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モンベルの人気寝袋「ダウンハガー」はなぜおすすめ?その魅力と選び方を解説!

登山用品やキャンプ用品で有名なブランドモンベル(mont-bell)の人気寝袋にダウンハガーがあります。寝袋を作っているブランドはたくさんありますが、どうしてモンベルのダウンハガーが人気なのかその魅力と選び方を紹介します。
2020年8月27日
揚げ餅
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モンベルとは

初心者でも買いやすいアウトドア用品の名門

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

モンベル(とは初心者でも買いやすいアウトドア用品の名門で、高品質な登山用品、キャンプ用品、アウトドア用のウェアなどさまざまな製品を取り扱っています。また自社製品だけではなく、持ち運びやすいコットやアウトドアチェアで有名なヘリノックス(発売は韓国のDAC社)の正規販売店でもあり、クッカーとシングルバーナーを組み合わせるジェットボイルなど各国の人気ブランドや有名なブランドも販売している日本のメーカーです。

モンベルの魅力1

Photo by casek

モンベルと他社の違いは、価格が安いため初心者でも買いやすく、価格と品質のバランスがとれているということです。これから冬キャンプをしたいという方は寒さに強い寝袋を探さないといけませんが、高品質なものとなるとどうしても高価になります。しかしモンベルなら多少ではありますが安く買えますよ。また直営店が各都道府県にあるので実際に店舗で、商品を見て選ぶことができるので失敗も少ないです。

モンベルの魅力2

充実のラインナップというところもモンベルの特徴で寝袋でいえば、幅広いシーンで最適な寝袋が使えるようにサイズや温度、材質の違いが細かくだいたい1つの寝袋に対して中綿の量が違う4つ前後のバリエーションがあります。中綿の量が変われば収納サイズや重さ、使用できる温度が変わってくるので比較しながら選ばないといけません。使うシーンや季節に応じた最適な寝袋が選べるようになっているので選びやすいです。

ダウンハガーについて

「ダウン」を使った寝袋

Photo by Jessie.yang

モンベルの寝袋の中で非常に暖かい冬向けの寝袋が「ダウンハガー」です。冬向けというと冬しか使えないというイメージになってしまいますが、前述したようにラインナップが多いので夏でも使いやすいダウンハガーもあります。ダウンジャケットと同じように中綿をダウンにすることで軽く、ポリエステルなどの化繊と比較すると高価ですが、空気が断熱材となり暖かいため冬キャンプ向けの寝袋となりモンベルの代表的な製品でもあります。

化繊との違い

Photo byHans

中綿がダウンだと軽くて、コンパクト、空気の層が断熱材として真価を発揮してくれるので暖かいですが、高価です。また撥水加工がない暖かさをキープできなくなります。安いモデルでも、表面に摩擦や衝撃で剥がれにくい強度のある撥水加工(ポルカテックス)が施されているので、多少濡れても水を弾いてくれるので安心して使えます。保管方法にも違いがありダウンをつかっているものは普通の収納袋で長期間保管できません。

モンベルのダウンハガーの種類1

「アルパイン」ダウンハガー

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51ba4BeFvYL._SL1000_.jpg

モンベルのダウンシュラフは大きく分けると2種類あります。まず最初に紹介するアルパインダウンハガーは通常のモデルと比べると多少価格が下がり買い求めやすくなっています。そして大きな違いとなるのが伸縮性です。どちらのシュラフも、体をすっぽりと包んでくれる形状です。体を包むがゆえに身動きがとりづらいと言われていますが、よく伸びるので身動きがしやすくなっています。

伸縮性が小さい

高価なほうは伸縮性は135%とよく伸び縮みしますが、アルパインダウンハガーだと伸縮率が120%に落ちます。またアルパインダウンハガーだと重量が減って軽くなっていますが、温度や使用できる身長、収納サイズ、独自の撥水加工(ポルカテックス)などに違いはありません。細かい部分では伸縮性の違いがあるため、縫い方も変わり外見が凸凹していおり、ややフラットになっているという違いもありますが、性能には影響しません。

