ヒュウガミズキの育て方とは?上手に増やしながら育てるコツをご紹介!のイメージ

ヒュウガミズキの育て方とは?上手に増やしながら育てるコツをご紹介!

ヒュウガミズキとはどのような植物かご存知でしょうか?開花時期以外は地味な見た目をしていますが、春になると綺麗な黄色い花を付ける植物で、初心者でも簡単に育てられるのが魅力です。今回はそんなヒュウガミズキの育て方や増やし方などを解説します。

2019年09月09日更新

T・S
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元農家で農業検定を持つライターです!植物に関すること、海のこと、DIYについて主に書かせて頂きます!
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目次

  1. ヒュウガミズキの育て方は?
  2. ヒュウガミズキの特徴
  3. ヒュウガミズキの花言葉と名前の由来
  4. ヒュウガミズキの販売価格は?
  5. ヒュウガミズキの育て方①環境
  6. ヒュウガミズキの育て方②用土・植え付け
  7. ヒュウガミズキの育て方③水やり・肥料
  8. ヒュウガミズキの育て方④植え替え・増やし方
  9. ヒュウガミズキの育て方⑤剪定・手入れ
  10. ヒュウガミズキの育て方⑥病気・害虫
  11. まとめ

ヒュウガミズキの育て方は?

お庭に可愛らしい黄色い花を咲かせる庭木を植えたいと考えている方におすすめなのが「ヒュウガミズキ」です。ヒュウガミズキは開花時期以外は地味な見た目をしていますが、春になると綺麗な黄色い花を付ける植物で、初心者でも簡単に育てられるのが魅力。夏と冬も問題なく越せますので、安心して育てられます。また、剪定も簡単な庭木です。今回はそんなヒュウガミズキの育て方や増やし方などを解説します。

ヒュウガミズキの特徴

ヒュウガミズキとは?

ヒュウガミズキとは、マンサク科トサミズキ属に分類される木で、原産地は福井や京都、兵庫県などです。日本海側に自生しており、大きさは1.2~3mとあまり高くはありません。全体的に地味な、野趣のある印象の木であり、葉は柔らかな雰囲気があります。冬になると葉が落葉し、春に花が咲くというサイクルです。生垣に使われることもあります。庭木として植えておくと、春にメジロという鳥が群れで来ることもあります。

ヒュウガミズキは初心者でも育てやすい?

初心者の方が気になるのが「育てやすさ」ですが、ヒュウガミズキはとても育てやすい木として知られています。害虫被害もあまり受けませんので、虫が苦手な方でも安心です。耐寒性や耐暑性もありますので、夏越し、冬越しに苦労することもありません。また、自然に樹形が整うタイプの庭木ですので、少し間引き剪定をするだけで管理出来ます。

ヒュウガミズキの開花時期

開花時期は3~4月です。時期になると画像のような下垂した黄色の花が咲きます。他の庭木よりも少し早く花を咲かせるのがポイント。花は小さく、1.5㎝程度しかありません。色は鮮やかですので、小さくても見栄えします。花後には実が付きます。

ヒュウガミズキの実

ヒュウガミズキには画像のような実が付きます。実は熟すと二裂し、光沢のある黒い実が二個出ます。実の見た目はあまり魅力的ではないとされており、虫の顔のようと言われることもあります。

トサミズキとの違いは?

近縁種であるトサミズキとの違いが気になる方も多いのですが、雄しべの先端の色で違いはすぐに分かります。トサミズキは先端が赤っぽいのですが、ヒュウガミズキは黄色なのです。また、トサミズキは花が8~10個で一房になるのも特徴。その他、トサミズキの方が何かと大きめで、樹高も4mまで成長します。育て方はどちらも同じですので、大きなものを育てたい方はトサミズキを選ぶと良いでしょう。その他、イヨミズキやキリシマミズキといった種もあります。

ヒュウガミズキの花言葉と名前の由来

ヒュウガミズキの花言葉

綺麗な花が咲く植物ですので、花言葉も持っています。花言葉は「思いやり」です。この花言葉の由来は不明となっていますが、黄色の花には温かみがありますので、その温かみから花言葉がイメージされたのかもしれません。良い意味の花言葉となっていますので、どなたかに贈られる際も安心です。花言葉を書き添えて贈るのも良いでしょう。

ヒュウガミズキの名前の由来

名前の由来は、いくつかの説があります。まず、漢字で書くと「日向水木」となるのですが、この「日向」は宮崎県日向市から来ているという説があります。しかし、元々日向市に自生していた訳ではないのがポイント。その他、トサミズキより小型である為にヒメミズキと呼ばれ、それが訛ったという説や、自生地を領地としていた明智日向守光秀に因んでいるという説もあります。

ヒュウガミズキの販売価格は?

