな意味か気になりますよね。かしめる金具や作業方法、作業で使う工具と一緒に「かしめる」ことの意味についてまとめました。実際にかしめるとはどういうことか、画像付きで解説してみています。

2019年11月14日更新

ひろさん
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目次

  1. かしめる必要のある金具って?
  2. かしめる金具その1手芸用
  3. かしめる金具その2電子工作用
  4. かしめる金具その3建築用
  5. どの「かしめる」も意味は同じ
  6. 「かしめる」の意味や漢字について
  7. 今回は圧着端子をかしめる方法を紹介
  8. 圧着端子でかしめる金具
  9. 圧着端子をかしめる時に使う工具
  10. 圧着端子のかしめ方
  11. かしめる時はけがに注意する

かしめる必要のある金具って?

ものづくりやDIYで見かけることの多いかしめる金具

ものづくりやDIYをしていると、よく目にするのが、かしめる必要のある金具です。かしめることで取り付ける金具は、電気工作から手芸まで幅広く使われているので、なにかしらの工作をしていると出会う確率がどうしても高い部材です。一度取り付けると外れにくく、可逆性のないものが多いので、どうしても一度接続して閉じると、取り外せないものが多いのが特徴ですが、その分安定した強度が得られます。

閉じると外す方法がないからこそ建築作業でも使う

カシメ金具を一度かしめてしまうと、かしめた金具をそのままきれいに外すことはほぼできません。つまり、カシメ金具自体は不可逆性の高い金具なのですが、戻せないからこそ固定する力が強力なので、頑丈さや安定感の必要とされる建築や、耐久性の求められるバッグやリュックなどの負荷がかかるベルトの金具やアウトドアのテントなど、幅広い用途で使用されているという特徴があります。耐久力が必要な場所で使用されることから、かしめることでいかに金具がしっかりするかわかりますね。

かしめる金具その1手芸用

手芸用の金具はかしめて閉じるものが多い

手芸では、バッグやリュックだけでなく衣類のベルトなど、締める時に負荷がかかるので強度が必要な部分も多く、耐久性が求められます。そのため、耐久力も強度もあるかしめるタイプの金具が、多く使われているんですよ。なかでも、特に代表的なものを紹介します。

ハトメリング

バックやビニールシートなど幅広いものについている、丸い穴の開いた金具がハトメリングなんですよ。ハトメリングは、カシメ金具の中でも代表的で、ひもを通したり飾りにするなど、多くの用途で使う機会の多いカシメ金具です。

かしめボタン

作業着やバックのカチッと留められる、金属製のボタンもカシメ金具の一種です。基本的には金属でできていますが、中にはプラスチックで作られた、かしめボタンもあるんですよ。しっかり閉じられるのが特徴ですが、経年劣化でボタンが緩くなってしまうこともあります。

カシメ

衣類やバッグの飾りなど、多岐にわたって使われるうえに、デザインも豊富なカシメ金具です。本革製品などでは、飾りだけじゃなく取っ手などのつなぎにも使われるので、見たことある人も多いと思います。機能性重視のものだけじゃなく、スタッズと呼ばれる見た目重視のものも多くあるのが特徴です。

手芸用のかしめる工具

手芸でのかしめる工具は、ハンマーを使って打ち付けるものと、ペンチ状になっているものがあります。どちらにも共通していえることは、金具で仮締める前に穴あけパンチを使って下穴をあける工程が必要なことです。カシメ金具をかしめる時にペンチ状のものは手軽に使えますが、ハンマーで打ち付けるタイプのほうが慣れると使いやすく、仕上がりもきれいになります。

かしめる金具その2電子工作用

電気工作でもかしめる金具はあります

電気を通す電線でも、スペースが限られている車の中の配線では、かしめる端子を使って接続することが多いんですよ。手芸のかしめる金具とはだいぶ形が違いますが、電気工作で使う圧着端子も電線に接続するときに、かしめると表現します。どんな金具が該当するのか、少し紹介してみたいと思います。

