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電工・圧着ペンチの使い方!端子の正しいかしめ方や圧着方法をご紹介!

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電工・圧着ペンチの使い方!端子の正しいかしめ方や圧着方法をご紹介!

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電工ペンチという工具をご存知ですか。圧着ペンチとも呼ばれ、配線工事に不可欠な端子の圧着を行う工具です。電工ペンチの機能はそれだけではありません。圧着作業に付随するさまざま作業を行う万能工具と言えます。そんな電工・圧着ペンチの機能や使い方を詳しく解説します。



電工ペンチ(圧着ペンチ)をご存知ですか?

電工ペンチ、または圧着ペンチと言う名の工具をご存知ですか?電線の先に取り付け、電線と電線、または電線と電気パーツとの接続を容易にする圧着端子というパーツがあります。この圧着端子を電線の先にしかりと取り付ける、つまり圧着するための専用工具が電工ペンチ、またの名を圧着端子と言います。

電工ペンチ(圧着ペンチ)の各部の名称

ワイヤーカッター

ワイヤーを切断するために使用します。非常に鋭利な刃物でできており、太い配線も切断できます。

ワイヤーストリッパー

ワイヤーの被覆を剥くために使用します。配線の太さの種類に合わせ5〜6種類の太さのものがあります。



ダイス

ギボシ端子などの端子をかしめて圧着する際に用います。端子のサイズに合わせ、数種類の太さが用意されています。

ダイス(ハンドル側)

電工ペンチの種類によっては、あるものとないものがあります。作業性は先端にあるダイスより劣ります。

ボルトカッター



小径のボルトをネジ山を潰さずに切断することができます。数字は切断できるボルト径を表しており、通常数種類の太さがあります。

電工ペンチ(圧着ペンチ)の機能

電工ペンチまたは圧着ペンチと呼ばれるこの工具は、ギボシ端子などの圧着端子をかしめて、電線と端子を圧着させるのが主な役目です。それに付随する作業として、電線の切断、電線の被覆剥きのほか、長すぎるボルトのネジ山を潰さずにカットする機能なども有しています。

電工(圧着)ペンチの機能1/4:電線の切断

電工(圧着)ペンチの先端には、鋭利なワイヤーカッターがついています。これはいわゆるニッパーのような切断工具の代わりとなる機能で、配線作業の際に必要な長さの電線をカットすることができます。

電工(圧着)ペンチの機能2/4:配線の被覆を剥く

配線の圧着の際には、電線の被覆を剥く必要があります。電工(圧着)ペンチでは、ワイヤーストリッパーの機能を使って、この配線の被覆剥きを簡単に行うことができます。通常、電工(圧着)ペンチには、配線の太さに合わせ数種類のワイヤーストリッパーが用意されています。

電工(圧着)ペンチの機能3/4:端子を圧着する

配線の結線によく用いられる方法として、半田付けがあります。この半田付けは確実な結線方法ではありますが、素人には難しいことと、一度つけると繋ぎ直しが困難なのが欠点です。これを簡便にしてくれるのが端子です。電工(圧着)ペンチを使うと、この端子を圧着する「かしめ」と言われる作業が容易に行えます。

電工(圧着)ペンチの機能4/4:ボルトの切断

配線作業では、径の小さなボルトが数多く使われます。これらのボルトはナットからの出代が長すぎると、線に引っかかるなどして、配線の邪魔になります。

電工(圧着)ペンチのボルトカッターを使用すると、これらの小径ボルトのネジ山を潰すことなく、簡単に切断することができます。通常電工ペンチでは、ネジの太さに合わせ、数種類のボルトカッターが用意されています。

電工ペンチでかしめる端子の種類

電工(圧着)ペンチでかしめることができるのは端子(ギボシ ・クワ型 ・平型 ・丸型)やリングスリーブなどです。以下で、主な端子の種類と、その特徴についてご紹介します。

ギボシ端子

一度かしめると、簡単に配線の脱着を行える便利な端子です。形状の異なるオスとメスの一対からなっており、つなぎ間違いによる配線のショートを防いでいます。名前の由来は、橋の欄干などに取り付けられる”擬宝珠”に形が似ているところからきています。