ヒュウガミズキの販売価格

ヒュウガミズキ 樹高30〜50cm前後
Amazonで詳細を見る楽天で詳細を見る

購入前に気になるのが販売価格です。ヒュウガミズキは安価に販売されており、小さな苗木であれば700~1000円ほどと、購入しやすいのが嬉しいポイントです。ホームセンターや園芸店で販売されていますが、見当たらない場合はネットショップもチェックしてみましょう。小さすぎると育てにくいのですが、サイズが大きくなると販売価格も少し上がりますので、良い具合の苗を選びたいところです。

ヒュウガミズキの選び方

特別な選び方はありませんので、なるべく良い苗を選びましょう。葉や幹が生き生きとしており、しっかりした印象のものを選びます。また、病害虫の様子もチェックしておくと安心です。ネットショップで販売されているものは、どれを購入するか選べないことも多いので、信頼出来る販売店を利用しましょう。

ヒュウガミズキの育て方①環境

ヒュウガミズキは地植え?鉢植え?

地植えでも鉢植えでも育てられる庭木ですので、お好きな方を選びましょう。鉢植えは移動出来るメリットがありますが、植え替えや水やりの手間が増えます。庭植えは植え替えや水やりの手間が減りますが、移動が難しくなります。特に移動させる予定がない場合は、庭木として普通に地植えすることをおすすめします。

ヒュウガミズキに適した生育環境

ヒュウガミズキは日光を好む庭木ですので、日当たりが良い場所で育てましょう。多少の日陰環境にも耐えられますので、半日陰程度の場所でも育てられますが、日当たりが良い方が花が沢山咲いてくれます。また、水持ち、水はけの良い土壌も大切になりますが、土に関してはあまり神経質になる必要はありません。

ヒュウガミズキの夏冬の管理

植物を育てる際に気を付けなければいけないのが夏と冬の管理ですが、ヒュウガミズキは耐寒性も耐暑性も十分にありますので、あまり心配はいりません。そのまま対策せずに越せます。どちらかと言えば寒さに弱いので、寒冷地で育てる際は寒さ対策をしてあげると良いでしょう。

ヒュウガミズキの育て方②用土・植え付け

ヒュウガミズキの用土

用土は肥沃で、水はけ・水もちがいいものが適しています。庭植えする際は、植え付け一週間前に腐葉土とたい肥を混ぜておくと良いでしょう。鉢植えでは、赤玉土を7割、腐葉土を3割の割合で混ぜた土を使うのがおすすめです。土はこだわりすぎる必要はありませんので、特に問題の無い庭土であれば、大きく対策しなくても大丈夫です。

ヒュウガミズキの植え付け

植え付けの適期は11~3月の落葉期です。この葉が落ちている時に植え付けるのが最も大切なポイントで、葉がある時に植え付けてしまうと枯れますので注意しましょう。また、徒長した枝を切り詰めてから植え付けして、根に負担をかけないようします。根鉢のよりも大きな植穴を掘って植え付け、隙間に土を入れ、たっぷりと水やりをすれば完了です。

ヒュウガミズキの育て方③水やり・肥料

ヒュウガミズキへの水やり

強い乾燥を嫌う植物ですので、乾きすぎに注意して管理しましょう。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。夏に水切れになりやすいので気をつけましょう。庭植えの場合は雨がありますので、晴天が続いて乾いてしまった場合だけ水やりをして下さい。乾燥しやすければ、株元に敷き藁を敷くか、グラウンドカバーを植えることで乾燥を防げます。