ギボシ端子

日本独特の建築飾りである、擬宝珠にどことなく似ている形の端子です。車内の配線にかしめておくことで、電子機器との接続を簡単にできるので、車のDIYをする人ならおなじみの端子です。

平端子

ギボシ端子が丸い円筒錠なのに対して、平たくなっている端子です。電線との接続部分をかしめることで、手軽に接続できるようにするんですが、ギボシ端子よりも場所をとってしまう代わりに電流の流れに強いので、多く電気が流れる部分や、頻繁に電気が出入りするスイッチ部分に使うことが多い端子です。

電子工作用のかしめる工具

電子工作用のかしめるための工具は、圧着ペンチといわれます。シンプルなペンチ状になっているものから、圧着に特化して少ない力でもしっかりかしめるられるものまで種類がありますが、一般的にはワイヤーカッターやワイヤーストリッパーが一緒になっている、シンプルな圧着ペンチが人気です。

かしめる金具その3建築用

建築現場でもかしめる金具があるんです

建築の現場でも、かしめる金具はあります。ほかにも、建築資材を運ぶ頑丈で太いワイヤーロープの接続にかしめることもあるので、やはり強度の必要な場面で活躍している印象です。どんなかしめる金具があるのか、少しだけ紹介してみますね。

金属製の屋根同士を接合する金具

屋根の中でも、金属製の屋根を付けるのは簡単ですが、何枚も使って屋根を形作るのでどうしても隙間ができます。屋根同士に隙間ができていると、雨漏りや隙間風の原因になります。そこで有効なのが、屋根同士をかしめる金具なんですよ。屋根同士を、金属で上から覆って隙間部分を締めて閉じるので、雨が入らずしっかりとした屋根になるんです。金属の屋根を付ける場合はかしめるとは、とても重要なことなんですよ。

ワイヤーロープスリーブ

工事で鉄板や木材を運搬したりするときにつるすワイヤーロープは、実はかしめて加工したものもあるんです。簡単にワイヤーロープを加工する場合はボルトでワイヤーロープを締めて固定するのですが、強度が欲しい時はワイヤーをかしめるためのカシメ金具である、ワイヤーロープスリーブという金具とワイヤーロープ専用の圧着工具を使用します。

建築用のかしめる工具

建築用にかしめる工具は、大きいクリップのようになっている屋根用のかしめ工具と、ワイヤーロープ用のかしめ工具があります。ワイヤーロープ用は、電子工作用の圧着ペンチの特大版みたいになっており、締めることでカシメ金具を圧着します。

どの「かしめる」も意味は同じ

紹介しただけでも3種類の分野でかしめる金具がある

今回は簡単に手芸・電気・建築の3種類でのかしめる金具を紹介しました。これ以外にも、いろいろな分野でかしめるという言葉が使われることがあります。どのかしめる金具もそれぞれ役割が違っていますが、よく見ると共通していることもありましたよね。その中でも、特に共通していることに焦点を当てつつ、かしめるの意味を紐解いていきたいと思います。

しっかり締めることで頑丈になるが不可逆

紹介した手芸・電気・建築の3分野でのかしめる金具の共通点は、一度金属を工具で締めるとかしめる対象に頑丈に取り付けられること、そして、取り付けた後はしっかり閉じてしまうので外せないということです。

共通点が実は「かしめる」の意味になる

手芸・電気・建築という分野でのかしめる作業の共通点を、紹介しましたが、実はこの頑丈に取り付けられてしっかりと閉じるということこそが、かしめるという言葉の意味にとても近いんですよ。

「かしめる」の意味や漢字について

なにかと何かを合わせて圧力を使い固く閉じること

ここまで紹介してきたかしめる工具や金具の役割から、かしめるという言葉には、金具を使って何かと圧着することで、つなぎ合わせることだとわかりました。使用する工具自体はいろいろありますが、基本的に金具に圧力をかけて、なにかとの隙間を締めるようにつなぐという意味になります。圧力を使ってつなぐことが多いので、接着剤などを使わずに簡単に接続できるんですね。

ちなみに「かしめる」は漢字で書くと…?

