検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

プランターで野菜作り!家庭菜園初心者でも育てられるやり方やポイントを解説!

自宅の庭やベランダで手軽に野菜を育てられるプランター菜園。畑はなくても様々な野菜を育てることができます。このページでは、家庭菜園初心者でも、プランターで上手く野菜を育てられる種類の紹介や、育て方のポイントをご紹介しています。
2020年8月27日
のべじ
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

はじめに

手軽に野菜を育てられるプランター菜園。限られたスペースですが、ちょっとしたポイントを意識すれば、色々な種類の野菜を育てることができます。今回は、家庭菜園初心者の方でもうまく作れることができる11種類の野菜をご紹介します。それぞれの野菜の種まきや苗の上方など、美味しく作れるポイントを解説します。また、プランターの選び方などもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

野菜のプランター栽培について

手軽に入手できる

野菜を育てるために畑や市民農園を借りるためには、費用や手続きなど手間がかかってしまいます。その反面、プランターであれば、園芸店で安価で購入でき、その日のうちに野菜の栽培を始めることができます。まずは野菜を育ててみたいという方にはおすすめです。

省スペースで栽培できる

プランターは手のひらサイズの大きさの物から1m程度のものまで様々です。そのため、ベランダなどの狭いスペースでも野菜作りを楽しむことはできます。また、複数のプランターを置けば、いろいろな野菜を育てることができます。畑は用意できないけど、野菜を育ててみたい方にはぴったりです。

移動することができる

プランターは土が入っていても一人で充分に運べる重さです。風が強い日や雨が続くときなど自然現象に応じて移動させることができます。また、同じプランターで使いまわしをする場合、野菜の種類によって置き場所を変えることも容易です。使わない時は片づけも容易ですし、メリットがたくさんあります。

プランターの選び方

条件に応じて選ぼう

園芸店に出向くと、大きさや形状など様々なプランターが並んでいて、どれを選んでいいのか迷ってしまいます。選び方は様々で、ご自宅のスペースや育てたい野菜などに合わせて選びます。もし、選び方に迷った場合は、お店の人に相談してみましょう。

底面積での選び方

プランターの選び方の一つとして、面積があります。小さなものを使用して、沢山の種類を育てるのも一つですし、大きなもので一つのものを沢山育てるもの一つです。ご自身のスタイルに合わせて大きさを選びましょう。しかし、小さなものは育てられる種類が限られますので、自宅のスペースが許すのであれば、なるべく大きなものを選ぶのがおすすめです。

深さでの選び方

プランターでの選び方に、高さを基準にすることもあります。特に、背の高い野菜は、根っこを深く張るものが多いです。オクラやトマト、ゴーヤ、キュウリ、豆類などはなるべく深さのあるものを選びましょう。また、ニンジンやダイコン、さつまいもなどの根菜類は深さがないと成長自体ができないため、深さのあるものを選びましょう。

素材での選び方

プランターはプラスチック製が一般的ですが、最近ではいろいろな素材のプランターがあります。麻やフェルト製で手提げバッグのようなものはおしゃれですし、使用しない時は折りたためるので、収納スペースの少ない方におすすめです。また、紙でできたプランターは、耐久年数は低いですが、最後は燃えるゴミとして捨てられるので、手軽に使用することができます。

家庭菜園初心者でもプランターで育てられる野菜①

ラディッシュ

この投稿をInstagramで見る

できてるできてる(^^) #ラディッシュ栽培

itksさん(@itks)がシェアした投稿 -

ラディッシュは、大きさ2~3cm程度の大根で、ハツハダイコンとも呼ばれるほど、収穫までが短い野菜です。実際には収穫まで30日程度ですが、それでも栽培期間が短く、誰でも簡単に作れる野菜です。最近では赤、紅白、黄色、ピンク、白など様々な色の品種があるため、食卓の彩りにもぴったりです。

種のまき方・苗の植え方から収穫まで

間隔を15cm程度あけて、スジ状に種まきをしましょう。あまり種を密着させると、その後の間引きが大変なので注意します。発芽したら生育に応じて徐々に間引きをし、最終的に株間が4~5cm程度になるようにします。収穫が遅れると、裂果してしまうため、採り遅れないように注意してください。

栽培のポイント

ラディッシュは省スペースで育てることができる野菜ですが、一度に大量の種をまいてしまっても、収穫と消費が追いつかなくなってしまいます。そこで、1週間程度時期をずらしながら種をまくと、いつでも美味しいラディッシュが食べられるようになります。