ヒュウガミズキへの肥料

肥料は必ずしも必要ではありませんが、与えた方が花がよく咲きますので、花が少ないと感じたら与えると良いでしょう。与える時期は2~3月で、寒肥として油かすや堆肥を施します。また、開花後にお礼肥も与えると良いでしょう。緩効性肥料をお持ちの場合は、緩効性肥料でも構いません。

ヒュウガミズキの育て方④植え替え・増やし方

ヒュウガミズキの植え替え

庭植えの場合、植え替えは必要ありません。鉢植えの場合は根が詰まってきますので、2~3年に1度植え替えすると良いでしょう。適期は11~3月と、植え付け時期と同様の落葉期に行います。植え替えも葉があると枯れてしまいますので注意して下さい。一回り大きな鉢を用意し、根鉢を軽く崩してから植え替えます。

ヒュウガミズキの増やし方①種まき

増やし方は、種まき、株分け、挿し木の三通りがあります。種まきは、とりまきでも春まきでも構いません、秋に熟した実から種を採種し、平鉢にまいて軽く覆土します。乾かさないように管理して発芽させましょう。春まきにする際は、3月まで保管します。袋に湿らせた水苔、もしくは湿らせた川砂を入れて、乾燥しないようにして冷蔵庫に入れておきましょう。

ヒュウガミズキの増やし方②株分け

株分けでも増やせます。株元からひこばえが出て株立ちになりますので、ひこばえを掘り分けて株分けにしましょう。分けすぎると花つきが悪くなり、株が衰弱するので注意して下さい。

ヒュウガミズキの増やし方③挿し木

挿し木での増やし方も定番です。挿し木の適期は6~7月。花後に伸びた枝を20㎝ほどに切って使います。下部の葉を取って、上部の葉を3枚残し、切り口を1時間ほど水につけて吸水させます。その後、挿し木用の土に挿し木します。明るい日陰で水切れに注意しながら管理して、発根させましょう。挿し木は必ず成功する方法ではありませんので、何本も挿し木し、上手く育ったものを育てていくことをおすすめします。また、発根促進剤を使うと成功率が高まります。

ヒュウガミズキの育て方⑤剪定・手入れ

ヒュウガミズキの剪定

剪定の適期は5~6月で、花の後に行いましょう。もしくは、1~2月の落葉期でも構いません。自然樹形が美しい庭木ですので、必ず剪定が必要な訳ではなく、少し込み入った部分を間引くように剪定します。込み入った部分があると風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなりますので注意しましょう。切っても芽が出やすい木ですので、少し失敗しても問題ありません。

ヒュウガミズキの手入れ

同じ枝に何年も花を付けると、少しずつ花がつきにくくなってきますので、花つきが悪くなった古い枝は、定期的に切り詰めましょう。新しい枝を育てて、株全体を若返らせます。また、よく植物では花がら摘みという手入れを行いますが、ヒュウガミズキは花がらを摘むと新芽まで千切ることになりますので、花がら摘みは行いません。

ヒュウガミズキの育て方⑥病気・害虫

ヒュウガミズキの病気

あまり病気にならない木ではありますが、風通しが悪いと「うどんこ病」にかかる可能性があります。うどんこ病とは、葉や茎が白くなり、まるでうどん粉をまぶしたような状態になる病気です。その原因は白いカビ菌で、カビ菌は土の中や落ち葉などに潜んでおり、胞子が風などに飛ばされて葉や茎に付着することで発生します。風通しをよくして予防しましょう。詳しい対策方法は下記記事で解説しています。

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ヒュウガミズキに付く害虫

庭木を育てる際に悩ましいのが害虫の被害ですが、ヒュウガミズキは害虫被害があまり無いので、安心して育てていけます。他に育てている植物から害虫が移ってくる可能性はありますので、庭全体を良い状態で保つようにして下さい。

まとめ

今回の「ヒュウガミズキの育て方とは?上手に増やしながら育てるコツをご紹介!」はいかがでしたでしょうか?花や実の特徴、育て方、剪定についてなど、様々な点から解説させて頂きましたが、初心者でも問題なく育てられる庭木ですので、ぜひ気軽に育ててみて下さい。植え付けと植え替えのタイミングを間違えると枯れてしまいますので、葉が無い時期に行う点にだけ注意しましょう。

ヒュウガミズキが気になる方はこちらもチェック!

今回はヒュウガミズキについて解説させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。

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