クワ型端子

昆虫のクワガタの角のような形をした端子です。すでにネジ止めされている配線のネジを緩めることで結線が可能なので、自動車のアース線の接続などに使われます。

平型端子

文字どおり平べったい形状をした端子です。ギボシ端子と同様にオスとメスで一対となっており、結線ミスによる配線ショートを防ぐことができます。自動車の電気パーツの配線などに使われます。

丸型端子

クワ型端子と似た形状ですが、クワ型のように一端がオープンにはなっておらず、クローズ形状になっています。クワ型端子のようにネジを緩めただけでつなぐことはできませんが、その分抜けの心配がありません。バッテリーターミナルの結線などに良く使われています。

リングスリーブ

被覆を剥いた芯線同士を結線するのに用いられるのがリングスリーブです。半田付けに比べ容易に結線が行える上に、スリーブの中に芯線を噛ませることにより、2本だけでなく3本以上の結線も一度に行うことができます。

電工ペンチ(圧着ペンチ)の使い方1/4:電線の切断

電工(圧着)ペンチにはニッパーのような切断工具としての使い方もあります。ここでは電工ペンチによるワイヤーカットについて解説します。

ワイヤーカッターの刃で電線を挟む

電工(圧着)ペンチの先端についたワイヤーカッターの刃で、切断したい電線を挟みます。電線はワイヤーカッターに対して垂直になるように挟み、切りたい位置にワイヤカッターの刃が来るように位置を調整します。

電工(圧着)ペンチのハンドルを握りこむ

電工(圧着)ペンチのハンドルを握り込みます。握る時は躊躇せずに、しっかりと握り込みましょう。ワイヤーカッターの刃は非常に鋭利ですので、怪我をしないように気をつけましょう。

電工ペンチ(圧着ペンチ)の使い方2/4:被覆むき

電工ペンチの機能の一つである、配線の被覆剥きの方法について解説します。

ワイヤーストリッパーで電線を被覆ごと挟む

電工(圧着)ペンチのワイヤーストリッパーのうち、被覆を剥きたい電線の太さに合わせたワイヤーストリッパーで電線を挟み込みます。いきなり細い部分で挟むと誤って電線を切断してしまいます。太い部分から順に挟んでいき、適切な太さのワイヤーストリッパーを選択します。

電工(圧着)ペンチのハンドルを握りこむ

電工(圧着)ペンチのハンドルをしっかりと握り込みます。うまく被覆に刃が食い込まない場合は、電線を回転させるようにして、数回ハンドルを握り込みます。

被覆を剥き取る

電工(圧着)ペンチのハンドルを握ったまま、ワイヤーストリッパーの側面で被覆を剥きとるようにペンチを横に移動させます。すると被覆がスルリと電線から抜き取れます。

電工ペンチ(圧着ペンチ)の使い方3/4:かしめ・圧着

圧着工具とも呼ばれる電工ペンチのメインの使い方である、端子の圧着の方法について解説します。

10-1:圧着したい部分の被覆を剥く

ワイヤーストリッパーを使って、端子を圧着したい電線の被覆を剥きます。被覆を剥く長さは、端子の芯線を挟みこむ小さい方の爪より1ミリ程度の余裕を持たせて剥きとります。

ちなみに、ケーブルの被膜を剥かずにコンタクトにケーブルを押し込んで接続可能なコネクタもあります。一般的な圧着加工と異なり多数の結線を一度に行うことが出来て便利です。

IDC (圧接コネクタ)
IDC(圧接コネクタ)のIDCはInsulation Displacement Contactの略称でケーブルの被膜を剥かずにコンタクトにケーブルを押し込んで接続する方法です。圧接方式コネクタとも呼ばれています。またU字形状のコンタクトに電線を接続するためUコンタクトと呼ばれることもあります。

10−2:芯線をねじってまとめる

被覆を剥いた部分の芯線を指でねじって芯線をまとめます。数本の線がまとめられた芯線は、1本でも他の結線に触れると配線ショートの原因となりますので、しっかりとねじってまとめておきます。

10−3:絶縁キャップを電線に通す

圧着後に端子にかぶせる絶縁キャップをあらかじめ電線に通しておきます。これを忘れると、せっかく圧着した端子を再び切断することになります。忘れがちなパーツですので、気をつけましょう。ギボシ端子の場合、オスの端子とメスの端子で絶縁キャップの形状が異なります。間違えないようによく確認して通してください。

