アキノキリンソウとは?お茶に出来る特徴や育て方、花言葉などを解説!のイメージ

アキノキリンソウとは?お茶に出来る特徴や育て方、花言葉などを解説!

アキノキリンソウとはどのような植物かご存知でしょうか?アキノキリンソウは8月頃から開花期を迎える草花で、セイタカアワダチソウとよく間違えられていますが、昔から知られてきた植物です。今回はそんなアキノキリンソウの特徴や育て方、花言葉などを解説します。

2019年09月12日更新

T・S
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元農家で農業検定を持つライターです!植物に関すること、海のこと、DIYについて主に書かせて頂きます!
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目次

  1. アキノキリンソウとはどんな植物?
  2. アキノキリンソウの特徴
  3. アキノキリンソウの種類
  4. アキノキリンソウの花言葉と名前の由来
  5. アキノキリンソウの販売価格は?
  6. アキノキリンソウの育て方①環境
  7. アキノキリンソウの育て方②用土・植え付け
  8. アキノキリンソウの育て方③水やり・肥料
  9. アキノキリンソウの育て方④植え替え・増やし方
  10. アキノキリンソウの育て方⑤剪定・手入れ
  11. アキノキリンソウの育て方⑥病気・害虫
  12. まとめ

アキノキリンソウとはどんな植物?

自然風の庭に植える黄色い花を育てたいと考えている方におすすめなのが「アキノキリンソウ」です。アキノキリンソウは日本中で見られる草花であり、私たち日本人にはとても馴染みのある植物ですが、セイタカアワダチソウとよく間違えられている草花でもあります。実はお茶や食用にすることもでき、薬効もある植物です。今回はそんなアキノキリンソウの特徴や育て方、花言葉などを解説します。

アキノキリンソウの特徴

アキノキリンソウとは?

アキノキリンソウとは、キク科アキノキリンソウ属に分類される多年草です。原産地はユーラシア大陸で、海岸から高山地帯まで幅広い場所で見られます。日本でも北海道から九州まで自生していますので、とても馴染みがある草花です。草丈は30㎝~1mと高く、3~10本の茎が出て株立ちになるのが特徴。画像のように、自然を感じる見た目をしています。

アキノキリンソウは初心者でも育てやすい?

肝心の育てやすさですが、日本中で自生しているような草花ですので、簡単に育てられます。耐寒性も耐暑性もありますので、夏冬もあまり問題ありません。ただし、日光が当たらないと花が咲かなくなってしまいますので、日当たりは大切です。

アキノキリンソウの開花時期

開花時期は8~11月で、時期になると綺麗な黄色の花を咲かせます。一つ一つの花は小さいのですが、総状に咲くので見応えはあります。涼し気な印象の花で、自然風の庭にはよく合います。ナチュラルな雰囲気が好きな方におすすめです。

セイタカアワダチソウとの違いは?

よくセイタカアワダチソウに間違えられているのですが、実はセイタカアワダチソウはアキノキリンソウ属の草花であり、近縁種なのです。セイタカアワダチソウの原産地は北アメリカで、開花時期は少し遅めの10~11月となります。外来種として日本に来て、現在は帰化した状態です。画像のように、セイタカアワダチソウは見た目が違いますので覚えておきましょう。

アキノキリンソウはお茶に出来る

何気なく見かける草花ですが、実はお茶に出来る植物です。乾燥させたものを煮出して飲みましょう。10gほどの量の葉を500mlのお湯で煎じてお茶にします。また、お茶以外にも食用にすることもでき、若芽を茹でて食べられます。塩水で茹でてから水にさらしてアクを抜き、おひたしや胡麻和えなどにして食べましょう。

アキノキリンソウの薬効

お茶に出来る草花ですが、お茶にされる理由には「薬効」があります。実は昔から薬草として使われてきた植物であり、薬効は頭痛や解毒、喉の痛み、殺菌作用などがあるとされています。薬効があるからといって大量に摂取するのは良くありませんが、普通に摂取する分には良い植物です。薬効に期待して、お茶を飲んでみましょう。

アキノキリンソウでアレルギー?