モンベルのダウンハガーの種類2

ただの「ダウンハガー」

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61adBg%2BfB-L._SL1500_.jpg

前述したモデルと比較すると多少高価で多少重いですが、前述したようによく伸びるので寝心地がいいモデルです。寝心地優先という方におすすめできます。ダウンハガーのみのラインナップとしては寒さに非常に強い特殊なモデルがあったり、最上級にふわふわして軽くて暖かい最高級品を使った特別なモデルがあったりと同じダウンハガーでもモデル別に比較するとこちらのほうがラインナップが豊富です。

品質のいいダウン

Photo bymonika1607

ダウンがどれくらいふわふわしているかを目で見るようにした値をフィルパワー(FP)といいます。FPが高いと空気の層がたくさんでき、断熱できるので暖かくなります。モンベルの寝袋は「ダウンハガー800」や「ダウンハガー650」というふうに商品名のあとに付いている数字がFPを表していてアルパインダウンハガーは800までしかありませんが、通常のダウンハガーには900までありこれが大きな違いとなります。

FPが高いと重量が軽い

中綿ふわふわしていると少ない量でしっかり温度を逃さなくなるので、重量が軽くなります。そのため軽いアルパインダウンハガーでも、FPが高い900と重量を比べると比較にならないぐらい900のほうが明らかに軽いです。900FPにもなると冬でも使えるようなものでも500g弱しかありません。

モンベルのダウンハガーの特徴・魅力1

リーズナブルでしっかりしている

Photo bystevepb

有名ブランドの寝袋と比較するとやはり、価格が安くなるのはモンベルのほうです。僅差という場合もありますがそれでも安いモデルも選ぶことができるモンベルのほうが買いやすいでしょう。それでいて登山でも使え、独自の撥水加工(ポルカテックス )もあり、雪山にも対応できるような確かな品質があるのでモンベルの寝袋がおすすめできます。また登山だけではなくキャンプでも使いやすいというところも人気の理由でしょう。

保管に嬉しい専用バッグも付属

寝袋自体の品質がいいだけではなく、付属品も充実しています。ダウンを使った寝袋は長期間保管する際は付属のバッグを使わないほうがいいと紹介しましたが、モンベルの場合他社と比較すると保管用のゆとりのある大きなバッグが付属してきます。ダウンハガー、アルパインダウンハガーともに保管用のバッグが付属するところが、おすすめできる理由の1つです。他社は別売りのケースが多いですよ。

モンベルのダウンハガーの特徴・魅力2

ストレッチ性がある

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51JCrcPyUBL.jpg

通常モデルで135%、アルパインで120%とよく伸びます。伸びるという機能はモンベルが特許を取得している独自の編み方によって作られているので他社では真似できません。よって他社とは比較できない部分となります。ただ伸びるだけだと密着性が薄れてしっかり温度をキープできませんが、縮むので大切な暖かい空気を外に逃さずしっかり保つことができるので人気です。

特殊な編み方でも重量は軽い

機能性のある編み方だと重量が増しそうですが、それでも軽量です。あまり伸縮しないアルパインダウンハガーのほうが軽いというのは事実ですが、そのぶん少ない量で暖かい高品質なものを使えば重量はカバーできます。他社と比較しようとしても寝袋に900FPもある高級ダウンを使っているメーカーはないほどです。

収納しやすい

収納袋(バッグ)のサイズが小さいと寝袋は入れるときにかなり苦労しますが、モンベルの場合比較的簡単と言われています。収納袋も寝袋と同様に伸縮性があるので引っ張りながら収納でき、収納サイズを小さくしたいときは抑えていくと小さくなります。

モンベルのダウンハガーの特徴・魅力3

強度のある撥水加工(ポルカテックス)

通常のフッ素を使う撥水加工は寝袋の生地の上に加工が張り付いているだけです。張り付いていたら剥がれにくいように思えるかもしれませんが、生地と接着している場所が少ないので普通の撥水加工では摩擦などで剥がれやすいと言われています。モンベルの撥水加工(ポルカテックス)は独自技術により従来の撥水加工よりもしっかりと張り付いていて剥がれにくいので撥水効果が長続きすると言われていて、同社の傘に使わるほどです。