10−4:ギボシ端子に電線を通す

ギボシ端子に電線を通します。通す長さは、被覆を剥いた部分が端子の小さい爪から1ミリ程度はみ出すぐらいです。大きな爪の部分には、被覆の部分が来るようにしてください。この時点では線が端子からすぐに抜けてしまうので、位置がずれないように注意しましょう。

10−5:小さい方の爪を仮かしめする

まずは小さ方の爪をギボシ端子のサイズよりも1サイズ大きいダイスで軽く挟んでおきます。このことにより爪がM字状になり、しっかりと端子がかしめられます。今回はダイスの2.0の部分で仮にかしめています。左右の爪が重ならないように気をつけて、左右均等に慎重にかしめます。

10−6:小さい方の爪を圧着する

次は小さい方の爪の本かしめです。仮かしめと異なり、端子にジャストサイズのダイスを使い、しっかりとハンドルを握り込みます。今回は端子のサイズに合わせ1.25のダイスを使用しています。電工ペンチを外し、小さい爪が芯線にしっかり圧着されているか確認します。芯線の細い線が外に出ていないかも確認します。もし1本でも線が外に出ていると、他の部分に触れてショートの原因となりますので気をつけましょう。

10−7:大きい方の爪を仮かしめする

次に大きな方の爪を実際より1サイズ大きなダイスで仮にかしめます。今回はダイスの5.5の部分を使用しています。小さい爪の時と同様に爪がM字状になってしっかりとかしめられるように形を整えるようにかしめます。かしめる部分は電線の被覆の部分をしっかりとかしめるようにしましょう。

10−8:大きい方の爪を圧着する

続いて適正なサイズのダイスを使い、大きな爪を本かしめします。画像では2.0のダイスを使用しています。大きな爪の両方が配線の被覆にしっかりと食い込むように、しっかりと電工ペンチのハンドルを握り圧着しましょう。

10−9:抜けがないか確認する

圧着が済んだら、小さい爪、大きな爪の両方が均等に電線を圧着しているかを目視で確認します。次に端子を引っ張って抜けがないか、緩みがないかをしっかりと確認します。抜けや緩みがあれば、当然かしめ作業はやり直しです。

10−10:絶縁キャップをかぶせる

抜けがなく端子がしっかりと圧着されていることを確認したら、あらかじめ通してあった絶縁キャップを端子にかぶせます。以上でギボシ端子の圧着作業は完了です。今回はギボシ端子で行いましたが、他の形状の端子でも基本的な圧着方法は同じです。

電工ペンチ(圧着ペンチ)の使い方4/4:ボルトカット

電工ペンチにはボルトを切断する工具としての機能もあります。ここではボルトの切断方法について解説します。

ボルトをボルトカッターにねじ込む

切断したいボルトを電工(圧着)ペンチにある適正サイズのボルトカッターにねじ込みます。ボルトカッターの数字は、カットするボルトの径のミリ数を表しています。M3なら3ミリ径、M4なら4ミリ径のボルトがカットできます。

ボルトの位置を合わせる

ボルトのカットしたい位置をボルトカッターの中央に来るようにボルトのねじ込み量を調整します。

ハンドルを握り込む

電工(圧着)ペンチのハンドルをしっかり握り込んで、ボルトを切断します。ボルトの径や素材にもよりますが、ボルトの切断にはかなりの力を要します。くれぐれも怪我をしないよう、十分に注意しましょう。

電工ペンチ(圧着ペンチ)の選び方

電工ペンチ・圧着のペンチ選び方のポイントとしては、まずは自分の行う電工作業で使用する配線や端子のサイズに合ったものを選ぶということです。

特にダイスに関しては、トップ側のダイスに必要なサイズが揃っている電工ペンチの方が使い勝手の点でおすすめです。価格は高くなりますが、JIS規格のうちでも第二種電気工事技能試験に適合した、いわゆるプロユースの電工ペンチであれば、品質的に文句ありません。

機能満載の電工・圧着ペンチを使いこなそう

電工(圧着)ペンチについてご紹介してきましたが、いかがでしたか。電工ペンチには圧着作業だけでなく、それに付随するさまざまな作業を行うための機能が備わっています。

そのためこのペンチ1本あれば、他の工具に持ち替えることなく配線工事が行えます。みなさんも電工ペンチの使い方をマスターして、配線工事にぜひチャレンジしてみてください。

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