薬効があり体に良いイメージのあるアキノキリンソウですが、花粉症の方にとってはアレルギー源です。セイタカアワダチソウと共にアレルギー植物として扱われており、アレルギーに悩まされている方にとっては嫌な植物と言えるでしょう。どちらも生命力が強く、日本に広く分布している為、アレルギーを引き起こすとはいえ止められない部分があります。アレルギーをお持ちの方は育てないようにしましょう。

アキノキリンソウの種類

アキノキリンソウの種類①ミヤマアキノキリンソウ

アキノキリンソウには他にも近縁種があり、こちらは見た目が少し違う種類です。本種は全体的に花がつきますが、こちらは上部にまとまるように花をつけるのが特徴。また、開花時期も7月と少し早めで、花は少し大きめです。日本にも北の方で自生しており、台湾などにも分布しています。

アキノキリンソウの種類②ハチジョウアキノキリンソウ

こちらは名前の通り、八丈島に分布している種類です。ミヤマアキノキリンソウの変種であり、見た目は似ているのですが、開花時期が10月からと遅いのが特徴です。高さは20㎝ほどとなります。

アキノキリンソウの種類③イッスンキンカ

こちらは屋久島に分布している小型の種類で、草丈は3~6㎝程度しかありません。非常に可愛らしい近縁種で、人気があります。

アキノキリンソウの種類④アオヤギバナ

こちらも日本に自生している近縁種で、渓流の岸辺によく自生している種類です。本種に似ていますが、葉が細く繊細な印象となっているのが特徴です。

アキノキリンソウの花言葉と名前の由来

アキノキリンソウの花言葉

花言葉は少し意外な言葉となっており、「予防、用心、要注意、警戒、警告」などがあります。マイナスなイメージの花言葉となっていますので、贈り物には不向きと言えます。しかし一方で、「安心、幸せな人」という花言葉も付いています。もし贈る際は、どの花言葉の意味を込めているのか、書き添えておくと良いでしょう。

アキノキリンソウの名前の由来

名前の由来も気になるところですが、これはベンケイソウ科のキリンソウに花が似ており、かつ秋頃に花を咲かせる為、この名前が付けられています。その他、花が泡立つように咲くところからアワダチソウと呼ばれたり、美しい黄色をしている為「コガネバナ」と呼ばれることもあります。ちなみに、ミヤマアキノキリンソウはコガネギクとも呼ばれます。

アキノキリンソウの販売価格は?

アキノキリンソウの販売価格

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日本中に自生しているような草花ですので、販売価格は安価です。苗は大体500~700円程度で売っていますので、気軽に買えるのが嬉しいところ。ちなみに種も販売していることがあり、中の種の数にもよりますが、大体同じくらいの価格で販売されています。種は春か秋にまいて育てるのですが、苗から育てる方が簡単です。

アキノキリンソウの選び方

丈夫な草花ですので、特別な選び方のポイントはありません。見た目に特に問題が無ければ購入しましょう。病気や害虫の様子があると後で困る可能性がありますので、そういった苗は避けて下さい。

アキノキリンソウの育て方①環境

アキノキリンソウは地植え?鉢植え?

地植えで育てることが多い植物ですが、鉢植えで育てても構いません。鉢植えにした場合は室内でも管理が出来ます。また、寄せ植えにして楽しむ方も沢山います。自然風の庭作りに使いたい方は地植えにしましょう。地植えにした場合、水やりの手間が減りますので管理が簡単です。

アキノキリンソウに適した生育環境

アキノキリンソウは日光を好む植物ですので、日なたで育てるようにしましょう。日陰で育てると花付きが悪くなってしまいますので注意して下さい。室内は日光が少ないので、なるべく窓の近くで、日を当てて育てるようにします。

アキノキリンソウの夏冬の管理

肝心の夏冬の管理ですが。耐寒性も耐暑性もありますのであまり心配いりません。日本の広い地域で自生していますので、特に問題が無ければそのまま越してくれるでしょう。鉢植えで移動出来る場合は、冬は霜が当たらないようにしてあげると安心です。

アキノキリンソウの育て方②用土・植え付け

アキノキリンソウの用土

用土は水はけが良いものを使いましょう。市販されている草花用の培養土を使うのが簡単です。ご自身で用意したい場合は、赤玉土の小粒を7割、腐葉土を3割の割合で混ぜた土を使うと良いでしょう。地植えにする場合、水はけが悪くなければそのままで構いません。少し改善した方が良さそうであれば、植え付け前に腐葉土を混ぜて下さい。