防汚効果も

使用している ポルカテックスという撥水加工には油汚れ防止効果があると言われています。モンベルの公式HPにもそのように記述されています。寝具なので汚れにくいというのは嬉しいですよね。またダウンは水濡れに弱くテントの中でも結露で塗れるという場合があるので、ポルカテックスのようなしっかりとした撥水加工が施されているというのは使い勝手がかなりよくなります。

モンベルのダウンハガーの特徴・魅力4

権威ある賞に選ばれている

Photo byMelloGHG

アメリカで絶大な権威があるアウトドア専門誌「BACKPACKER」の記者がフィールドで実際に使用して選ぶ有名な賞「エディターズ・チョイス」を2009年に受賞しています。さらに2010年には同じくアメリカの別のアウトドア専門誌「Outside」の記者がテストをして選ぶ賞「ギア・オブ・ザ・イヤー」も受賞しています。品質だけではなく使い勝手がよくないともらえない章に選ばれていることから初めての寝袋としてもおすすめです。

3年連続受賞


2009年エディターズ・チョイス、2010年ギアオブ・ザ・イヤー、そして2011年マウンテン・スタンダード賞も受賞しています。マウンテン・スタンダード賞はアメリカのクライミングの専門誌「Alpinist 」で極めて高い評価を受けたギアが選ばれる賞のことです。それぞれ選ばれた寝袋は違いますが、同一のメーカーが寝袋というカテゴリで3つの権威ある素晴らしい賞をもらうということはお墨付きの品質ということです。

使い勝手とは

足元からもファスナーがあけられるWジッパー、暖かい空気が襟元から抜けないようにするドラフトチューブ、頭を覆うようにして保温力を高めるトンネルフード、ドローコードで簡単にトンネルフードを絞れ作りになっていて、細かなところでも使い勝手がいいようです。ただ品質がいいだけではなく機能的にも使いやすいということがおすすめの理由となります。

モンベルのダウンハガーの特徴・魅力5

いろいろ選べる

他社と比較するとモンベルはいろいろ選べるというところがポイントです。身長によりロング版、性別により女性版、重量、伸縮性やコスパの違いでアルパイン、保温力の違い、使用できる温度の違いとなります。FPが高いと暖かいですが、モンベルの場合はFPが低めの650FPでも夏用から冬用まで揃っていて細かく選べるので便利です。

選び方が大切になる

これだけバリエーションがあるということは身長やサイズに合わせてきちんと選ぶようにしましょう。キャンプで使うのであればあまり重量は気にならないかもしれませんが、登山で使うのであれば身長やサイズと同じように重量も大切になってきます。他社と比較するとバリエーションが色々あるモンベルのダウンハガーシリーズの選び方を紹介していきますね。

モンベルのダウンハガーおすすめの選び方1

1番目の選び方:アルパインか通常モデルかを選ぶ

伸縮性は下がりますが、同じFP同士なら軽くて価格が少し安いアルパインモデルか高い伸縮性を誇る通常のダウンハガーどちらにするのかを考えて選びましょう。例えばキャンプでも徒歩、自転車、登山でテント泊をする場合はできるだけ重量がないものがおすすめになります。重量でいえば900FPが一番軽いですが、高価なのでよく考えて選びましょう。安くて軽いものがほしいという方はアルパインがおすすめです。

収納サイズは変わらないので注意

重量が減っているということはコンパクトに収納できそうですが、アルパインダウンハガーも通常のダウンハガーも収納サイズは変わりません。もともと羽毛を使っている寝袋なので化繊と比べるとコンパクトで持ち運びやすいですよ。