家庭菜園初心者でもプランターで育てられる野菜②

小松菜


葉物野菜の代表である小松菜は、プランターでも栽培しやすいです。真夏を除いてほぼ1年中栽培が可能で、成長も早く初心者の方におすすめです。季節によっては葉物野菜の価格が高騰するので、自宅で育てれば、節約にもなりますね。

種のまき方・苗の植え方から収穫まで

小さなプランターであれば1列に、広いプランターであれば2列にし、1cm間隔ほどで種をまきます。発芽したら、生育に応じて順次間引きをし、最終的に株間が5cmくらいなるまで間引きをしましょう。大きさが15~20cmほどに成長したら収穫を行います。

栽培のポイント

小松菜は、青虫などの害虫被害に合いやすいです。対策をしないと、虫食い穴だらけの葉っぱになってしまいます。市販の殺虫剤をまけば簡単に対処はできますが、せっかくご自宅で育てるのであれば、防虫ネットを張り、無農薬で育ててみてはいかがでしょうか。また、園芸店では、植物由来の殺虫剤もあるので、それらを使うのもおすすめです。

家庭菜園初心者でもプランターで育てられる野菜③

ほうれん草

ほうれん草は小松菜と同じように栽培のしやすい葉物野菜です。小松菜と同じように真夏を除く1年中栽培でき、真冬の寒さに当たったほうれん草は甘さが増し、非常においしく食べることができます。また、小松菜と違って、アブラナ科ではないので、害虫の被害に合いにくいのも、おすすめするポイントの一つです。

種のまき方・苗の植え方

ほうれん草を育てる際は、なるべく面積の大きなプランターを選びましょう。プランターのサイズに合わせて、1列もしくは2列で種まきをします。発芽後は順次間引きをしていき、最終的に株間が5cmほどになるまで間引きをしましょう。大きさが20cmほどになったら収穫をしますが、気温が高い時期は花が咲きやすいため、早めに収穫するようにしましょう。

栽培のポイント

園芸店に行くと、様々な種類のほうれん草の種が販売されています。ほうれん草には西洋種と東洋種の2つがあり、秋冬は東洋種、春夏は西洋種が向いているとされています。育てる時期に合わせて品種を選ぶのがポイントです。それ以外にも、アクが少なくサラダに向くものや、彩の良い赤い品種などもありますので、選び方に迷ったらお店の方に相談しましょう。

家庭菜園初心者でもプランターで育てられる野菜④

小かぶ

小かぶはそれほど大きくならなず、プランターでも簡単に作れる野菜の一つです。真夏を除いてほぼ1年中栽培することが可能で、家庭菜園であれば、肉質の柔らかい小さなうちから収穫できるので、食べ方にも幅が広がります。また葉っぱも葉物として利用できるため、一粒で二度美味しい野菜でもあります。

種のまき方・苗の植え方から収穫まで

面積の大きいプランターを用意し、1列か2列で種まきします。成長に合わせて間引きをしていき、最終的に株間が5~7cm程度になるようにしましょう。春、秋まきで50日、冬まきで100日前後で収穫できます。十分に成長してから収穫してもいいですが、大きさ2cm程度で収穫してサラダや酢漬けなど生で食べるのもおすすめです。

栽培のポイント

小カブは茎が柔らかく、簡単に折れてしまいます。間引きなどで世話をする時には、茎を折らないように注意しましょう。茎が折れてしまうと、そこから雑菌などが入り込み生育に影響が出やすくなってしまいます。また、青虫の被害に合いやすいので、小松菜と同じように害虫対策を行いましょう。

家庭菜園初心者でもプランターで育てられる野菜⑤

リーフレタス

サラダや料理の彩りに欠かせないサニーレタスは、プランターでの栽培にピッタリの野菜です。リーフレタスは、株ごと抜き取る収穫方法もありますが、外側から少しずつ葉っぱをちぎる収穫方法もあります。この方法であれば、料理の彩りに使ったり、少しだけサラダで食べたりすることができます。その後、さらに成長するため、長い間楽しむことができ、何かと重宝するはずです。

種のまき方・苗の植え方から収穫まで

リーフレタスを種から育てるにはちょっとコツがいります。そこで、園芸店で販売されている苗から育てるのが手軽でおすすめです。なるべく大きめのプランターを用意し、株間を20~25cmあけて植え付けをしましょう。半月ほどして成長してきたら、根元に土を寄せて倒れにくくしましょう。葉の大きさが20~25cmになれば収穫可能です。