かしめる金具の中には「カシメ」や「カシメ金具」とカタカナで表記するものがあります。なぜか、日本語で多く使われる漢字が使われてませんよね。中には加締める、仮締めると表記する人もいるようなのですが、実際はどうなのでしょうか?

実は漢字表記はないんです

かしめるを感じにしようとすると「加締める」「仮締める」などの候補がありますが、辞典を調べてもかしめるという漢字はどこにも見当たりませんでした。もっと深くし食べてみたところ、かしめるという言葉を使うときは、一般的にひらがなでかしめる、かしめと書くか、カタカナでカシメる、カシメと表記するのが正しい表記ということです。

今回は圧着端子をかしめる方法を紹介

かしめるとはどんなことか圧着端子で解説してみます

かしめるとはどういう意味かを紹介しましたが、百聞は一見に如かずということでいくら意味を文で説明されても、実際見てみないとかしめるってどういう意味なのか、分かりにくいですよね。そこで、今回は代表として車の配線や電気工作で使用する圧着端子を使って、かしめるとはどういうことか紹介してみたいと思います。

圧着端子でかしめる金具

1種類だけで使うアース端子で紹介します

電気工作で使う圧着端子は、2つで対になっており線同士を接続したり取り外しやすくするために取り付けるものが主流なんですが、今回は仮締めるという意味の説明のために使うので、1つだけでつなげるアース端子というもので解説します。アース端子とは、不要な電気を車の車体などの金属部分に逃がすための端子です。

金具の中で締めて閉じるのはこの部分

かしめるとは締めることで圧着し、つなぐ者同士を閉じるという意味があるので、アース端子にも締める部分があります。画像の丸で囲んだ部分がかしめてつなぐところです。

圧着端子をかしめる時に使う工具

どんなかしめる作業にも専用の工具が必要

かしめることは、金具などを使って圧着するだけなので、簡単なんですが工具だけはどのかしめる方法も、専用の工具を使う必要があるんですよ。専用の工具を使わないでかしめる方法をとると、必要な強度が得られないだけでなく、つなぐ素材を傷めてしまう可能性もあるんです。

圧着端子をかしめる作業に使う圧着ペンチ

圧着端子は圧着ペンチを使って、かしめます。かしめる方法はいくつもありそうですが、作業をスムーズに進めるだけじゃなくて、圧着の質をよくするためにも圧着ペンチを使うのがベストです。

圧着端子のかしめ方

かしめる前に金具と相手をしっかり合わせる

金具と材料をかしめるまえに、しっかり位置決めをする作業は、電子工作に限らずどのジャンルのかしめる方法でも重要です。なぜなら、かしめると固くつながってしまうので、簡単には外せないからなんですよ。

実際にアース端子をかしめました

電線とアース端子を実際にかしめてみました。作業前と作業後で、金具の形が変わっているのがわかります。アース端子の場合は圧着ペンチによって金具が折曲がり、電線と固くつながっています。

一度かしめるとはずれない

一度かしめてしまうと、引っ張ってもなかなか外れないので、圧着端子の場合は一度線を切って外す以外に方法はありません。また、しっかりとかしめていなかった場合は、線が抜けてしまうので、新しいカシメ金具を使う必要があります。カシメ金具自体が、一度かしめてしまうと再利用不可能なので、がっちりかしめた時はかしめたかしめた線がちぎれない限り外せないんですよ。かしめるとは、それだけ頑丈なつなぎ方なんです。

かしめる時はけがに注意する

簡単でもけがの危険がある作業

かしめるの意味の通り、実際にかしめる作業をするとなると、一番身近な電気工作や手芸でのかしめでも、カシメ金具にかなり強力な圧力をかけることになります。強い力がかかるので、どの作業もけがの可能性がありますから、かしめる作業をするときはけがに気をつけましょう。

かしめ方について気になる方はこちらをチェック!

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