モンベルのダウンハガーおすすめの選び方2

2番目の選び方:フィルパワーを決める

アルパインか通常のダウンハガーかどちらにするのか決まったら次の選び方になります。ダウンハガーには900、800、650の3種類のFPがあります。ダウンハガーは800と650のみになり前述したようにFPが高いとふ少ない量でも空気の層がたくさん確保でき断熱材、保温材になり寒さに強い寝袋でも軽くなってきます。先程紹介したように予算を決めていないのなら最も軽いダウンハガー900が登山にはおすすめです。

キャンプなら温度が合っていれば何でもいい

使用できる温度が合っていればキャンプなら何でもいいでしょう。一番重たいダウンハガー650#0でも1500gしかありません。徒歩や自転車でのキャンプだと1500gは重たいと感じるかもしれませんね。そのぶん650は低価格です。このようなときはFPが高い800を選ぶなどするといいでしょう。アルパインダウンハガーを選ぶというのも方法の1つです。

モンベルのダウンハガーおすすめの選び方3

3番目の選び方:使用する温度から選ぶ

先程ダウンハガー600を紹介したときに「#0」という記号を付けていたことに気が付きましたか?モンベルの寝袋は使える温度帯によって井桁の数値が変わってきます。最も寒い場所で使えるものは例外を除き#0となり、#5や7は冬では使えない寝袋となります。いつ、どこでキャンプや登山をするのか考えて気温に合ったものを選びましょう。#0~1は真冬、2は冬、それ以降は秋や夏向けです。

モンベルの温度は信頼できる

Photo byPublicDomainPictures

寝袋が何度まで使えるかというのはテスト方法により非常に曖昧です。A社、B社でテスト方法が違うと使える温度にも差が出てきます。さらに表記の仕方も曖昧で、長時間使ってはいけない温度で表記している会社もあれば、安心して眠れる温度で長時間使える温度で表記している会社もあります。モンベルはヨーロッパの規格に基づいたテストを行っていて、しっかり使える温度で表記してくれているので初心者でも選びやすいです。

モンベルのダウンハガーおすすめの選び方4

4番目の選び方:身長(サイズ)で選ぶ

モンベルの寝袋は183cmまで対応すると表記してくれていますが、口コミなどでは縦方向への伸縮性はないことから180cmなどギリギリの身長の方は縦方向へサイズが長いロングとなっているモデルを選ぶようにするといいでしょう。ただし全てのモデルに高身長向けのロングがあるというわけではなくスタンダードモデルのダウンハガー800となるので身長のある方はコスパのいい650FPが選べない点だけ注意してくださいね。

女性用もある

サイズが大きくなったロング版の対応する身長は190cmまでとなっています。寝袋は男女兼用となっていますが、足元がより暖かくなって少し小さい女性用もあります。寒がりな男性が利用するには肩幅も短くなっているので注意してくださいね。適応できる身長は173cmまでです。

おすすめのダウンハガー

ダウンハガー800#3

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/616X-t7cCmL._SL1500_.jpg

登山を楽しむ人、キャンプを楽しむ人におすすめなのがモンベルのダウンハガーシリーズの中でもスタンダードな800FPの寝袋です。温度は前述したように使う状況で選んでもらうといいのですが、#3は-2度まで使え非常に万能なタイプです。撥水加工もしっかりありますよ。たくさんある中からダウンハガーシリーズを1つ選ぶとしたら機能と価格のバランスが最もいいと言われていて評価の高い800FPがおすすめです。

一番豊富

ダウンハガー800には前述したように身長が高い人にはロングモデル、女性用の特別仕様があります。さらに足元だけ羽毛が入ったハーフレングスもあり、身長の高い人、持ち運びを優先したい人、より温かな寝袋がほしい人のニーズに応えられるモデルです。#0より寒い場所で使えるEXPがあるのも800だけです。

モンベルのダウンハガーのまとめ

豊富なタイプから適切なものを選ぼう

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

モンベルの寝袋は身長の高い人用、女性、各種フィルパワーなど選ぶ要素がたくさんありますが、順番に選んでいくと簡単です。一番コスパのいい650FPのモデルでも撥水加工もちゃんとあるので入門用としてもおすすめできますよ。冬キャンプには#2からを選ぶといいでしょう。

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