栽培のポイント

リーフレタスは、外側の葉を少しずつかき取って収穫することで長く楽しむことができます。限られたスペースで育てる場合は、長く楽しめるかきとっての収穫がおすすめです。また、かきとって収穫する場合は、長く生育できるように、追肥を行いましょう。園芸用の肥料を株元にパラパラとまくことで、栄養分がいきわたり、長く栽培を楽しむことができます。

家庭菜園初心者でもプランターで育てられる野菜⑥


ゴーヤ

ゴーヤはもともと沖縄や九州など暖かい地域の野菜でしたが、近年では全国的に広まっています。ゴーヤは病害虫の被害が非常に少なく、初心者の方でも簡単に作れる野菜です。また、つるを伸ばすため、ベランダや窓際で育てればグリーンカーテンにもなるので一石二鳥です。

種のまき方・苗の植え方から収穫まで

ゴーヤは種ではなく、苗を購入するのがおすすめです。ゴーヤは背丈が高くなり、根っこも広く張るため、幅も高さもある程度大きいものを用意しましょう。1つのプランターに1つの苗を植えるようにし、真ん中に苗を植え付けましょう。苗を植え付けると同時に支柱とネットを設置し、つるを絡ませます。大きくなりすぎると裂果するので、早めに収穫しましょう。

栽培のポイント

ゴーヤは最盛期には毎日のように果実がなります。そのため、養分を沢山必要とし、しっかりと育てるためには定期的な追肥が必要となります。一番最初の果実を収穫したら、2週間に1度の割合で市販の肥料をまきましょう。しっかりと追肥をすることで、長く、沢山の果実が収穫できるようになります。

家庭菜園初心者でもプランターで育てられる野菜⑦

ミニトマト

夏野菜の定番のトマトは、プランターで栽培するのは少し難しいですが、ミニトマトであれば、比較的簡単に育てることができます。毎日少しずつ収穫できますし、色や形の違う数種類を育てると、食卓を鮮やかにすることができます。糖度が非常に高い品種もあるため、お気に入りの種類を育ててみてください。

種のまき方・苗の植え方から収穫まで

ミニトマトは根っこを深く張るため、深さのあるプランターを選ぶようにしましょう。横にも縦にも広がりますので、植え方は、基本的に1つの鉢に1つの苗にします。植え付けた後は、高さ150cm程度の支柱を立て、紐を使って誘引しましょう。収穫の大きさは品種によりますが、果実が実って、ヘタの根元まで赤色や黄色に染まったら完熟のサインですので、収穫をしましょう。

栽培のポイント

より多くのミニトマトを収穫するためには、わき芽を取る必要がります。主枝と、一番下から伸びるわき芽2本を残し、それ以外のわき芽が出てきた段階で取ってしまいましょう。余計なエネルギーを消費しないため、沢山果実を実らせることができます。また、甘いミニトマトにするためには、水やりは控えめにしましょう。毎日水やりをする必要はなく、土の表面数センチが乾いてから水やりをするくらいで大丈夫です。

家庭菜園初心者でもプランターで育てられる野菜⑧

オクラ

最近、健康野菜として話題のオクラは、プランターでも作れる野菜です。鮮度が落ちやすいオクラこそ、家庭菜園で育てたい野菜の一つです。オクラは暑さに強く、真夏でもどんどんと実を付けてくれます。次々と収穫できる野菜は育てていても楽しいですよ。

種のまき方・苗の植え方から収穫まで

オクラは成長すると2m近くになり、根っこを深く張るため、深さのあるプランターを選びましょう。複数植える場合は、30cmほど間隔をあけて苗を植え付けます。肥料が好きなオクラのために、植え付け後、2週間経ったころから肥料を与えましょう。花が咲いて1週間後くらいが収穫時期です。遅れるとサヤが硬くなるため、早めに収穫しましょう。

栽培のポイント

オクラは、上に成長しながらどんどんと実を付ける野菜です。葉も大きく、小さな木のように成長していきます。しかし、あまり葉が茂ってしまうと、風通しが悪くなり、病害虫が発生しやすくなります。そのため、実を収穫した後は、その実の一つ下の葉を摘み取るようにしましょう。風通しがよくなり、病気や害虫予防に繋がります。