アキノキリンソウの植え付け

植え付けは2~3月が適期です。植穴を掘り、用意した苗を入れて、隙間に土を入れ、たっぷりと水やりをすれば完了です。特別なポイントはありませんので、丁寧に植え付けて下さい。鉢植えも同じように、用意した土を入れて苗を置き、土を隙間に入れて水やりしましょう。

アキノキリンソウの育て方③水やり・肥料

アキノキリンソウへの水やり

地植えにした場合は雨水がありますので、よほど乾燥しない限りは水やりは不要です。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりをしましょう。近縁種であるイッスンキンカやアオヤギバナなどは乾燥に弱いタイプなので、水切れしないように注意して下さい。

アキノキリンソウへの肥料

鉢植えでの肥料は緩効性肥料を使うと良いでしょう。植え付け・植え替えのタイミングで緩効性肥料を与える他、4~9月に液体肥料を月に2回与えます。液体肥料は通常よりも薄めにして施すのがポイントです。地植えの場合はあまり肥料はいりませんので、手間が省けます。

アキノキリンソウの育て方④植え替え・増やし方

アキノキリンソウの植え替え

鉢植えにすると根詰まりしてきますので、毎年植え替えましょう。植え替えの適期は植え付け同様に2~3月です。新しい一回り大きな鉢と用土を用意して植え替えて下さい。地植えの場合、植え替えは必要ありませんが、株が大きくなってきますので、3年ほど経ったら掘り上げて株分けすると良いでしょう。

アキノキリンソウの増やし方①株分け

植え替えと同時に株分けを行うと簡単に増やせます。3~5芽で1株になるように、ハサミで分けましょう。分けた株をそれぞれ新しい鉢に植え替えれば完了です。地植えの場合も同様に、別々の株として植え付けて育てていきます。掘り上げた際、傷んだ根などがあれば切り落として下さい。

アキノキリンソウの増やし方②挿し芽

株分けでの増やし方が簡単ですが、挿し芽でも増やせます。挿し芽の適期は5~6月で、新芽の先端を切り取り、水はけがよい培用土に挿して下さい。水切れしないように管理して発根させ、しっかりしてきたら鉢に植え替えて育てていきます。

アキノキリンソウの育て方⑤剪定・手入れ

アキノキリンソウの剪定

切り戻しをすることで株を小さくまとめられます。切り戻しは6~7月頃に、草丈が高くなった茎を切ります。枝の長さを3分の1ほど残して切り戻しましょう。切り戻すと開花時期が少し遅れます。

アキノキリンソウの手入れ

背が高くなる植物ですので、倒れそうであれば支柱で支えてあげましょう。1本の支柱で支えても良いのですが、複数本で支えると安心です。

アキノキリンソウの育て方⑥病気・害虫

アキノキリンソウの病気

病気はうどんこ病とさび病に気を付けましょう。うどんこ病はカビ菌が原因の病気で、白い粉をまぶしたような状態になります。多湿環境にならないように注意して下さい。さび病は名前の通り、赤茶色のさびのような斑点がつく病気です。放っておくと見た目が悪くなりますので、感染した箇所は取り除いて処分して下さい。

アキノキリンソウに付く害虫

害虫はアブラムシなどの一般的なものも付きますが、特に見た目を悪くするのがハモグリバエです。ハモグリバエは葉の中に入って食い進みます。その通ったあとが画像のように白くなり、絵を描いているようなのでエカキムシとも呼ばれます。線の先端には幼虫がいますので、押しつぶして被害を止めましょう。

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まとめ

今回の「アキノキリンソウとは?お茶に出来る特徴や育て方、花言葉などを解説!」はいかがでしたでしょうか?地植えにすれば水やりもほぼ不要となりますので、簡単に育てられます。害虫被害はありますので、よくチェックして予防に努めて下さい。鉢植えにした際は、水切れに注意して育てましょう。また、薬効がありますので、お茶にして飲むのもおすすめです。アレルギーがある方はご注意下さい。

アキノキリンソウが気になる方はこちらもチェック!

今回はアキノキリンソウについて解説させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。

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