家庭菜園初心者でもプランターで育てられる野菜⑨

大葉

大葉は生育が旺盛で、初心者の方にも簡単に作れる野菜です。大葉は薬味として活躍しますが、わざわざ買うほどでもないと思う方も多いのではないでしょうか。ベランダで1株の大葉があれば、ちょっと薬味に使いたいときに随時収穫できて便利です。

種のまき方・苗の植え方から収穫まで

大葉は上に成長するので、深さがあるプランターを選びましょう。1株であれば真ん中に、数株であれば、20cmほど開けて植え付けます。その後は水やり以外の管理はほとんどいりません。葉っぱの数が10枚以上に成長したら、下の方から収穫します。収穫が遅れすぎると、やや硬くなるため、早めに収穫し、すぐに使用しない場合は、細かく切って冷凍するのがおすすめです。

栽培のポイント

ほとんど手間をかけずに作れる大葉ですが、長い間収穫を楽しむためには肥料を与えましょう。収穫を開始したら2週間に1回程度の間隔で、肥料を与えます。また、害虫が付きにくい野菜ですが、生で食べることが多いですので、万が一被害があった場合も薬剤は使わず、その都度捕殺するのがおすすめです。


家庭菜園初心者でもプランターで育てられる野菜⑩

玉ねぎ

玉ねぎは病害虫に強く、それほど手間もかかからないため、初心者でも簡単に作れる野菜です。自宅で玉ねぎを育てれば、採れたての新玉ねぎを味わえます。採れたての新玉ねぎは非常にみずみずしく、全く別の野菜かと思ってしまうほどです。もちろん、長期保存できる野菜でもあるため、採れたてを味わいつつ、保存をするのもいいですね。

種のまき方・苗の植え方から収穫まで

玉ねぎを育てる場合は、2列で苗を植えることができる大きさのプランターがおすすめです。苗は15cm間隔で植えますが、あまり深く植えすぎてしまうと、成長ができなくなってしまうため、注意しましょう。また、玉ねぎは肥料を好むため、植え付け後は2週間に1回の割合で、専用の肥料を与えます。春になり、葉っぱが倒れるようになったら収穫のサインです。

栽培のポイント

玉ねぎには収穫までの期間によって早生種、中生種、晩成種とあります。また、それぞれ、収穫後の保存期間が違います。初心者の方には、収穫までが短い早生種がおすすめですが、長く保存したい方は晩成種を選びましょう。もし、選び方に迷ってしまったら、園芸店で相談しましょう。

家庭菜園初心者でもプランターで育てられる野菜⑪

さつまいも

秋の味覚であるさつまいもは、病害虫に強く、初心者の方でも簡単に作れる野菜の一つです。一度植え付けたら、収穫までほとんど管理が必要ないので、野菜を育ててみたいけど、あまり手をかけたくないという方にはおすすめです。品種がたくさんあるので、お好みの品種を育ててみてください。

種のまき方・苗の植え方から収穫まで

さつまいもは、土の中で芋が成長するため、土がなるべくたくさん入る大きさのプランターを選びましょう。苗は15cm間隔で、少し斜めに挿すようにして植え付けしましょう。さつまいもは、乾燥している地域の野菜のため、水やりは1週間に2回程度で大丈夫です。10月頃、葉っぱが枯れてきたら収穫のサインです。収穫後、少し寝かせてから食べると、より甘みが増します。

栽培のポイント

さつまいもは、畑で作る場合は肥料をまきません。しかし、プランターの場合は、土の量が限られるため肥料を与えた方が、より多くのさつまいもを収穫することができます。肥料には、園芸店で販売されている専用の肥料が簡単です。月に1度、株の周りにまいてあげましょう。もし、収穫の時期ではないのに、葉っぱが黄色くなってしまった場合は肥料が足りないサインですので、早めに肥料を与えましょう。

まとめ

以上、家庭菜園初心者がプランターでも作れる野菜をご紹介しました。プランターを使えば、場所もそれほどとらず、気軽に野菜を育てられます。季節ごとに様々な野菜を育てるのも楽しいですね。自分で育てた野菜の味は格別です。まずは何か一つでも野菜を作り始めてみてはいかがでしょうか。

園芸が気になる方はこちらもチェック!

今回は園芸初心者でもプランターで簡単に作れる野菜のおすすめをご紹介しました。その他にも様々な野菜や花などの園芸に関して、詳しく紹介した記事が沢山ありますので、気になる方はぜひチェックしてみて下さい。